新型アクアの値引き相場レポート!【どこよりも詳しいグレード別・2024年11月最新】実販売データから値引きの実態を解明!
最終更新日 2024/10/30
「次の10年先を見据えたコンパクト」として初代アクアが世に出たのが2011年。そのコンセプト通りに10年後の2021年“新型アクア“が登場しました。
コンパクトハイブリッドの先駆者(車?)となったアクアの2代目は、市場環境がすっかり変わった中でどのような進化を果たしたのか。また、新型アクアの購入を考えている方なら“どのくらい値引きが可能なのか“も気になるところでしょう。
この記事を読めばわかること
- アクアの効率的な値引き交渉のやり方
- グレード毎の適正な値引き額
- オプション値引きとオマケしてもらう方法
- ライバル車競合はフィットとマツダ2が効果的
- アクア同士を競合させるコツ
特にこの辺りの情報を包み隠さずご紹介します!(記事の中で詳しく解説!)
どうしてこんな普通はわからないようなリアルな情報を書けるかというとそれには理由があって…
実は管理人の友達がトヨタの営業マンをしているので、現場のリアルな情報が入ってきます。
このページは最新値引き情報とアクアのおすすめポイントだけにフォーカスしていますので最後まで見ていただけると嬉しいです!
目次(タップで飛べます)
値引きの相場・限界は?【2024年11月最新】
アクアの値引き相場はズバリ
交渉のレベル | 車両本体 | OP値引き |
---|---|---|
限界まで値引き交渉 | 15万 | 20% |
ライバル車を出して交渉 | 12万 | 15% |
特に交渉なし | 6~8万 | 0~5% |
値引き難易度:普通 リセール価値:C+
人気車にしては値引きが出ている方。
4月の一部改良で、引き締めている販売店が目立ちます。
上司の決裁がなくても15万までは出せるようなので、まずはそこに目安を設定してください。
「ノートの名前を出すと反応が良かった」
「トヨタ系列全部回って同士競合したら上手くいった」
などの口コミが上がってきています。
グレード別の値引き相場
グレード | 車両本体価格(税込み) | 値引き相場 (付属品含まず) |
---|---|---|
L | 181万8,300円 | 10万円 |
S | 192万1,700円 | 11万円 |
G | 212万6,300円 | 20万円 |
クロスオーバーグラム | 219万8,900円 | 21万円 |
G“GR SPORT” | 244万0,900円 | 22万円 |
G“GR SPORT・17インチパッケージ” | 261万0,300円 | 23万円 |
特別仕様車スタイルブラック | 206万8,000円 | 19万円 |
特別仕様車グランパー | 208万3,400円 | 20万円 |
特別仕様車ビジネスパッケージ | 195万2,500円 | 15万円 |
グレードの違いがよくわからない方は下の記事を参考にしてください。
ワンポイント
納期が改善される車種が多く新車を買いやすくなっています!
新年セールは割安に購入するチャンス!
"カーナビ無料装着"や"期間限定の低金利ローン"などのキャンペーンは誰でも付けてもらえるものなので、満足せずに本体値引きを狙うのが鉄則です!
ライバル車種と競合させるのが基本!
もうアクアに決めてしまっている場合でも、値引きのためには他のクルマと迷っていることにするのは鉄板です。
ライバル車種との競合で効果的なのはフィットHV・マツダ2・ノートなど。これらの名前を出すことにより競争意識を煽り、値引きを引き出しましょう。
また、ライバル車の見積もりをあらかじめ取っておきチラつかせれば、営業マンにもより本気度が伝わります。
「ノートとの一騎打ちで強気の新型を攻略したい!」
千葉県 30代 男性
購入したグレード:G E-Four
値引き額:8万円(オプション値引き込み)
サービス:納車時ガソリン満タン
感想:モデルチェンジしたノートを考えていましたが思ったより価格が高くなってしまったため、これなら他にも何かあるかな、と思い始めたときにアクアの新型が出る情報をゲット。待ってみてノートと比べて決めることにしました。
ディーラーに展示車が用意されたのを確認して訪問、実車は先代に比べて大人っぽくなりノートの無機質な雰囲気に比べると柔和な感じが好みです。
さっそく見積りをもらうと総額はまぁノートとさほど違いはありません。肝心の値引きですが新型なのにいきなり「即決なら5万」とド直球で来られて面くらいました。ですが既にノートから10万円までの条件を取っていたので、即決せずに持ち帰りじっくりと競合してみることに。
ところがさすがに出たばかりで営業マンも忙しいのか、それほどのフォローもなく塩対応。そうなると余計にアクアが気になってしまい、いつの間にか本命になっていました。
惚れた弱みでこちらから何度か連絡を取り合い、ノートの条件も伝えて商談を重ねましたが最終的には値引き5万円は”決まり”で動かせないそうで、やはり新型車は強気ですね。ですがノートを断って今決めてくれるならという前提でフロアマットをサービスしてくれるとのこと。
提示されたのは純正のベーシックマット(14300円)でしたが、最後のひと粘りでデラックスマット(25850円)を要求!苦笑いで応じてくれました(笑)。
判を押す直前にガソリンもおねだりしてOKをもらえたのは救いですが、やっぱり新型攻略はハードルが高いですね。でも最新モデルに最速で乗れるのはやっぱサイコーに気分がイイです!
アクア同士を競合させれば大幅値引きも
ライバル車による競合でうまくいかなかったときは、経営資本の異なるトヨタ店同士で競わせる方法も有力です。
全てのトヨタ車は2020年からトヨタ全チャンネルで売られているので同士競合は簡単です。見分け方も簡単で、ディーラーの名前を見て少しでも違うところが別資本です。基本的には、隣県まで足を伸ばせばまず間違いありません。その複数店舗を回り「他店ではここまで値引きしてくれたよ」ということを伝えれば、値引きが大きくなることも期待できます。
特にアクアのような出たばかりのモデルは値引きが厳しく、他メーカーと競合させてもノッてこないことも多いです。しかし全く同じクルマであれば”条件次第“でしか勝負がつかないのは営業マンも十分わかっています。前述のとおりトヨタ車は店舗数で見ても競合させやすい環境になりました。
さらに同じ店舗で同じBセグメントハッチバックの”ヤリス“も併売されていますから、値引きの違いなどをチェックして条件合わせを迫ってみるのも効果が期待できます。
いくつかの店舗を回ることで、中には販売ノルマに未達のディーラーや営業マンに遭遇するときもあります。そのときは鼻血が出るくらいがんばって値引いてくれますのでラッキーですよ。
⇒ヤリスの値引きレポート
値引きが大きくなる時期を狙う
もし乗り換えるタイミング的に余裕があるなら、期末セールや在庫一掃的なセールに合わせ値引きを狙う方法もあります。
決算期も相場以上のビックリするような値引きもあり得ますので
■年度末の決算期(1月~3月)
■夏のボーナス時期の6月~7月
■冬ボーナス&年末商戦期の12月
などを検討してみてください。
アクアのように新型で値引きが渋いクルマには、こうしたタイミングを見計らって値引き交渉してもいいかも知れません。
オプション値引きはマスト
オプションからの値引きも車両本体値引きと同様、大切なポイント。
アクアの場合は選択用品価格の概ね20%程度を目標に交渉しましょう。
トヨタの場合は営業マン個人の裁量で、メーカーOPは5%まで、ディーラーOPは20%まで値引きを出せると言われています。
また、契約直前だけに通用するやり方ですが、「このオプションをサービスで付けてくれたら契約するよ」と言えば、ちょっとしたオプションなら付けてもらえることも。
具体的には
・アームレスト(スライドタイプ)
・ラゲージトレイ
・トノカバー
・フロアマット(ベーシック)
・バンパープロテクター
・サイドバイザー(RVワイド)
などがねらい目です。
もちろんサービスなので、あまり贅沢は言わずに簡単に付けられるものを狙うのがポイント。ハンコを用意しておくなどして本気度をアピールしましょう。
どのオプションを付けるかまだ決めかねている方はこちらの記事を見てから決断してくださいね。
アクアの先進運転支援装備
緊急自動ブレーキ | クルマ・人 |
誤発進抑制 | 前進・後退 |
追従クルーズコントロール | 全車速 |
ステアリング支援 | 車線維持 |
細かいサービスのオマケをお願いする
思うように値引きが引き出せなかった場合でも、契約直前が一番ワガママを聞いてくれるタイミングですから、- ・総支払金額からの端数切捨て
- ・ボディーコーティング・メンテナンスパック
- ・登録手数料のサービス・半額
- ・納車時ガソリン満タン
- ・ローンを組むなら金利の引き下げ
予算は伝えるべきか?
値引き交渉をするときに“こちらの予算を伝えない”というやり方もありますが、営業マンもその道のプロ。黙っていてもおおよその予算は見抜かれます。
ですのでおすすめのやり方としては、これは営業マンにはもしかしたら嫌われてしまうかもしれないのですが、最初に少なめの予算を伝えて値引きを引き出しましょう。
「予算は○○万円なので、これ以上は1円も出せません。オプション品込みでこの予算内に収まるなら即決するよ」
などと勝負を賭ける方法もあります。ちょっとやり過ぎかな?と思うくらい無理めの予算を伝えてしまっても意外となんとかなることも多いです。
寒い地域に住んでいる方なら・・
アクアやプリウスなどのハイブリッドカーは北海道や東北などの寒冷地での売れ行きが鈍く、そのため値引きがやや緩くなるレポートが上がっています。
引用:https://minkara.carview.co.jp/
これは寒いときにヒーターを使う場合、エンジンを回す必要が生じるためエンジン停止時間の長さ(=EV走行時の長さ)で燃費を稼ぐハイブリッドカーのメリットが薄まってしまうためです。
最近では寒冷地仕様にすれば、電気でヒーターをかける「PTCヒーター」も装着されてきましたが補助的なものです。
ですのでアクアが欲しくて、雪国などにお住まいなら強気に商談に臨みましょう!
納期は3~5か月
納期はやや改善されて3~5か月。新型感染症や世界的な半導体不足で新車の納期遅れが生じています。
ウレ線のグレードやカラーなら納期が短くなる可能性もアリ。
今は買ってもいい時期
アクアはモデルチェンジしたばかりなので、値引き額は当面大きくは動きません。しばらく待てば値引きが一気に増える…ということもすぐにはなさそうです。
むしろ前項で納期の話をしましたが、現在SUVのヤリスクロスが半年待ちといった状況となっていて、その影響か普通のヤリスにも遅れが出始めました。おかしな話ですが最新のアクアの方が納期が早いとの情報もあり、営業マンもヤリスの来客をアクアへ誘導しようと話の分かる商談に向かう可能性アリです!
ディーラーで下取りすると安く買いたたかれることが多い!
新しく車を買うときにはその販売店で今の愛車を下取りに出すことが一般的です。購入と売却をワンセットで行えるので手間もかからずにお得な気もしますが・・・
理由は簡単。競合がいないからです。
なのでこの下取りで損をしている人がめちゃくちゃ多いんです。
しかし営業マンに言われるがままでは損をしてしまうことも…
下取り額を大幅にアップさせる方法
同じ車でもどこに売るかで査定額は変わります。
下取りに出すときに損をすることなく、むしろ下取り額アップに成功した人に話を聞くとある共通点がありました!
答えは簡単です。複数の車買取店を競合させて愛車の買い取り相場を知っておく。
そうすればその査定額をディーラーにバシッと言うだけであっさり下取り額がアップします。
これはうまくはまったパターンですが、もしダメでもその時は買取店で売ればいいだけの話なのであなたに損は全くありません。
しかし一軒一軒買取店を回るのは手間も時間もかかりすぎます。
そんなときに便利なのが一括査定サイト。複数の買取業者に出張査定してもらえるサービスです。
・最大10社の買取店から最高査定額を選べる
・東証一部上場企業グループが運営
・電話がかかってくるのが面倒な人はメールだけで対応可能
↓ナビクル車査定の公式サイト(無料)で愛車の査定額をチェック↓
※査定額だけ確認してすぐに売らなくてもOKですよ!
アクアの魅力はココだ!
初代アクアが登場した2011年は3代目プリウスが売れに売れていた頃で、「ハイブリッド専用車」がまだまだパワーワードと言えました。アクアはハイブリッドを欲しいけれど、プリウスは高くて手が出せないといったユーザーを見事にカッさらっていき、2012年から3年連続で乗用車販売実績NO.1を達成。その後も常にベスト10の常連モデルとして約10年が経ちました。
この間トヨタに限らず各社から様々なモデルが売り出され、既にハイブリッドは特別なモデルではなくなり、2019年発売の同門ヤリスがハイブリッドの燃費レコードを書き換えると、市場ではアクアの役割も終わったかのような空気が流れたほどです。
ところがトヨタはしっかりと次期型アクアを用意していて、2021年の7月に発表・発売となりました。
引用:https://autoc-one.jp/
初代アクアの開発コンセプトは「10年後を見据えたコンパクト」でしたが、その予告どおり10年間を走り抜けモデルチェンジを果たしたわけです。新型は初代のキープコンセプトに映りますが、初代ほどにハイブリッドや燃費性能に固執したモデルではありません。
実際、車重やサイズを考えれば当然ですが、その分野ではヤリス・ハイブリッドのカタログ値を超えるものでもなく、2代目アクアが目指したのは日本で最適な「一家に一台の上質なファーストカー」でした。
アクアらしさ残しブラッシュアップ
新型アクアの骨格はもうお馴染みとなった新アーキテクチャー”TNGA”由来のGA-Bプラットフォームが採用され、正に新世代のモデルとなりました。とはいえエクステリアデザインはパッと見でもアクアと分かるくらいのキープコンセプト感はあります。
引用:https://gazoo.com/
実際スリーサイズは全高が少し高くなった以外は初代モデルと同寸ですが、ホイールベースは一気に50mmも伸びた分、安定感が増した印象です。全体にはより丸みを感じさせ、ロハス的なというか癒し系というか、カリカリのクルマ好きには刺さらなくても大半の人が「悪くない」と思えるデザイン。ボディカラーも従来のアクの強いイエローやオレンジに代わり、アース系のカラーが多いことからも狙いが伝わります。
上質なインテリアでクラス感が向上
インテリアの方は初代に比べ、コンセプトにもある「上質さ」が高められたのはすぐに感じられます。上位のグレードにはダッシュボードの大部分がソフトパッドのオーナメントで覆われ、肘置き部分などもソフトパッド。ネイビー色のパッドを選択するとさらに上質感がアップします。インパネ中央のディスプレイもこのクラスとしては最大の10.5インチのディスプレイオーディオが用意されています(下位グレードは7インチ)。
引用:https://www.goodspress.jp/
ホイールベースの延長により後席足元スペースは初代から格段に広がり居住性も向上、ファーストカーとしての資質も高まりました。
非常時給電システムを全車標準装備化
当然ながら安全装備も最新のToyota Safety Senseを標準装備していますが、一部運転支援機能等はアップデートされています。セットオプションながら自動駐車機能の「アドバンストパーク」は、ヤリスに搭載のものは前進と後退の切り替えをドライバーが行う必要がありましたが、アクアではそれも自動で行えるようになり、ドライバーはブレーキに足を掛けておくだけでOKです。
また、ハイブリッドカーのセリングポイントともなる給電機能にも注目。天災などの非常時に電気が止まってもアクアのコンセントから電気を取り出し、家電などを使用できる機能はハイブリッドカーの目玉装備の一つ。
引用:https://toyokeizai.net/
但し、これまではヤリスクロスやアルファードなどでも5~6万円のメーカーオプションでしたが、アクアはそれを全車標準装備にしてきました。
もともとトヨタ自動車東日本の東北工場(岩手県)で造られるアクアは復興のシンボルと位置付けられてきたこともあり、新型アクアに対してもトヨタの矜持が感じられますね。
世界初採用の新型バッテリーを搭載!
アクアのパワーユニットは1.5ℓ直3エンジンに、電気モーターを組み合わせたハイブリッドの一種類。今回注目はバッテリーで、新開発の「バイポーラ型ニッケル水素電池」を初搭載しています。このバイポーラ型とは正極と負極を互いに背面に並べ、効率よく充放電できる仕組み。小型化や内部抵抗の低減に役立ち、積載性や優れた充放電が可能なため出力も約2倍へと高まりました。
引用:https://autoc-one.jp/
この新型バッテリーの効能で従来15km/hまでだったEV時の速度域は40km/hまで可能になり、EV車としての走行領域が約2倍に広がって走りの上質感も向上。もちろん燃費も初代がWLTCモードで17.2~29.8km/ℓであったのに対し、新型は33.6~35.8km/ℓ(FF)とプリウスを超える数値を実現しています。
アクアのグレードと価格は?
アクアのグレード展開はシンプルで全4タイプ。パワーユニットは1種類なので差はありませんが、前述の新型バッテリーは廉価グレードのBには備わらず普通のリチウムイオン電池になります。またその他にもかなり装備が簡略化されていて、シリーズ中唯一200万円を切る価格設定にはなりますが、基本法人ユースを見込んでいるのがBグレードでしょう。
残るは装備の違いにより下からX、G、Zになりますが、価格差は以下のとおりです。
トヨタ車に限らずですが、発売直後はトップグレードがもっともよく売れるし、お買い得感も高めてあるものです。実際、アクアはXとGの価格差が14万円、GとZの価格差が17万円となり、各々の装備差は価格差以上の買い得感があるように出来ています。
コスパもトップのZグレードがおすすめ!
モデルが年を重ねていくと装備の見直しや特別仕様車の設定などで、下位グレードの買い得度もアップしたりしますが、アクアはまだ発売直後。断然おすすめはZグレードです。
簡単に見てもZに標準のBi-BeamLEDヘッドランプ+LEDターンランプ+LEDクリアランスランプをGに付けようと思えば、オプション代がそれだけで11万円です。その他にアルミホイールや10.5インチサイズのディスプレイなどの差もあり、17万円の価格差などすぐに埋まってしまいます。
もちろんエクステリア、インテリアともに最上級グレードだけのしつらえは価格換算できないところですし、中にはカラーヘッドアップディスプレイのようにZにしか選べないメーカーオプションもあって予算に余裕があれば、デビュー直後の今はトップモデルで決まりです。
他方メーカーオプションなどあまり考えない場合にはGグレードの買い得感が高く、下位のXには設定のないパーキングサポートブレーキや本革ステアリング、高遮音性ガラス、上級ファブリックシートなども備わり、実はG→Z以上に価格差に対してのコスパは上がるので検討の価値ありです。
リセールバリューはまだまだ不透明
まだ発売後数か月にしかならないアクアなので、中古車市場での相場形成はこれからといったところ。一般的にリセールバリューを考えると、Bセグメントのコンパクトハッチバックなので残価率はそれほど高くないことは予想できます。
当然、上位グレードの方が年式が進むにつれて相対的に価値が残ると思われ、現在のカタログラインナップではおすすめにも上げたZグレードが有利でしょう。
またベーシックなコンパクトカーだけに、アース系のカラーも魅力的ですが、特にこだわりがなければ定番のホワイトかブラックのボディカラーをチョイスしておくのが無難です。
ライバル比較:同門キャラ違いの国際派ヤリス
ライバルモデルはどのセグメントにもついて回るものですが、Bセグメントのハッチバックは特に数が多く、最近では流行りのSUVもロッキーやライズなどコンパクトモデルが増殖中なためなおさらです。
一般的にはホンダフィットや日産ノート、三菱ミラージュあたりが妥当ですが、本稿では同じトヨタの同門対決という形でヤリスを取り上げました。
引用:https://www.webcg.net/
ヤリスはトヨタ車の中ではカムリやプリウス、RAV4に並ぶ世界戦略車で、現行モデルはトヨタの新開発設計思想TNGAプラットフォームをベースに全てを新設計とし、今にも走り出しそうなデザイン、真の軽快感を与えるエンジン、ハイブリッド世界最高レベルの低燃費、最新の安全安心装備など正に全方位隙のないモデルとして誕生しました。
先代は3代目ヴィッツになりますが、2019年にヤリスへと転身を図るといきなりブレイク。SUVのヤリスクロス、スポーツハッチのGRヤリス含むヤリスシリーズは、コロナ禍の2020年度に20万台以上を売り上げ登録台数第1位となり、さらにはヨーロッパ・カーオブザイヤー(欧州COTY2021)まで受賞しています。
引用:https://car.motor-fan.jp/
ヤリスとアクアを比べると同じプラットフォームに成り立つBセグのハッチバック同士であっても、かなりキャラクターが違っています。わかりやすくまとめるとヤリスは先代ヴィッツ時代を含めて欧州を販売の主戦場としていたのに対し、アクアはアメリカ(プリウスC)および国内でのモデルという色合いでした。それぞれの地域特性に合わせ、ヤリスは客室が小さくとも、優れた走行性能を感じさせるスタイル、アクアは居住空間にも配慮し、ゆったりとしたフォルムが特徴です。
本稿冒頭でも触れましたが、ヤリスが発売された直後はその完成度から9年目を過ぎていた旧アクアユーザーの受け皿とも考えられ、必然次期アクアはないとの観測も流れていました。
一方ではヤリスの攻撃的なルックスや後席居住性を犠牲にしたデザインに馴染めず、さりとて9年選手のアクアを買う気にもなれずといったユーザーも多かったようです。商売的にもライバルのフィットやノートは、リヤシートやラゲッジのスペースがヤリスより優れていることなどを強みにしていました。
引用:https://www.webcg.net/
実際にはトヨタ内でアクア消滅は議論されたことはないらしく、同じBセグハッチバックにもう一車種”国内専用モデル”を送り込んだわけです。この辺りは大トヨタだからなせる力業(ちからわざ)であり、ただでさえ国内軽視の風潮のある他メーカーには真似のできないところ。まして今は全トヨタディーラーで全トヨタ車が買える状況なので、ユーザーは走りとデザインのヤリスか、広さとゆとりのアクアかを並べて選ぶこともできます。
同じセグメントでもしっかりと個性が分かれる2台だけに、案外どちらにするかで悩む場面はあまりないかも知れません。
いずれにしてもホンダ党、あるいは日産党などの方々にはなんとも羨ましい状況ですね。
引用:https://www.gqjapan.jp/
以上、トヨタアクアの値引き相場レポートをお届けしました。
当サイトに寄せられた質問(FAQ)
Qアクアの商談をしていてトヨタ4系列で初回の話し合いを終えたところです。4店ともに同じような値引きで、まだ上乗せもできそうですが、今後の攻め方のコツを教えてください。
A4店舗回るのはなかなか大変だったのでは?これから先は可能性の低そうなところから順番に回るのが良いでしょう。”値引きが大きくなりそう”や”家から近い”ところは本命として最後まで残してその他の店で一番条件が良かったところと本命をぶつけます。その際にはトヨタ同士の競合をしっかり伝えて、値引きの大小とセールスマンの人柄などトータルで決めることも言うべき。最後の商談は「納得のいく条件が出ればその場で他は断って契約する」と迫るのも良いでしょう。
Qアクアグランパーの商談をしたところ本体値引き30万プラス用品も20万から4万引きしてもらえることに。ここまでは良かったのですが、下取り車の車検前に納車できずに1か月ほど遅れます。クルマなしの生活は無理なのでディーラーに相談すると「うちに車検をお任せください。安くします。下取り額は車検付きということでその分上乗せします」と言われました。お任せしていいのでしょうか?
A1か月だと代車を借りるのも少し長いし、担当さんの言う方法が現実的です。念のために車検前と車検後の下取り査定額をもらっておきましょう。また、格安車検業者の見積もりも取ってディーラー車検費用との比較も忘れずに。最後に買い取り専門店とネット一括査定で下取り車の売却価格相場をしっかり調べて丸め込まれないようにしてください。