アルファードの値引き相場レポート【どこよりも詳しいグレード別!】合格ラインは70万引き?実販売データから合格ラインを算出!
最終更新日 2024/10/30
トヨタの最上級LL型ミニバンで、他を寄せ付けない圧倒的な人気を誇り、セグメント一人勝ちが続くアルファード。
そんなアルファードの購入を考えている方が一番気になっているのが“どのくらい値引きが可能なのか“だと思います。
この記事を読めばわかること
- アルファードの効率的な値引き交渉のやり方
- グレード毎の適正な値引き額
- オプション値引きとオマケしてもらう方法
- ライバル車競合にはエルグランドが効果的
- アルファード同士を競合させるコツ
特にこの辺りの情報を包み隠さずご紹介します!
どうしてこんな普通はわからないようなリアルな情報を書けるかというとそれには理由があって…
このページは最新値引き情報とアルファードのおすすめポイントだけにフォーカスしていますので最後まで見ていただけると嬉しいです!
目次(タップで飛べます)
値引きの相場・限界は?【2024年11月最新】
アルファードの値引き相場はズバリ
交渉の深さ | 車両本体 | OP値引き |
---|---|---|
限界まで値引き交渉 | 10万 | 25% |
ライバル車を出して交渉 | 6万 | 20% |
特に交渉なし | 2~3万 | 5~10% |
値引き難易度:かなり渋い リセール価値:S
新型がついにオーダーストップに。8月までの初期生産分は全て受注済みで、秋の一部改良まで再開は無さそう。販売店によっては仮注文なら受け付けてもらえるようです。
人気が高いにもかかわらず、交渉の条件もよくここ最近はオプションをそこそこ付けている場合、50万~60万円の値引き報告も珍しくない状況です。(旧型)
「なんと改良前の在庫車で3桁近い値引きが飛び出した!!!」
「近所の全トヨタディーラーをコンプリする競合で大勝利!」
などの口コミも上がってきています。
グレード別の値引き相場
グレード名 | 車両本体価格(税込み) | 値引き相場 (オプション含まず) |
---|---|---|
Xグレード | 359万7,000円〜 | 9万円 |
Sグレード | 394万1,000円〜 | 9万円 |
【特別仕様車】タイプゴールド | 468万円〜 | 10万円 |
SCパッケージ(1番人気) | 468万1,000円〜 | 10万円 |
エグゼクティブラウンジ | 726万9,000円〜 | 12万円 |
グレードの違いがよくわからない方は下の記事を参考にしてください。
ワンポイント
納期が改善される車種が多く新車を買いやすくなっています!
新年セールは割安に購入するチャンス!
"カーナビ無料装着"や"期間限定の低金利ローン"などのキャンペーンは誰でも付けてもらえるものなので、満足せずに本体値引きを狙うのが鉄則です!
ライバル車種と競合させるのが基本!
ライバル車種との競合で値引きを引き出すのにはエルグランドが効果的。
エルグランドはアルファードのライバルと呼ぶには人気、スペック、売り上げなど相当に水をあけられていましたが、2020年後半にビッグマイナーチェンジを実施。内外観の意匠や先進安全装備のスペックなどかなり引き上がっているため、トヨタの営業マンも警戒しています。
営業マンを“どちらにするか本気で悩んでいる”と思わせれば、成約を勝ち取るためさらなる好条件が出る場合も。
⇒エルグランドの値引きレポート
アルファード、ライバル車にもそれぞれに良いところと悪いところがあるので
「アルファードの悪いところが気になる…」風を装えばばっちりです。
欠点、不満点に関しては下の記事を参考にしてください。
アルファード同士を競合させれば大幅値引きも!
さらにアルファード同士を競合させることも効果的です。
全てのトヨタ車は2020年からトヨタ全チャンネルで売られているので同士競合は簡単です。少し前まではアルファードのライバルとして、ネッツ店で専売となっていた兄弟車のヴェルファイアをぶつけるのが常套手段でしたが、今や同じ店舗でどちらも売っているのでそのパターンは意味を成しません。
同士競合させる場合、経営母体が違うディーラーを見つける必要がありますが、〇〇トヨタやカローラ〇〇といった店舗名の〇〇の箇所が違えば基本、別資本と考えていいでしょう。
その複数店舗を回り「他店ではここまで値引きしてくれたよ」ということを伝えれば、さらに条件が良くなることも期待できます。
どの販売店も自分のところで買ってくれないと利益になりませんからね。
※東京の販売店はトヨタモビリティ東京にほぼ統合されてしまったので、都内ではトヨタの同士競合ができません。都内在住の方はお近くの県まで足を伸ばす作戦にしましょう。「アルファード同士の競合がここまで効くとは!」
佐賀県 男性 30代
グレード:S “Cパッケージ”
値引き額:車両本体48万円
サービス:フロアマット、端数カット
感想:家族で遠出するのが趣味なため、次のマイカーはアルファード一択に決めていました。
車検のタイミングで商談をスタート。当初は競合車種としてエルグランドを上げていたいましたが、トヨタの営業さんには見透かされていたのかあまり相手にされていない様子。
これはまずいと思っていたところ、トヨタ店以外のカローラ店やネッツ店でもアルファードの取扱いが始まったのを知り、合計4つのディーラーからアルファードの見積りを取りました。
正直、同じクルマでも販売店によってかなり値引き額が違うのを実感!
最終的に家からは一番近いトヨタ店さんが頑張ってくれたので契約。4店舗も回るとそれなり大変でしたが、懐具合的には大満足の結果になりました。
良いタイミングで全店舗全車種販売へ踏み切ってくれたトヨタに感謝です。
値引きに満足できないときはサブディーラーという手も
ライバル車や別資本の同士競合でも満足できる値引きを得られなかったときは、サブディーラーを当たるのも一つの方法です。
サブディーラーとは新車販売も手掛けている自動車整備工場や中古車販売店のことです。表の看板に「新車・中古車販売」「全メーカー取り扱い」などと書かれていたらソコです。
サブディーラーはメーカーから直接仕入れができるわけではなく、正規ディーラーから業販(業者販売の略)という形で新車を卸してもらいます。そのため利幅の大きいクルマほどサブディーラーでは売りやすいため、アルファードのような高額商品はけっこう取り扱いが多いはずです。
サブディーラーを簡単に見つけるには中古車販売サイトで、探している車種の「走行距離0~1,000km」「住んでいる地域」を入力し検索してみてください。
新車がヒットすれば、その店舗はサブディーラーとして新車販売もしているということです。
メリット、デメリットや正規ディーラーとの違いなどは「サブディーラーでも新車はオトクに買えるのか」で解説していますのでぜひチェックしてくださいね。
オプション値引きはマスト
オプションからの値引きも車両本体値引きと同様、大切なポイントです。
アルファードの場合は選択用品価格の概ね25%程度を目標に交渉しましょう。
トヨタの場合は営業マン個人の裁量で、メーカーOPは5%まで、ディーラーOPは20%まで値引きを出せると言われています。
また、契約直前だけに通用するやり方ですが、「このオプションをサービスで付けてくれたら契約するよ」と言えば、ちょっとしたアクセサリー類なら付けてもらえることもあります。
具体的には
・フロアコンソール
・センター収納ボックス
・ロングラゲージマット
・ヘッドサポートクッション
・バンパープロテクター
・リヤアンダーミラー
などがねらい目です。
もちろんサービスなので、あまり贅沢は言わずに簡単に付けられるものを狙うのがポイントです。ハンコを用意しておくなどして本気度をアピールしましょう。
どのオプションを付けるかまだ決めかねている方はこちらの記事を見てから決断してくださいね。
「20万円近いアクセサリーが無料サービスされた状態に」
香川県 30代 男性
購入したグレード:HYBRID G “Fパッケージ”
値引き額:42万円(用品値引き含む)
サービス:車庫証明費用カット、ガソリン満タン納車
感想:オプションや用品は一切付けず、車両本体のみで商談を進めてみたが値引き額は20万円で一旦打ち止めのもよう。
思ったほどの条件ではなく、かつ営業マンも商談がやりにくそうなので第2ラウンドは欲しかったオプションをアレこれ付けて再見積もりをお願いした。
アルファードはディーラーオプション、純正アクセサリーの種類が豊富で、気が付くとそれだけで40万円近くに(笑)。
最終的にはディーラーオプションを込みにした総額から、当方の希望金額を伝えて一発回答を迫ってみたところ、営業マンも根負けした様子でしぶしぶOKをもらいました。
支払金額から逆算すると車両本体からの値引きが20万なら、オプションからの値引きも20万円を超えている計算!
実際の値引きの内訳はディーラーのみぞ知るでしょうが、当方は予算の範囲に収まりイイ買い物ができたと思います。
予算は伝えるべきか?
値引き交渉をするときに“こちらの予算を伝えない”というやり方もありますが、営業マンもその道のプロです。黙っていてもおおよその予算は見抜かれます。
ですのでおすすめのやり方としては、これは営業マンにはもしかしたら嫌われてしまうかもしれないのですが、最初に少なめの予算を伝えて値引きを引き出しましょう。
「予算は○○万円なので、これ以上は1円も出せません。オプション品込みでこの予算内に収まるなら即決するよ」
などと勝負を賭ける方法もあります。ちょっとやり過ぎかな?と思うくらい無理めの予算を伝えてしまっても意外となんとかなることも多いです。
細かいサービスのオマケをお願いする
思うように値引きが引き出せなかった場合でも、契約直前が一番ワガママを聞いてくれるタイミングですから、- ・総支払金額からの端数切捨て
- ・ボディーコーティング・メンテナンスパック
- ・登録手数料のサービス・半額
- ・納車時ガソリン満タン
- ・ローンを組むなら金利の引き下げ
セール・決算期を狙う
期末セールや在庫一掃的なセールに合わせ値引きを狙う方法もあります。
決算期も相場以上のビックリするような値引きもあり得ますので
■中間の決算期(8月下旬~9月末)
■年度末の決算期(1月~3月)
■夏のボーナス時期の6月~7月
■冬ボーナス&年末商戦期の12月
こうしたタイミングを見計らって値引き交渉してみてもいいかもしれません。
ディーラーで下取りすると安く買いたたかれることが多い!
新しく車を買うときにはその販売店で今の愛車を下取りに出すことが一般的です。購入と売却をワンセットで行えるので手間もかからずにお得な気もしますが・・・
理由は簡単。競合がいないからです。
なのでこの下取りで損をしている人がめちゃくちゃ多いんです。
しかし営業マンに言われるがままでは損をしてしまうことも…
下取り額を大幅にアップさせる方法
同じ車でもどこに売るかで査定額は変わります。
下取りに出すときに損をすることなく、むしろ下取り額アップに成功した人に話を聞くとある共通点がありました!
答えは簡単です。複数の車買取店を競合させて愛車の買い取り相場を知っておく。
そうすればその査定額をディーラーにバシッと言うだけであっさり下取り額がアップします。
これはうまくはまったパターンですが、もしダメでもその時は買取店で売ればいいだけの話なのであなたに損は全くありません。
しかし一軒一軒買取店を回るのは手間も時間もかかりすぎます。
そんなときに便利なのが一括査定サイト。複数の買取業者に出張査定してもらえるサービスです。
・最大10社の買取店から最高査定額を選べる
・東証一部上場企業グループが運営
・電話がかかってくるのが面倒な人はメールだけで対応可能
↓ナビクル車査定の公式サイト(無料)で愛車の査定額をチェック↓
※査定額だけ確認してすぐに売らなくてもOKですよ!
在庫車が最も値引きされる場合もよくある
在庫車といっても売れ残りではなく、売れ筋モデルの先行発注分がストックされている場合も多いです。 その分値引き条件も良くなりますし、納期も早いです。
一部キャンセル車両などのネガティブ在庫車もありますが、営業マンに確認すればわかりますので、まずは在庫車の有無から気軽に聞いてみましょう。
納期は12か月以上。優先するなら中古車も一考の余地あり
現状納期は12か月以上…。下手したら24か月以上の場合もあるようです。
また今後は世界的な半導体不足が自動車産業へ及ぼす影響再拡大も懸念されているため、全体的に納期が延びのびになる可能性はあります。
アルファードの魅力はココだ!
引用:https://car-me.jp/
近頃は東京で言えば丸の内界隈のオフィス街で、黒いアルファードを見かける機会が増えたような気がしませんか。少し昔なら”社長車”の定番はクラウンやレクサスLSあたりでしたが、今やそのポジションを脅かす存在となってきました。
自動車市場においてミニバンのジャンル、特にラージクラスと呼ばれるモデル群はここ数年SUVの台頭にすっかり押されてしまい、つい先日も2020年秋にビッグマイナーしたばかりのホンダオデッセイが国内販売中止へ、と報じられました。
そのような中にあって一人勝ち状態をキープしているのがアルファードです。
引用:https://carview.yahoo.co.jp/
足元の実績では2020年の9月に月販1万台の大台を超えると、12月を除き2021年の3月まで1万台超えを継続。直近ではやや数字を落としたもののその間、全登録車販売台数の3~5位あたりを維持していて、経済誌等でも取り上げられるほどの事態です。詳しい方なら、2020年から全トヨタディーラーで全車種販売が始まったことも影響していると推察されるでしょう。
それでも軽自動車が新車販売の4割を占めようかというご時世に、オプションや諸経費込みで500万円クラスのクルマがここまで売れるとは「トヨタ恐るべし」です。
高級感、存在感抜群のキングオブミニバン
高級ミニバンの分野で先行していた日産エルグランドをライバルとして、2002年に初代アルファードが誕生。
トヨタ得意のコスト軽減や3.0ℓV6だけでなく2.4ℓ直4を設定したり、上級ミニバンでありながらスタートプライスはMクラスミニバンのちょい足し程度に抑えたりの効果もあって、瞬く間にジャンルトップのモデルに。2008年発売の2代目はV6が3.5ℓに拡大、高級感に磨きが掛かります。
そして現在販売されている3代目アルファードは2015年に登場。既に6年の時が過ぎているため、その間に小改良、追加、マイナーチェンジ等様々手が加わり現行モデルの完成度は相当に高められています。
エクステリアは2017年のマイチェン時に変更を受け、ミニバン界NO.1も過言ではないギラ感の凄まじい巨大メッキグリルを構え、遠目にもすぐにアルファードと分かる存在感を放ちます。
引用:https://bestcarweb.jp/
ミニバンの定石である標準系とエアロ系の造り分けは、もちろんアルファードにもありますが、他モデルに比べると変化の違いは大きくなく、言い換えれば標準系のルックスもグリルの”圧”により迫力十分なルックスとなっています。
多彩なシートバリエであらゆるニーズに対応
この分野のクルマの大きなセリングポイントがインテリア、特にシートの造りやシートアレンジにあるのは間違いありません。
アルファードは以下のとおりセカンドシートに4つのタイプが設定され、その他にも福祉車両的な側面もあるサイドリフトアップチルトシート仕様もあります。
いずれのシートも魅力がありますが、”地上のビジネスクラス“と言えそうなエグゼクティブラウンジは、移動オフィスとしてショーファー用の引き合いが強くアルファードの真価が伺えるセレクトです。
一方、8人乗車が可能となるベンチシートは、6:4に分割チップアップで折りたたむことが可能。アルファード中、もっとも広大なラゲージスペースを作り出せるためファミリーカーとしては最適なモデルです。
先進安全装備も充実。2017年のマイチェン時に第二世代のToyota Safety Senseへと切り替わった後も、オプションやグレード別だったインテリジェントクリアランスソナー、バックガイドモニター、3眼LEDヘッドランプ等の標準装備化を拡大させています。
引用:https://response.jp/
直4・V6・ハイブリッドから選択可能
アルファードのパワーユニットは2.5ℓ直4、3.5ℓV6、ハイブリッド(2.5ℓ直4+モーター)の3種類が用意され、各々トランスミッションには直4がCVT、V6が8速ATの組み合わせです。
2.5ℓハイブリッドはスタート時にモーター走行が基本となっているため、車格に見合う静粛性が魅力です。一方の3.5ℓV6はマイナーチェンジの際、それまでの2GR-FE型(280PS)から直噴化された2GR-FKS型(301PS)に換装されていて、パワーアップを図りながら燃費も改善されています。
引用:https://motor-fan.jp/
アルファードのおすすめグレードは?
トヨタのトップミニバンらしく3種のパワーユニット、4通りのシートレイアウト、2種のボディデザインなど選択肢が多く、下記のとおり組み合わせによるグレード展開も豊富です。
シートレイアウトについては、ご使用になる方の事情によりニーズが異なるので何とも言えませんが、リーズナブルに購入を考えたい場合は自然吸気の2.5ℓ直4ガソリンモデルの一択となり、実際販売台数面でも割合的に多数派。ですがアルファードの車格を考えるとハイブリッドかV6の選択も考えたいところです。
大排気量V6を狙える最後のチャンス?
燃費や静粛性の絶対値ではハイブリッドが強いには違いありませんが、悩ましいのはその価格設定。
もともと高価なハイブリッドシステムに加え、アルファードのハイブリッドは全車E-Four(電気式4WD)となりFFの設定がありません。そのためトップユニットの3.5ℓV6エンジンでも同グレードで比較すると、ハイブリッドよりも低い価格設定です。
引用:https://www.autocar.jp/
低いと言っても例えばV6のGFとハイブリッドのG”F パッケージ”の差額が約17万円。
同じくエグゼクティブラウンジSなら約13万円とわずかなので、燃費の差によるランニングコストですぐにハイブリッドが差額を吸収してしまうかも知れませんが、大排気量のV6ユニットはもはや絶滅危惧種。
こうしたユニットを愉しめる最後のチャンスかも知れず、前述のとおりマイチェンで換装されたV6エンジンは、これまでの集大成としてトヨタが主要部品を一新して開発したもの。ハイブリッドには劣っても筒内直噴のD-4S、バルタイ制御のDual VVt-iなど最新技術で優れた燃費性能と、V6らしいスムーズさとパワーを両立させています。
引用:https://www.goo-net.com/
ドライバーズカーとしてアルファードをお考えの方には、ぜひおすすめです。
リセールバリュー優先ならコレで決まり
発売から6年が経ち、2021年の現在も月販記録を更新するほどの売れ行きを見せるアルファードですから、当然中古車市場でも人気車種です。そもそもアルファードの優位性の一つには高いリセールバリューがあり、それを理由にマイカーとする人も多いでしょう。
流通するタマ数も豊富なため、ある程度グレード別のリセールバリュー評価は出来上がっていて、前項で3.5ℓV6をおすすめしながら何ですが結論から言えば「2.5ℓ直4のS”Cパッケージ”」で決まりです。
引用:https://www.nextage.jp/
このグレードはエクステリアがエアロ系で、シート種類はエグゼクティブパワーシートを装着しているため、アルファードの人気アイテムをしっかりと抑えながらも価格レンジは中間値。車両本体は468万円ほどで、車検前に乗り換えるなら420万円前後の売却実績もありコスパはかなりのもの。
さらにリセールバリューに拘るなら、ブラックよりホワイト系のボディカラーがなお良しです。
ライバル比較:高級ミニバンの先駆たるエルグランド
先にも触れましたがエルグランドは高級ミニバンジャンルの元祖といえ、1997年デビューの初代モデルの爆発的ヒットはトヨタを大いに焦らせ、結果対抗馬としてのアルファードを誕生させるきっかけにもなりました。
初代から2代目まではFRベースということもあって、それが走り味などでライバルにはない個性とも言えましたが、2010年発売の現行3代目からはFFベースに転身。
引用:https://car.watch.impress.co.jp/
低めの全高ながら低床フロアで車内は広くなりましたが、反面、アルファードやホンダエリシオン(当時)と同じ土俵へ上がったことで競争も激しくなりました。
登場から10年が過ぎ、とっくにモデルチェンジしていてもおかしくないところですが、日産は2020年にビッグマイナーチェンジを敢行。内外装のデザインをリフレッシュし、先進安全装備が一部アップデートされました。
エルグランドのルックスは初代から現行型まで一貫して、アメリカンな雰囲気を醸すミニバン王道ルックで、二段構えのヘッドライトなどにキャラクターを感じさせます。アルファードに比べ120mmも低い全高は、大柄なLLクラスミニバンにあってはスポーティな印象があり、実際に低床プラットフォームによる低い着座ポイントなどから運転感覚もミニバンっぽくありません。
セカンドシートの中折れ機構や左右独立したキャプテンシートなど、本来エルグランドが先行した快適な居住性は、現行型もしっかりと継承されています。
引用:https://kuruma-news.jp/
電動系パワーユニット未設定がイタイ!
一方でアルファードより劣ってしまう点は、発売時期の違いから少なからずありますが、やはり第一はパワーユニットでしょう。2020年にビッグマイナーがあったとはいえ、さすがに現行エルグランドにハイブリッドを設定することもできず、そこを望む方には選択肢がありません。これはアップデートされた先進安全装備にも言えることで、日産自慢のプロパイロットなどは機能的な制約から搭載が見送られています。今の日産車はe-POWERやプロパイロットなどが”推し”だけにセレナやノートにも搭載されているそれら機能が、同社の最上級ミニバンにないのは残念です。
ビッグマイナー直後なので、当面現行モデルが継続販売されるはずですが、将来登場する4代目エルグランドにも期待したいところです。
ヴェルファイア消滅へのカウントダウン
引用:https://www.motordays.com/
アルファードの真のライバルは、エルグランドでもオデッセイでもなく実は同門のヴェルファイアという見方もあったでしょう。
2代目モデル時代には、アルファードよりヴェルファイアの販売台数が上回っていた時期もありました。
しかし2020年に全トヨタ店で全モデルが買えるようになると、事態は一変。いわゆる兄弟車の意味合いが薄れ、タンクが廃止となってルーミーに一本化されたような改廃が起きています。ノア/ヴォクシー/エスクァイアのミニバン3兄弟も次期型では、ノアに一本化される公算が高いです。
そうした中、2021年の5月からヴェルファイアは特別仕様車の「ゴールデンアイズⅡ」の1グレードへと集約されることになりました。従来は16グレード近い展開でしたが、一気に整理される形に。ちなみにカタログは既にリストラ(?)されていて、アルファードのカタログの末尾にひっそりと掲載されています。
引用:https://www.rakuten.ne.jp/
ヴェルファイアとアルファードはエクテリア、特にフロントマスクはかなり差別化されていますので、もう少し需要が二分されるかと思われましたが、ふたを開けてみるとここ数か月は売れ行きに10倍近い差が生じていました。両方売っているのならアルファードで、というお客さんが多かったのですね。
ちなみに販売されているゴールデンアイズⅡは、ゴールドの加飾入り3眼LEDヘッドライト、漆黒メッキのフロントグリル、ランプモールやガーニッシュが採用され、インテリアにもパーフォレーション加工を施したウルトラスエード/合成皮革の専用コンビシートや、メタルウッドの本革巻きステアリング、ブラックでコーディネートされたピラーやルーフライニングなどがセリングポイント。
もちろんアルファードにもほぼ同内容の「タイプゴールドⅡ」が限定車で設定されています。
引用:https://www.autocar.jp/
リセールバリューまで考えるとアルファードに比べ分が悪いですが、おそらく次回モデルチェンジでヴェルファイアが消滅するのは既定路線であることが伺え、気になる方は手に入れる最終チャンスとなっていますよ。
以上、トヨタアルファードの値引き相場レポートをお届けしました。
当サイトに寄せられた質問(FAQ)
Q販売店に行ったところ、「新型アルファードはオーダーストップ」と言われました。できるだけ早く手に入れる方法が知りたいです!
Aアルファードの受注再開時期は不明です。半導体の供給状況によって一時的に受注再開などのケースもあるのでダメもとで販売店に購入する意思があること、再開されたら連絡が欲しいと伝えておきましょう。
中古車も異常な高値なのでオススメできません。
Q令和2年2月に購入したアルファードS・Cパッケージ(サンルーフ、モデリスタエアロ付き)に乗っているのですが、担当セールスマンが「アルファードは来年フルチェン予定なので中古車価格の値崩れ前に買い替えがお得です」と勧めてきました。新車で勧められているのはランクルです。3年の残価設定クレジットが半分ほど残っているのですが、買い替えた方がお得でしょうか?
A残価設定型クレジットを利用している人は買い替えのサイクルが短い人です。あくまでもセールストークなので全部を真に受ける必要はありません。アルファードの中古車価格は相当な高値で推移しており、フルチェン後でもそうそう下がるとは考えられません。
ただし、
・ディーラーの下取り価格が相場よりも高い
・質問者さんが買い替えをしたい
・新車の値引きもしっかり取れる
などの条件が揃うようなら買い替えもアリです。下取り価格に関しては買い取り専門店やネットの一括査定で見せて下取り額と比較することをお勧めします。
A納車まで時間があっても注文書にサインしてしまうとボディーカラーやグレード、メーカーオプションなどの変更は原則できません。まれにOKになることもあるので、希望を伝えて”可能ならお願いします!”という姿勢でいるのが良いでしょう。基本は無理なので期待せずに待ちましょう。
A現在はカーナビの有無で査定額は極端に変化することはありませんが、本来あるはずのものがない場合は「欠品」となり査定額が下がることもあり得ます。また、それがなくても下取り先を貶める行為になります。その後の付き合いにも悪影響しか出ませんのでやめておくことを強くおすすめします。
AOSS(ワンストップサービス)は登録手続きと車庫証明手続きの申請をネットで同時に行うシステムです。もちろん別々に手続することもカットすることも可能です。しかしアルファードクラスの車を買うのならそこはサービスしてもらいましょう。ダメでもほとんどの場合は代わりの付属品を付けてもらえますよ。
Qアルファードの新型をいち早く手に入れるにはどうすれば良いですか?
A新型がついに発売されました。これから動くのは少し遅いですが、最寄りの経営資本の異なるトヨタの販売店を全て回って少しでも納期の短いところで買うと良いでしょう。通常で1年以上、運が悪いと2年以上かかります。