フォルクスワーゲンポロのおすすめオプションはどれ?後悔しないために本当に必要なオプションを調べてみた
最終更新日 2021/11/1
2020年の新型コロナウイルス感染症の影響は全ての自動車メーカーに大きな打撃を与えましたが、フォルクスワーゲングループでは8月末までのグローバル納車台数こそ減少傾向にあったものの、9月からは前年を上回る展開となっており通年でも堅調な業績見通しが報告されています。
同グループのポルシェ、アウディ、ランボルギーニ、ベントレーといったエモーショナルブランドはパンデミック禍による影響が比較的軽微であったこともありますが、コアブランドのフォルクスワーゲンモデルが中国を中心に安定していたことが大きかったようです。
引用:https://www.webcartop.jp/
そんな好調フォルクスワーゲンのエントリーモデルにあたるのが、本稿の主役ポロです。
初代が1975年に登場して以降、現行モデルまで6代を数えるに至り、フォルクスワーゲン内でも戦略上重要な車種となっています。
今回のクルドラでは2018年の発売以降、GTIやR-Lineなどグレード追加を続けてきた6代目ポロを今実際に購入する際に役立つ、気になるおすすめオプションをご紹介していきます。
目次(タップで飛べます)
最新ポロのプロフィール
前段のとおり現行で6代目となるポロは、どこのメーカーのクルマでも傾向としてありがちな”サイズアップ”が進み、日本国内仕様としては初の”3ナンバー”ポロになりました。
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その骨格はゴルフやアルテオンとも共通の次世代プラットフォーム“MQB“が採用されているのだからそれも当然です。今やポロの下にはアップ!がラインナップされていることもあり、一昔前のゴルフが担っていた役割を受け持っているのが実態でしょう。
初代ポロが3512×1559×1344mmのスリーサイズでしたから、4060×1750×1450mmの6代目は本当に大きくなりました。一方ではその心臓部はダウンサイジングが進行中で、1.4ℓから1.2ℓときて現行モデルのベーシックユニットは1.0ℓ3気筒ターボを搭載。最高出力こそ95PSと控えめですが、175Nmのトルクは1.8ℓ自然吸気エンジン並みですから、ポロの動力性能としては十分なスペックです。
引用:https://motor-fan.jp/
さらに上には150PS/1.5ℓターボのR-Lineや、200PS/2.0ℓターボのGTI等のホットハッチグレードも設定され、幅広いニーズに応えられるようになっています。
昨今のクルマの例にもれず安全性についても妥協はなく、世界トップレベルの安全技術「フォルクスワーゲン・オールイン・セーフティ」を全グレードに実装(一部運転支援機能はオプション)。予防安全・衝突安全・二次被害防止の3つのステージで総合的に危険を回避する数々の装備を搭載しています。
なお、上記のとおりスポーティなグレードは揃っていますが、先代(5代目)モデルにあったコンパクトSUV志向の「クロスポロ」は今のところ用意がありません。
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ポロのメーカーオプションはどうなっている?
ご承知のとおりメーカーオプションだけは新車購入時にしか選べず、見方を変えれば新車購入の醍醐味です。
現行ポロについては、カタログ上オプション設定となっているものが3種類ありますが、グレードにより装着できるメーカーオプションには違いが出てきます。ちなみにポロのグレードと価格は、以下のとおりとなっています。
これらグレードの内、ボトムエンドの「Trendline」ではどのメーカーオプションも設定することができません。
さて、ポロのメーカーオプションを一覧にすると以下のとおりです。
それでは上記3つのオプションのおすすめポイントを見て行きましょう。
最新のクルマなら外せないオプション
フォルクスワーゲンは、いち早くアンチロックブレーキ:ABSや横滑り防止装置:ESCを標準装備化したメーカーですが、そんなフォルクスワーゲン最新の安全装備が「オールイン・セーフティ」。事故が起きないように予防する、万一の時のダメージを可能な限り軽減する、二次被害を防止する、までをトータルに実現することを目指しています。
輸入されるモデルはほとんど標準化?
引用:https://genroq.jp/
上級モデルだけでなく全てのクルマに、こうした最先端の安全技術を搭載するのがフォルクスワーゲンの思想らしいですが、だったら「標準装備で…」とも思えてしまいます。ですがコンパクトクラスでは価格も重要な要件なのでオプション化もやむを得ないところ。
そうは言ってもフォルクスワーゲンのセールス氏によれば、日本へ輸入されるポロのほとんどがこの”セーフティパッケージ”付きとなっているそうです。
上記のとおり各装備はいずれも欲しいものばかりですが、特に「Comfortline」グレードを選ばれる場合には、このオプションを付けないとACC(アダプティブクルーズコントロール)が装備されません。ポロのそれは全車速追従機能もあり、昨今のクルマだとマストアイテム化している状況ともいえぜひ装着をおすすめします。
日常使いで光る安全装備多数
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その他にもこのオプションには、車線変更時などにドライバーの死角となる後方側面の車両を検知するブラインドスポットディテクション(後方死角検知機能)や、バックで出庫する際の安全性を大幅に高めるリヤトラフィックアラート(後退時警告・衝突軽減ブレーキ機能)など、ポロのターゲットユーザー層でもある女性や初心者マークの方には嬉しい機能が揃います。
一度事故を起こせば、オプション費用など霞んでしまうほどの修理代が掛かることもありますから、ここは奮発して選択することを重ねておすすめします。
基本必須となるナビのオプション
現行ポロは2020年の12月に仕様変更が行われ、Tクロス、Tロックに続いて”Ready 2 Discover”が採用となり利便性の強化が図られました。
引用:https://kuruma-news.jp/
Ready 2 Discoverとは、通信モジュール内蔵、MP3/WMA再生、AM/FM/ワイドFM対応、Bluetoothオーディオ、ハンズフリーフォン、ジェスチャーコントロール、App-Connect(コネクティビティ機能)を備える常時コネクティッド式の新世代インフォテイメントシステムです。
頼りになるSSDカーナビが欲しいなら
メーカーオプションの「Discover Mediaパッケージ」とは、簡単に言えば標準のReady 2 DiscoverにSSDナビゲーションシステムと、ETC2.0対応車載器が追加されるセットになります。つまりオプション価格はこの2点の費用という見方ができます。
ポロにはReady 2 Discoverの中に”App-Connect”というコネクト機能がありますから、インフォメントシステムにスマホ通信でApple CarPlay、Android Auto等を接続し、地図アプリでナビゲーションすることは可能です。
引用:https://www.motordays.com/
ただこれまで車載のカーナビに馴染んでいる方や、高度な検索機能等が欲しい方には”アプリ”ではなく”ナビ”がおすすめ。特にこのオプションに付くのはSSDによるメモリー型ナビですから、HDD型に比べると高速表示が可能で衝撃にも強く、現在主流になっているカーナビです。
ポロのメーカーオプションは単独では選べない
しかしながらやはり地図アプリで十分、という方も多いかも知れませんが、実はこのオプションは前段の「セーフティパッケージ」とセットになっています。つまり安全装備のセーフティパッケージは絶対に付けたい!と思えばこの「Discover Mediaパッケージ」も一緒に選択しなければならない設定です。
このあたりは輸入車なため、ある程度選択肢が限定的になるのは仕方のないところでしょうか。
引用:https://www.autocar.jp/
さらに後述する「テクノロジーパッケージ」を付ける場合には、先の2つのパッケージとセットになりますので、まとめると選択肢は①何もつけない②セーフティPkgとDiscover Media Pkgのみ③テクノロジーPkgまで含む全部選択、の3通りですね。
ちなみにフォルクスワーゲンのセールス氏によれば、何もつけないモデルの納車はかなり時間が掛かる見込みとのことでした。
ブランドアピールを感じさせるオプション
今やデジタルメーターの普及は進んでいて、ハイブランドのモデルなどはアナログメーターを探す方が難しいような時代です。特にフォルクスワーゲングループではその採用が早かったような印象があり、グループ内ではアウディ車が”バーチャルコクピット“として先鞭を付け、アッパーからミドル、昨今ではアウディA1などコンパクトカーにまで広がっています。
先進感満載のデジタルメーターが選べる
ポロではメーカーオプションの「テクノロジーパッケージ」を選択すると、デジタルメータークラスター“Active Info Display”が装備されます。
従来のアナログ型に代わる大型ディスプレイのフルデジタルメータークラスターは、高解像度ディスプレイでグラフィック性能がさらに向上。基本の速度計とタコメーターの表示に加え、ナビゲーションモードを選択した場合は、画面中央にマップをより大きくワイドに映し出すこともできます。ステアリングの“View”ボタンや“Discover Media”から、簡単に素早く基本画面を切り替えられます。
引用:https://twitter.com/vw_jpn/
ワイヤレス充電Qi(チー)もセットで
Bセグメントでも上位セグメントと相違ない装備を選べるところに、フォルクスワーゲンのブランドアピールが感じられます。他にも昨今のスマホには標準化しつつある置くだけ充電ができる”Qi“に対応したスマートフォン・ワイヤレスチャージングもセットされます。
前項のとおりテクノロジーパッケージ単独での選択はできませんが、普段目にする機会が多いメーターパネルの変更は、ポロの所有満足度をかなり高めてくれることは間違いないでしょう。
引用:http://tetsuyanohitorigoto.seesaa.net/
有償オプションカラーは1色のみ
ポロのボディカラーは現在全7色が用意されていますが、この内有償オプションとなるカラーは「エナジェティックオレンジメタリック」のみです。
Tクロスなどでは、ボディカラーとシートやアルミ、ドアミラーカバー、ダッシュパッド等の色をコーディネートした「カラーパッケージ」が設定されますが、ポロには同様のオプションはありません。
但し、エナジェティックオレンジをチョイスした場合だけインテリアのシートストライプとダッシュパッドが同じオレンジで統一されます。2019年次まではブルーのボディカラーでも同様の仕上げがありましたが、現在はなくなっています。
引用:https://www.webcg.net/
エナジェティックオレンジメタリックは、今回GTIグレードを除く6代目ポロのイメージカラーのようですし、他のボディカラーにはない仕様ですからおすすめです。
なお、最高出力200PSを誇る走りのトップグレードGTIでは、フロントマスクを通る赤いラインがアイコンです。それをインスパイアしたようにダッシュパッドやステアリングステッチ、タータンチェック柄シートなどがレッドでまとめられ、標準グレードにはないインテリアを実現しています。
引用:https://kakakumag.com/
ディーラーオプションは手堅いラインナップ
後付け可能なディーラーオプション、純正アクセサリーは必要が生じたときにいつでも選べるので、じっくりと検討するのもよいと思いますが、やはり値引きの厳しい輸入車では、新車購入時のサービスとして狙っていく人も多いかも知れません。
実用車のイメージが強いフォルクスワーゲンなので、純正アクセサリーはキャリアやマット、プロテクターなどわりとベーシックなアイテムが並びますが、その中からいくつかピックアップしておすすめ品をご紹介します。ちなみに下の写真のガラスルーフが日本向けにはオプション化されていないのは残念ですね。
ドレスアップパーツはアルミホイール程度
まずエクステリア関連ですが、最近は国産車(特にSUV)に派手なエアロパーツや大径ホイールといったドレスアップ商品が多くカタログを賑わせていますが、フォルクスワーゲンをはじめとして輸入車全般にそういった類いのアイテムは少な目です。
ポロにしても18〜15インチのアルミホイールが一種類ずつある程度です。売価はメルセデスベンツやBMWの1本で10万円近い価格のディーラーオプションアルミと違い、4本セットでまずまず想定されるレベルの価格範囲に収まっているのは好印象です。
Bセグメントのラゲージ不足を解消するには
ポロはSUVではありませんが、コンパクトな車体に大径ホイールが合わさりクロスオーバーな雰囲気もまといます。しかしながらラゲージルーム容量の絶対値は、寸法の制約から大人数でのレジャーなどでは容量不足も懸念されます。そこをカバーすべくポロには、ルーフへ積むトランスポートアイテムが充実しています。
その中でも異彩を放つのがルーフボックス“Urban Loader“です。通常時は容量(300ℓ)の普通のルーフボックスですが、荷物が増えたときにはボックスが上方向へ拡大。最大500ℓまで容量を拡大できます。二人で出掛けるとき、四人で出掛けるとき、クルマの用途は常に一定ではありませんから、このように必要に応じて容量を可変できるアイテムは助かりますね。
心配なのは容量を上げた際、けっこう車高も高くなっているので、走行中常にそのことを忘れないようにすることでしょうか。
ひとクラス上のインテリアを創り出す
インテリアではアクセントパネルがおすすめ。これはエアコンダクトパネル、エアコンパネル、パワーウインドウスイッチパネルの3種類があり、いずれも標準では味気ない黒樹脂のパーツをグレーメタリック調の深みのある光沢パネルに換装します。
これにより標準ダッシュパッドカラーのディープアイアン(エナジェティックオレンジのボディカラー車とGTIを除く)と、渋めのコントラストが効き、ひとクラス上の車内空間を感じさせます。
またこの3種類は各16,500円ですが、計3,300円お得になるセット販売もされていますので、装着するなら統一感も高まる同時購入をおすすめします。
色々使えるベースモジュールプラスα
ロングドライブに出掛けたときや、渋滞で動けないときの小さなお子さん対策って必要ですよね。ひと昔前は車載ビデオ、少し前ならDVDプレーヤーでも持ち込んでいたところですが、今はやはりタブレットでしょうか。そんなときに役立つのがベースモジュール+iPadホルダーです。
フロントシートのヘッドレストポールに専用のベースモジュールを取り付け、そこにiPadホルダーを装着すれば、後席はミニシアターに変わります。
このベースモジュールにはiPadなどのタブレットホルダーだけでなく、テーブル、コートハンガー、フックなど様々なアタッチメントが用意されているので、普段の一人使いにも何かと役立つアクセサリーです。
何気に高機能なフロアマット
純正アクセサリーでベーシック用品の定番といえばフロアマットでしょう。もちろんポロにも用意があるのですが、クルマのキャラクターに多様性があるためか種類は豊富です。
女性に好まれそうな花柄の押し型加工に可愛めのPOLOロゴをあしらった「フロアマットフラワー」や、GTIのフロントグリルをイメージした赤いストライプとグレードロゴの刺繍でスポーティなデザインの「フロアマットGTI」などが個性的。そんなフロアマットにあって「プレミアムクリーン」と呼ばれる種類があります。
デザインはフォーマルなブラックのストライプ調のものと、けっこう攻めたアレンジの都市迷彩柄のグレーカモフラージュの2つ。これらにはアレルキャッチャー繊維が使用されていて、抗菌・抗アレル物質性能で目に見えない刺激物を分解。雑菌を抑制し快適な車内をつくることができるマットになります。車内環境の衛生面を気にする方には、特におすすめです。
また、ラゲージルームマットにも同様にプレミアムクリーンのアイテムが用意されています。
ドラレコはスタイリッシュな純正品を
フォルクスワーゲン純正ドライブレコーダーは現在2タイプあります。先行発売されていたエントリーモデルの「DR-S1-VW」と一昨年追加発売された多機能モデルの「DR-S2-VW」です。
性能面から言えば後発モデルの方が当然優秀で、S2の特徴はWi-Fi搭載で各自の持つスマートフォンからリアルタイムのドラレコ映像を確認できる他、GPSでより詳細な走行情報も記録できます。更にSONY製スーパーナイトビジョン2.0で夜間もより鮮明なハッキリとした映像記録が可能となっています。
ドラレコの一方の主流である液晶モニター内蔵タイプは、どうしても本体サイズが大きくなりがちですが、フォルクスワーゲン純正ドラレコはどちらも確認モニターがないため、スリムな本体を実現し、視界の妨げは最小限になっています。
なおリヤカメラはS1もS2もオプションで付けることが可能ですが、S2の方ならフロントカメラと同じフルHD画質で記録できますよ。
引用:https://motor-fan.jp/
以上、フォルクスワーゲンポロのおすすめオプションをご紹介しました。
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