ウェイクの欠点に関する口コミ!オーナーならではの不満点を6つ紹介
最終更新日 2021/9/16
軽自動車のジャンルの中で、最も勢いのあるスーパーハイトワゴン。コンパクトなボディからは想像できないほどの広い車内空間と、痒い所に手が届く実用性が魅力のジャンルです。
ウェイクは人気のスーパーハイトワゴンの中でも特に広い車内空間を実現しており、その使い勝手の良さは幅広いユーザー層から支持を得ています。
今回はそんなウェイクの欠点に関する口コミを6つ紹介。ウェイクを所有するオーナーだからこそわかる不満点を中心に、詳しく解説していきます。
目次(タップで飛べます)
ウェイクの欠点はどこ?オーナーならではの不満点を紹介
ダイハツはウェイクのほかにも、スーパーハイトワゴンをラインナップしています。それがタントです。
タントはウェイクと比べて車内空間が狭いというデメリットがありますが、人気自体はウェイクよりもはるかに上。
車内の居住性に関しては間違いなくウェイクの方が勝っているにもかかわらず、人気の差はいったい何なのでしょう。
それはこれから紹介するウェイクの欠点に隠されています。早速チェックしてみましょう。
加速性能が低い
スーパーハイトワゴンは広い車内空間を実現している反面、車両重量が重いというデメリットがあります。
普通車ならエンジンの排気量を上げたり過給機を取り付けたりすることで車両重量の重さをカバーできますが、排気量とエンジンの最高出力が規格によって定められている軽自動車は、簡単に解決することができないのです。
ウェイクの車両重量は990~1,060kgと、スーパーハイトワゴンの中でも特に重いことで有名です。軽自動車の中でも重量級に位置するウェイクは、車両重量の重さが原因で加速性能が低いという欠点があります。
特にゼロからの発進、つまり停車時からのスタートダッシュでもたつきやすく、ストレスを感じているオーナーは多いのだとか。
ウェイクにはターボエンジンを搭載しているグレードもありますが、ターボモデルでも加速が多少マシになる程度で、快適な加速性能は実現できていません。
運動性能に難あり
ウェイクの車両重量が重い要因のひとつである、全高の高さ。クラスNo.1の車内空間を目指して設計されたウェイクは、軽乗用車であるにもかかわらず軽商用ワンボックス並みの全高を誇ります。
高く確保された全高は車内の快適性を高めるという点に貢献していますが、その代償として、運動性能に欠点が隠されているのです。
カーブを曲がるときにボディが横方向に傾いてしまうことをロールと言いますが、スーパーハイトワゴンは全高の高さが災いして、ロールを強く感じやすいという弱点があります。
ウェイクはタントや他社のスーパーハイトワゴンよりも全高が高く設計されているため、より強いロールを感じてしまうのです。また、全高が高いということはそれだけボディの面積が大きいということでもあります。
ウェイクは全高こそ高く設計されているものの、軽規格によって縛られているため、全幅を広く確保することはできていません。そのため、横風をダイレクトに受けてしまい、直進安定性が低いという欠点もあります。
下道での走行が多い人はウェイクの直進安定性の低さを感じる機会は少ないかもしれません。しかし、高速道路やバイパスを多用する人は、すぐにウェイクの直進安定性の低さを痛感するはずです。
ウェイクは旅行やアウトドアを楽しむユーザーを想定して開発された軽自動車でもありますが、遠出するたびに運動性能の低さを強く感じてしまうというのは致命的だと思います。
フルフラットモードがフルフラットじゃない
ウェイクにはアウトドアユーザー、特に車中泊を楽しむユーザーに向けてフルフラットモードというシートアレンジが採用されています。
フルフラットモードとは、フロントシートのリクライニング機能とリアシートのダイブダウン機能(床下格納)を組み合わせることで、運転席からラゲッジスペースまでフラットな空間を実現できるという優れたモードです。
マットを敷いて仮眠してもよし、荷物をたくさん積んでもよしと、至れり尽くせりのように感じるフルフラットモードですが、ウェイクのオーナーによると不満点もあるのだとか。
実はウェイクのフルフラットモードはシートの構造上、フロントシート側に段差が、リアシート側に傾斜ができてしまいます。
フロントシートの座面とラゲッジ部はフルフラットですが、フロントシートの背もたれとリアシートはフルフラットではありません。
つまり、フルフラットモードとは名ばかりで、厳密にはフルフラットではないということになります。
フロントシートにできる段差はシートとしての役割を果たすためにはしかたのない部分もありますが、リアシートはもう少しユーザビリティを考慮して設計することはできなかったのか、疑問を感じてしまいます。
安全性に疑問が残る
ウェイクのオーナーの中には、ウェイクの安全性が低そうだと感じている人も多いようです。ウェイクは少しでも車内空間を広く確保するために、ドアを可能な限り薄く設計しています。
これでは側面衝突性能が低そうだと感じる人がいてもおかしくはありません。ただでさえウェイクはコーナリング中の強いロールや直進安定性の低さなどで、不安を抱えながら運転している人が多いはず。
車内空間の広さももちろん大切ですが、多少犠牲にしてでもドアは頑丈そうに設計した方がよかったのかもしれませんね。
しかし、実際にウェイクの安全性が低いわけではないので、安心してください。
ウェイクには新骨格構造を採用した次世代の衝突安全ボディ「TAF(タフ)」を採用しています。様々な衝突実験を重ねて市販に至っているので、ほかの軽自動車よりも安全性が低いということはあり得ません。
ただし、安全性に疑問が残るという点は変わりありません。
なぜなら、ウェイクは運転席と助手席の乗員を保護するサイドエアバッグこそ標準装備していますが、後部座席の乗員を保護するサイドカーテンエアバッグはオプションの設定すらないからです。
さらに、ダイハツの先進安全技術である「スマートアシストIII」は一部グレードを除いて標準装備されていますが、「スマートアシストIII」の性能自体が他社の先進安全技術に遅れをとっているため、一刻も早く改良してほしいところ。
安全性能で普通車に劣る軽自動車だからこそ、きちんとした安全装備を採用してもらいたいと感じているオーナーは多いはずです。
後部座席の乗り心地が最悪
ウェイクの後部座席は乗り心地が悪いと感じているオーナーが多いです。フルフラットモードの実現を優先したためか、リアシートの座面が薄く、路面の状況がダイレクトに伝わります。
また、シート自体のホールド性がないに等しく、カーブを曲がるたびに上体がゆらゆらと揺さぶられます。これはウェイクの全高の高さが関係しているのかもしれません。
シートのクッション性の低さとサポート性の低さを考えると、長距離の移動は疲れを覚悟する必要がありそうです。スーパーハイトワゴンというジャンルはどのメーカーも売れ筋なので、各社力を注いで開発しています。
しかし、ダイハツはプレミアムなスーパーハイトワゴンとしてすでにタントがラインナップしているため、ウェイクではある意味割り切った設計を採用しているのかもしれませんね。
価格が高いのに外観・内装が安っぽい
ダイハツのプレミアムな軽自動車といえば、コペンなどのスペシャリティカーを除くと間違いなくタントです。タントはダイハツの軽自動車の頂点にふさわしい車なのですが、実はそんなタントよりもウェイクの方が価格設定が高いことにお気づきでしょうか?
エントリーモデルの価格はタントが1,220,400円(税込)に対し、ウェイクは1,350,000円(税込)となっています。
にもかかわらず、ウェイクの外観と内装が安っぽいと不満に感じているオーナーは多いです。正直、私もそう思います。
デザイン自体はアウトドアユーザーを想定した遊び心のある作りで概ね好評なのですが、プラスチック感まる出しで質感は低いとと言わざるを得ません。
割高な印象はあるが、レジャー用途には最適
ウェイクの欠点に関する口コミを6つ紹介しました。この中で致命的だと言えるのは、やはり運動性能の低さと安全装備が充実していない点でしょう。
これらはすぐにでも改善してほしいところですが、これらの欠点の改善=ウェイクの魅力をスポイルすることに繋がる恐れがあるので、しかたないのかもしれません。
逆に、上記で挙げた欠点を許容できるのであれば、ウェイクは間違いなくおすすめできる車です。
道具としての実用性を備えながらも遊び心に溢れた外観と内装。この2つを両立しているスーパーハイトワゴンはウェイク以外にありません。
どうしても割高な印象はありますが、昨今は軽自動車の価格が高騰しているため、実際に見積りを出してみるとそう変わらない可能性もあります。ウェイク自体の人気がそれほど高くないので、大幅値引きも期待できるかもしれません。
NAモデルは購入しない方が良い!
購入前のアドバイスをひとつ。ウェイクの車両価格の高さを抑えるために、NA(自然吸気)モデルを購入することはおすすめしません。
重たすぎるボディと非力なエンジンの組み合わせは、ストレスしか生まないからです。ウェイクを購入するなら、ターボモデルをチョイスするべきだと思います。
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