DS3クロスバックのおすすめオプションとナビはどれ?新車購入時にしか付けられないパッケージオプションも詳しく解説!
最終更新日 2021/10/9
創業100年を超えるフランスの老舗メーカーシトロエンの上級モデルとして展開していたDSラインは、PSAグループの高級車ブランドとして2014年に独立し、DSオートモビルズが誕生しました。
元々DSラインはシトロエンC3に対するシトロエンDS3といった具合にモデル展開を行っており、日本でもシトロエンディーラーで取り扱われていました。
ブランド独立後の現在はDS STOREやDS SALONなどシトロエンディーラーから外れ、専売店形式を取る店舗も増えつつあります。
令和2年3月時点のDSディーラーで販売されているのは、シトロエン店舗時代のDS3、DS4、DS5が消滅してDS3クロスバックとDS7クロスバックのSUV2車種のみです。HP等にはDS9とされる高級ハイブリッドセダンの発売も予定されているようですが、時期は未定となっています。
今回のクルドラでは、DSブランドのエントリーモデルとなるDS3クロスバックを実際に購入する際に役立つ、おすすめオプションをご紹介していきます。
引用:https://carview.yahoo.co.jp/
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DS3クロスバックってこんなクルマ
シトロエンのプレミアムブランドとして独立したDSオートモービル。そのオリジナルモデルの第1弾はDS7クロスバックでしたが、第2弾となるのがDS3クロスバックです。
全くのブランニューであったDS7クロスバックと違い、DS3はシトロエン時代から販売されていて2010年には日本へも上陸しています。
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当初は3ドアハッチバックのみでしたが、モデル途中より「カブリオ」も追加され2タイプのボディバリエーションとなりました。
DSブランドの独立により2019年に販売は停止されましたが、現行のDS3クロスバックはSUVルックながらその後継にあたるモデルです。
DS3クロスバックのコンセプトは、BセグメントのプレミアムコンパクトSUVです。
車高は1550mmなので立体駐車場も利用でき、車幅も1.8m以内で車両感覚はつかみやすく街中でも走りやすいサイズ感。プレミアムブランドらしく内外装のルックは華やかなデザインが施されていますが、Bピラーのつけ根がシャークフィン型となっているのは先代DS3のイメージを残しています。
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メカニズム的にはPSAグループが新開発したプラットフォーム「CMP(コモン・モジュラー・プラットフォーム)」を初採用していて、日本仕様のパワートレーンは1.2ℓの3気筒ターボ&8速ATが用意されました。先進運転支援システムもこのクラスとしてはトップレベルの充実ぶりで、ACC(アダプティブクルーズコントロール)は全車速対応&渋滞追従型の上、レーンキープ機能も備わります。
それだけでなく例えばキーを持ってクルマに近づけば、ビルトインされたドアハンドルがポップアップするギミックなど、粋な小技も仕掛けられています。
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本革シートなどのクオリティも高く、日本車だとかつてのマツダベリーサ、近頃ではレクサスCT200くらいにしか残らない「小さな高級車」というフレーズに相応しいモデルでしょう。
DS3のメーカーオプションはあるの?
令和2年3月時点でのDS3クロスバックのグレード構成はシンプルに2グレード展開。
ベーシックなSO CHIC(ソーシック)と上級装備のGRAND CHIC(グランシック)となっていて、これはDS7クロスバックと全く同一の設定です。
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但し、DS7は2.0ℓディーゼルか1.6ℓガソリンのエンジンを選択できましたが、DS3クロスバックは前項の通り1.2ℓガソリンターボのみです。
ちなみにDS3クロスバックのデビュー当初はエントリーグレードのBE CHIC(ビーシック)というモデルがあったようですが、現在はカタログ落ちしています。
SO CHICにはパッケージオプションあり
メーカーオプションについては、パッケージオプションとしてSO CHICに一つだけ設定があります。具体的なパッケージ内容は以下の通りとなっています。
内容を確認するとSO CHICのパッケージオプションは、GRAND CHICには標準装備となっているもので構成されています。
眩しくないプレミアムなヘッドライト
この中でのトピックは、「DS マトリックス LED ライト」でしょうか。これは3つのロービーム⽤モジュールと、ハイビーム⽤モジュールで構成されたヘッドライトユニットです。
フロントガラス上部のカメラで前⽅の交通状況を解析し、独⽴した15ものライトセグメントを⾃動で点灯および消灯することで、先⾏⾞と対向⾞を眩惑させずに常時ハイビームでの⾛⾏を可能にします。
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暗闇から市街地のような明るいエリアに⼊ると、ハイビームモジュールを外側から徐々に消灯してロービームに。市街地から出るような場合は、中央から徐々に点灯させハイビームに戻します。また前⽅のカーブに応じて照射範囲もコントロールします。
マトリックス LED ライトは例えばポルシェやアウディなどまだ一部のハイエンドクラスにしか装備されないオプションで、DS3クロスバックのようなBセグメント車では、クラス初採⽤の装備と言えます。
制限速度標識の認識と警告機能
引用:https://news.line.me/
その他では「トラフィックサインインフォメーション」も目新しい機能で、これもパッケージオプションに含まれています。
この装備は走行中、車載フロントカメラが道路標識の制限速度および進入禁止の標識を認識して、インストルメントパネルに表示。ドライバーが見落としがちな標識の認知を喚起します。
導入するクルマは増えてきましたが、DSのそれはさらにスピードリミッターとの連動機能も備えていて、法令遵守をサポートしてくれます。プレミアムブランドらしい装備ですね。
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コスパ高し!SO CHICなら選ぶべき
パッケージオプションは194,000円のオプションですが、例えばアウディS4でマトリックス LED ライトを選ぶとそれだけで約10万円ですから、その他の装備内容を見ればこのパッケージは結構リーズナブルなオプションとも考えられます。
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基本的な快適装備はSO CHICでも充実していて、7インチタッチスクリーン、オートエアコン、8エアバッグ、被害軽減ブレーキ、17インチアルミなどが標準です。そこへパッケージオプションを追加すれば上記の通り194,000円高になりますが、ほとんどGRAND CHICと遜色ない装備となり、それでも車両本体価格を比べればまだ285,000円以上リーズナブルです。
SO CHIC+パッケージOPがコスパはNO.1でしょう。
ルーフカラーも新車購入時に選択
メーカーオプションとは違いますが、DS3クロスバックはボディカラーによってルーフカラーが選択式になっており、新車発注時にオーダーしなければなりません。中には受注生産のカラーの組み合わせも多いため、メーカーオプションと言って差し支えないでしょう。
ボディカラーで変わっているのは、唯一追加料金設定のない白(ブランバンキーズ)が受注生産の対象となっていることです。従ってDS3クロスバックの標準設定ボディカラーは、全て有償カラーになるわけですね。
ホワイトインテリアをご希望なら
DS3クロスバックの日本導入を記念したローンチエディションとなる限定車LaPremière(ラ・プルミエール)は既に完売しましたが、昨年12月にGRAND CHICをベースとした限定車GRAND CHIC RIVOLI(グランシックリヴォリ)が追加になりました。
Rivoliはフランス・パリにあるコンコルド広場からのサンポール界隈まで延びる”通り”の名前です。このモデルは3月現在HP上にもまだ掲載されているので、手に入れることはできそうです。
GRAND CHIC RIVOLIはオフホワイトのエレガントな内装「リヴォリ」を採用した個性的な一台で、ダッシュボードやドアトリム、シートサポートにはオフホワイトのナッパレザーを採用。
さらにステアリングホイールもオフホワイトで仕上げられており、エレガントな雰囲気を高めています。限定車なのでボディカラーはブランパール ナクレ、ブルー ミレニアム、ノアール ペルラネラの3色のみのラインナップですが、18インチのホイールは”SHANGHAI“と呼ばれる新しいデザインのものを装着しています。
カタログモデルに設定のない白内装を希望される方は、限定40台しかありませんのでディーラーへお急ぎくださいね。
ディーラーオプションはシンプルラインナップ
後付け可能なディーラーオプションは、必要が生じたときにいつでも選べるので、じっくりと検討するのもよいと思いますが、やはり値引きの厳しい輸入車では、新車購入時のサービスとして狙っていく人も多いかも知れません。
華美なDSブランドモデルですが、純正アクセサリーはベーシックな用品を中心にわりと地味な品揃えとなっています。DS7クロスバックやプジョーも似たような感じですし、PSAグループの特徴のようです。
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エクステリア用品はアルミとステッカー
まずエクステリア関連ですが、カタログにはアロイホイールが二種類とアロイホイールセンターキャップが5色。あとはドアミラーカバーステッカーとマッドガードのみとなっています。
最近は国産車(特にSUV)に派手なエアロパーツや大径ホイールといったドレスアップ商品が多く、そうしたカタログを見慣れた目からすると何ともシンプルな展開です。
確かにデザインコンシャスなDS3クロスバックのエクステリアには、妙な空力パーツなど似合うはずもなく、そもそもニーズがないのはメーカーも織り込み済みなのでしょう。
アロイホイールはGRAND CHICに標準の18インチと同一品のため、SO CHIC用のオプションとなります。ドアミラーカバーステッカーはデビュー当初に限定販売されたLa Premièreのような黒系の車体に似合いそうですね。
ベーシック用品は純正アクセサリーで
実用性の商品、例えばフロアカーペットやドアバイザー、SUVらしくラゲッジルームへ敷くマット、トレイ、ネットなどは、国産車や一部ドイツ車等ならサードパーティ製の社外品がカー用品店やネット通販などで売られていて、大抵の場合それらは純正アクセサリーよりもリーズナブルなことが多いです。
しかしことフランス車、しかもDSオートモービル社の製品となると検索してもほとんど見つけることは難しく、ベーシックな実用品は純正オプションから選択するしかなさそうです。もちろん見た目を気にしない、という方は汎用製品を無理くり使うこともできますが、果たしてDSブランドのイメージにマッチするかは「?」です。
SUVの定番キャリアでアクティビティに
トランスポート関連、つまりルーフキャリア等はSUVらしく数種類用意があります。DS3クロスバックのデザインは確かに尖っていますが、それはディテールの部分であり全体的なフォルムは思ったよりも標準的なSUVらしさを感じさせます。
キャリアを積んだルックスは、ユーザーさんのアクティビティを垣間見せ、はた目にも豊かなカーライフを感じさせます。
キャリアは一部THULE 社の製品が記載されていますが、通販等の価格とはそれほど大差ないようですから、ディーラーオプションで選択してもいいでしょう。また、愛犬を同乗させる方にはドッグガードもあります。
DS3クロスバックの車内寸法からキッチリと採寸されたスチール製の高品質なものが用意されています。
ナビゲーションはアプリ派?従来派?
ディーラーオプションの定番となるナビゲーションシステムについては、DS3クロスバックでは二つの選択肢があります。
お手軽ローコストなコネクトナビ
一つはスマートフォンのアプリを利用するコネクテッド方式です。前述の通り標準で⾼精細の7インチタッチスクリーンが装備される他、Apple CarPlay、Android Autoのミラーリング機能も備わるため、対応スマートフォンをケーブル接続すればタッチスクリーンにアプリを表⽰できます。
そうするとマップだけではなく通話、メッセージ、ミュージックなどがスマホ同様に操作が可能です。またセンターコンソールには、便利なスマホのワイヤレスチャージャーまで⽤意されていますから、電池切れの心配もありません。
便利で高機能な車載専用ナビ
もう一つはディーラーオプションで「タッチスクリーン専用カーナビゲーションユニット」を購入する方法です。
こちらはナビユニットを装着して、タッチスクリーンへ表示。従来と変わらない車載ナビゲーションの機能を手に入れることができます。スマホの地図アプリにはない車載専用の機能は、やはり便利ですしパケット代や圏外等の不安なくナビが使える点は大きな”メリット”です。
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少し脱線しますが、このナビユニットを装着するためなのか本国仕様と日本仕様のタッチスクリーンはサイズが違います。
海外バージョンは10.3インチの横長大型ディスプレイですが、日本仕様は前述の通り7インチになります。チト残念ですかな。
おすすめはスマホナビ。注意点は?
閑話休題。”デメリット”としてはオプション価格が高額なので、ユーザーさんのクルマの利用状況により選択は悩ましいところです。基本、普段は勝手知ったる道しか使わず、ナビ誘導が必要なのはごくまれ、といった方ならスマホナビで十分な気もします。
最近のトヨタ車のようにDCM(専用通信機)まで標準となれば、パケット代も気にする必要はなくなりますが、DS車ではまだそこまでの装備はないため、スマホナビを使われる場合にはご自身の携帯契約内容(ギガ割やパケ放題等)との照らし合わせも必要です。
引用:https://motor-fan.jp/
ちなみにDSトップモデルのDS7クロスバックには「SDナビゲーション」が標準となるため、ディーラーオプションでナビユニットを購入する必要もなく車載ナビが使えます。DS3クロスバックへもぜひ展開してもらいたいですね。
とは言えディスプレイオーディオやタッチスクリーンが標準化され、通信によるナビアプリの活用は今後クルマナビのトレンドになる気がしますから、DS3クロスバックにおいても前者の方式がコスパも良くおすすめです。
2020年はEVバージョン誕生
引用:https://www.autoappassionati.it/
DS3クロスバックのHPを見ると分かりますが、今年から来年にかけ追加モデルとして100%EV車のDS3クロスバックE-Tense(イーテンス)が発売となるようです。
既に欧州では兄貴分のDS7クロスバックE-Tense 4X4と共にリリースされています。国内で発売されればDSブランド初の電気自動車となりますが、先日フィアット500も新型のEV車が発表されましたね。海外勢の電動化はかなり加速しています。
価格は4万ユーロ前後なので、輸入されると500万円位にはなりそうですが、果たしてDSは高級車ブランドとして日本で定着していくのか注目です。
引用:https://www.webcg.net/
以上、DS3クロスバックのおすすめオプションをご紹介しました。
この記事を見てくれた人には新車購入時に絶対損をしてほしくないので、どうやって騙されずに値引き交渉すればよいのか、次の記事でチェックしてみてください。
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