スペーシアギアのオプションを徹底調査!おすすめアイテムとナビはどれ?
最終更新日 2021/10/9
軽自動車の雄、スズキはSUVラインを強化しています。元より本格派4駆のジムニーを1970年代から長きに渡り育てブランド化してきたのが強みですが、業界のSUVへの潮流を素早く察すると2013年に軽初のクロスオーバーとなるハスラーを開発、一代で人気モデルへと成長させました。
手を緩めないスズキは、軽ジャンルの中では断トツの人気を誇るスーパーハイト系ワゴンにもSUV色を強めたモデルを投入しました。それが2018年に発売となったスペーシアギアです。
引用:https://www.webcg.net/
ここではスペーシアギアを実際に購入しようとした際に気になる、豊富なオプションの中から厳選したおすすめアイテムをご紹介していきます!
目次(タップで飛べます)
スペーシアギアはこんなクルマ
スペーシアギアのベースとなるスペーシアは2017年にモデルチェンジした2代目モデルです。内外装はアルミのスーツケースをイメージさせるデザインで、モダンなルックスに仕上がっており、スズキの中では販売台数トップモデルとなっています。
スペーシアギアは、ジムニーやハスラーなどスズキ流SUVを彷彿とさせる丸型ヘッドライトに前後の大型バンパー、ルーフレールやガーニッシュなど専用パーツを装備。ドアミラーやアルミホイールをブラックアウトして、SUVテイストを演出しています。テイストとしたのは基本ディメンションが標準車と同じで、最低地上高や前後アングルに変更はないため、本格的な悪路走破性等は備えていません。
引用:https://www.webcg.net/
インテリアも標準車と同一ながら、撥水シートや前席シートヒーターを装備。アッパーグローブボックスのデザインもスーツケースモチーフになっている他、メーターやシートステッチに入るオレンジのアクセントカラーがギアらしいポイントになります。
メーカーオプションはひとつだけ
安全運転に外せない全方位モニター用カメラパッケージ
新車購入時に選択しなければならないメーカーオプションは、スペーシアギアの場合は「全方位モニター用カメラパッケージ」の一つだけです。
引用:https://minkara.carview.co.jp/
但し、このパッケージは以下の通り内容が盛りだくさんで、プライスバリューの高いオプションとなっています。
全方位モニター用カメラ
クルマの前後左右に4つのカメラが設置され、ディーラーオプションの対応ナビを装着すれば、クルマを真上から見たような映像を映し出す全方位モニターになります。同時に見通しの悪い場所で人などが近づいてくるとお知らせする左右確認サポート機能もフロントとリヤに装備し、運転席から見えにくい周辺状況の確認をサポートしてくれます。
ヘッドアップディスプレイ
運転に必要な情報をフロントガラスにカラーで映し出す、投影式のヘッドアップディスプレイも付きます。車速やシフト位置、デュアルセンサーブレーキサポートの警告などが、視線の先に焦点を合わせやすいように表示。メーターパネルを見なくても確認できるため、ドライバーの視線移動や焦点の調節を減らし、安全運転に貢献します。
標識認識機能(進入禁止)
フロントガラスに設置されたデュアルセンサーが、走行中進入禁止の標識を検知するとヘッドアップディスプレイに”進入禁止マーク”を表示します。ドライバーへ通知することで、一方通行逆走などを予防できます。
その他にも、あると便利なUSBソケット、GPSアンテナ、TV用ガラスアンテナまでセットになっています。内容も豊富でぜひおすすめしたいメーカーオプションです。
「アウトドア」がディーラーオプションのキーワード
引用:https://web.goout.jp/
スズキは豊富な純正アクセサリーが揃っているので、いく通りにも自分仕様に仕上げていくことができますが、ここはスペーシアギアのキャラクターを考えれば、アウトドアスタイルにまとめていくことがセオリーでしょう。
カタログにも、いかにも”I Loveキャンプ”的な参考カットが並んでいます。この中からおすすめアイテムをご紹介していきます。
形から入るにはまずはコレから
カタログでも目を引くのはカータープです。スズキの純正指定されているタープは、アウトドア商品の老舗小川テント社(現:キャンパルジャパン社)製なので品質面は問題なし。
タープはキャンプ地などで日よけや雨よけとして活躍する実用品ですが、これを張るか張らないかで”キャンプしてます感”は大違い。騙されたと思って使ってみて欲しいアクセサリーです。
クルマへの取り付けは、吸盤を使用しますので車体側へ一切の加工は不要なのも嬉しいですね。
カータープをお考えの方には耳より情報ですが、このカータープは楽天等の通販サイトでも販売されています。しかもお値段が約1万円安!もちろん小川テント製の同製品ですが、違いは「SUZUKI」のロゴが入るか入らないかくらい。そこにこだわりがなければポチッてしまうのも手かも知れません。
引用:https://item.rakuten.co.jp/
カータープとセットで揃えたい専用蚊帳
バックドアネットもタープとセットで装備したいアイテムです。
特にリヤ側へカータープを設営した場合、バックドアが開いた状態になるため、プライバシーの確保と夏場などは蚊や虫の侵入防止に役立ちます。
車中泊セットでドライブ旅行はじめませんか
近年、節約志向の高まりなのか人気拡大中なのが「車中泊」。もちろん倹約だけでなく移動手段であるクルマに寝泊まりすれば、旅の自由度が飛躍的に高まることもあるでしょう。
スペーシアギアにも車中泊する際にマストなアイテムをラインナップしています。
これでプライバシーはバッチリ
車内プライバシーを保護するシェードは必須です。フロントとリヤでそれぞれ揃えねばならず、ちょっとお高めですが「メッシュ」が付いているので、網戸としても使える点がポイント高いです。夏場などいいですよね。
一方で単に目隠しだけできればいい、とお考えの方には市販品で1万円以下(フロント・リヤセット)のスペーシア用もあります。
車中泊最大のポイントはココ
車中泊といえど熟睡できる環境は長距離ドライブには重要です。
そこでリラックスクッションはぜひ揃えたいところ。軽自動車だけにシートが完全フルフラットにならないのはツライですが、スペーシアギアのシート形状に合わせた寸法取りでフィット感が市販品とは違います。
完熟狙いなら、市販品でフラット状態のシートの上に設営するベッドキットも売られています。価格は6万円~といった感じです。
これなら段差がなく、真っ平なので布団を敷いて休めれば完璧ですが、収納面でかなり工夫が必要になりますね。ソロドライブならアリかも知れませんけど。
家電製品をそのまま使うには
ACパワープラグも必需品の一つです。車内でAC100Vコンセントの電化製品が使えるようになります。
標準のアクセサリーソケットやメーカーオプションのUSBソケットなどもありますが、フツーのコンセントがあると何かと便利です。
車中泊する場合、就寝するときにはエンジンを切るのがエチケット。夏場は小型扇風機とかも使いたいところですから準備は怠りなく。
あれば役立つ小さな便利グッズ
荷室にあればふとした時に役立ちそうなユーティリティカラーリングフック。かわいい見た目と裏腹に1個あたり2000円弱とイイお値段です。
引用:https://minkara.carview.co.jp/
その分、吸盤や両面テープと違いボルト留めされるので取付けはしっかりとしています。ラゲッジスペースサイドに付けるのも定番ですが、せっかくのスーパーハイト系軽ワゴンなのですから、高い天井を有効活用しているユーザーさんもいらっしゃいます。アイデア次第で用途が広がりますね。
天井の有効活用という観点からは、市販品となりますが「車内キャリア」をご紹介しておきます。写真の通り天井部へ取り付けるオールアルミ製のフレームです。既存の天井留め具を利用するため、車体へは無加工でボルトオンできます。
引用:https://www.tranpo.com/
フレームへネットを張って車中泊グッズやクッション、サンシェードの保管場所にするもよし、別売りの専用ロッドホルダーを使えば釣り竿格納も可能です。パイプ自体に強度があるので、シンプルにハンガーとしても使用でき、もちろん取り外せばカンタンに元の状態に戻せます。アウトドア系のカーアイテムって本当に充実しています。
アウトドア感2割増&実用性アップ
軽の枠組みの中では、最大級の空間効率を誇るスーパーハイト系のスペーシアギアですが、上記した車中泊セットやレジャー用品、キャンプ用具などはけっこうなボリュームになるため、積みきれない場合もあるかも知れません。
以下2枚引用:https://www.craft-web.co.jp/
そんな場面が想定できそうなら、最初からルーフキャリアの装着を検討しておくべきです。
純正アクセサリーには、スペーシアギア専用のTerzo製のカーゴラックアタッチメント+ベースキャリアがあります。標準のルーフレールへ装着できる仕様になっており、アタッチメント等含む総重量30kgのものまで積み込めます。
ラックにはもう一種アルミ製ルーフラックアタッチメントがあり、こちらの方が安く本体が軽い分、荷物の積載量も増えるのですが、デザイン的にはカーゴラックアタッチメントの方がスペーシアギアには断然似合います!
選べるナビからおすすめはコレ!
スペーシアギアのディーラーオプションに設定されているナビは、4ブランド9種類とけっこう豊富です。特に同セグメントに2種類の画面サイズがあるモデルが多く、選ぶ方にはありがたいラインナップです。
おすすめとしては、メーカーオプションにて”全方位モニター用カメラパッケージ“を推している以上、まずは全方位モニター対応品から選びたいところ。
そうするとパナソニック製で4種類、パイオニア製で2種類となります。パナソニックはスタンダードモデルとエントリーモデルがあり、それぞれ8インチと7インチ画面が選べます。パイオニアはスタンダードモデルだけで、同じく8と7インチが揃います。
ちなみに流行りの大画面ナビとしては9インチ以上が欲しいところですが、スペーシアギア用にもクラリオン製ハイグレードモデルに9インチ画面はあります。しかし残念ながら、先の全方位モニターに非対応のため外しています。
引用:https://response.jp/
全方位モニター対応の中からイチ推しおすすめモデルは、パナソニック製エントリーナビ8インチです。まずパイオニア製スタンダードモデルと比べると、エントリーモデルなので価格が安い上にほぼ同じ性能を有しています。若干、メーカー違いによる独自機能の差異程度です。
パナソニック製のスタンダードモデルと比べた場合、本体のデザインは8インチ・7インチとも全くの同一品で、違いは主に映像・音楽の再生ソースの種類と音声認識機能の有無となります。前者はスタンダードの方でも別売りのオプションを付けなければなりませんから、HDMI入力によるスマホのミラーリング等に関心がなければ不要でしょう。
後者の音声認識は、近頃ベンツやBMWにも「Hey」とか「Hi」でAIと会話する機能が拡充されてきていますが、このナビのものは対話型音声認識スマホアプリDrive T@lkerをBluetooth接続して行うものです。
便利な機能のようには感じますが、肝心のアプリの完成度が低いようで、少しググるとDrive T@lkerの低評価がいくらでも出てきます。もう少し熟成に時間が掛かるようなので、これは外してしまってもいいかと思います。
そこでおすすめは、パナソニック製エントリーナビ8インチとしました。
引用:https://response.jp/
7インチ画面も機能は同じでお安いのですが、視認性が何より重視される車載モニターについては、できるだけ大画面のものをおすすめします。
番外編:SUV”風“では満足できない方へ!!
引用:http://www.4×4.co.jp/
冒頭の車種プロフィールのところで、スペーシアギアの走行性能については標準車と変わりなく、あくまで”SUVテイスト”なクルマと書きましたが、世の中にはそれでは飽き足らない方々がいるようです。
手っ取り早くSUVらしい機能、走破性を手に入れるには、車高を上げて、アプローチアングルとデパーチャーアングルを稼ぐ方式でしょう。
引用:http://www.4x4magazine.co.jp/
単純にはタイヤ径を大きくすれば、その分車高が上がるわけですが、ホイールアーチ内に干渉するようだと操安性に問題が出ます。そこでサスペンションを交換して車体をリフトアップすることも必要になります。
アフターパーツマーケットでは色々な製品が出ていて、上を見るとキリがないので、ここでは入門編的に機能と価格と安全性からバランスが良く、おすすめできると感じたものをご紹介。それが神戸の老舗4WD専門ショップ「マスターピース」で販売されている「ワン サイズアップサスペンションキット&リフトアップサスペンションキット」です。
以下2枚引用:http://www.4×4.co.jp/
フロント、リヤ共にリフト量はわずか1インチ(約25mm)と控えめで、標準のショックアブソーバーはそのまま生かしたマッチングで設計されています。これでタイヤをオフロード寄りのものに換えるだけで、一切乗り心地等犠牲にせず、街乗りからダート走行まで快適かつ軽快に走れるようにしてくれる魅力のキットです。
ギア感満載の車体デザインに、より本物感を与えてくれるドレスアップはいかがでしょうか。
以上、スペーシアギアのおすすめオプションをご紹介しました。
この記事を見てくれた人には新車購入時に絶対損をしてほしくないので、どうやって騙されずに値引き交渉すればよいのか、次の記事でチェックしてみてください。
スペーシアギアを安く買うには下取り車を高く売ることがカギ
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