電動車いす パーソナルモビリティ「WHILL」
電動車いす「パーソナルモビリティ「WHILL」」とは
Whillとは従来車いすを利用されていた方はもちろんですが、車いすを利用されていない方でも乗って見たくなる様な、全く新しいカテゴリーのパーソナルモビリティとして開発及び販売が始まりました。
従来の車いす利用者にとって車いすのカッコの悪さを一新し、健常者でも乗ってみたくなる事を念頭に開発が進み、未来的なデザインと最先端の通信技術等を取り入れられています。
このWhillの性能は従来の電動車いすに比較しても大幅な向上が図れており、利用者の行動範囲も大変大きく広がって行きます。現在は2つのタイプが販売されていますので、ご利用シーンに合わせて選択して見ては如何でしょう。
whillの価格は?
一般的に車いすの価格が安い物で2万円から高い物で15万円程であるのに対して、Whillの定価は95万円となっており、安い軽自動車並みの価格となっています。
しかし、開発販売当初、先行予約の50台はあっという間に売約済みとなってしまい、急遽増産体制と取った程の人気となりました。
現在では、個人で購入される方法も有りますが、一方ではレンタルで利用する事もできる様になって来ており、レンタル会社により料金は異なると考えますが、月額4万円から5万円で利用できるようになって来ています。
また、利用される方の疾病の状況により、ご利用料金の個人負担額も1割負担、2割負担の様に区分がされる様になって来ています。
whillの評判は?
Whillの評判ですが、何と言ってもその近未来的なデザインの評判は良いです。2015年度のグッドデザイン大賞を受賞しただけの事はあります。
しかし、Whillの評判はそのデザインだけではありません。手元のスイッチ関係は大変シンプルな作りになっており、レバーを倒すだけで行きたい方向に行け、スピード調節も3段階で大変シンプルである為、利用者が使い方を迷う事は無いと考えます。
更に特筆できるのはその走破性能の評判の高さです。公園等の芝生の上でも荒れた砂利道でも難無く走破できますので、利用者の行きたい所に行く事が可能になっています。利用者の行動範囲を大きく広げてくれる事への評価も大変高くなっています。
whillでどんなことができる?
Whillには最新の通信技術を駆使し様々な事ができます。何と言っても通信技術で言えばBluetoothを搭載した事で、iPhoneへの接続ができる事です。
IPhoneからの設定を可能にし、細かな速度の調整や、加減速の速度設定、更にリモートコントロール機能を使う事により、Whillを使用しない時に少し横に寄せたり等の設定も可能です。
もう一つの特徴としてはその走破性能の大幅な向上です。タイヤには24個もの小さなタイヤを装着したオムニホイール(全方位タイヤ)を装備しています。
これにより非常に細かな方向の変化等にも対応ができる様になりました。更に4WD化する事で路面の段差も7.5cm迄乗り越える事が可能になったり、最大傾斜10度迄の坂道でもパワフルに登れ、公園等の芝生等の荒れた路面、砂利道等の走行性能も大幅に向上させる事ができました。
利用者が行きたい所に気軽に行ける事を実現しています。
まとめ
Whillはその開発のコンセプトとして、利用者がWhillに乗り外出してみたくなる様なデザインと機能の充実を狙い開発された物です。
まさに「楽しく、スマートに」を実現してくれた電動車いすに仕上がっています。現在ではネックとなっていた価格の面でも、介護レンタル、一般レンタル等も導入され始めており、一般ユーザーでも手の届き易さを実現しています。
身体に何らかの障害をお持ちの方は、とかく外出などを避けてしまう傾向にあります。
しかし、Whillを利用する事で、ご自身の行動範囲を大きく広げる事が可能になり、健康面や精神面でも大変なメリットがある物と考えられます。
是非まずはレンタル等での利用とお試しになり、その良さを実感して頂ければと考えます。