CX-3の値引き相場レポート!【グレード別・2024年12月最新】本当に渋いのか実例から合格ラインを算出
最終更新日 2024/11/29
今やSUVメーカーと言ってもおかしくないラインナップとなりつつあるマツダ。そのボトムレンジを担当しているのがCX-3です。
発売から時間が経ってますが、マツダ流の年次改良を欠かさず積み重ねた結果、最新モデルと比べても遜色なく、むしろ熟成の域に入ったモデルと言えるでしょう。
そんなCX-3の購入を考えている方が一番気になっているのが”どのくらい値引きが可能なのか“だと思います。
この記事を読めばわかること
- CX-3の効率的な値引き交渉のやり方
- ライバル車は各社のウレ筋が揃う熱いセグメント(ヤリクロがおすすめ)
- CX-3同士を競合させるコツ
- オプション値引きとオマケしてもらう方法
- CX-3の魅力はココだ!
特にこの辺りの情報を包み隠さずご紹介します!
どうしてこんな普通はわからないような情報が手に入るかというとそれには理由があって…
このページは最新値引き情報とCX-3のおすすめポイントだけにフォーカスしていますので最後まで見ていただけると嬉しいです!
目次(タップで飛べます)
値引きの相場・限界は?【2024年12月最新】
CX-3の値引き相場はズバリ
交渉のレベル | 車両本体 | OP値引き |
---|---|---|
限界まで値引き交渉 | 18万 | 20% |
ライバル車を出して交渉 | 14万 | 15% |
特に交渉なし | 8~10万 | 0~5% |
値引き難易度:やや渋い リセール価値:C+
モデル末期にもかかわらず渋め。
店舗の改装などに見られるマツダの新CI戦略により、かつての「値引き屋稼業」は影を潜め、逆に値引きが渋いという印象さえある昨今のマツダ販売店。特に地方のディーラーほど厳しめだと言われています。
もっともその状況からも既に時間が経過してきており、車種によっては10万円を超える条件が引き出せる商談も出てきています。
CX-3は本体価格がそれほど高額ではないため、ひと頃のようなわけには行きませんが、モデル末期にあるため粘れば好条件が引き出せることも。
「ライズやヴェゼルの条件を伝えると、渋々値引きを増やしてくれた」
「車両本体からの値引きは難しかったので用品サービスを多めにお願いした」
などの口コミが上がってきています。
グレード別の値引き相場
グレード(ガソリン車) | 駆動 | 車両本体価格(税込) | 値引き相場(OP含まず) |
---|---|---|---|
15Sツーリング(一番人気) | 2WD | 189万2,000円 | 13万円 |
4WD | 212万2,200円 | 18万円 | |
15Sアーバンドレッサー | 2WD | 199万1,000円 | 15万円 |
4WD | 222万1,200円 | 21万円 | |
15Sビビッドモノトーン | 2WD | 227万1,500円 | 22万円 |
4WD | 250万1,700円 | 23万円 | |
グレード(ディーゼル車) | 駆動 | 車両本体価格(税込) | 値引き相場(OP含まず) |
XDツーリング | 2WD | 249万2,600円 | 14万円 |
4WD | 272万2,800円 | 19万円 | |
XDビビッドモノトーン | 2WD | 278万9,600円 | 20万円 |
4WD | 301万9,800円 | 22万円 |
ワンポイント
納期が改善される車種が多く新車を買いやすくなっています!
新年セールは割安に購入するチャンス!
"カーナビ無料装着"や"期間限定の低金利ローン"などのキャンペーンは誰でも付けてもらえるものなので、満足せずに本体値引きを狙うのが鉄則です!
ライバル車種と競合させるのが基本!
高い人気が続くSUVの中で、このところマーケットの中心にあるのがA~Bセグメントに入るコンパクトSUVです。
ヴェゼルとCX-3が開拓したと言えるこのクラスには、ヤリスクロスや日産キックス、ダイハツロッキーやライズ、三菱RVRなど今ではライバル車が目白押しとなっています。
これならご自宅や職場の近くにあるディーラーから、競合車種をピックアップできるので商談もしやすいでしょう。その分、しっかりと回って納得いく結果を得られるまで値引きを引き出したいですね。
ライバル車を出すことにより競争意識を煽り“どちらにするか本気で悩んでいる“と思わせれば、気持ちを変えさせるため更に値引きを引き出せる場合もあります。
参考に次の記事も読んでみてくださいね。
それぞれのクルマに良いところと悪いところがあるので、商談の際「CX-3のココが気になる…」風を装えばバッチリ。
欠点、不満点に関しては下の記事も参考にしてください。
参考⇒【元マツダ営業マンがデメリットをズバッと解説!】CX-3を買うなら知っておきたい、6つの欠点と本当の口コミ!
「ヴェゼルと競わせてうまくいきました」
高知県 男性 50代
グレード:15S Touring
値引き額:車両本体15万
サービス:フロアマット、サイドバイザー
ヴェゼル、キックス、CX-3の中から購入を考えていたんですが、試乗でCX-3に決めました。値引きは最初は10万円とライバル車とあまり変わらず物足りなさを感じたので粘って交渉することに。
「実は妻がヴェゼルがいいんじゃない?って話しててどちらにしようか迷っている。私自身はよくしてくれるあなたから買いたいんだけど」と営業マンの気持ちに訴える作戦に出たところ、営業さんが「これ以上は私では決済できないので店長に相談してみます」と奥へと引っ込みます。
その後10分以上待たされましたが、戻ってきた営業さんは「15万までなら値引けます。本体値引きはこれが限界なのであとはマットとバイザーをサービスしますのでお願いします!」とのこと。
総額でも20万以上値引きが獲得でき、妻も大喜びのとても満足できる買い物になりました!
CX-3同士を競合させれば大幅値引きも
ライバル車による競合でうまくいかなかったときは、経営資本の異なるマツダ店同士で競わせる方法も有力です。
CX-3は全マツダ店で扱われていて、㈱〇〇マツダの〇〇部分が少しでも違うところが別資本=別会社です。その複数店舗を回り「他店ではここまで値引きしてくれたよ」ということを伝えればさらに条件が良くなることも期待できます。
近所に知っているお店がなければ、マツダの公式サイトから店舗が検索できます。
⇒ http://www.mazda.co.jp/purchase/dealer/?prefecture=14
例えば神奈川県で検索すると下のような画像が出てきます。
少し見づらいですが、画像には全部で6つのディーラー名が出ています。このうち赤マルの3つの店舗の社名に注目してください。ココが違うところが経営資本が異なる店舗になります。①、③、➃、➅は全て湘南マツダで同系列ですから値引き枠の設定も同じと予想できます。でも、②と➄は会社が変わりますから違う枠が設定されている可能性大です。
手間も掛かりますが多くの店舗を回ることで、中には販売ノルマに未達のディーラーや営業マンに遭遇するときもあります。
そのときは鼻血が出るくらいがんばって値引いてくれますのでかなりお得な買い物ができますよ。
「CX-3同士の競合が効いた」
愛知県 20代 男性
購入したグレード:XD Touring
値引き額:18万円
サービス:メンテナンスパック
感想:CX-3がどうしても欲しいけど予算にも限りがあるので、まずは自宅近くのマツダA店に。
営業マンが「ウチは車両本体からの値引きは10万円がギリギリです」というので隣の県のマツダB店に。
そこでA店の値引き額を伝えると「A店には絶対に負けないのでウチで買ってください!」とやる気満々の営業マンさん。
これは好条件あるかも?と期待していると、提示されたのは16万円。
一瞬「おおっ」と思いましたが、さらにそこから粘って18万円まで値引きが伸びたので2回目の商談で契約を決めました。
もう一往復してもよかったかな~と思わなくもなかったですが、ガマンできませんでした(笑)
値引きに満足できないときはサブディーラーという手も
ライバル車や別資本の同士競合でも満足できる値引きを得られなかったときは、サブディーラーを当たるのも一つの方法です。
サブディーラーとは新車販売も手掛けている自動車整備工場や中古車販売店のことです。表の看板に「新車・中古車販売」「全メーカー取り扱い」などと書かれていたらソコです。
特にマツダはかつて業販(業者販売の略)も多かったため、サブディーラーでの取り扱いが多いメーカーのひとつでした。店舗や社名に「オートザム」とあるのは、地域にもよりますがサブディーラーに近いお店です。
サブディーラーを簡単に見つけるには中古車販売サイトで、探している車種の「走行距離0~1,000km」「住んでいる地域」を入力し検索してみてください。
新車がヒットすれば、その店舗はサブディーラーとして新車販売もしているということです。
メリット、デメリットや正規ディーラーとの違いなどは「サブディーラーでも新車はオトクに買えるのか」で解説していますのでぜひチェックしてくださいね。
オプション値引きはコスパも良い
オプションからの値引きも車両本体値引きと同様、大切なポイントです。
営業マンにお願いするだけなので手間もかかりません。CX-3の場合は選択用品価格の概ね20%程度を目標に交渉しましょう。
また、契約直前だけに通用するやり方ですが、「最後にこのオプション品を”おまけ”で付けてくれたら契約するよ」と言えば、ちょっとした純正アクセサリーなら付けてもらえることもあります。
具体的には…
・サンシェード
・ホイールナットセット(ブラック)
・ナンバープレートホルダー
・セレクティブキーシェル
・カーゴボックス
・ラゲッジルームマット
などがねらい目です。
もちろんサービスなので、あまり贅沢は言わずに簡単に付けられるものを狙いましょう。具体的には取付工賃がかからないものを選ぶのがポイント。
また、ハンコと印鑑証明を用意しておくなどして本気度をアピールしましょう。
どのオプションを付けるかまだ決めかねている方はこちらの記事を見てから決断してくださいね。
細かいサービスのオマケをお願いする
思うように値引きが引き出せなかった場合でも、契約直前が一番ワガママを聞いてくれるタイミングですから、- ・総支払金額からの端数切捨て
- ・ボディーコーティング・メンテナンスパック
- ・登録手数料のサービス・半額
- ・納車時ガソリン満タン
- ・ローンを組むなら金利の引き下げ
予算は伝えるべきか?
値引き交渉をするときに“こちらの予算を伝えない”というやり方もありますが、営業マンもその道のプロです。黙っていてもおおよその予算は見抜かれます。
ですのでおすすめのやり方としては、これは営業マンにはもしかしたら嫌われてしまうかもしれないのですが、最初に少なめの予算を伝えて値引きを引き出しましょう。
「予算は○○万円なので、これ以上は1円も出せません。オプション品込みでこの予算内に収まるなら即決するよ」などと勝負を賭ける方法もあります。
ちょっとやり過ぎかな?と思うくらい無理めの予算を伝えてしまっても意外となんとかなることも多いです。
値引きのセオリー、セール・決算期を狙う
車検等に余裕があるなら、いっそ腰を落ち着けて期末セールや在庫一掃的なフェアに合わせ値引きを狙う方法もあります。
引用:https://kblognext.com/
決算期も相場以上のビックリするような値引きもあり得ますので
■年度末の決算期(1月~3月)
■夏のボーナス時期の6月~7月
■冬ボーナス&年末商戦期の12月
こうしたタイミングを見計らって値引き交渉してみてもいいかもしれません。
納期は4~5か月と思いのほか長め?
世界的な半導体不足やロジスティクス網の停滞などから、新車の納期が異常に長く掛かっていましたが、一部では生産や工場稼働が軌道に乗りはじめたメーカーもあります。
マツダについては相対的にどのモデルも早めな納期となっていますが、例外的にロードスターとCX-3はホームページには4~5か月程度と記載されています。
オープンカーのロードスターは生産量が少ないでしょうから分かりますが、CX-3については2022年で国内生産が中止され、すべてタイ工場から逆輸入する形となったため時間が掛かるようです。
それでもトヨタや日産などの一部人気SUVやミニバンはいまだに半年以上、1年以上といった待ちがザラですから、CX-3でもまだ早めの納期と言えるかも知れませんね。
ディーラーで下取りすると安く買いたたかれることが多い!
新しく車を買うときにはその販売店で今の愛車を下取りに出すことが一般的です。購入と売却をワンセットで行えるので手間もかからずにお得な気もしますが・・・
理由は簡単。競合がいないからです。
なのでこの下取りで損をしている人がめちゃくちゃ多いんです。
しかし営業マンに言われるがままでは損をしてしまうことも…
下取り額を大幅にアップさせる方法
同じ車でもどこに売るかで査定額は変わります。
下取りに出すときに損をすることなく、むしろ下取り額アップに成功した人に話を聞くとある共通点がありました!
答えは簡単です。複数の車買取店を競合させて愛車の買い取り相場を知っておく。
そうすればその査定額をディーラーにバシッと言うだけであっさり下取り額がアップします。
これはうまくはまったパターンですが、もしダメでもその時は買取店で売ればいいだけの話なのであなたに損は全くありません。
しかし一軒一軒買取店を回るのは手間も時間もかかりすぎます。
そんなときに便利なのが一括査定サイト。複数の買取業者に出張査定してもらえるサービスです。
・最大10社の買取店から最高査定額を選べる
・東証一部上場企業グループが運営
・電話がかかってくるのが面倒な人はメールだけで対応可能
↓ナビクル車査定の公式サイト(無料)で愛車の査定額をチェック↓
※査定額だけ確認してすぐに売らなくてもOKですよ!
それでも・・・
CX-3の魅力はココだ!
引用:https://www.goodspress.jp/
2012年にスカイアクティブ技術をフルに投入したCX-5を発売以降、SUVを中心としたラインナップの拡充に取り組んできたマツダ。今やSUVメーカーのようなポジションを確立しつつありますが、そのSUVラインナップのエントリーモデルに当たるのがCX-3です。
初登場は2014年のロサンゼルスオートショー、翌2015年に発売ですから今年でデビューから8年が経過しています。その間にCX-30なども登場し「後継モデルか?」とも噂されましたが、しっかりと併売され現在に続きます。CX-30はマツダ3ベースなのでCX-3よりクラスが一つ上のセグメントです。
CX-3はデミオ(現:マツダ2)系のメカニズムを流用して作られたクロスオーバーモデル。基本的にエクステリアはフロントグリルやリヤコンビランプ、アルミホイールなどの意匠変更はあったものの登場以来不変です。
魂動デザインはBセグメントSUVでも健在で、ソリッドで塊感のある造形にシャープなキャラクターラインを交差させ、凛々しさが表現されています。特にリヤタイヤを中心とした車体後半部の量感が個性的で、相対的にノーズの長さが強調されているようです。
2021年の商品改良時にはアニキ分のCX-5などと同じく、前後ホイールアーチのクラッディングパネルやバンパー下部をグロスブラックに塗装するオプションも設定され、小さいながらも外観の上質感が引き上がりました。
引用:https://www.gqjapan.jp/
インテリアについてはベースとなったマツダ2のそれとほぼ同仕様といえますが、素材や色の表現にこだわり、細部の造り込みも仕立ての良さを感じさせます。デビュー当初から上位グレードにはクラスレスなレザーインテリア仕様を用意。さらに年を重ねるごとに設定されてきた数多くの特別仕様車にも都度、個性的なカラーリングのレザーインテリアが設定され、CX-3の鮮度を維持するのに貢献してきました。
センターコンソールには長年7インチのディスプレイが鎮座していましたが、2021年には8インチに拡大。そしてさらに2023年の商品改良時には8.8インチと、ようやく今日的サイズへと進化しました。またそれと同時にコネクティッドサービス対応のマツダコネクトが採用され、全機種に標準装備されたのも朗報です。
ADAS(先進安全装備)系も年を追うごとにアップデートが加えられ、当時マツダ車初採用となった夜間歩行者検知機能付アドバンストスマートシティブレーキサポートをはじめ全車速追従式マツダレーダークルーズコントロール、360°ビューモニター、自動防眩ルームミラー、アダプティブLEDヘッドライトなど最新モデルと比べても遜色ありません。
パワーユニットは変更を続けながら進化が続く
引用:https://www.webcartop.jp/
CX-3のパワーユニットはこの8年の間にかなり変遷を遂げています。まず2015年の発売時は1.5ℓディーゼルエンジンの”SKYACTIV-D 1.5”のみでスタート。その2年後に2.0ℓガソリンエンジンが追加されます。2018年にディーゼルが1.5ℓから1.8ℓのものへ換装されたのに続き、2020年の改良時には1.5ℓガソリンエンジンが追加。この1.5ℓガソリン搭載車はCX-3で初めて200万円を切るグレードとなりました。しばらく2.0ℓと1.5ℓのガソリンエンジンは併売されますが、2.0ℓの方は2021年に廃止されます。
2023年の一部改良時に1.8ℓディーゼルエンジンは出力が向上され、より広いエンジン回転域で高トルクを発揮する制御を加えるとともに、燃焼制御の見直しも行われました。
CX-3のグレードと価格
毎年必ず商品改良を実施するマツダ車ですが、2023年の9月に行われた商品改良後のCX-3のグレード展開と車両本体価格は以下のとおりです。
前項のとおりパワーユニットは変更が繰り返され、現在は1.5ℓガソリンと1.8ℓディーゼルの二本立てです。2023年の改良時にはグレード体系も大きく整理され、これまであったエントリーグレードの15SやXDはカタログ落ち。そして何よりXD Touringに唯一残っていた6速MTがこのタイミングで廃止となったことで、CX-3はすべてAT車だけとなりました。この傾向は他のマツダ車でも見られ、かつて充実したMT車設定がマツダのセリングポイントだっただけに残念に思う方もいるでしょうね。
なお、CX-3の国内生産は2022年で終了していて、現在はすべてタイ工場で造られたものが輸入される形になっています。
CX-3のおすすめグレードはどれ?
モデルライフ後半へ入っているCX-3なのでパワーユニットやトランスミッション、そしてグレード構成についてもかなり整理が行われ、シンプルなラインナップとなりました。
二つの特別仕様車「Urban Dresser(アーバンドレッサー)」と「Vivid Monotone(ビビッドモノトーン)」が用意されていますが、どちらも台数や販売期限などは特に明記されていないことから、これらも通常のカタログモデルとして考えても構わないでしょう。
Urban Dresserはガソリン車のみに設定され、セリングポイントはライトブラウンとピュアホワイトが織りなす明るく心地よいインテリア。エクステリアもグロスブラックのドアミラーやピアノブラックのBピラーなどでキラリと引き締めます。
Vivid Monotoneは事実上の最上級グレードで、ガソリンとディーゼル両方に設定されます。2トーンのボディカラーとなるブラックキャビンや光沢のあるクラッディングパネルを採用。専用の18インチホイールを装着するほか、フロントグリルのシグネチャーウイングにはブラッククロームを初採用しています。専用カラーのソフトパッドやステッチを奢るインテリアには、スエード調人工皮革”レガーヌ”と合成皮革のコンビシートも装備されます。
オススメは充実装備にお求めやすい価格の15S Touring
以上の二つの特別仕様車を除くと定番のカタログモデルは、ガソリンの15S TouringとディーゼルのXD Touringのみとなります。
ガソリンの良さ、ディーゼルの良さはそれぞれありますが、発売当初の仕様を見ても分かるとおりマツダはディーゼルをイチ推ししてきた傾向はあります。特にアニキ分のCX-5やCX-8などは車重もあるし、トルクフルなクリーンディーゼルが人気の中心でした。しかしことCX-3になるとその図式が当てはまるかどうかは微妙です。最大のネックは価格差で、両車の差額は約52万円にも及びます(当然ディーゼルが高い)。
引用:https://response.jp/
200万円台が中心となるモデルで、この差額はけっこう大きな数字ではないでしょうか。例によってガソリンと軽油のランニングコストで試算しても10万キロに近い走行距離でようやくモトが取れるかどうかといったところ。
エンジン以外の違いはXD TouringにだけアダプティブLEDヘッドライトが付くところですが、15S Touringにもハイ・ローの自動切換えはありますから、あまり大差を感じる部分ではないと思われます。
経済性が優先されるコンパクトSUVとしては、内容に対してとてもリーズナブルな15S Touringがオススメです。それをベースに4WDの必要性、特別仕様車の費用対効果などを考慮していくのがベストでしょう。
ライバル比較:断トツ人気のコンパクトSUV”ヤリスクロス”
2015年のデビュー当初はせいぜいホンダヴェゼルの初代モデルくらいしかライバルのいなかったコンパクトSUVクラスですが、CX-3の登場以降続々と各メーカーから新型車が投入され、今やけっこうな激戦区となっています。
CX-3をさておいて恐縮ですが、このクラスの現時点での王者はトヨタヤリスクロスでしょう。
ヤリスクロスはトヨタのグローバルコンパクトカー”ヤリス”をベースにしたSUVで、2020年に販売開始。開発はデザイン、設計ともに欧州トヨタで進められ、そのルックスはどことなくフランス車のようなアバンギャルドな雰囲気が垣間見えます。
引用:https://wonderful-car-life.com/
ボディのスリーサイズはほぼCX-3と同寸で、当たり前ですがこのクラスらしい取り回し性に優れます。
ルーフアンテナ以外、ヤリスとはまったく別モノのエクステリアな一方、インテリアはほぼヤリスのままといった感じです。もちろん拡大された全高や3ナンバーボディの恩恵で、居住空間にはヤリス以上のゆとりがあります。
1.5ℓガソリンのほか同ハイブリッドもあり、人気はやはり後者です。コンパクトモデルながら、4WD車には悪路走破性能を高めるマルチテレインセレクト、ダウンヒルアシストコントロール、SNOWモードなども実装され、けっして雰囲気だけのSUVではありません。
デビュー直後から高い売れ行きが続き、未だに納期の目途が立たないヤリスクロスですが、昨年”Z Adventure”と”GR SPORT“の新グレード追加などもあり、ますます人気に拍車が掛かることでしょう。
ヤリスクロスが優勢ながら質感では負けていないCX-3
CX-3とヤリスクロスはその登場時期が違い過ぎるため、基本設計が新しい分、おのずとヤリスクロスが優位なところもあります。例えばこまめなアップデートで両車遜色ないように思えるADAS系ですが、ヤリスクロスにある高度運転支援アドバンストパークに該当するようなものはまだCX-3にはありません。
またそもそもクルマの基本的なディメンションが違うため、スタイリッシュな魂動デザインを採用したCX-3はどうしても「後席が狭い」「荷室が小さい」と言われ、いずれもSUVらしい(?)ヤリスクロスの方が実寸では勝ります。
ではCX-3の美点は何かと言えばそれは何と言っても高い質感でしょう。特にインテリアの仕上がりは、そこがチープで弱点とされるヤリスクロスに比べると、クラスが違うのではと思わせる上質ぶりです。このインテリアの高い評価はマツダ車全般に言われるセリングポイントでもあります。
また、CX-3は後席が狭いと言われる分、車高は1550mmに納まるため機械式立体駐車場を利用できるところもメリットですね。パワーユニットはCX-3のクリーンディーゼル対ヤリスクロスのハイブリッドとなりますが、トヨタのハイブリッド車は現在途方もなく納期が掛かるところはウィークポイントとなるでしょうか。
以上、マツダCX-3の値引き相場レポートをお届けしました。
引用:https://www.webcg.net/