ガリバーの評判が最悪なのは本当か?あなたがなぜガリバーの査定で損をしてしまうのか!
愛車を売ろうかなと思ったとき、まず最初に「ガリバー」が頭に浮かぶ人は多いと思います。
ガリバーは業界トップの規模を誇る、実績no.1の車買取店ですが、ネット上にはあまり芳しくない評判もたくさんあります。
しかし業界大手であり、知名度も抜群ですから、ガリバーで売ろうかなと考えている人が多いのも事実。
そこで今回は
・悪評も多いけど実際はどうなのか?
・ガリバーで車を売ることは果たして得なのか?
・ガリバーの車査定の流れ
・査定で損をしないためにはどうすればよいのか?
気になるこの辺りついて詳しく見ていきたいと思います。
目次(タップで飛べます)
オリコンの満足度は8位
オリコンの発表している車買取会社の売却手続き 満足度ランキング(2017年)も、8位/28社中とけっして満足度は高くありません。
ただ、中古車の買い取りや販売の台数を見ても圧倒的1位なのも確か。だてに全国展開していません。
口コミは最悪レベル?
ガリバーの口コミをチェックしていくと
“時間にルーズ”
“査定金額が低い”
“強引”
といったものが多いですね。
もちろん不満があるからネットに書き込みしたりしているわけで、悪口が目立つのは仕方ないのですが。。。
中には良い営業マンもいるようなので、全部とまでは言えませんが、あまりよろしくない口コミが多いのも事実です。
会社が儲けるためといっても、最低限のマナーは守ってほしいものです。
ガリバーの車査定の流れ
1.店舗に持ち込むか、出張査定依頼をする
オペレーターから24時間以内に連絡が入ります※出張査定の場合
2.営業マン(スマートカーライフプランナー)があなたの車を査定する※車検証、自賠責保険証が必要
査定の内容は
・車検証の車体番号、年式、名義の確認
・走行距離
・ボディカラーの確認
・修復暦の有無
・外装の傷、凹み、汚れ
・内装の汚れ、 喫煙の有無、シートの状態
・オプション装備の確認
・ナンバープレートの傷や変形
・エンジンの状態
などです。
これらをまとめて本社査定部に情報を送ります。
3.査定データをもとに、本社の査定部がオークション相場を確認。オークション落札予想金額を算定して査定額が決定
オークション相場をもとに、査定している車が、オークションに出品したらいくらで落札されるかを予想して、査定金額を出します。
査定金額は営業所に伝えられ、営業所の所長から営業マンに伝えられます。
4.現場の営業マンがあなたと買取交渉を行う
実際に買取してくれる金額を教えてもらえて交渉、売るか売らないかの判断をする
といった流れです。
査定金額は口約束ではなく書面でもらう
ガリバーはなかなか書面を出さない、という噂もありますが、これはある程度、事実です。
その他の口コミでは、査定金額と期日を教えてもらったけど、契約の段階になって金額が下がったというものが多いです。
買取価格と期日を聞いても口約束だけでは何の保証もありませんので、画像のような書面とまではいかなくてもメールでも何でもよいので形に残るものにしてもらいましょう。
もし、これを嫌がるようであれば実際の売却の段になって、予定よりも低い金額を提示される恐れがあります。
査定額をちゃんとした書面を出してくれる買取店に行ったほうが安心でしょう。
ガリバーの査定で損をしない方法
ガリバーだけで査定をするのは絶対に損です。
対抗馬がいないと、不当に愛車の査定額を低く見積もられ、絶対に損をすることになります。
考えてもみてください。ガリバーの査定マンからしたら他に競合がいないことを知っていれば自分のところの査定が全てですから言い値で買い取ることが可能なのです。
これでは絶対に高値で売却は望めませんよね。
最も良いやり方は複数の査定業者を競わせることです。
ガリバーで売却を検討をしている人でも、「ズバット」などの一括査定経由でガリバーと他数社を選択して査定依頼した方が、より高く売れる可能性がグッと高まります!
(ガリバーからすると、「ガリバー直接依頼」と「一括査定経由で査定依頼」だと、一括査定経由のほうがライバル買取店がいるので、必然的に高めの査定額を出さざるを得ない)
ガリバー営業マンはこう考えている!
クルマの査定・買い取り時に、営業マンがどう思っているのか知っておくことは大切です。
本日はよろしくお願いします!
当社は絶対に他社よりも高い金額で買取します!
他の業者には見せましたか?
ウチなら30万円で買い取りますよ!
わかりました。
じゃあお願いします。
・
・
・
勢いでその日のうちに売っちゃったけど。
もしかして、だまされた?
他社ならもっと高く買い取ってくれたのでは・・・
売って失敗した?
これはおもいっきり営業マンのペースで商談が進んでしまったケースですが、こういったパターンはけっして珍しくはありません。
あとで後悔しないためにもその日のうちに契約してしまわないようにしましょう。
クレームガードには入らない方が良い!?
クレームガードとはガリバー特有の制度で、中古車でよくある車を売った後に(査定時には見つからなかった)キズや欠陥が見つかった場合の補償をガリバーの責任で処理してくれるものです。
費用は車両の売買契約金額によって変動しますが、5,000~18,000円程度です。
査定時には見抜けなかった隠れた欠陥(=瑕疵)を売主側に負担させるという考え方は、民法でいう「瑕疵担保責任(かしたんぽせきにん)」で3か月以内であれば、売り主のところに賠償請求をしたりできます。
瑕疵担保責任
かしたんぽせきにん
Gewährleistung wegen Mängels der Sache売買などの有償契約において、その目的物件、一般の人では簡単に発見できないような瑕疵 (欠陥) があった場合、売主などの引渡し義務者が、買主などの権利者に対して負わねばならない担保責任のこと。
※コトバンクより
他の業者にはこういった制度はありませんし、もし売却後になんらかの欠陥が見つかった場合でも、基本的には買取業者が責任をかぶってくれます。
ということは単純にいえば、「後からクレームや賠償請求をされたくなかったら、今いくらか支払いなさい」という、よく言えば”保険”、悪く言えば”みかじめ料”のような制度です。
ガリバーがこれを強引に進めてくるのはやはりこれに加入させて、そこから利益を出そうとしているからです。
一般社団法人自動車公正取引協議会もそもそも買取店はプロとしてチェックしているので、もし売った当人が知らない欠陥や不具合が後から見つかった場合は、買取店側に責任があるとしています。
ですからほとんどのサイトでは「なんらかの不安があるなら入っておいた方が無難」と書いてありますが、あなたが故意に欠陥や不具合を隠していなければ、入る必要はありません。
一番いいのはクレームガードの料金を払っても、まだガリバーの買い取り金額が上ならガリバーで売って、他社の方が上なら他社で売るという結論です。