新型マツダ3の値引き相場レポート!512件の実販売データから導き出された限界と合格ライン
マツダ車を象徴するようなスポーティで存在感のあるデザインで人気のアクセラは2019年5月のフルモデルチェンジで車名もマツダ3へ変更されました。
そんなマツダ3の購入を考えている方が一番気になっているのが“どのくらい値引きが可能なのか“だと思います。
そこで今回は
- ・マツダ3の値引きの相場・限界
- ・値引き交渉のコツ
- ・実際の購入者の口コミ
特にこの辺りの情報を包み隠さずご紹介します!
どうしてこんな普通はわからないようなリアルな情報を書けるかというとそれには理由があって…
なので現場のリアルな情報が入ってきます。
【営業マンが困る、値引き交渉のやり方】まで伝授しますので是非お読みください。
目次
値引きの相場・限界は?【2021年1月最新】
マツダ3の値引き相場はズバリ
車両本体 9万円 ※セダンもファストバックも同額
オプション値引き 25%
が合格目標になります。
値引き難易度:やや厳しい
ここ3か月は8~10万値引きで推移しています。
向こう3か月もマイナーチェンジなどが控えていないので、ほぼ変わらずで推移するでしょう。
値引きを抑えようとしてきますが、ライバル車の値引きも良いため他車の見積もりを持っていくなどして揺さぶりをかけましょう。
「本体からの値引きは厳しかったので用品値引きに切り替えて上手くいった」
「カローラセダンの名前を出すと反応が良かった」
などの口コミが上がってきています。

ライバル車種と競合させる
ライバル車種との競合で値引きを引き出すのには
ファストバックがインプレッサスポーツ、カローラスポーツ、
セダンがカローラセダン、インプレッサG4などが効果的です。
これらの名前を出すことにより競争意識を煽り、値引きを引き出しましょう。
“どちらにするか本気で悩んでいる”と思わせられれば、気を変えるためにさらなる値引きを引き出せる場合もあります。
「インプレッサとの競合で値引きが拡大!」
和歌山県 40代 男性
購入したグレード:HYBRID-S L Package
値引き額:17万円
サービス:メンテナンスパック
感想:先進的なデザインが気に入ってアクセラを買うことになりました。
嫁もOKを出してくれて喜び勇んで市内のマツダディーラーに行って値引き額を聞くと13万円とのこと。
正直…「もっと値引きできるんじゃない?」と思わず聞いてしまいましたが、
結果は変わらず…
これでは埒が明かないと思い。その日は帰りました。
翌日にスバルに行ってインプレッサの見積もりをもらいました。
こちらの値引きは16万円!でも欲しいのはアクセラ…。
なのでもう一度マツダに行き
「インプレッサとどちらを買うか悩んでいる。インプレッサの値引きは16万円」とぶつけてみました。
見積もりを見た営業マンの顔色が変わって、
「店長と相談します」
と行って奥のスペースに消えていきました。
戻ってくるなり
「17万まで値引きますのでウチで買ってください!」
とのこと。
それプラス支払い時の端数切捨てもお願いを聞いてもらってその日にハンコを押しました。ライバルとぶつける作戦が成功しました。
マツダ3同士を競合させる
マツダ3同士を競合させることも効果的です。
マツダ3はマツダ店、マツダアンフィニ店で扱われていて、マツダ○○などの○○部分が少しでも違うところが別会社ですので、値引き額も違ってきます。
その複数店舗を回り、「他店ではここまで値引きしてくれたよ」ということを伝えれば値引きが大きくなることが期待できます。
基本的には隣の県まで足を伸ばせば必ず別会社になります。
また、いくつかのマツダ店を回ることで、中には販売ノルマに未達のディーラーや営業マンに遭遇するときもあります。
そのときは鼻血が出るくらいがんばって値引いてくれますのでかなりラッキーです。
グレード:20S Burgundy Selection
値引き額:車両本体7万
サービス:メンテナンスパック
購入候補の中で一番価格がリーズナブルなマツダ3を買うことにしました。
最初はインプレッサやプリウスと競合させていたんですけどトヨタもスバルも中々値引きが伸びずに撤退して方針を転換しました。
車で30分圏内にマツダが3店舗あったので全部を回ることにしました。
最初のA店は車両本体値引き3万円まで。次のB店は値引きなし…
厳しさを感じながらC店で見積もりを取ると、
「ウチで買って下さるなら」
と5万の提示をしてくれました!
日をおいて再度家からも近いA店で
「C店では5万まで出してくれました。こっちの方が近いけど向こうで買いますよ?」
と迫ると態度が軟化!
「本日手付を入れていただけるなら7万とメンテナンスパックをサービスします」
とやっと希望の提案をもらえました!
最近値引きに厳しいマツダ相手でも同士競合は使えますね!
それでも値引きに満足できないときはサブディーラーを当たってみる
ライバル車との競合や別資本ディーラー回りでも満足できる値引きを得られなかったときはサブディーラーを当たるのも1つの方法です。
サブディーラーとは新車販売も手掛けている自動車整備工場、中古車販売店のことです。
表の看板に「各種自動車販売」、「各メーカー(全メーカー)新車販売」と書かれていたらそれです。
マツダ系サブディーラーは「オートザム」が付いているのがわかりやすいですが、それ以外はなかなか探しにくく、普通に検索しても出てこないことも普通です。
そんな時は中古車販売サイトで、探している自動車メーカーの車種の「走行距離0~1,000km」、「住んでいる地域で」検索してみてください。
新車が出てくれば、その店舗はサブディーラーとして新車販売もしているということです。
メリット、デメリットや正規ディーラーとの違いなどはサブディーラーでも新車はオトクに買えるのかで解説していますのでチェックしてみてください。
オプション値引き
オプションからの値引きも本体車両からの値引きと同じでで大切です。
粘って交渉を行い、実質的な高額値引きに繋げましょう。
マツダ3の場合はオプション値引き25%程度を目標に交渉しましょう。
また、契約直前だけに通用するやり方ですが、「このオプションをサービスで付けてくれたら契約するよ」と言えば、ちょっとしたオプションなら付けてもらえることもあります。
具体的には
・MAZDASPEEDステッカー、エンブレム
・ドアミラーガーニッシュ
・アクリルバイザー
・フロアマット
・フットレスト
・カップフォンホルダー
・カーゴボックス
・保安用品セット
・LEDバルブ
・メッシュポケット
などがねらい目です。
もちろんサービスしてもらうものなので、あまり贅沢は言わずに簡単に付けられるものを狙うのがポイントです。
また、ハンコを用意しておくなどして本気度をアピールしましょう。
予算は伝えるべきか?
値引き交渉をするときに、“こちらの予算を伝えない”というやり方もありますが、営業マンもその道のプロです。
黙っていてもおおよその予算は見抜かれます。
ですのでオススメのやり方としては、
これは営業マンにはもしかしたら嫌われてしまうかもしれないのですが…、
最初に少なめの予算を伝えて値引きを引き出しましょう。
「予算は○○万円なので、これ以上は出せない。でもこの予算内でオプションなどもサービスしてくれたら即決してもいい」
などと勝負を賭ける方法もあります。
ちょっとやり過ぎかな?と思うくらい無理めの予算を伝えてしまっても意外となんとかなることも多いです。
納期は1.5Lのガソリン車以外は8月以降
販売店では3月上旬から予約受注を行っていたが、生産や納車を伴う「発売」の時期はグレードに応じて異なります。
5月に発売されているのは1.5Lガソリンのみで、2Lのガソリンと1.8Lのクリーンディーゼルターボは8月頃の予定。2LのSKYACTIV-Xはまだはっきりと決まってはいません。
マツダ3の未使用車の流通量はとても少ない
値引きを重視する場合や納期を短縮したい場合にメーカーが登録しただけの未使用車を狙うのも良いやり方ですが、マツダ3の未使用車はあまり市場に出ていません。
マツダで言うとデミオなら多いのですが…。
低距離走行の中古車を狙うならなびくる+がオススメです。
※なびくる+は、欲しい車の条件を可能な範囲で登録して待つだけで、車探しのプロが非公開車両を含む膨大な車両情報から、希望の未使用車、中古車を探してくれるサービスです。
細かいサービスのオマケをお願いする
思うように値引きが引き出せなかった場合でも、- ・総支払金額からの端数切捨て
- ・ボディーコーティング・メンテナンスパック
- ・登録手数料のサービス・半額
- ・納車時ガソリン満タン
- ・ローンを組むなら金利の引き下げ

ディーラーで下取りすると安く買いたたかれることが多い!

新しく車を買うときにはその販売店で今の愛車を下取りに出すことが一般的です。購入と売却をワンセットで行えるので手間もかからずにお得な気もしますが・・・
理由は簡単。競合がいないからです。
なのでこの下取りで損をしている人がめちゃくちゃ多いんです。
しかし営業マンに言われるがままでは損をしてしまうことも…
下取り額を大幅にアップさせる方法

同じ車でもどこに売るかで査定額は変わります。
下取りに出すときに損をすることなく、むしろ下取り額アップに成功した人に話を聞くとある共通点がありました!
答えは簡単です。複数の車買取店を競合させて愛車の買い取り相場を知っておく。
そうすればその査定額をディーラーにバシッと言うだけであっさり下取り額がアップします。
これはうまくはまったパターンですが、もしダメでもその時は買取店で売ればいいだけの話なのであなたに損は全くありません。
しかし一軒一軒買取店を回るのは手間も時間もかかりすぎます。
そんなときに便利なのが一括査定サイト。複数の買取業者に出張査定してもらえるサービスです。
・最大10社の買取店から最高査定額を選べる
・東証一部上場企業グループが運営
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それでも・・・
新型マツダ3の変更点
- 日本仕様のモデル名を海外と同じ「マツダ3」に変更
- 1.5L~2Lのガソリン、1.8Lディーゼルエンジンを搭載
- 圧縮着火を世界初採用した新世代ガソリンエンジン「SKYACTIV-X(スカイアクティブ・エックス)」にマイルドハイブリッド「M Hybrid」を組み合わせて搭載
- 新世代モデルとして深化した魂動デザインを採用
- ボディタイプにセダンとファストバックを設定
- 新世代車両構造技術「SKYACTIV-Vehicle Architecture(スカイアクティブ・ビークル・アーキテクチャー)」を採用し、ボディ剛性を向上
- 安全システムに、「ドライバーモニタリング」「前側方接近車両検知(FCTA)」「クルージング&トラフィック・サポート(CTS)」を新採用し、「アダプティブ・LED・ヘッドライト(ALH)」の性能を向上
- 車載通信機器を搭載しコネクテッドサービスに対応。
スマホアプリ「MyMazda(マイ・マツダ)」との連携で、利便性の向上や緊急通報サービスの提供を行い、24時間さまざまな場面でユーザーをサポート
流麗な「魂動デザイン」
マツダ新型マツダ3はマツダの5ドア3ナンバーサイズのハッチバック車です。クリーンディーゼルとガソリン車の設定があり、ディーゼルには2.2リッターと1.5リッターの設定があります。
全長4470mm全幅1795mm全高1470mmというサイズで前輪駆動車と四輪駆動車の設定があります。
変速機は6速ATと6速MTが搭載され、マニュアル車の設定はこのクラスの車としては貴重です。
予防安全装備は自動ブレーキや車線維持機能を搭載したi-ACTIVSENSEが搭載できます。
評判、評価は?

エクステリアと走行性能に関しては評価サイトやマツダのオフィシャルサイトでのレビューでも特に高い評価を受けています。
クリーンディーゼル搭載車の走行性能に関しては毎年改良を行っている部分でもあり、賛否両論あるようです。
またカーナビゲーションシステムのマツダコネクトに関しては各サイトでもあまり良い評判を見かけません。
安全面では国内の2016年度自動車アセスメントによる予防安全評価での最高評価である「ASV++」を獲得しておりハイレベルな安全性を持っているといえるでしょう。
ベストグレードは15XD プロアクティブ
約25万高いLパッケージにしなくても、お買い得感で15XD プロアクティブが優ります。
装備の差は本革パワーシート、シートヒーター&ステアリングヒーター、ドアミラーの格納機能くらいです。
先進安全装備のクルーズコントロールがLパッケージの追従型からプロアクティブは低速型になりますが気にするほどの違いではありません。
セダンは15Sプロアクティブがベスト
15Sよりも約19万円高いモデルでアクティブドライビングディスプレイ、車線維持支援システム、定速型クルーズコントロール、LEDヘッドライトなどが装備されます。
15Sも悪くはないですが、安全性能を考慮するとこちらがベスト。
コスパで選ぶなら15S、15S プロアクティブ
マツダ3をコスパで選ぶならグレードはどれがいいかと問われるとガソリンモデルがおすすめです。
あとはどのグレードがいいかということですが、下から「15C」、「15S」、「15S プロアクティブ」というラインナップで一番下の「15C」はマニュアルエアコンやスチールホイールだったりするのでちょっと気が引けるので、おすすめは「15S」か「15S プロアクティブ」です。
この2つのグレードならコスパ的に大変満足できると思いますので、あとは2つのグレードの価格差約20万を装備の違いで見てみると、LEDヘッドランプとクルーズコントロールとステアリングスイッチくらいが違います。
価格差で見てどうしても欲しい装備があるなら「15S PROACTIVE」を選んでもいいと思います。
あと残価型ローンを組むと月払い的には上位グレードのほうが安くなる場合もあります。
リセールを考えて選ぶならLパッケージ、プロアクティブ
リセールバリューを考えるならばディーゼルモデルがいいのではないでしょうか。
ディーゼルはマツダ特有の技術であり一番のアピールポイントで、日本で売れなくてもディーゼルが主流のヨーロッパで売れるでしょう。
1.5か2.2だとやはり2.2ℓのモデルでレザーシートがいるかいらないかで「Lパッケージか」「PROACTIVE」の選択になると思います。
あとマツダレーダークルーズコントロールは「Lパッケージ」には標準ですが「プロアクティブ」はオプションなので付けたほうがリセールは絶対良くなります。
個人的には「プロアクティブ」のほうが汎用性もあるのでリセールはいいような気もするのですが、やはり上位グレードで装備も充実の「Lパッケージ」がリセールはいいでしょう。
あとは乗る人の満足度、価値観でグレードを選ぶべきです。
安全装備を標準装備し、サポカーS・ワイドに該当
歩行者などを検知してブレーキの制御で衝突の被害を軽減してくれるスマートブレーキサポート(SBS)、ペダルの踏み間違いによる急発進を抑制してくれるAT誤発進抑制制御。
状況に応じてヘッドライトを最適な範囲に自動照射してくれる先進ライトALH・HBC、車線逸脱警報システムLDWSなどのマツダが誇る先進安全技術が結集されています。
国が推奨する新しい自動車安全コンセプト「セーフティ・サポートカーS」の「ワイド」に該当します。
収納スペースは?
※画像はセダン
ファストバックは荷室容量がアクセラの364Lから295Lに減少しています。
バックドアの開口部も面積が小さくなって外形デザインが優先されています。
セダンは419Lから444Lに拡大と積載力が標準レベルまで向上しました。
後席は可倒式でトランク上部左右に付いているレバーを引けば簡単に倒すことができます。
居住性・快適性は?
電動パーキングブレーキを採用し操作の快適性が高められているとともに、フロントシートにもアームレストが用意されています。
運転席10Wayパワーシートとなっており、シートヒーターやステアリングヒーターなども装備ができます。
リヤシートも大型センターアームレストが用意されています。
リヤシートにはスライド機構やリクライニング機構は装備されていませんが、大きめのシートの作りとなっています。
このクラスとしては珍しい電動スライドガラスサンルーフがオプション設定されています。
走行性能・エンジン性能は?
ディーゼルエンジン車は大トルクが特徴でガソリン車にはない高い加速性能を楽しむことができ、気になるディーゼルのエンジン音は低減されています。
燃費は2.2リッターディーゼルのFF車で175馬力を発生しながら19.6km/lの燃費を達成しています。
また6速マニュアルが用意されているのもマツダ3ならではの特徴です。
最新モデルではG-ベクタリング コントロールが搭載され、エンジントルクなどの制御によってブレーキ・ハンドル・アクセルなどの操作感や応答性がよりスムーズでなめらかなものになっています。
優れているところは
クリーンディーゼルを搭載しているドアハッチバックという存在自体がマツダ3だけなので、この面では優れていると言えるでしょう。
また最新のマイナーチェンジによってGベクタリングコントロールというマツダ独自の新たな制御機構が加わり、挙動の安定化やステアリング操作の負担軽減などがなされています。
装備面ではヘッドライトがLEDが標準になっていることも先進的と言えるでしょう。サンルーフが搭載可能なのもこのサイズでは貴重です。
ウイークポイントは
水はけが悪く、雨水が屋根やフロントに残りやすいのが気になる部分です。
他の車は乾いていてもマツダ3だけまだびしょびしょということも珍しくありません。
以前は存在した2.0リッターガソリンのグレードが廃止になってしまったことがややウイークポイントにも思いますが、ディーゼルの1.5リッターを導入した関係もあり、仕方のない部分かもしれません。
また、ハイブリッドの設定がないのもやや物足りない面です。
デザイン面ではスポイラーやエアロパーツを装備したグレードがあってもいいかもしれませんが、マツダのイメージとのすり合わせが難しい部分もあります。
マツダ車に共通している部分ですがカーナビが選べず、ナビ案内がおかしいことがよくあるマツダコネクトのみの設定になっている面は早く改善されてほしいものです。
デザインや内装は?
新型マツダ3の内装では水平基調でシンプルなインパネ。ダッシュボードに柔らかいパッドを使うなど上質な造り込みが特徴です。
センターコンソールの位置が少し高く、後輪駆動車(FR)のようなコクピットに収まる感覚になります。
前席及び後席左右のシート背もたれの前面、サイドサポート部内側、シート座面に本革が使用されていて上品さと機能性を両立しています。