クルドラ

スペーシアベースの厳選おすすめオプション7つとナビを徹底調査!後悔しないために付けておきたいDOPはコレ!

最終更新日 2022/10/10

軽商用バンといえばフツーに思い浮かべるのは「キャブオーバー型」、いわゆるエンジンの上にコクピットが乗っかったディメンションのワンボックスカーでしょう。

スズキエブリイダイハツハイゼットなどが主流のジャンルですが、この軽商用バンに新しい潮流ができつつあります。それがFF型軽商用バンです。以前からスズキのアルトバンなどはFF車軽商用でしたが、ポイントになったのは2018年ホンダキャブオーバー型アクティに代わってN-VANを投入したことです。スーパーハイト系軽ワゴンN-BOX軽商用に造り変えたもので、本家同様に商用部門でもスマッシュヒットとなりました。

軽の雄スズキがこれを見逃すはずはなく、2022年夏に満を持して発売されたのが「スペーシアベース」です。

引用:https://dime.jp/

軽乗用スペーシア軽商用規格に置き換える手法はN-VANのそれと同じで後追い感もありますが、のジャンルではよくあること。例えばスズキがハスラーを出せば、後からダイハツはタフトを出すし、ダイハツがムーヴキャンバスを出せば、スズキはワゴンRスマイルで追っかけるといった感じ。しかしこうしたライバルが登場してこそ商品の切磋琢磨があり、クルマもブラッシュアップされていくものです。

さて、今回クルドラでは発売間もないスペーシアベースを実際に購入しようとしたときに気になる豊富なオプションを、メーカーオプションディーラーオプションに分け厳選したオススメ品をご紹介していきます!

スペーシアベースってこんなクルマ

引用:https://web.motormagazine.co.jp/

スペーシアベースは、スペーシアスペーシアカスタムスペーシアギアに続く第4のモデル。ルックスはカスタムフロントマスクギアリヤ回りを併せたような造形です。グリルホイールブラックで仕上げ、タフなイメージと商用らしからぬパーソナル感を漂わせます。

スペーシアベース商用バンの規格に合わせるため、後席空間荷室空間より小さくする必要がありますから、必然リヤシートは折り畳むことを前提とした小ぶりなサイズとなります。ヘッドレストも装備されないかなり割り切った造りですが、その分、後席を畳んでしまえば荷室空間と合わさって大きなラゲッジルームとなります。

そのラゲッジルームをいかにホビーライクに使えるかがスペーシアベースのキモであり、セリングポイント。ラゲッジには標準装備で”マルチボード“が用意されているので、それを上段にセットし、畳んだ後席に腰掛ければワーケーションに使えそうなデスクスペースに早変わり。逆に下段にセットして、前席の背もたれを倒せばフルフラットな空間が出現。大人2人でもゆったり快適な車中泊モードが楽しめます。

もちろん「お仕事クルマ」として、画像のような使い方もユーザー次第なのでビジネスパーソナルどちらでもこなせる守備範囲の広さが、今回商用バン化した魅力でしょう。

引用:https://www.webcg.net/

メカニズム面では基本のスペーシアを踏襲するものの、エンジンからはハイブリッド機構が省かれNA(自然吸気)ガソリン仕様のみ。一方、トランスミッションにはスズキ軽商用初搭載CVTになっています。

また、最新モデルだけあって衝突被害軽減ブレーキなどADAS系(先進運転支援装備)は、スズキセーフティサポートが全タイプ標準上位グレードには全方位モニターカメラ全車速追従型ACC(アダプティブクルーズコントロール)まで奢られます。

スペーシアベースのグレードと価格

スペーシアベースグレード価格は以下のとおりです。

上記のとおりとてもシンプルな2グレード構成で、エクステリアでの違いはルーフレールホイールキャップ有無程度しかなく、価格差はほとんどが快適装備の違いによるものとなります。

スペーシアベースのメーカーオプションはどうなっている?

まず、クルマを購入する際に決めなければならないのがメーカーオプションです。納車された後から、アレこれ付けることができませんので、じっくりと検討する必要があります。逆に言えば、新車購入の醍醐味ともいえますね。

スペーシアベースに用意されているメーカーオプションは以下のとおりです。

上記のようにメーカーオプションの設定はわずか一つしかありません。これはスペーシアベース商用車だからというわけではなく、ノーマルスペーシアでも、ハスラーでもジムニーでも同じくメーカーオプションの設定数は精々2~3つ程度。これがスズキ流なのかも知れませんが、昨今の半導体不足などでどのクルマも納期は遅れがちですから、メーカーオプションは少ない方が製造ラインは少し楽になるとも考えられます。

それではそのメーカーオプションをチェックしておきましょう。

背高軽は必須の「全方位モニター用カメラパッケージ」

全方位モニター用カメラパッケージは、フロント左右サイドおよびバックカメラがセットになる全方位モニター用カメラと、USBソケットステアリングオーディオスイッチが加わるパッケージです。
このパッケージは後述するディーラーオプション対応ナビゲーション装着を前提とした仕様なので、アクセサリーカタログからナビ購入する必要があります。

全方位モニターは、クルマを真上から見たような映像などを映し出す昨今では定番のアイテムに。

引用:https://onetop.tokyo.jp/

特に屋根の高い軽自動車の広大な車内は、女性小柄な方だとルームミラーなどがやや遠目に感じられ、確認がおっくうになることもあります。そんな時にこのオプションが付いていれば、あなたに代わってカメラ周囲を的確に捉え、それを3DCG化映像としてディスプレイへ映し出してくれます。

またカメラを利用して、見通しの悪い路地駐車スペースからバックで出るときなど、運転席から見えにくい周辺状況を通知する左右確認サポートや、細い道でのすれ違い時にサイドの画像死角を減らす機能も装備していますから安心のレベルが格段に上がります。「縦列駐車は得意です」という方でも人間の能力の範囲を超える部分のサポートは心強いはずですよ。

ちなみにスペーシアシリーズでは、元々オプション設定されている全方位モニターですが、スズキ軽商用バンに装備されるのはスペーシアベースが初めてになります。

メーカーオプションで備わるUSBソケットの役割は・・・

その他にはUSBソケットがセットになりますが、スペーシアベースには標準で二つのUSB電源ソケットが備わっています。このメーカーオプションを選ぶともう一つUSBソケットが加わるわけですが、そんなにソケットばかり要る??と思われるかも知れませんね。

引用:https://minkara.carview.co.jp/

実は標準USB充電専用のソケットであり、メーカーオプションで加わるソケットは充電のほか、iPadUSBメモリーナビ接続してくれる役割もあります。

もし全方位モニター用カメラパッケージは選ばないけど、ナビは買うのでUSB接続だけしたいという場合は、ディーラーオプションでこのUSBソケット単体(2805円)でチョイス可能です。

なお、唯一のメーカーオプション全方位モニター用カメラパッケージ」は、上位のXFグレードだけの設定になっています。

おすすめのディーラーオプションは?

納車後でも好きな時に購入取付け可能ディーラーオプションスズキではディーラーオプション、即ち純正アクセサリーの充実度は高く、スペーシアベースのオプションカタログは何と47Pにもおよび、エクステリアからインテリアまでファッション性実用性に富むアイテムが揃っています。

黒で引き締めるのがベース流「ブラックパッケージ」

スペーシアベース軽自動車規格により車体寸法に制約があるため、あまり大き目なエアロパーツなどは設定できませんが、エクステリアを彩るアイテムは充実しています。

その中から「ブラックパッケージ」と呼ばれるパックをご紹介。このパッケージサイドアンダースポイラーリヤアンダースポイラーブラックエンブレム(フロントSマーク・リヤSマーク・リヤ車名)の3点(実質5点)、さらには黒系サイドデカールなどを組み合わせたもの。

アンダースポイラーはいずれもブルーイッシュブラックパールに塗装されており、標準フロントグリルとのカラーコンビネーションが生きるためよりクールな印象を深めます。さらにメッキパーツになっている前後Sマーク車名エンブレムを同じくブラックのパーツへ差し替えれば、軽サイズながら迫力を漂わせる引き締まったエクステリアが完成します。

もともとホイールドアミラーバックドアガーニッシュブラックで統一しているスペーシアベースだからこそのおすすめアイテムです。

上質感を引出したい方にはクロームメッキパーツも

反対にもう少しギラッとした雰囲気が好きという方もあるかも知れません。スペーシアカスタムのような感じとでも言うのでしょうか。

そうした嗜好のユーザーにはメッキ縛りでチョイスしていけるパーツも豊富です。大きなところではフロントグリルガーニッシュフォグランプベゼル、前・後・横のガーニッシュドアミラーカバーなどもクロームメッキ仕上げの用品が設定されていますよ。

仕事にレジャーに家電が使える「外部電源ユニット」

ディーラーオプションの中でもっともスペーシアベースらしいアイテムが「外部電源ユニット」でしょう。

ハイブリッド車などでは自車バッテリーから外部電気を供給しますが、このオプションはその逆で、外部給電設備から電気を引っ張って車内で活用するものです。スペーシアベースキャンプアウトドアなどレジャーで使うシーンはもとより、ビジネス移動販売車両として活用する場面でも必須のアイテムでしょう。

外部電源ユニットを使うことで、車両バッテリーあがりを気にすることなく最大1500Wまでの電化製品を車内で使用できます。

カタログには外部電源ユニットを中心に「ラゲッジ活用パッケージ」や「車中泊パッケージ」などが提案されていますが、正に”遊びに仕事に使い方は無限大”というスペーシアベースのコンセプトが生きるオプションです。

あると便利な小技アイテム「ラゲッジ活用パッケージ」

ラゲッジスペース使い勝手を引き上げるお役立ちアイテム2点ご紹介。一つは「ユーティリティカラーリングフック」です。

スペーシアベースラゲッジには左右合わせて6カ所ユーティリティナットがあり、そこへ取り付けられるのがユーティリティカラーリングフック。これを取り付けるとS字フックなどを引っ掛けてモノをつるしておくことができ、ラゲッジ左右スペースを有効に利用できるほか、左右カラーリングフック同士を紐などでつなぎ、簡易の物干しにするなど使い方はいろいろ膨らみます。

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もう一つが「カラーコード」。こちらはラゲッジリヤクォーターポケットモノを収めたときにそれらが落ちないようガードしておくものです。

画像のようにアクセサリー類を組み合わせていけば、どんなニーズにも対応できる仕事趣味MYルームが完成します。

クルマが基地(ベース)になる「車中泊パッケージ」

大人が楽に横になれるスペースを確保できるスペーシアベースですから、当然車中泊を愉しみたい層は多いでしょう。

純正アクセサリーでもそうした車中泊役立つアイテムを揃えています。
まずは外せないのがフロントリヤの「プライバシーシェード」です。素材は遮光性の生地を使用しているので、朝日街灯などの明かりをしっかりと遮断してくれるのはもちろん、嬉しいのはフロント用にはフロントドアガラス左右2枚と、リヤ用にはリヤドアガラス左右2枚がそれぞれセットになっているところ。サイドガラス用別売りとする場合もありますが、スペーシアベースではセットになっているので経済的。また、ドアガラス用にはメッシュ生地も付いているため、夏場などドアガラスを開けている状態でも虫の侵入を防げます。

そして真打ちは「リラックスクッション」。スペーシアベースフルフラット状態に合わせた採寸になっているのは純正アクセサリーならでは。未使用時には直系わずか24cmロール状にできるため邪魔になりません。ソロドライブなら一つでいいですが、2名分となるとリラックスクッション2セット必要なのは注意してください。

引用:https://car.watch.impress.co.jp/

もう一点おまけにオススメしたいのが「LEDランタン」。車中泊常連的な方は既に何らかお持ちでしょうが、これから「車中泊でも…」という方には純正アクセサリーランタンはいかがでしょう。

スペーシアベースロゴがワンポイントになったSFチック造形はデザイン性もよく、お休みの車中や夜のキャンプ停電時などにも活躍します。を使用しない乾電池式LEDランタンなので、お子さんがいるシーンでも安心して使えますし、いざという時は懐中電灯にもなります。価格的にも営業マンさんへ”最後のオマケ”としてお願いするのに絶好のアイテムではないでしょうか。

流行りのソロキャンを楽しむなら「カータープ」

スペーシアベース基地(ベース)にオートキャンプや釣りなど本格的にアウトドアへ挑戦しようとお考えの方に様々なシーンで活躍するアイテムカタログにはズラリと揃っています。

その中で目立つのは「カータープ」です。スズキ純正指定されているタープは、アウトドア商品の老舗小川テント社(現:キャンパルジャパン社)なので品質面は問題なし。

タープキャンプ地などで日よけ雨よけとして活躍する実用品ですが、これを張るか張らないかで”キャンプ感”は大違い。騙されたと思って使ってみて欲しいくらいのアクセサリーです。
クルマへの取り付けは、吸盤を使用しますので車体側へ一切の加工は不要なのも嬉しいですね。

引用:https://funq.jp/

バックドアネット」もタープセットで装備したいアイテムです。特にリヤ側カータープを設営した場合、バックドアが開いた状態になるため、夏場などは蚊や虫の侵入防止に役立ちそうです。

ビジネスで使えるアイテムも純正品でそろう

ここまでスペーシアベースホビーライクなキャラクターを強調するディーラーオプションを紹介してきましたが、もちろん軽商用バンの本分であるお仕事クルマとして使えるアクセサリー類も用意があります。

ビジネスオススメオプションとしては次の3点はどうでしょうか。
一つ目は「助手席収納ボックス」。これは助手席足元シート上に置いて使える大容量の収納ボックスです。車内で散乱させず、仕事で使うアイテムをぽんぽんと気軽に放り込んでおけるのは何かと便利カバー付きなので外からの視線も気になりません。

次に定番の「ラゲッジマット(合成ゴムタイプ)」。セカンドシートを折り畳んで格納し、ラゲッジフラットにした状態にぴったりと採寸されたゴム製のマットは、荷物の出し入れをするときのフロアの傷みを軽減します。宅配などでスペーシアベースを使う場合には外せないアクセサリーです。

最後は同じく車内キズ付きを防止する「ゲートアッパーカバー」。ラゲッジ背丈のある荷物を積むときなどに当たりがちなルーフ後端部を守ってくれる樹脂製のカバーです。ビジネス荷物だけでなく、画像にあるように自転車を載せ降ろしするときにも役立ちそうです。

いずれもビジネスユースにはぜひ装着を検討したいオプションです。

前方の障害物も見逃さない「フロントパーキングセンサー」

スペーシアベースには先進安全装備”スズキセーフティサポート”が全車標準。その中のリヤパーキングセンサーによりバックでの駐車はほぼ安心です。

ただ実際の縦列駐車では、バックだけでなく前方へも行ったり来たりすることはよくあります。そんなとき左前方って車両感覚がつかみにくいものですが、そこをフォローする装備がディーラーオプションに用意される「フロントパーキングセンサー」です。

これがあれば標準リヤセンサーと併せ、前後の障害物をしっかりキャッチ。障害物との距離電子ブザー音でお知らせし、スムーズな車庫入れ縦列駐車をサポートしてくれます。

引用:https://response.jp/

運転支援装備だけにちょっとが張りますので「そこまで出せない!」と言われる方へは、左前用の「コーナーポール」も用意されています。伸縮手動になりますが、ポール先端ブルーLEDが付いていますので夜間でも役立ちます。

スペーシアベースの機能をフルに引出す「純正ナビ」

最近のスズキ車だとワゴンRスマイルメーカーオプションナビが用意されましたが、スペーシアベースには設定されていないためディーラーオプションナビから選択することになります。

スペーシアベース用は「スタンダードプラス」「スタンダード」「エントリー」の3タイプにそれぞれ8インチ7インチ画面サイズがラインナップ。計6種類から選べます。

前述のワゴンRスマイルにはディーラーオプションでもついに10インチ大画面純正ナビが用意されましたが、後発スペーシアベースに設定がないのは少し残念ですね。

現行ラインナップの中でオススメは、スタンダードプラススタンダードパナソニック製ナビです。大きな理由はメーカーオプション全方位モニター用カメラパッケージと組み合わせることができるから。見えない場所を映し出し、クルマの周囲立体的に表示する3Dビューなどでドライバー視線移動を減らし、安全運転をサポートしてくれるのは純正ナビだからこそできるメリット。

引用:https://car.watch.impress.co.jp/

余裕があればスタンダードよりスタンダードプラスだけにある音声認識対応や多彩なAV機能も捨てがたいところ。特にHDMI入力があるためナビ大画面iPhoneデジタルビデオ動画再生でき、レジャー帰りのクルマの中を楽しい時間にしてくれるでしょう。

XF全方位モニターを選ばない方、もしくはGFグレードにする方にはケンウッド製エントリーナビも対象になるので、グッとリーズナブルなチョイスができます。エントリーナビでもしっかり8インチ画面が選べるのは嬉しいですね。

純正ナビなら「ドラレコ」も純正品で揃えたい

今やクルマの必需品の一つに数えられるドライブレコーダーメーカー販売店によってはスタートアップパック推奨ベーシックパッケージとして、フロアマットドアバイザーと一緒にセット販売しているところもあるくらいです。
もちろん純正品の強みはドラレコにもあって、スペーシアベースの場合は前項の純正ナビとの連携が最大のメリット。ナビ接続されているため、録画映像をその場で即確認できるのは役立つ場面も出てくるでしょう。

引用:https://www.gqjapan.jp/

アクセサリーカタログには4つ設定がありますが、ここはやはり「前方・後方録画タイプ」がオススメ。単純にカタログにある前方録画用後方録画用別個に買うよりも、リーズナブルになるし、このモデルだけ本体別体になっているためカメラ自体小型一体型他モデルに比べガラス面に貼り付けたとき、より前方スッキリします。

但し、前方・後方録画タイプはあくまで純正ナビがないと使用することができません。そのため純正ナビとは関係なくドラレコを付けたい方は前方録画用後方録画用個別タイプを選ぶことになります。

以上、スズキスペーシアベースおすすめオプションのご紹介でした。

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