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VWポロのフルモデルチェンジの内容と口コミ

最終更新日 2023/5/6

フォルクスワーゲン・ポロは2018年3月20日にフルモデルチェンジされました。

最新版を購入するか、コストの安い旧型を購入するか迷うところです。

 

ポロがフルモデルチェンジでどう変化したかを中心に、グレード構成と価格、フルモデルチェンジのデメリットなどの観点から同車種を分析します。

 

フルモデルチェンジの主な内容と口コミ

エクステリア

フルモデルチェンジにより、ポロのエクステリアは旧型よりも大きくなっています。従来通りの5ドアハッチバックの体裁を取りながら、全長×全幅×全高は4060×1750×1450mmになっています。全長と全幅が65mm大きくなったのに対し、全高は10mm低くなり、ワイドかつ走りやすい見た目に仕上がっています。

ホイールベースは先代よりも80mm長い2550mmです。

ポロは、フォルクスワーゲン特有のMQBシステムを採用しています。こちらはセグメントの垣根を越えて共有できる基本設計であり、ポロはゴルフやパサートと同じMQBシステムです。ポロは先代よりもワイドになりながら、スタイリッシュなビジュアルを獲得しました。

ラゲッジスペース

ポロのラゲッジスペース (車両後部の荷物を載せるスペース) は、定員いっぱいの5名が乗った時で351Lです。旧型よりも71L多くなり、ゆったりした印象を持たせてくれます。それだけでなく、ゴルフ4と比べても21L広く取られています。

エンジン

フルモデルチェンジ後のポロに使用されているエンジンには全てターボチャージャーがあります。

旧型が直列4気筒1,200ccターボを標準としていましたが、新型はダウンサイジングされ、3気筒999ccターボが標準になっています。フォルクスワーゲン特有の電気自動車であるGTEや、ハイブリッド版は存在しません。

ポロに採用されたエンジンと与えられたスペックを以下の表に示します。

グレード排気量最高出力最大トルク燃費 (JC08モード)
TSI Trendline

/ Comfortline

/ Highline

999cc70kW [95PS] / 5000rpm175N・m [17.8kgf・m] / 2000rpm19.1km/L
TSI R-Line1497cc110kW [150PS] / 5000rpm250N・m [25.5kgf・m] / 1500rpm17.8km/L
GTI1984cc147kW [200PS] / 4400rpm320N・m [32.6kgf・m] / 1500rpm16.1km/L

安全装備

フルモデルチェンジしたポロには、ADAS (先進運転支援システム)が装備されています。

ADASには、歩行者検知機能を伴った自動ブレーキシステム「フロントアシスト」、210km/hまで後続車に自動でついていける「アダクティブ・クルーズ・コントロール (ACC) 」、駐車時にハンドル操作やブレーキを自動でコントロールしてくれる「パークアシスト」、発車時の後方安全確認をサポートしてくれる「リアトラフィックアラート」などがあります。

これらは将来的なフォルクスワーゲンの乗用車の自動運転を見据えたものとして搭載されています。

フルモデルチェンジの口コミ

フォルクスワーゲン・ポロのフルモデルチェンジはどのような印象で受け止められているでしょうか。以下に口コミの例を示します。引用文は原文ママとなっています。

https://review.kakaku.com/review/K0001038393/ReviewCD=1188623/#tab (TSI Comfortline)
エクステリアはただ拡大化しただけでなく、「エッジの効いたデザイン」として評価されています。この他、1.0L級の3気筒エンジンを「驚愕」と好意的に受け止め、高速の乗り心地も上々との口コミです。

ACCは一般道では急加速と急ブレーキが勝手に働くことから使いづらい印象を抱いているようです。

また、カーナビに不便な面が見られる、後部座席は道路の凸凹で振動しやすいなどの指摘もあります。

https://automove.jp/?p=44830#i
「飽きのこないデザイン」、「驚愕の?999㏄3気筒です。あまり評判がよくないようですが、
アクセルを踏み込めばそれなりに走ります」、「高速でも、ピタッとした走行感」、「高速50%、街中(渋滞なし)50%で、24㎞/リットル箱根、伊豆半島一周、都内20㎞の2日間
で20㎞/リットル; 燃費はいいです」などポジティブな面が評価されています。

ただし、「ACCは、別の方が評価して頂いてますが、まさにその通り。。。
一般道では、急加速と突然ブレーキ!!神経使います。」、「純正ナビがあまりに貧弱」「後席は、道路の凸凹をもろに感じて、良いとは言えません」などのネガティブな指摘もあります。

https://autoc-one.jp/volkswagen/polo/report-5001675/
フルモデルチェンジされたポロの試乗レポートです。「販売店からのフィードバックを聞く限り、サイズに対してのネガティブはほとんど上がって来ていない」と前置きしており、「繊細に良く回るエンジンは全域でコントローラブル」、「新プラットフォームMQB化で走行安定性や剛性感もアップ」などと好意的な評価を与えています。

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グレード構成と価格

 

グレード新車価格
TSI Trendline211万円
TSI Comfortline232万円
TSI Highline267万円
TSI R-Line298万円
GTI348万円

フルモデルチェンジによるデメリット

ポロは今回のフルモデルチェンジで、5ナンバーから3ナンバーへ変化しました。ボディが拡大化したことにより、狭い道での運転は以前よりも慎重さを求められるようになりました。

最小回転半径も、旧型が4.9mなのに対し、フルモデルチェンジ後は5.1mになっています。つまり、旧型より小回りが利きづらいです。

このように、フルモデルチェンジされたからといって、自動車にある全ての機能が向上するとは限りません。実際にポロは、ボディの拡大化により、旧型よりもコントロールしづらい部分が認められます。

まとめ


フォルクスワーゲン・ポロは、MQBシステムの採用によりボディが拡大化し、ワイドさと走りやすさを両立させ、荷物の積載量も増えました。ADASやフロントアシストなど、安全運転技術も充実しています。

口コミでは、乗り心地の変化やスタイリッシュなデザインが高評価を受けていますが、エンジンに関しては評価が分かれ、割高な値段などへの批判的な指摘もあります。

フルモデルチェンジによるボディの拡大化により、狭い道幅ではより慎重さを求められるようになり、小回りが利きづらくなるなどのデメリットも想定されます。

複数の観点から情報を吟味し、ポロを購入するなら新型か旧型か慎重に検討することが大切です。

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