アウディQ7の厳選おすすめオプションは?プレミアムSUVなら外せないのはコレ!
最終更新日 2021/11/1
クルマ業界で現在圧倒的な強さを見せているSUVですが、最近では特にコンパクトSUVへの人気が集中しています。
特に国産メーカーの動きにそれが顕著ですが、その分ミディアムからラージクラスSUVは輸入プレミアムブランドの品揃えが豊富で市場を牽引します。アストンマーチンやランボルギーニなど少し前では考えられなかったメーカーもハイエンドのSUVを投入しています。
お馴染みジャーマン御三家でいえばメルセデスベンツのGLS、BMWのX7、そしてアウディのQ7がそれぞれのメーカーを代表するSUVモデルの頂点になります。各モデルとも起源まで辿ると様々車歴はありますが、今の三つの車種を横並びで見ればアウディQ7がこのクラスの草分け的存在と言えます。
今回のクルドラではアウディQ7を実際に購入しようとした際、気になるオプションについて、厳選したおすすめ品をご紹介していきます!
目次(タップで飛べます)
アウディQ7のプロフィール
初代Q7は2005年のフランクフルトモーターショーで正式発表され、2006年からは日本への導入もスタート。ちなみに初代Q7のエクステリアは日本人デザイナーによるものでした。ジャンルとしてはBMW X5が先行していましたが、スポーティでスタイリッシュ、それでいて7人乗り3列シートを擁するQ7は、時代を先取りしたSUVとしてグローバルな人気を博しました。
2016年にフルモデルチェンジした2代目Q7のハイライトは、アルミ素材を多用して初代から300kg以上の大幅な軽量化を達成したこと。その効果で燃費は26%も改善されました。素材だけでなくボディ自体のディメンションも全長・全幅ともに若干スリム化され、よりシャープなデザインになっています。
2020年にはその2代目がビッグマイナーを実施、エクステリアは最新アウディのSUVラインの特徴であるマッシブなオクタゴン(八角形)・シングルフレームグリルを採用、より力強い印象となりました。リヤセクションにはフラットな左右リヤライトをつなげる印象的なアルミニウムストリップを配置。リヤライトのグラフィックとともに、水平基調のデザインがさらに進化しています。
引用:https://www.webcg.net/
インテリアも刷新され、新たに12.3インチディスプレイのアウディバーチャルコックピットを装備。インパネ中央には上下二段に配される大型タッチスクリーンを備え、上段はインフォテインメントとカーナビ、下段はエアコンなどの操作用になっています。
乗車定員は5名を標準とし、メーカーオプションで7人乗り3列シート仕様も用意されます。
Q7のグレードはどうなっている?
Q7マイナー後のグレード構成は2.0ℓ直4ターボモデルがカタログ落ちし、3.0ℓV6エンジンに48V電源のマイルドハイブリッドを組み合わせたモデルだけとなりました。
グレードはベーシックな55TFSIクワトロと55TFSIクワトロSラインの2種類です。
Sラインはその名のとおりスポーティな仕立てになっていて20インチアルミ、専用のバンパー、レザーシート、パドルシフト、ヘッドアップディスプレイなどが標準な他、電子制御エアサスペンションも奢られます。
なお、2.0ℓ直4ターボモデルはカタログ落ちしていますが、マイチェンのタイミングで「45 Sラインリミテッド」が310台の限定車として設定されています。最高出力252PS、最大トルク370Nmを発揮する高効率2.0ℓターボが欲しい方は、在庫限りなので早めのご検討が必要です。
満足度の高いメーカーオプションは?
フランス車やイタリア車だと日本国内販売モデルはメーカーオプションの設定はあまりないのが普通ですが、ジャーマンブランドについてはどのメーカーのモデルも豊富に用意しています。さらに言えばオーダーメイドプログラムまであり、世界で1台しかないオリジナルモデルを造ることさえ可能です。
アウディQ7については選択できるメーカーオプションは以下のとおりとなります。
これらの中からポイントになるオプションをピックアップしてご紹介しましょう。
ミニバンに負けない3列シート仕様なら
7シーターパッケージはQ7を3列シートで使いたい方の必須オプションです。これを選択しておけば、1人乗りから7人乗りまで乗車スタイルに合わせて自在にシートをレイアウトできます。電動格納式のサードシートは、大人が十分に腰を落ち着けることのできるゆとりも確保されています。
併せてこのパッケージには運転席、助手席、後部座席の左右から個別に温度と風量をコントロールできる4ゾーンオートマチックエアコン、35:30:35の三分割可倒式二列目シート、半ドアを防止するパワードアクロージングも備わります。
4ゾーンオートマチックエアコンディショナーは、単なる後席用エアコンと考えてはいけません。
タッチ式A/Cコントロールパネルにより、後部座席の左右の温度設定と風量を個別に調整可能なのはもちろん、乗員認識機能により効率的に温度ゾーンを自動調整してくれます。また、エアクオリティセンサーと太陽光に応じた調節機能を用いた自動内気循環、埃や臭いを取り除くアレルゲン除去フィルターで車内空気の清浄化まで行う優れものです。
引用:https://www.gqjapan.jp/
プレミアムな光を放つライトパッケージ
プレミアムパッケージは簡単に言えば、マトリクスLEDとレーザーライトによるヘッドライトのグレードアップがメインになります。
ヘッドライトは現行アウディモデルの重要アイコンの一つといえますが、HDマトリクスLEDヘッドライトはロービーム用のLEDライトと、ひとつのユニットに多数のLEDが組み込まれたハイビーム用ヘッドライトが組み合わされた革新のライト。対向車や先行車を検知すると、その部分だけハイビームのLEDを消灯または減光させて、周囲に迷惑をかけることなく常時ハイビーム走行が可能になります。
アウディレーザーライトは⾞速約70km/hからLEDハイビームを補完し、照射距離をおよそ2倍に伸ばしてドライバーの安全性と利便性を⾼める機能。
ヘッドライトの造形同様、エクステリアを引き締めるプライバシーガラスがセットなのも嬉しいパッケージです。
操安性と利便性を兼ねたハイテク足回り装備
このパッケージはSラインでしか選べないオプションになりますが、二つの足回り系のアイテムが加わります。まず一つめは、平坦でない不整地走行において車体のロールを低減させる電子制御アクティブスタビライザーが備わり、スポーツ走行時は特にコーナリングにおいて過剰なロールを制御してくれます。
引用:https://xtech.nikkei.com/
もう一つはアウディ版4WS(全輪操舵)であるオールホイールステアリング。これはコーナリング時にリヤタイヤが最大5度ステアする機能です。低速では後輪が前輪と逆位相になることで、旋回半径を最大40cm減らすことが可能、また高速走行時は安定感を重視して同位相にステアするように設定されています。
わかってはいるけど巨体なQ7。このパッケージがあれば取り回しが気になる方の懸念もかなり払拭されるはずです。
電制式エアサスは高級車の代名詞
高級車の代名詞的なアダプティブエアサスは、ベーシックな55TFSI用のオプション。無段階に変化する連続可変ダンピングシステムを4輪すべてに備えた電子制御式エアサスで、どのような路面にも適切な地上高と安定したトラクションを確保してくれます。特に不整地を走る機会もありそうなSUVになら尚更役立つ場面も多いかも知れません。
引用:https://web.motormagazine.co.jp/
また、走行場面だけでなく例えばリア側を低くして車高を下げ、ラゲッジルームへの荷物の積み込みを容易にすることもできます。
Sラインにはこれが標準装備となっていますが、Sライン用はより固めのセッティングを採用していて車高も15mmローダウン化されるスポーツ仕様になっています。
採光と換気に優れる大型グラスルーフ
こちらもプレミアムSUVならぜひともおすすめしたいオプションです。特にSUVってルーフが広大ですし、室内の頭上空間にも余裕があるためサンルーフ装着による圧迫感もあまりありません。
Q7のそれは2セクションから成る広い開口部を持ったガラスサンルーフです。簡単な操作でサンルーフを開けると車内に新鮮な空気が取り込め、サンルーフが開いている間は内蔵されたウィンドディフレクターにより風切り音を軽減してくれます。
引用:https://neomotor.sport.es/
また、グロスブラックに覆われるルーフのデザインはQ7のエクステリアをよりシャープに際立たせます。
おすすめディーラーオプションをチェック
輸入車はわりとディーラーオプション、純正アクセサリーはシンプルなメーカーもありますが、アウディは車種別に20Pを超えるアクセサリーカタログが用意されています。
アクセサリーのラインナップはわりとベーシックな展開ですが、近頃の国産車カタログによく見られる派手目なエアロパーツやドレスアップキットの類いは一切ありません。
もっともアウディQ7にしてもそのルックスは、これはこれでもう完成形であり、スポイラーやエアロ等を付けてゴテゴテと飾りたいというニーズがあるとも思えないですが。
但し、マッドガードまでないとは意外です。小石の跳ね上げ等から、ボディを守る機能性アイテムなので大抵のクルマには設定があるものですけどね。ちなみにマッドガードはアウディ全モデルで設定がないようです。美学でしょうか?
少ないエクステリア用品でおすすめはコレ
純正アクセサリーで用意のあるエクステリア系パーツは、アルミホイールとエアバルブキャップ、カーボンミラーハウジング、ランニングボードのみです。
アルミホイールはQ7の55TFSIクワトロ用に19インチ、55TFSIクワトロSライン用に20インチが標準装着されていて、メーカーオプションではどちらにも21インチアルミが選択できます。ディーラーオプションで用意がある19及び21インチは、19インチがウィンタータイヤ用とされています。21インチはメーカーオプションとはデザインが異なりますので、お好みならどうぞとも言えますが価格は4本で62万円。
標準状態からの交換ならプラスしてタイヤ代も掛かりますので、メーカーオプションの21インチアルミより2倍から3倍のコストが必要となり、コスパはイマイチかも知れません。
むしろルックスを引き締めるなら、ランニングボードがおすすめ。ステンレス製ステップが、機能性とともにサイドスタイルにアクセントを加え、Q7のSUV感が引き立ちます。
実用品でも絵になる高品質ルーフボックス
SUV感ならラグジュアリーSUVの頂点に立つQ7には、スキー&ラゲッジボックスもよく似合います。ボディサイズによってはラゲッジボックスが大きく映り、悪目立ちするクルマもありますが、フルサイズSUVのQ7は違和感なく収まります。
Q7らしいプレミアムを感じさせるのはボックスサイドのアウディマーク「フォーシルバーリングス」がステッカーではなく、立体エンブレムになっていることや、ボックスサイズに合わせた専用バッグを3種類も用意しているところです。それらルーフボックス専用バッグはボックス内に収めた際、しっかりと固定できる機能もあります。
SUVらしくラゲッジアイテムは充実
Q7のラゲッジスペースは5人乗り仕様で通常時890リットル、7人乗り3列シート仕様でもサードシートを格納すれば770リットルの容量を確保。もちろんセカンドシートまで倒せば、ミニバンにも匹敵する容量と使い勝手を実現します。
そんなラゲッジルームをさらに有効に使えるアイテムは豊富です。中でもラゲッジパーティショングリルとセンターパーティションを利用すれば、荷室をより効率的に使えます。特に重宝するのはペットを同乗させる機会のある方でしょう。
室内と荷室をキッチリと仕切れるので、愛犬を乗せてその上で荷物のスペースも独立させられるのは便利です。
ちなみに愛犬はラゲッジではなくシートに座らせたいという方には、安全に配慮したドッグハーネスやシート保護のためのペットプロテクトカバーも純正アクセサリーで用意されています。
アウディユーザーなら純正ドラレコがおすすめ
今やドライブレコーダーはマイカーをお持ちの方なら必需品になってきました。カーショップなどでも多くの種類のドラレコが売られていますが、Q7なら純正がおすすめです。このドラレコはどちらかのOEM製品かと思いましたが、少なくともパッケージングは純アウディ謹製のようです。
アウディユニバーサルトラフィックレコーダーは専用のアプリを使用し、スマートフォン上でスムーズに操作が可能です。
走行中だけでなく、レーダー感知による駐車監視機能も搭載しており、万一のアクシデントも自動的に記録。GPSによる自車位置検知機能も備え、機能とデザインを両立させたスタイリッシュなアウディ専用設計のドライブレコーダーです。スマホの専用アプリで操作や画像確認をするため本体にモニターがない分、コンパクトに出来ていてバックミラー裏に隠れるから運転視界の邪魔になりません。
機能はもちろん、こういったデザインの良さや製品の2年保証も付いているところが純正アクセサリーならではですね。
アウディこだわりのチャイルドシート
アウディ純正ならではと言えば、チャイルドシートもかなりの拘りが感じられます。ドラレコと同じく単なるOEM製品ではなく、アウディすべてのモデルにおいて継続的な安全テストが実施されていて、欧州の安全規格にも適合しています。
アウディらしさを感じるのは、インテリアの質感に馴染むよう優れたデザイン性も重視されている点。しっかりアウディロゴの刺繍入りで、年齢に合わせた3タイプはどれも”高品質”でイイもの感が伝わります。シート生地は厳しい品質基準に基づき専用開発されていますから、肌にやさしく通気性に優れお子さんを快適に包み込んでくれます。
アウディゲッコーの由来を知っていますか?
アクセサリーカタログの最後の方には、アウディゲッコーをモチーフにしたエンブレムやフィルム、フロントガラスサンシェード、ゲッコーフレグランスやマスコットなどが揃っています。いずれもワンポイントで車内を飾るのがアウディオーナーの粋でしょうか。
ところでこのゲッコー、見ての通りヤモリのことですが、なぜヤモリがアウディのシンボルになっているかご存知でしょうか。
厳密に言うと「アウディの」と言うより「クワトロ(四輪駆動システム)の」シンボルなのです。
1980年代に登場したアウディ初の四輪駆動システムを搭載したモデルがアウディクワトロというモデル名でした。このクルマは世界初のフルタイム4WDシステムだったのです。その後ラリー等での活躍からクワトロという名称はアウディのブランドイメージとして定着。Q7もそうですが、今ではカタログモデルの4WD車は全てクワトロと呼ばれます。
引用:https://garagedreams.net/
4つのタイヤを路面状況に合わせて駆動させるそのシステムを、地面や壁に4つの足でピタリと吸い付くヤモリに例えて設定されたマークなのです。
ということで既に40年以上の歴史を持つゲッコーマーク。”クワトロ乗り”の方ならぜひワンポイントで選んでみて下さい。
引用:https://audiwp.blog.fc2.com/
以上、アウディQ7のおすすめオプションのご紹介でした。
この記事を見てくれた人には新車購入時に絶対損をしてほしくないので、どうやって騙されずに値引き交渉すればよいのか、次の記事でチェックしてみてください。
Q7を安く買うには下取り車を高く売ることがカギ
新車を買うときに、下取り車があるならさらにオトクに購入可能です。
下取り車をそのままディーラーに出してしまうと、相場よりも安く買いたたかれてしまいます…。
査定額の相場を知らなかったばかりに20~30万も損をした人がたくさんいます!
自分の愛車の査定相場を知っておくためには「ナビクル車査定」が最適です。
最大10社の査定が無料で受けられて、しかも入力はたったの45秒で完了。
それでも・・・