デリカミニの値引き相場レポート!【どこよりも詳しいグレード別・2024年9月最新】体験談をもとに限界額を算出!
最終更新日 2024/8/28
スーパーハイト系軽ワゴンである三菱eKXスペースが発売後3年目を迎えマイナーチェンジを実施。ところが登場したのは伝統の”デリカ“ブランドを冠したブランニューモデル「デリカミニ」でした!
かつてパジェロミニで一世を風靡した三菱が久しぶりに放った軽SUVワゴンは、瞬く間にマーケットの話題をさらっていきました。
そんなデリカミニの購入を考えている方が一番気になっているのが”どのくらい値引きが可能なのか“だと思います。
この記事を読めばわかること
- デリカミニの効率的な値引き交渉のやり方
- グレード毎の適正な値引き額
- ライバル車は昨今トレンドのSUV風軽自動車
- デリカミニ同士を競合させるコツ
- オプション値引きとオマケしてもらう方法
特にこの辺りの情報を包み隠さずご紹介します!
どうしてこんな普通はわからないような情報が手に入るかというとそれには理由があって…
このページは最新値引き情報とデリカミニのおすすめポイントだけにフォーカスしていますので最後まで見ていただけると嬉しいです!
目次(タップで飛べます)
値引きの相場・限界は?【2024年9月最新】
デリカミニの値引き相場はズバリ
交渉のレベル | 車両本体 | OP値引き |
---|---|---|
限界まで値引き交渉 | 11万 | 20% |
ライバル車を出して交渉 | 7万 | 15% |
特に交渉なし | 3~4万 | 0~10% |
値引き難易度:やや渋い リセール価値:C+
人気が高く値引きも引き締め気味でしたが、気持ち緩んできたところ。
5月に正式に発売となった新型デリカミニ。
想定以上の売れ行きで今や三菱の稼ぎ頭。一部ディーラーでは値引きナシと強気の商談をするところもあるようですが、オプションを付ければ10万円の値引き報告も目立ちます。
気持ちはわかりますがオプション値引きや手続きサービスなど、小まめに取りこぼさないよう粘ることも重要です。
「三菱系列店を全部回って値引きがアップした」
「スペーシアギアと競合させると上手くいった」
などの口コミも上がってきています。
グレード(タイプ)別の値引き相場
グレード | 駆動 | 車両価格 (税込み) | 値引き相場 (オプション含まず) |
---|---|---|---|
G | 2WD | 1,804,000〜 | 8万円 |
4WD | 2,015,200〜 | 11万円 | |
G Premium | 2WD | 1,985,500〜 | 8万円 |
4WD | 2,149,400〜 | 9万円 | |
T | 2WD | 1,881,000〜 | 8万円 |
4WD | 2,092,200〜 | 10万円 | |
T Premium | 2WD | 2,074,600〜 | 10万円 |
4WD | 2,238,500〜 | 11万円 |
ワンポイント
納期が改善される車種が多く新車を買いやすくなっています!
新年セールは割安に購入するチャンス!
"カーナビ無料装着"や"期間限定の低金利ローン"などのキャンペーンは誰でも付けてもらえるものなので、満足せずに本体値引きを狙うのが鉄則です!
ライバル車種と競合させるのが基本!
スーパーハイト系軽ワゴンは今、国内でもっとも売れているジャンル。各メーカー自慢の車種がそろいますが、昨今のトレンドはSUV風モデルです。デリカミニのライバルとして筆頭はスペーシアギア、次いでまだ発売間もないタントファンクロスなどをぶつけていきましょう。
またスーパーハイト系にこだわらず軽SUV路線の人気モデル、ハスラーやタフトなども有効です。意外なところでは兄弟車の日産ルークスも、「中身は同じだから安い方を買いたい」なんて攻め手もあるでしょうね。
ライバル車を出すことにより競争意識を煽り“どちらにするか本気で悩んでいる“と思わせれば、気持ちを変えさせるため更に値引きを引き出せる場合もあります。
参考に次の記事も読んでみてくださいね。
「スペーシアギアと競わせたら値引きがアップした」
大阪府 20代 男性
購入したグレード:T
車両値引き額:5万円+フロアマットサービス
デリカミニの予約開始と共に即申し込もうと思い、事前にスペーシアギアの見積書を取り用意していました。
以前から馴染みの三菱ディーラーでは値引きナシで予約を受けているという感じで、取り付く島もない雰囲気でしたが、スペーシアギアの見積書を見せ、本気度をアピールし何とか片手の値引きを引き出しました。さらに納期がハッキリしないようだったので、そこを突いてお待たせ料的にフロアマットのサービスも獲得しました。
見積書が役に立ったかどうかわかりませんが、黙っていたらゼロ円値引きかも知れなかったので準備しておいたのは正解だったかな!
デリカミニ同士を競合させれば大幅値引きも
値引きが厳しいデリカミニですから、今は同士競合の方が効果的な可能性が高いです。
但し、デリカミニが販売されている三菱店であればどこでも同士競合ができるわけではなく、経営資本の異なるディーラー同士で競わせなければいけません。
見分け方は簡単で、例えば下の画像は三菱自動車HPの販売店検索画面ですが、〇〇三菱自動車販売㈱△△店などの〇〇の部分が違えば実際に別会社ですので同じデリカミニでも違った値引きが引き出せます。
基本的には隣県まで足を伸ばせば、ほぼ別資本の別会社で間違いありません。県の越境が難しい方も、三菱の新車を扱っているサブディーラー(整備工場や中古車販売店など)なら同士競合させることができますので、近くにあればぜひ行ってみましょう。
値引きに満足できないときはサブディーラーを当たってみる
ライバル車との競合や別資本の同士競合でも満足できる値引きを得られなかったときはサブディーラーを当たるのも一つの方法です。
サブディーラーとは新車販売も手掛けている自動車整備工場、中古車販売店のことです。
表の看板に「新車・中古車販売」「全メーカー取り扱い」などと書かれていたらソコです。
サブディーラーを簡単に見つけるには中古車販売サイトで、探している車種の「走行距離0~1,000km」「住んでいる地域」を入力し検索してみてください。
検索がヒットすれば、その店舗はサブディーラーとして新車販売もしているということです。
メリット、デメリットや正規ディーラーとの違いなどは「サブディーラーでも新車はオトクに買えるのか」で解説していますのでチェックしてくださいね。
「デリカミニ同士を競合させて値引きが伸びた!」
富山県 40代 男性
購入したグレード:G
車両値引き額:5万円
サービス:ガラスコーティング
感想:家の近所の三菱ディーラーと職場の近くの三菱ディーラー両方回って値引き交渉しました。
初回の見積もりはどちらも基本ゼロでしたが、まだやる気の感じられる職場近くの店舗に絞って2回目以降の交渉を継続。
最終的に5万円まで出たので、自宅近くの店舗を再訪し「これ以上出してくれるならそちらで契約します」とやったところ、「5万円値引きにプラスして8万円のガラスコーティングをサービスしますのでぜひお願いします」と営業マンが言ってくれて迷わず契約してきました!
同士競合が上手くいって良かったです!
オプション値引きはコスパ良し!
オプションからの値引きも車両本体値引きと同様、大切なポイント。特にデリカミニのように値引きが渋いモデルでは特に有効となります。
デリカミニの場合は選択用品価格の概ね15%程度を目標に値引き交渉しましょう。
また、契約直前だけに通用するやり方ですが、「最後にこのオプション品を”おまけ”で付けてくれたら契約するよ」と言えば、ちょっとした純正アクセサリーなら付けてもらえることもあります。
具体的には…
・インパネトレイマット
・ナンバープレートロックボルト
・ラゲージトレイ
・シートバックテーブルマット
・ワンタッチサンシェード
・プレミアムサーキュレーションシステム
などがねらい目です。
もちろんサービスなので、あまり贅沢は言わずに簡単に付けられるものを狙いましょう。具体的には取付工賃がかからないものを選ぶのがポイント。
また、ハンコと印鑑証明を用意しておくなどして本気度をアピールしましょう。
細かいサービスのオマケをお願いする
思うように値引きが引き出せなかった場合でも、契約直前が一番ワガママを聞いてくれるタイミングですから、- ・総支払金額からの端数切捨て
- ・ボディーコーティング・メンテナンスパック
- ・登録手数料のサービス・半額
- ・納車時ガソリン満タン
- ・ローンを組むなら金利の引き下げ
予算は伝えるべきか?
値引き交渉をするときに“こちらの予算を伝えない”というやり方もありますが、営業マンもその道のプロです。黙っていてもおおよその予算は見抜かれます。
ですのでおすすめのやり方としては、これは営業マンにはもしかしたら嫌われてしまうかもしれないのですが、最初に少なめの予算を伝えて値引きを引き出しましょう。
「予算は○○万円なので、これ以上は1円も出せません。オプション品込みでこの予算内に収まるなら即決するよ」などと勝負を賭ける方法もあります。
ちょっとやり過ぎかな?と思うくらい無理めの予算を伝えてしまっても意外となんとかなることも多いです。
値引きのセオリー、セール・決算期を狙う
車検等に余裕があるなら、いっそ腰を落ち着けて期末セールや在庫一掃的なフェアに合わせ値引きを狙う方法もあります。
決算期も相場以上のビックリするような値引きもあり得ますので
■年度末の決算期(1月~3月)
■夏のボーナス時期の6月~7月
■冬ボーナス&年末商戦期の12月
こうしたタイミングを見計らって値引き交渉してみてもいいかもしれません。
納期は3~5か月と延び気味
新型デリカミニの納期は半年~1年のウワサも聞かれましたが、フタを開けてみれば3~5か月となっています。
ボディカラーでブラックマイカを選べば3~4か月。それ以外は5か月かかることも。
今は買っても良いタイミング
ご紹介してきたとおり出たばかりの新型モデルなので、当面値引き額に変化はないですから今は買っても良いタイミングです。
と言うか早くしないとホントこのご時世、納期がいつになるかわからなくなりますよ!
ディーラーで下取りすると安く買いたたかれることが多い!
新しく車を買うときにはその販売店で今の愛車を下取りに出すことが一般的です。購入と売却をワンセットで行えるので手間もかからずにお得な気もしますが・・・
理由は簡単。競合がいないからです。
なのでこの下取りで損をしている人がめちゃくちゃ多いんです。
しかし営業マンに言われるがままでは損をしてしまうことも…
下取り額を大幅にアップさせる方法
同じ車でもどこに売るかで査定額は変わります。
下取りに出すときに損をすることなく、むしろ下取り額アップに成功した人に話を聞くとある共通点がありました!
答えは簡単です。複数の車買取店を競合させて愛車の買い取り相場を知っておく。
そうすればその査定額をディーラーにバシッと言うだけであっさり下取り額がアップします。
これはうまくはまったパターンですが、もしダメでもその時は買取店で売ればいいだけの話なのであなたに損は全くありません。
しかし一軒一軒買取店を回るのは手間も時間もかかりすぎます。
そんなときに便利なのが一括査定サイト。複数の買取業者に出張査定してもらえるサービスです。
・最大10社の買取店から最高査定額を選べる
・東証一部上場企業グループが運営
・電話がかかってくるのが面倒な人はメールだけで対応可能
↓ナビクル車査定の公式サイト(無料)で愛車の査定額をチェック↓
※査定額だけ確認してすぐに売らなくてもOKですよ!
それでも・・・
新型デリカミニの魅力はココだ!
引用:https://response.jp/
車名を聞くだけでそのブランドのイメージを想起させるモデルはいくつかありますが、“デリカ”についてもそんな一つでしょう。
三菱はパジェロ、ランエボとわりとメジャーであったブランドを有していましたが、残念ながらそれらは今はなく、唯一残っているのがデリカということになります。
“デリカ”ブランドは三菱の乗用車において50年以上の歴史を刻むモデル群で、初代デリカは1969年のデリカコーチに始まり、現行モデルの”デリカD:5”まで続いています。
その他にもスズキソリオのOEM車へデリカD:2の車名を与えていますが、2023年春、ここに新たな”デリカ”が追加されました。それが軽スーパーハイトワゴンの「デリカミニ」です。
eKXスペースからデリカミニへと心機一転で臨む!
デリカミニはブランニューモデルの扱いですが、厳密に言えばeKXスペースのマイナーチェンジ版となります。
三菱自動車は日産と共同出資による軽自動車専門の開発会社「株式会社NMKV」 (NMKVとは、Nissan Mitsubishi Kei Vehicleの頭文字)を設立し、2013年以降は協業で新型軽自動車を開発・製造してきました。
2020年に発売されたのが日産ルークスおよびその兄弟車となるeKスペースです。eKスペースのカスタムバージョンに当たるのがSUVテイストを高めたeKXスペースとなります。
引用:https://www.webcartop.jp/
eKXスペースは最新三菱デザインテーマである”ダイナミックシールド”マスクをまとい、デリカD:5との血縁を強く意識させる意匠でしたが、マイナーチェンジに当たり三菱ではよりデリカ色を強めるべく、車名もデリカミニへ変更しデザインも刷新してきたわけです。(ちなみにeKスペースの方はそのまま普通にマイチェンを実施)
デリカミニのエクステリアはそれまでのeKXスペースが持っていた正統派のフォーマルなデザインに対して、瞳を思わせるヘッドライトがチャーミングなややカジュアルな印象を強めてきました。マスクだけ見るとeKXスペースの方がよほどデリカD:5に近いわけですが、今回は軽クラスでの「デリカの在り方」が見直された結果のデザイン。前後バンパーに入る大きな”DELICA”ロゴやホイールアーチ、スキッドプレートをモチーフにした前後バンパー下部などでデリカシリーズならではのタフなイメージが表現されています。
SUV風だけに留まらない三菱らしいメカニズムを搭載
インテリアは外観ほどにeKXスペースからの変化はなく、そもそも軽スーパーハイト系の持つ強みである高い機能性や豊富な収納スペースが特徴。軽自動車としては珍しいインパネからドアに向かってラウンドしたデザインが採用され、ライバル車よりも高い着座位置で視線の高まりからミニバン的な見晴らしを実現しました。
引用:https://plus.luremaga.jp/
パワートレインはeKXスペースにも搭載されていた660cc直3DOHCで、NA(自然吸気)とターボの2タイプをラインアップ。デリカミニらしいメカニズム面の機能としては、急な下り坂などで車速を一定に保つ「ヒルディセントコントロール」、滑りやすい路面での発進をサポートする「グリップコントロール」が標準装備されます。
また、4WD車には165/60R15サイズの大径タイヤと専用チューニングのショックアブソーバーを採用。本格的SUVとはいかないまでも、舗装路はもちろん未舗装路での安定性と快適性が高められています。
先進安全装備は三菱の運転支援機能”e-Assist”を全車標準装備。さらに上級グレードでは高速道路等で車速や車間距離を維持するACC(アダプティブクルーズコントロール)に車線追従のステアリングアシストが加わった”MI-PILOT(マイパイロット)”も標準装備です。
デリカミニのグレードと価格
デリカミニのグレード構成はターボエンジン車が”T”、NA(自然吸気)エンジン車が”G”となっており、それぞれにベーシックなグレードと充実した標準装備の”Premium”が用意されています。全車で4WDが選択可能なのも三菱らしいところです。
車両本体価格はやや高めな設定に感じられなくもないですが、開発陣のコメントでは「以前はとにかく“安く安く”が求められたが、今回は“欲しい”や“買いたい”と思わせる魅力や価値を持ったクルマにすべき」という点が重視され、軽として買うわけじゃないモデルに仕上げたとのことです。
デリカミニのおすすめグレードはどれ?
デリカミニのパワーユニットは直列3気筒DOHC660ccのBR06型エンジンとCVTの組み合わせ。NAとターボのいずれもSM21モーターが組み合わされたスマートシンプルハイブリッド仕様です。ターボは最高出力64PS、最大トルク100Nm。NAは同52PSと60Nmになります。
ハイト系のeKワゴンくらいまでの車重なら、ターボかNAかではどちらも大差ないと思われますが、100kg以上車重の増えるデリカミニでは出来ればターボをオススメします。
価格差は約21万円もあるため出費はそれなりですが、上位グレードのPremiumを見てみると4WDにする価格差は約16万円に縮まります。
これはPremiumには標準で15インチアルミが備わっているためで、ベーシックグレードで4WDにした場合、鉄ホイールが同時にアルミホイールへとアップグレードしてしまうための価格差でしょう。
ちなみに15インチホイールは新型デリカミニの隠れた推しポイントになっていて、15インチだと車高が高まり3アングル(アプローチ・デパーチャー・ランプブレークオーバー)も良くなっていますよ。
但し、4WD化への上乗せ金額が5万円ほど安くなるとはいえ、Premiumは本体価格が高価なのだからそれで帳消しと感じる方もあるかも知れません。ですが先のアルミ以外にもベーシックグレードとPremiumの装備を比較すると、実はコスパが高いのは後者だと気付きます。
実はコスパ最高の”T Premium“がオススメ&売れ行きNO.1
両側電動スライドドア、デジタルルームミラー、電動パーキングブレーキ&オートブレーキホールド、リヤサーキュレーター、そして何と言っても先進運転支援のマイパイロットまで付いて約18万円差です。15インチタイヤ&アルミを5万円と考えれば、13万円でその他の装備が付くならバーゲンプライス。実際、年始からスタートした先行受注の実績でも最上級の”T Premium”がもっとも売れ、さらにその6割が4WDを選択しています。
デリカミニにおいてどれが一番お得なグレードなのかは、とても分かりやすかったようで本稿でもオススメはT Premiumの4WDとさせて頂きます。
ライバル比較:タント第3の矢”ファンクロス”投入
日本市場での自動車販売は軽自動車が4割を占めます。その中でさらに4割が全高1700mm超えのスーパーハイト系となっていて年間60万台という大きな市場規模になっています。
全高1600mm超えのハイト系も60万台規模ですが、こちらは車種展開がとても多く30車種ぐらいあります。しかしスーパーハイト系は王者ホンダN-BOX、スズキスペーシア、ダイハツタント、NMKVのルークス&eKスペースの5つしかなく、1ブランドあたりの台数がとても多くなるため、各社車種のバリエーションを拡充するべく知恵を絞ります。
そこで昨今注目されてきたのがスーパーハイト系のSUV風アレンジモデル。元祖は2018年末にスペーシアへ追加されたスペーシアギア、次いで今年発売になったタントファンクロスなどがあります。今後、現軽自動車チャンピオンであるN-BOXに例えばN-CROSSなど設定されるかどうかなども話題となっています。
本稿ではデリカミニのライバル比較としてタントファンクロスをピックアップします。
大胆な専用パーツでタントの世界観を広げるモデル
引用:https://www.webcartop.jp/
タントはスーパーハイト系のパイオニアとも言えるモデルで、2019年発売の現行タントはDNGAと呼ばれる設計思想でつくられた初のダイハツ車として話題となりました。そのタントが2022年秋のマイナーチェンジに合わせ、派生バージョンとして追加したのがタントファンクロスです。
エクステリアはフロントグリルやバンパーが専用デザインとなり、バンパーにはシルバーアンダーガーニッシュも装着。ルーフレールが装備され、リアの車名エンブレムは”Tanto”ではなく、”FunCross”ロゴが装着されます。内装はシート表皮に撥水加工が施されたフルファブリックのカモフラージュ柄、一部にオレンジの差し色が配置されるところは、同社の軽SUV“タフト“と共通した意匠です。
後席シートバックにも防水生地が使われることや、後席用USBソケット、ラゲッジルームランプの追加などはキャンプや釣りといったレジャーシーンでの使い方を想定しているようでSUV観が感じられます。
但し、そうしたところ以外は最低地上高やタイヤサイズも通常のタントのそれとまったく同じであり、やはり「SUV風」といったドレスアップモデルの範囲に留まります。この辺はもう一つのライバル車、スズキの”スペーシアギア“も同様です。
SUV本気度ならデリカミニが一枚上手か!?
引用:https://vague.style/
対してデリカミニは前述してきたとおり、三菱らしく”デリカブランド”を掲げる上で出来る範囲のことはかなり手を尽くしていて、4WDモデルには15インチタイヤを採用し、サスペンションに専用のチューニングも施しています。NMKVの製品なので日産が設計開発を行ったわけですが、デリカミニは三菱側でわざわざサスペンションチューニングをやり直しています。バネ定数は兄弟車ルークスと一緒ですが、ショックアブソーバーなどは変えてきています。一旦、決まっていたものを変えるとなると、どうしても開発費が嵩むものですが、三菱は自社のポリシーを貫くため手を加えてきました。
この辺りからも車両本体価格がやや高めにならざるを得なかった事情も垣間見えます。
今年5月にいよいよ発売になったデリカミニですが、先行受注期間が長かったこともあって4月の時点ですでに9000台に達しています。これは三菱の販売店数からすれば相当な数になります。
必然、納期は長期化が予想され一部には既に1年待ちといった声も聞かれます。購入を検討されている方は早めに商談を開始した方がいいでしょうね。
引用:https://response.jp/
以上、三菱デリカミニの値引き相場レポートをお届けしました。