アウディQ2のおすすめグレードを比較して検証!後悔しないために選んでおきたいのは
最終更新日 2021/9/14
アウディがラインナップしているクロスオーバーSUVの中で、最小のコンパクトSUVであるQ2。小回りの利くコンパクトなボディサイズと洗練されたアウディデザインが魅力の車種です。
コンパクトSUVとは言っても全幅は1795mmもあり、欧州車ならではの迫力はひしひしと感じることができます。今回はそんなアウディQ2に設定されている全てのグレードを徹底解説。そのうえで購入後に後悔しないおすすめのグレードを紹介していきたいと思います。
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価格と標準装備のバランスが優れた30 TFSI
Q2の中で最もリーズナブルな価格を実現しているベースグレードが30 TFSIです。車両本体価格2,990,000円(税込)という国産車と大差ない価格帯に位置しながらも、アウディならではの魅力を存分に堪能することができるグレードに仕上がっています。
搭載しているエンジンは1.0L直列3気筒ターボです。一般的な国産コンパクトカーよりも小型のエンジンとなっていますが、最高出力は116馬力、最大トルクは20.4kgmと動力性能に関しては充分で、ダイレクト感のある力強い走りが期待できます。
いわゆるダウンサイジングターボと呼ばれる様式を採用しているため、ターボエンジンでありながら燃費性能はJC08モード・19.8km/Lと低燃費です。維持のしやすさや日本の道路事情を考慮したうえでも、日本に適したモデルであることがわかります。
車内の安全性や快適性に貢献する基本的な装備は採用されていますが、Q2に限らずアウディは先進安全装備のほとんどがメーカーオプションとして設定されています。そのため、300万円という車両価格の割には主要装備が少なく感じるかもしれません。
逆に言えば、自身が必要とする先進安全装備だけをチョイスすることができるので、 人によってはコストパフォーマンスが高いと感じるでしょう。 アウディがラインナップする最小コンパクトSUVのベースグレードということもあり、あまり欧州車ならではの特別感を感じることはできません。
スタイリングの点だけは紛れもなく「アウディ」なので、 Q2の外観が気に入っているという人は30 TFSIでも問題はありませんが、個人的には、さらに上級のグレードを選択する方が購入後に後悔せずに済むと思います。
外観と内装の質感がさらに充実した30 TFSI sport
Q2の量販グレードにあたるグレードが30 TFSI sportです。パワートレインなど基本的なスペックに関する部分に大きな変更点はありませんが、外観や内装の質感が大きく向上して、標準装備も盛り沢山となっています。
30 TFSIではヘッドライトやテールライトがハロゲンで先進的な印象は薄かったのですが、30 TFSI sportではすべてがLEDに変更されていて、外観の質感向上のほか、安全性にも大きく貢献。
バンパーは細かいところまでしっかりとペイントされていて、高級感がアップしました。ホイールもシンプルなデザインの16インチアルミホイールから個性的なデザインの17インチアルミホイールへと変更されています。
内装の大きな変更点はインデックスクロス素材を採用したスポーツシートが標準装備となったこと。 30 TFSIでは非採用だったフロントシートヒーターなども標準装備となり、主に運転席と助手席の快適性が大きく向上しています。
また、30 TFSIではマニュアルエアコンが標準装備されていたのですが、30 TFSI sportではデラックスオートマチックエアコンディショナーへとグレードアップ。自動防眩機能付きのルームミラーやセンターアームレストも標準装備されたことで、 車内でゆっくりとくつろげるようになりました。
高速道路などに便利なアダプティブクルーズコントロールや駐車サポートシステムであるアウディパーキングシステムなどの先進装備も完備。オプションを設定しなくとも充実した装備を満喫することができるようになっています。
30 TFSI sportの車両本体価格は3,700,000円(税込)です。ベースグレードの30 TFSIと比べると約70万円も高くなっていますが、内外装の質感や標準装備の数々は価格に見合ったものだと思います。
走りに重きを置いた35 TFSI cylinder on demand sport
Q2の最上級グレードに位置する35 TFSI cylinder on demand sport。内外装の質感向上はもちろん、標準装備の充実やパワートレインの刷新が図られたことで、 魅力的なグレードに仕上がっています。
そのため車両本体価格は4,110,000円(税込)と非常に高価な価格設定となっていますが、これから紹介する35 TFSI cylinder on demand sportの特徴を知ることで、価格以上の魅力が備わっていることが伝わるはずです。
まずは35 TFSI cylinder on demand sportのパワートレインから解説します。30 TFSI、30 TFSI sportは1.0L直列3気筒ターボエンジンを搭載していましたが、35 TFSI cylinder on demand sportは1.4L直列4気筒ターボエンジンを搭載。最高出力は150馬力、最大トルクは25.5kgmと大幅なパワーアップを実現しています。
Q2はシティ派のコンパクトSUVですが、オンロードでもオフロードであっても快適かつ力強い動力性能を存分に味わうことができるでしょう。
また、パワフルなターボエンジンということで燃費性能を気にする人がいるかもしれませんが、35 TFSI cylinder on demand sportの燃費性能はJC08モード・17.9km/Lとなっています。ハイブリッド搭載車には劣りますが、国産車のガソリンモデルとさほど変わらない燃費性能を実現しているので安心です。
ライト類は30 TFSI sportと同じように全てLEDを採用しているため安全性と先進性に抜かりはありません。アルミホイールやタイヤに関しても30 TFSI sportと同様です。内装に関しても30 TFSI sportと変わりない装備が採用されています。
ステアリングホイールはマルチファンクションで3スポークデザインです。革巻きなので手触りが良くドライビングに集中できるでしょう。先進安全技術もコンパクトSUVにはもったいないほどの豪華な装備が多数採用されていて、国産車から乗り換える人はそのハイテクさに驚くはずです。
とはいえ、基本的なグレード構成に関しては30 TFSI sportと大きな差はありません。35 TFSI cylinder on demand sportの最大の魅力はやはりパワートレインだと思います。 高出力の1.4L直列4気筒ターボエンジンと7速Sトロニック(トランスミッション)の相性は非常によく、気軽にドライブを楽しむことが可能です。
コンパクトSUVにも走りを求める人にとってはうってつけのグレードでしょう。
アウディQ2のおすすめグレードは30 TFSI sport!
今回はQ2に設定されている3種類のグレードを徹底解説しましたが、いかがでしたでしょうか。35 TFSI cylinder on demand sportは30 TFSI sportをベースにパワートレインを刷新したグレードなので、極端にいうとQ2には実質2種類のグレードしか設定されていないという風に捉えることができます。
その場合、30 TFSIは質感や標準装備の数でやや物足りない面もあるので、個人的には30 TFSI sportの購入をおすすめします。30 TFSI sportは400万円以下で購入することができる車とは思えない豪華な装備が多数採用されていて、アウディという高級車ブランドをしっかりと満喫することができるため、欧州車を初めて購入するという人にもおすすめです。
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