ヤリスクロスの厳選おすすめオプションとナビはどれ?後悔しないために選びたいのは!
最終更新日 2021/10/9
本命登場!とはベースとなるトヨタヤリスのセールス実績を考えれば言い過ぎですが、それでも今一番市場に求められているジャンル、コンパクトSUVのゾーンへ投入されたヤリスクロスは、本気になったトヨタの強さを”まざまざ”と見せつけたプロダクトです。
野球で言えば”走・攻・守”いずれも高いレベルでまとまっている選手のごとく、性能からデザイン、燃費に価格まで”ライバルを寄せ付けない感”がハンパないです。
ヤリスクロスの属するBセグメントSUVはホンダヴェゼル、日産キックス、マツダCX-3などがガッチリとマーケットを構成していて、Aセグのライズ、CセグのC-HRを擁すトヨタでしたが、ド真ん中と言えるモデルは不在でした。
2020年の2月にハッチバックのヤリスがデビューしたときから、ヤリスSUVバージョンの存在はわりと知られていて、4月にはオンラインで世界初公開され、8月31日にようやく発表・発売となりました。
今回のクルドラでは、”最強の後出しジャンケン”とも言えるヤリスクロスのおすすめオプションを徹底解説。カタログにある数多くのアイテムの中から厳選してご紹介しますので、ぜひ新車購入時の参考にしてください。
目次(タップで飛べます)
新型ヤリスクロスはこんなクルマ
ヤリスクロスは、先行したヤリスと同様のTNGA(トヨタニューグローバルアーキテクチャー)思想に基づくGA-Bプラットフォーム採用モデル。ヤリスより一回り大きいSUVモデルには初採用となりますが、当初からSUV化まで見越したプラットフォームなため、ヤリスクロス用への変更は最小限で投入でき、GA-Bの持つ高剛性構造が生かされています。
引用:https://kakakumag.com/
コンパクトとはいえヤリスに比べると、SUVらしくヤリスクロスの荷室の広さやユーティリティは格段にアップ。国内仕様で5ナンバー枠を堅持したヤリスと違い、ヤリスクロスはグローバル共通の3ナンバーボディで、そのデザインはスタイリッシュで都会的な雰囲気が特徴。ライズほど実用性重視的でなく、C-HRほどデザインコンシャスに行き過ぎない絶妙なところを突いてきたデザインは見事です。
インテリアと見ると、さすがにヤリス兄弟であることは一目で分かりますが、力強さを増したセンターコンソール等は新規造形。ハッチバックより居住性がアップしたリヤシート回りなど、工夫満載のラゲージルームと併せ使い勝手はSUVの面目躍如です。
引用:https://toyota-toyama.com/
パワーユニットはヤリスの1.0ℓエンジンがないだけで、ほとんど同じ構成。1.5ℓ直3のガソリン車と同ハイブリッド車の二段構えで、トランスミッションや駆動方式もヤリスと同一です。
唯一違うのはヤリスクロスにはガソリン車の4WDにマルチテレインセレクト、ハイブリッド車の4WDにはTRAILモードという路面状況に応じた走行支援機能が装備されたことです。これによりコンパクトでもいざという場面では力強いSUV走行が可能となりました。
引用:https://car.watch.impress.co.jp/
満足度の高いメーカーオプションは?
ご存じのとおりメーカーオプションだけは新車購入時にしか選べず、見方を変えれば新車購入の醍醐味ですが、ヤリスクロスはグレードにより設定内容が変わります。クルドラでは別ページになりますが、ヤリスクロスのグレードについてもご紹介していますので、併せてチェックしてくださいね。
⇒ヤリスクロスのおすすめグレードを比較して検証!ベストバイモデルはどれ!?
ヤリスクロスのメーカーオプションはざっと以下の通りですが、値の張るオプションもあるため、じっくりと選択していきたいところ。
さて、クルドラ的おすすめ品としては次の5点を推します。
SUVならコレは押さえたい!
ハッチバックのヤリスと違い、SUV感満載のヤリスクロスだけにルーフが坊主ではなんとも寂しいところ。メーカーオプションのルーフレールを装着すれば印象が変わります。なぜかカタログにはこのルーフレールの写真が無いのですが、現車で見るとけっこう大き目で存在感抜群です。
ヤリスに比べれば広いものの、4名フル乗車で旅行やアウトドアへ向かう場合、ラゲージルームだけでは物足りなくなる可能性が高いです。ディーラーオプション等でルーフボックスなどを装着するときは必須ですし、オーダー後に”後付け”はできませんからご用心を。
引用:https://www.nagano-toyota.jp/
但し、ベーシックグレードのX系やX”Bpackage”では選択不可なのは残念です。
意外と便利!回るシートは癖になる
ターンチルトシートを選択すれば、カンタン操作でシートが回転しながらチルト(傾く)する機構を装備できます。この手の装備は各メーカー共、福祉車両に用意がありましたが通常車両にオプション化されたのは今年登場のヤリスからです。当然、ヤリスクロスにも引き続き設定されました。
確かに福祉用途に限らず、あれば便利な装備ですよね。特にタイトスカートをはいている時や和服を着ている時の乗降時に役立ちそうなのは容易に想像できます。また、身体をひねる動きが少なくなることから足腰への負担軽減にも貢献してくれるはずです。
引用:https://o-lemo.jp/
回転&チルト後のシートは、背もたれを軽く押すことで車内に戻せる機構もあり利便性は高く、通常車両としてはトヨタが初採用したこのオプションはおすすめです。
ただこのターンチルトシートは最上級のZグレードに設定がありません。おそらくはZに標準の6ウェイパワーシート機構が干渉するからでしょう。
いつか役立つ日がくるかも?
次におすすめしたいのは、ハイブリッド車専用品となりますが非常時給電システム付アクセサリーコンセントです。
昨今、地震等の停電時に役立つとして注目が集まるのが、ハイブリッドやプラグインHVなどの”電源車”です。近頃では公的機関や自治体などでも、導入が進んでいると言います。ヤリスクロスを電源車として活躍させるのに必要なのが、メーカーオプションのアクセサリーコンセントです。
引用:https://web.motormagazine.co.jp/
コンセントに4万円は高いと感じる方もいるかも知れませんが、ヤリスクロスのそれは非常時給電システム付で1500Wのスペックを誇ります。これなら調理用のホットプレートや電子レンジを作動できるだけの容量となっており、有事の際、こういった家電が使えれば避難時の食事にもバリエーションが出せますし、他にもドライヤーや冷蔵庫の電源にも使えるためQOL(生活の質)は格段に上がります。
ハイブリッド車の能力を引き出すこのオプションは非常時に十分な助けになるはずです。
安全装備をコンプリートするならコレ
ヤリスクロスは衝突回避支援パッケージの「Toyota Safety Sense」が”ほぼ”標準装備(相変わらずToyota Safety Senseなしで最安価の[X”Bpackage”]が存在する)ですが、安全装備は一度事故を起こせば、オプション代金など吹き飛ぶような修理代や賠償が発生する可能性もあり、ここは追加料金を投じてでも考えるべきではないでしょうか。
ヤリスクロスに残る安全装備関連のメーカーオプションは、ブラインドスポットモニター(BSM)とリヤクロストラフィックアラート(RCTA)です。ハッチバックのヤリスでは、これにインテリジェントクリアランスソナーもセットされていましたが、ヤリスクロスではクリアランスソナーがX”Bpackage”を除き標準化されています。
BSMは隣を走る車両をレーダーで検知し、インジケーターを点灯させて注意を促してくれます。RCTAは駐車場から後退する際に、左右後方から接近してくる車両をレーダーで検知し注意を喚起してくれる装備です。
このオプションが標準化されてくるのも時間の問題のような気もしますが、チョイ乗りや駐車時の安全性がさらに高まるのは間違いありません。
トップグレードだけのコノ装備は必要か?
トップグレードの”Z”と”Z HYBRID”にしか設定がないメーカーオプションがあり、一つはヘッドランプのアダプティブハイビームシステム(AHS)です。
ヤリスクロスはX”Bpackage”を除き、全車がオートマチックハイビームを装備していますが、こちらは単純に「先行車や対向車がいた場合」にハイビームをロービームへと切り替えるだけの機構。AHSはさらにきめ細かい制御が可能で、例えば「先行車はいないが対向車がいた場合」には、ヘッドランプの右側部分だけロービームに切り替え、左側部分はハイビームを維持して視界の確保に務めることができます。
9万円と聞くと高く感じますが、ヤリスクロスではこのオプションしか選択できないカラーヘッドアップディスプレイもセットなのでおすすめです。
ところでこの機能はヘッドランプがフルLEDである必要があり、ハロゲンランプのZ系以外のグレードには付けられませんが、メーカーオプションでG、X系グレードにフルLEDを選択した場合でも付けられないのは不思議。Z系だけの特典のつもりなのでしょうか?
もう一つZ系だけのメーカーオプションが、ハンズフリーパワーバックドアです。
引用:https://www.fukuoka-toyota.co.jp/
こちらはもう上級車種にはよく見掛ける装備となりましたが、ついにBセグメントのモデルにも展開となりました。
筆者個人の感想としては、両手がふさがってバックドアを開けなければならないシーンがこれまでどの位あったかを考えると、7マンエンは何か別のことに使いたいなという気分です。
おすすめディーラーオプションをチェック
トヨタは他社に比べるとディーラーオプションの充実度はとても高く、エクステリアからインテリアまで実用性や機能性に富むアクセサリーが揃っています。
特にエアロパーツなどエクステリア関連の充実度が異常に高く、トヨタオリジナル、モデリスタ、TRD、GRパーツといった社内ブランドの展開が幅広いのが特徴です。ヤリスクロスにはモデリスタとGRブランドの二種類がスタンバイしています。
トヨタ車にベストフィットのモデリスタ
モデリスタはトヨタ市販標準車に対するユーザーの様々な要望を具現化させる組織として1997年に設立。既に20年以上、トヨタ車のカスタマイズパーツを手掛けており「心を揺さぶるエモーショナルなデザイン」を掲げエクステリア、インテリア共に高いクオリティが評価されています。
ヤリスクロス用にはテイストの違う二つのシリーズを展開。一つは「アドバンス・ロバスト・スタイル」と呼ばれる”コッテリ”系のダイナミックなデザインラインです。
”ロバスト”とは「凝縮された力強いプロポーション」のことで、もともとヤリスクロスのエクステリアデザインテーマになっています。
どことなくフランス車を思わせる瀟洒(しょうしゃ)なオリジナルのエクステリアが、このエアロパーツを組み込むことで、一気に逞しさマシマシのザ・SUVといった仕上がりへと変貌します。
特にLEDランプ組み込みのフロントスポイラーと二つのバルジを持つルーフスポイラーが、強烈な個性を発揮しています。実際に全長も大きくなりますが、フル装着した姿はクラスレスな雰囲気を感じさせます。
もう一つのラインが「エレガント・アイス・スタイル」。
こちらはアドバンス・ロバスト・スタイルからフロント、リヤのスポイラーを変更、ルーフスポイラーを廃してメッキ加飾を追加したアーバンテイストなセット内容となります。
筆者個人的にはこちらくらいの感じがヤリスクロスのキャラクターには似合っている気もします。
モデリスタのインテリアパーツも充実
モデリスタはインテリアパーツの開発にも定評があり、ヤリスクロス用にはインテリアパッケージを用意しました。インストルメントパネル3個、パワーウインドゥスイッチパネル2個とガーニッシュ(左右レジスター&センタートレイ)で構成され、2種類のカラーコーデを選択できます。
完全無欠とも思えるヤリスクロスですが、ことインテリアの質感についてはイマイチの評価も見られ、特にパワーウインドゥ周りのプラスチック感が気になる方も多いようです。このパッケージによってかなり改善されると思われます。
パネルとガーニッシュを別個に購入することもできますが、一体感が素晴らしくぜひセットでの装着をおすすめします。
スポーツテイストを究めたGRブランド
GRパーツは、現在トヨタがもっとも注力しているスポーツ系ブランド。GRスープラやGRヤリスなどドレスアップの域を飛び越えたプロダクトモデルもラインナップされています。
ヤリスクロス用では点数こそ多くないですが、ブランドのテーマカラーである赤と黒をあしらった個性的なパーツを揃えます。
中でもイチ推ししたいのはスポーツマフラーです。これを付けるとリヤビューから70mmツインのマフラーカッターが覗きますが、コレがスポーツ度を引き上げます。実はヤリスクロス標準の純正マフラーは外からはほとんど見えない位置にあり、なおかつこれが申し訳程度に付いているような残念な造形(造形とは言わないシロモノ)。
バンパーへダミーデザインのマフラー”的”加飾がお盛んな今日この頃ですが、この差って一体なに?な感じですね。
もちろんGRスポーツマフラーは迫力のあるリアスタイリングだけでなく、心地よいスポーツサウンドも生み出します。真っ赤なマッドフラップとの組み合わせが”絵”になります。
引用:https://yuki1enjoy.com/
広々ラゲージの必需品はコレ
ヤリスクロスのラゲージルームは”ファストアクセス”をテーマに開発され、ユーザーが手早く簡単に使えることに拘ってデザインされてきました。その中から4:2:4の分割リヤシート、6:4分割のデッキボードが生まれましたが、同時に開発されオプションとして設定されたのがフレックスベルトです。
ラゲージ内で荷物を固定するベルトですが、SUVだけに日常からレジャーまで様々な荷物が想定される中、それらを形状に捉われることなくフレキシブルに固定しておけます。
ディーラーオプションなのに残念ですが、ラゲージルーム内のユーティリティデッキフックと組み合わせて使う必要があることから、X系グレードには使用できません。
ベーシック用品はお買い得セットあり
純正アクセサリーの定番は、フロアマットやサイドバイザー辺りですがヤリスクロスでは下記の通りベーシック用品や先のフレックスベルト、さらにアームレストをまとめて値引きした「ヤリスクロスセット」を用意しています。
ベーシック用品は基本付ける方も多いでしょうし、ヤリスクロスではコストダウンのためか標準でアームレストが付いていませんから、このセットにアームレストが含まれているのは、イイ線を突いていますね。
フォグランプはバイカラーの時代
ヤリスクロスは全グレードでフォクランプは未装備なので、ディーラーオプションで選択します。
単色(ホワイト)のLEDフォグランプもありますが、おすすめは約9,000円高になるバイカラーLEDフォグランプです。2パターンの発光色(ホワイト・イエロー)を手元のフォグランプスイッチ操作で切り替えができます。特にイエロー色は悪天候時(雨や雪、霧など)に周囲へ自車の存在をいち早くアピールし運転をサポートします。ひと昔前はイエローかホワイトを決め打ちしないといけなかったものですが、良い時代になりました。
ナビは新世代コネクテッド方式がおすすめ!
ヤリスクロスは全車にディスプレイオーディオが標準装備されています。そのためディーラーオプションではそのディスプレイに表示させることができるナビキットが2種類用意されています。
スマホを使わず、従来と同じ使い慣れたナビ操作や地図表示を希望される場合には、もちろんナビキットを選んでもいいと思います。
引用:https://minkara.carview.co.jp/
但し、ヤリスクロスにはディスプレイオーディオが標準な上、コネクテッドカーとしてDCM(専用通信機)も搭載されているので、SmartDeviceLinkを経由してスマートフォンでやりたいことがディスプレイ上で直接操作可能。
ナビ案内をはじめ電話、メッセージ、音楽など、運転中でもアプリを利用できる他、もちろんトヨタ自慢のT-Connectサービスも契約の上、利用できます(ヤリスクロスユーザーは最初の5年間無料)。T-Connect契約者はオプションでTV(フルセグ)+Apple CarPlay+Android Autoも選択できますよ。
ここまでディスプレイオーディオの利用環境が整っている以上、ヤリスクロスのおすすめナビはスマホ利用によるコネクテッド方式が最もリーズナブルかつ、今後クルマナビのスタンダードとして定着していくよう感じます。
引用:https://response.jp/
以上、ヤリスクロスのおすすめオプションのご紹介でした。
この記事を見てくれた人には新車購入時に絶対損をしてほしくないので、どうやって騙されずに値引き交渉すればよいのか、次の記事でチェックしてみてください。
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