後悔しないために確認しておきたいVWゴルフの不満点5つ+α
最終更新日 2024/6/3
VW(フォルクスワーゲン)ゴルフは、安全性・実用性・走行性・居住性と全方位がウェルバランスに仕立てられた説明不要の世界のベンチマークカー。扱いやすいCセグメントの乗用車として日本市場でも高い人気を誇ります。1950年代からVW車の販売権を持っていたヤナセにより、ゴルフは初代モデル(1974年登場)から国内販売がスタートしており、歴代モデル達は日本における輸入車ベストセラーの座を幾度となく獲得してきました。そして2019年にモデルチェンジした8代目、通称「ゴルフ8」が最新の現行モデルとなります。
2019年のデビューですが、ご承知のように新型コロナウイルスが欧州を中心に猛威を振るっていた頃でもあり、日本市場への本格導入は1年半遅れの2021年中盤となりました。それだけに長く待ちわびたゴルフファンも多かったのではないでしょうか。
引用:https://response.jp/
本稿では世界的ベストセラーカーである最新のゴルフをいち早く愛車とした方や、体感した方の様々な口コミ情報を徹底チェック。8代目モデルに見え隠れするマイナスポイントを洗い出し検証していきますので、ぜひ新車購入時等の参考にしてください!
目次(タップで飛べます)
最新ゴルフ8のプロフィール
5ドアハッチバックとオーソドックスなエクステリアのゴルフ8ですが、先代に比べると全幅はほとんど同じながら全長は30mm延長し、全高を5mm下げたことでよりシャープな印象です。
引用:https://dime.jp/
何より半目のようなLEDヘッドライトがより薄さを感じさせるデザインとなり、従来ゴルフとは異なるワイド&ローでスポーティな雰囲気を醸し出します。実際、空気抵抗係数(Cd値)も先代から軽減され、さらに燃費へ有利なエクステリアとなりました。
外観よりもインテリアの造形変化が大きく、徹底したデジタルインターフェイスの推進で物理的なボタン類の多くが省かれ、タッチパネル方式へと変更されました。また、バイワイヤー式シフトによりシフトレバーも小型のスイッチ状のものになっています。
ゴルフ8の大きなトピックの一つは、パワーユニット(PU)にVWとして初めて48Vマイルドハイブリッドを採用したことです。これにより実用域を中心に燃費の向上も達成しています。
日本仕様のPUラインナップは、マイルドハイブリッドの1.0ℓ直3ガソリンターボ及び1.5ℓ直4ガソリンターボで販売をスタートしましたが、後に2.0ℓクリーンディーゼルモデル”TDI”とスポーツモデル”GTI”の2.0ℓガソリンターボが追加されています。
引用:https://www.webcg.net/
もちろん先進安全装備も進化していて、衝突被害軽減ブレーキは新たに自転車も検知できるようになったほか、万一ドライバーが意識を失うなどした場合に自動停車する機能や高速域までステアリング操作支援を行うトラベルアシスト(VW版のACC)など各方面とも先代からのアップデートを果たしています。
ゴルフ8の不満点を確認
昨今の日本市場ではSUVやコンパクトカーに人気が集中していて、Cセグハッチバックのニーズが低下してきていることは否めませんが、歴史のあるゴルフには一定のコアなファン層があります。それを証明するように2021年は発売のタイミングにより新型は半年分の実績しか集計されませんでしたが、同年の全輸入車販売実績の第5位に付け、ライバルのBMW1シリーズやメルセデスベンツAクラスよりも好成績を収めています。
それだけに実際のユーザーさん達は、ゴルフ8へどのようなジャッジを下しているのか興味が尽きません。ウェブ上の各種サイトに上がる口コミやレポートを細かくチェックしていくと、いくつか共通する傾向も見られました。
ゴルフ8には他にステーションワゴンのゴルフヴァリアントもありますが、本稿ではハッチバックについてのネガティブな意見をピックアップしご紹介していきます。
①インテリアの不満点はココ
ゴルフ8の口コミを確認していくと、エクステリアに関してはあまりネガなコメントはなく「写真で見ていたときはアレ?だったが、現車は悪くなかった」的な内容がよく見掛けられました。確かにフロントマスクを除けば、歴代ゴルフのボディラインをしっかり継承しているように映ります。
反面、ゴルフ8になってガラリと雰囲気を変えてきたインテリアについては様々な意見が上げられていました。特に未来的なデジタルインターフェイスとなったインパネや、歴代ゴルフのセリングポイントであった『大衆車なのにこの質感!』といったところの劣化に関しては、以下のとおりコメントも集中していました。
引用:https://engineweb.jp/
「内装はメーターをフル液晶タイプにしたり、シフトレバーを廃したりと新しくなったと感じる。しかしリソースを電子デバイス関係につぎ込んでしまったせいか、各部コストダウンが思いっきりわかりやすい。質感、特にシフト周りのセンターコンソールはもう少し頑張りましょうレベル」
「シフトレバーのボタン化もそもそもバイワイヤー式なのだから反対ではないが、それならいっそボタンも移動させてインパネ部やコラム脇に持っていき、その空いたスペースを有効活用するぐらいのアイデアが欲しい」
「リヤシートのシートピッチがゴルフ7より短いと思う。そのせいか少しゆったり感がなくなった気もする」
「液晶モニター化されたメーター類とインフォティメントシステム。ATセレクターのスイッチ化など、欧州車的先進風の数々が投入されたが、これによりゴルフらしさは薄まった。ゴルフくらい”逆張り”で物理スイッチの利便性を説くデザインの提示を期待したが…」
引用:https://car.watch.impress.co.jp/
「ゴルフ7よりやはり全体的にプラスチッキーになったと感じる。アームレスト下のドリンクホルダーは先代のシャッター式の方が質感は高かった」
「コネクティッド化やマイルドハイブリッド投入などのコスト上昇も大きいのだろうが、地味にコストダウンが目につく。シートクッションの絶妙の硬さ加減は失われ、ランバーサポートも廃止。ドアトリムなどの質感も低下していて、これはセールス氏も同じ感想なのだから困ったもの」
潔くコストダウンを”見える化”してきたのか?
大きく路線変更したインテリアには厳しい声も聞かれました。
とりわけ質感低下についてはVWモデル全体の傾向として、近ごろ自動車業界界隈ではよく取り沙汰されています。多くの論調はEV化戦略への莫大な投資の原資として、市販車には徹底したコストダウンを課しているというもの。
引用:https://www.autocar.jp/
もともとゴルフは基本的には”大衆車”ですが、にもかかわらずメルセデスベンツやBMW並みの高い品質感を持つことが強みでした。それがゴルフ8ではユーザーさんの口コミにあるとおり、グローブボックスから起毛の内張りが無くなっていたり、ボンネットを開けたときの支えもダンパー式から普通の細い棒に変更されたりなど、目に見える低下を厭(いと)わない事態になっているのは明らか。もちろんコストダウンそのものが「悪」ではありませんが、それをユーザー層には気が付かれないような手法で取り込み、処理されてこそメーカーの実力が感じられるものです。
VWに言わせれば、その分今回はマイルドハイブリッドになりました、フルデジタルのコクピットになりました、ADAS(先進安全装備)系も大きく進化しました等、言い分もあるのでしょう。けれどもゴルフを使ってきた方々にとっての価値観と齟齬が生じていないかどうか?すぐには結論付けられないところです。
②機能・装備面に関する不満点はココ
引用:https://de.motor1.com/
ここ数年の新規モデルはADAS系の進歩に伴い、あらゆる面で多機能化が進んでいて、高級車のみならず大衆車クラスであっても複雑な装備がテンコ盛りとなっています。それらの装備や機能すべてを万人にフィットさせるのが至難の業なのは想像に難くありません。
その上、今回のゴルフ8では多機能装備のインターフェイスを従来のスタイルから、完全デジタル方式へ一気に舵を切ってしまったことでも注目されがち。果たしてその使い勝手はどうなのか、興味の尽きないところですが各種サイト上には次のような意見が上がっていました。
「高速道路走行中などにレーンキーピングのアラームがよく鳴るが、少しセンサーが過敏すぎるように感じる。自分は不要なので走行中は切っているが、エンジンを始動すると毎回必ずONになる設定にイラつく」
「国産車でもCセグなら合成皮革のコンビシートくらいあるのに用意がない。別に布地シートでもいいが、せめて上位グレードにはパワーシートは欲しかった。ドイツ仕様には付いているのにセコい差別化」
「ナビの下に音量&左右エアコン温度調節の静電式ボタンがあるが、しょっちゅうナビ操作の時に触れてしまい使いづらい。何でもかんでもタッチ方式にせず、エアコンくらい物理ボタンを残しておくべき」
引用:https://www.goo-net.com/
「Activeグレードのステアリングスイッチ類は物理ボタンなので使いやすいが、上位のStyleグレードでは静電タッチ式になっているためそれが返って使いにくい」
「バックモニターの画質が悪すぎ。実際より狭まった画像は10年使っていた前国産車のバックモニターより酷い。VWユーザーから声が上がっていないのが不思議だ」
「アイドリング状態に入るとエアコンがOFFとなり”送風”に変わってしまう。夏場の信号待ちは地獄。仕方なく軽くアクセルを踏んでエアコンONにするため燃費に悪影響。プリウスのように常時エアコンモードくらい付ければいいのに」
「総じてタッチスクリーン等の平面のボタンは押しにくい。押し下げならまだしも、運転中に前へ押すのは使いづらい。また、物理スイッチが劇的に減った分、ブラインドタッチが難しくなり、視線移動による不安全にもつながるのでは?」
静電式タッチスクリーンで見栄えは〇操作感はX
引用:https://autoc-one.jp/
上の画像のとおり先代ゴルフ7のインテリアは、運転席寄りにオフセットされた幅広のセンターコンソールへ物理スイッチ類を機能的に配し、慣れれば視線を落とさずとも操作ができる点が評価されていました。
それに対してゴルフ8は操作系をタッチスクリーン式へ一気に変えてしまったことで、拒否反応が高まったようです。実際にオーナーさんからは使い勝手の悪さも指摘されていて、特に必要な操作へたどり着くまでのタッチ階層が意外に深く手間が掛かることや、その操作は左手で行うことになるため、日本では利き手ではない方も多く不便を感じるもよう。本国なら左ハンドルなのでこの辺りの指摘は少ないかも知れません。
世界のベンチマークカーと謳われるゴルフだけにスイッチ類は、見栄え優先のようなデジタル化に走り過ぎず、だれでも直感的に、安全に操作できるインターフェイスを構築して欲しいですね。
③ナビゲーションに関する不満点はココだ
クルドラの「不満点はココだ」シリーズでは、ナビゲーションの使い勝手などの内容は前項”機能・装備編”に組み込まれるのが常ですが、今回のゴルフ8ではナビ周りについての意見があまりに多かったため単独項目としてピックアップします。
引用:https://www.sankei.com/
ユーザーさん達のほとんどが口にしていたと言っても過言ではない、ナビ関連について以下口コミです。
「VWのナビシステム関連の動作が不安定なのは定番だが、相変わらず今回のゴルフ8でも事態は変わらず(むしろ悪化)。毎度のお約束だからと受け止め、苦笑いするしか術はなし」
「目的地検索のおバカ度は先代と変わらず、VWのディーラー名を直接入れても”検索結果なし”と平気で回答。場所が分かっていれば検索せず地図上から直接設定した方が断然早い。いい加減この辺は国産車並みにはして貰わないと…」
「ナビ画面で”拡大/詳細”の動作をすると、すぐに現在地をズレてしまうため、また現在地ボタンを押して元の位置に戻し”拡大/詳細”のやり直し。当然、以後数回は同じ動作を繰り返すことになる(笑)」
「目的地の他に3カ所くらい経由地をルート設定できるが、途中でエンジンを切り、用事を済ませて再度エンジンを掛けると残りの経由地・目的地が消えていることが多々ある。仕様?不具合?意味がわからない」
「高速道路標示では、カーナビによくあるIC、SA、PA、JCT等の簡易表示がない。そのくせなぜか高速道路外の駐車場は表示されたりする。マップにもコンビニ、ガソリンスタンド等の表示がされない」
引用:https://web.motormagazine.co.jp/
「e-sim内蔵で道路交通情報を取得できるのに、繋がらないことがよくある。ネットに繋がらない限り交通情報は入らないし、スマホでGoogle検索した行き先もナビへ飛ばして登録出来ない」
「VWのスマホアプリ” We Connect”は起動に2~3分も掛かる上、アプリでの検索結果をナビに送れる仕様なのに送信エラーで失敗することの方が多い。しかも、事前に調べて送っておくなどはできず、クルマのエンジンが掛かっている状態でないと送れないというダメさ加減。正直ナビ代金は返して欲しい」
「ナビが起動するまでに時間がかかり過ぎ。表示も酷くランドマーク的な案内は出ず、なぜかマッサージ店や100均店が優先的に出る始末。ディーラーの試乗車でも同じだったが、今のところ直せないらしい」
日本仕様のVWナビシステムは未だ課題多し!
確認すると出るわ出るわでユーザーさん達もかなり苦戦している様子です。しかもVWのナビやインフォティメントシステムは先代ゴルフ7の頃からあまり評判がよくなかったもよう。それでも今回新しくなった「Discover Media」が搭載されたことで期待が膨らんでいたのか、その分の落胆も大きかったようです。
ナビ性能自体のレベルの低さも多く指摘されていましたが、同じくらいコネクト機能に対する不満が目立ちました。スマホの” We Connect”とナビが繋がり連動することがウリのシステムですから、まずは繋がらないと始まりませんが、とにかく口コミには「繋がらない」のオンパレード。
何件かの報告にありましたが、要因はDiscover Mediaの操作がインターネット経由でドイツ本国のVWサーバーを利用しているため、通信状態が不安定になりやすいのだとか。そのサーバー自体の脆弱性も気になりますが、サーバーの定期メンテが日本だと日曜の昼間の時間帯に当たるそうで、レジャー等で困る人も多いでしょうね。
Discover Mediaのアップデートは小まめにチェック
既にソフトウェアの更新は数回繰り返されているようで[Ver.0292]のアップデート以降、繋がらない状態はかなり改善されている口コミもありました。愛車のDiscover Mediaからシステム情報を確認して、まだの方は早めにディーラーを訪問しましょう。
引用:https://skyer01.com/
④ドライビング関連での不満点はココ
さて、ナビ系は散々でしたがゴルフは本来、毎日数百キロを移動するような使い方をしても疲労を感じさせない、ドライビングに関すること全般で高い評価を得ているクルマです。
ここがブレない限りゴルフは自身の矜持を貫いていると言ってもよいのでは。そうした走行性能全般に関わる項目については、以下のような口コミです。
「マイルドハイブリッドのモーターが介在しているせいか、ブレーキフィーリングに違和感あり。どれぐらい踏めばどれぐらいブレーキが利くかが感覚と全くリンクしてこない」
「マイルドハイブリッドになったのに走り始めのエンジン音が、前車ゴルフ7ハイラインより騒がしく安っぽい」
「アクセルを離すとエコ運転となるという利点はイコール、エンジンブレーキが掛からないという欠点に繋がる。走行中にアクセルを抜いた時のスッと抜けていく感じが微妙」
引用:https://car.watch.impress.co.jp/
「カーブでタイヤがたわむ感じがしてちょっと怖い。サスも柔らかいしスピードを控えたくなるなんて、近年のVWはドイツ車であることが感じられなくなった」
「ツインクラッチのDSGはとても滑らかだが、耐久性はいまだ不安もあるのでアメリカや中国みたいに8年16万kmの保証を標準でつけてほしい」
「フロア回りは振動、音ともにゴルフ7より入ってくる。荒れた地面ではけっこうハッキリと伝わってくるのは気になった」
「安全性を重視しているためか、ストップ&ゴー時にアクセルを少し強めに踏み込まないと思った加速をしない。スロットルコントローラーでも付けようかな」
マイルドハイブリッド化によりブレーキタッチに変化が
走行性能ではエンジンのモアパワーといった要望がよく見られますが、ゴルフ8に関してはその辺りは少なめでした。
引用:https://style.nikkei.com/
今回パワーユニットの目玉である48Vマイルドハイブリッド搭載については、燃費性能向上や立ち上がりの加速補助といった本来の機能についてよりも、それによるブレーキフィーリングの変化に対する不満が目立ちました。
おそらくマイルドハイブリッドにしたことで回生ブレーキのセッティングが変わったため、効き始めるまでの空走感がやや長く感じられるようになったのでしょう。現行モデルは初期ロットなので、今後年次改良等でもう少し自然なフィーリングになるようリセッティングが望まれます。
⑤バリューフォーマネーに関する不満点はココ
プレミアムブランドでしか味わえない品質や走りを、多くの人が買えるクラスで実現することを標榜してきたVWゴルフ。初代モデルが出てから約48年が過ぎ、現在では下のクラスにVWポロもあることで若干そのポジショニングにも変化が出てきたでしょうか。
それを裏付けるような意見が各種口コミサイトでは見られました。
「価格は正直高い。ベースモデルでも300万円オーバーだし、1.5ℓモデルだと300万円後半。しかも実際に日本に輸入されている個体は、ほとんどDiscover Proとテクノロジーパッケージ付きなので結局430万円位にはなる。これに延長保証やメンテパッケージ、諸費用もろもろを入れると500万円レベルとなりゴルフっぽくない」
「総額400万円超えの”大衆車”ってどうなの?という、もう一人の自分がいる。ベンツのCクラスを中古で乗る方が、豊かなカーライフを送れるんじゃないかな」
「1.0ℓモデルだとeTSI Activeは 16インチのアルミ&タイヤで370万円前後だが、アウディA3の1.0ℓモデルは17インチなのに10万円安。ブランド的に逆転してしまっているのではないか」
「ハッキリ言ってディーラーでもメーカーオプションのDiscover Proパッケージとテクノロジーパッケージは必ず付けることを前提の商談をしてくる。希望のR-Lineグレードだと総額は470万円を超える高額に。また、基本的に値引きもしてくれない」
「サンルーフを付けたいなら上位グレードのStyleかR-Lineにして、それが含まれるラグジュアリーパッケージを付けないといけない設定。そのラグジュアリーパッケージを付けるためにはDiscover Proパッケージとテクノロジーパッケージを一緒に付けなくてはいけないという設定。ぼったくりか」
メーカーオプション付き前提だとけっこうな総額に!
冒頭にも書きましたがCセグではクラスを超えた質感を誇り、それを考えるとお買い得と言える価格設定がゴルフの魅力でしたが、先の質感の件も含めゴルフ8からは若干潮目が変わった印象も。但し、今日ではADAS系の進化によって軽自動車でも総額200万円を超えるのはフツーになりつつあります。輸入車のゴルフなら現在の価格も致し方なしとも考えられるし、エントリーグレードのActive Basicでは何とか300万円以下の車両本体価格としているのはVWジャパンも頑張っているところでしょう。
引用:https://wansoku.com/
これから5年、6年と販売は続いていくでしょうから、ゴルフ8にも装備見直しや特別仕様車などで価格が魅力のモデルが追加になっていくことに期待です。
その他にも不満あれコレ
大きくは括れない部分にも様々な口コミが集まっていました。主観的なところ、あるいはクルマの個体差などもあり感じ方は人それぞれですが、何点か興味深い内容もありました。
「ブレーキダストが凄いのでホイールが結構汚れてしまう。まぁ”輸入車あるある”かも知れないが、2週間に一度はホイール洗浄したくなるレベル」
「プラットフォームもキャリーオーバーだし、あまりに正常進化過ぎて、ぶっちゃけゴルフ7ユーザーは買い替えたいって思わないんじゃないかな」
引用:https://www.sankei.com/
「先代後期モデルの液晶メーターは、クラシックメーター表示を大き目にしてその間にナビマップを表示させられたが、ゴルフ8ではこのパターンができなくなったのが残念」
「マイルドハイブリッド化した分、バッテリーの容量は明らかに大型化しているはず。3~4年後の交換時期にかかる費用が今から怖い」
「新型からハンドル保持の認識が静電容量式になったのはいいが、ステアリングヒーターを長く使うとこれがうまく作動しなくなる。頻繁にハンドル保持警告が出るため、一旦ステアリングヒーターをOFFにしなければならない。寒い日はホントめんどう」
今後ますますの熟成が進んでいく8(エイト)
もちろん本稿では意図して不満点を抽出しチェックをしてきましたから、ではそれを持ってゴルフ8のクルマとしての魅力度が低いかといえば、決してそうではないでしょう。
引用:https://www.webcg.net/
今回の口コミ集計は国内発売後まだ1年も経っていないところの内容なので、ほとんどが初期ロットモデルということになるでしょう。初期特有の問題点はどんなクルマでも大なり小なりあるもので、特に輸入車は新車リリース後に細かく手を入れてきます。
先代ゴルフ7にしても2013年の発売時のモデルと、2017年に改良を受けたモデルとでは相当な差があり、クルマ通の間ではゴルフ7.5と呼ばれるくらい差別化されています。
ゴルフ8も潜在的なポテンシャルは高く、新型のキモとなるデジタルインターフェイスなどは正にアップデートしがいのあるところでしょうから、”8.5“の頃には本稿の不満点はほとんど解消されているかも知れませんね。
以上、VWゴルフ8の不満点をいくつか検証してみました。
この記事を見てくれた人には新車購入時に絶対損をしてほしくないので、どうやって騙されずに値引き交渉すればよいのか、次の記事でチェックしてみてください。
ゴルフ8を安く買うには下取り車を高く売ることがカギ
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