オデッセイの値引き相場レポート!871件の実販売データからわかった限界と合格ライン
ホンダの高級志向ミニバンであるオデッセイ。
アルファードやヴェルファイアよりも燃費が良いのに低価格なのも魅力です。
そんなオデッセイの購入を考えている方が一番気になっているのが“どのくらい値引きが可能なのか“だと思います。
そこで今回は
- ・オデッセイの値引きの相場・限界
- ・値引き交渉のコツ
- ・実際の購入者の口コミ
特にこの辺りの情報を包み隠さずご紹介します!
どうしてこんな普通はわからないようなリアルな情報を書けるかというとそれには理由があって…
なので現場のリアルな情報が入ってきます。
【営業マンが困る、値引き交渉のやり方】まで伝授しますので是非お読みください。
目次
- 1 値引きの相場・限界は?【2019年12月最新】
- 2 ライバル車種と競合させる
- 3 オデッセイ同士を競合させる
- 4 納期は標準的
- 5 ディーラーで下取りすると安く買いたたかれることが多い!
- 6 下取り額を大幅にアップさせる方法
- 7 2017年11月17日にマイナーチェンジ
- 8 クラストップの燃費性能
- 9 評判、評価は?
- 10 コスパで選ぶならHYBRID・Advancedパッケージ
- 11 リセールを考えて選ぶならHYBRID・Advancedパッケージ、またはHYBRID ABSOLUTE・Honda SENSING Advanced
- 12 乗り心地はやや硬め。気になるのはロードノイズ
- 13 エスティマハイブリッドとの比較
- 14 実燃費は?
- 15 ダサい?デザインや内装は?
値引きの相場・限界は?【2019年12月最新】
オデッセイの値引き相場はズバリ
車両本体 35万円
オプション値引き 25%
が合格目標になります。※ハイブリッドも同じ
値引き難易度:緩い
売れ行きがいまひとつなので値引きで売ろうとするスタンスです。
付属品が多い場合は40万まで狙ってみましょう。
「異なるホンダ店同士の競合で値引きアップ」
「セレナの名前を出すと値引きが出やすかった」
などの口コミが上がってきています。
ワンポイント
12月に突入して「初売りセールまで待とうかな?」と思いがちですが、客数が極端に少なくなる年末も値引きのねらい目のタイミングです。
なので消費税の税率アップ分以上の値引きを引き出す腹づもりでいきましょう。
"カーナビ無料装着"や"期間限定の低金利ローン"などのキャンペーンは誰でも付けてもらえるものなので、満足せずに本体値引きを狙うのが鉄則です!

ライバル車種と競合させる
これらの名前を出すことにより競争意識を煽り、値引きを引き出しましょう。
“どちらにするか本気で悩んでいる”と思わせられれば、気を変えるためにさらなる値引きを引き出せる場合もあります。
「ライバル車との競合で上手くいきました」
千葉県 30代 男性
購入したグレード:HYBRID ABSOLUTE・Honda SENSING
値引き額:32万円
サービス:納車時ガソリン満タン
感想:オデッセイのサイズ感やプレミアムクレードルシートの質感に惚れて購入を決意しました。
今回は初めてのハイブリッド車購入ということで張り切っていましたが、めっちゃ走ってくれて大満足です。
予算に限りがあったのでアルファード、ヴェルファイアや出たばかりのCX-8と競合させてホンダの営業の方を困らせるくらいの勢いで値引き万を勝ち取りました。
やっぱり売れ筋のライバル車の名前を出すと弱いみたいですね。
ディーラーオプションでナビとマットだけ購入して、そこからも5万円値引いてもらっています!
込み込みのトータル乗り出し価格440万でした。
欲を言うときりがないですが、自分でもよくやった方じゃないかなと思います。
オデッセイ同士を競合させる
さらにオデッセイ同士を競合させることも効果的です。
オデッセイはホンダ店で扱われていて、ホンダカーズ○○の○○部分が少しでも違うところが別会社で別資本ですので、その複数店舗を回り、「他店ではここまで値引きしてくれたよ」ということを伝えれば値引きが大きくなることが期待できます。
探し方ですが、ホンダの公式サイトから店舗が検索できます。
郵便番号、または都道府県市町村を選択すると近くの店舗の一覧が出てきます。
たとえば、東京都豊島区で検索するとこんな感じです。
画像の3つの店舗はすべて経営資本の異なるお店です。
最悪でも隣の県まで足を伸ばせば必ず別会社です。
隣県まで越境できない方も、ホンダの新車を扱っているサブディーラー(整備工場や中古車販売店など)なら同士競合させることができますので、近くにあればぜひ行ってみましょう。
また、いくつかのホンダ店を回ることで、中には販売ノルマに未達のディーラーや営業マンに遭遇するときもあります。
そのときは鼻血が出るくらいがんばって値引いてくれますのでかなりラッキーです。
オプション値引き
オプションからの値引きも本体車両からの値引きと同じで大切です。
ホンダはよくキャンペーンなどでオプションサービスなど行っていますが、そこで満足する事なく交渉を行って実質的な高額値引きに繋げましょう。
オデッセイは基本的に車両本体も値引きはできますが、さらにオプションでおおむね25~30%程度を目標に交渉しましょう。
また、契約直前だけに通用するやり方ですが、「このオプションをサービスで付けてくれたら契約するよ」と言えば、ちょっとしたオプションなら付けてもらえることもあります。
具体的には
・ドアバイザー
・荷室用ユーティリティボード
・センターテーブル
・シートバックアッパーポケット
などがねらい目です。
もちろんサービスしてもらうものなので、あまり贅沢は言わずに簡単に付けられるものを狙うのがポイントです。
また、ハンコを用意しておくなどして本気度をアピールしましょう。
予算は伝えるべきか?
値引き交渉をするときに、“こちらの予算を伝えない”というやり方もありますが、営業マンもその道のプロです。
黙っていてもおおよその予算は見抜かれます。
ですのでオススメのやり方としては、これは営業マンにはもしかしたら嫌われてしまうかもしれないのですが、最初に少なめの予算を伝えて値引きを引き出しましょう。
「予算は○○万円なので、これ以上は出せない。でもこの予算内でオプションなどもサービスしてくれたら即決してもいい」
などと勝負を賭ける方法もあります。
ちょっとやり過ぎかな?と思うくらい無理めの予算を伝えてしまっても意外となんとかなることも多いです。
納期は標準的
1~2か月と標準的な納期です。
細かいサービスのオマケをお願いする
思うように値引きが引き出せなかった場合でも、- ・総支払金額からの端数切捨て
- ・ボディーコーティング・メンテナンスパック
- ・登録手数料のサービス・半額
- ・納車時ガソリン満タン
- ・ローンを組むなら金利の引き下げ

ディーラーで下取りすると安く買いたたかれることが多い!

新しく車を買うときにはその販売店で今の愛車を下取りに出すことが一般的です。購入と売却をワンセットで行えるので手間もかからずにお得な気もしますが・・・
理由は簡単。競合がいないからです。
なのでこの下取りで損をしている人がめちゃくちゃ多いんです。
しかし営業マンに言われるがままでは損をしてしまうことも…
下取り額を大幅にアップさせる方法

同じ車でもどこに売るかで査定額は変わります。
下取りに出すときに損をすることなく、むしろ下取り額アップに成功した人に話を聞くとある共通点がありました!
答えは簡単です。複数の車買取店を競合させて愛車の買い取り相場を知っておく。
そうすればその査定額をディーラーにバシッと言うだけであっさり下取り額がアップします。
これはうまくはまったパターンですが、もしダメでもその時は買取店で売ればいいだけの話なのであなたに損は全くありません。
しかし一軒一軒買取店を回るのは手間も時間もかかりすぎます。
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2017年11月17日にマイナーチェンジ
主な変更点
・「Honda SENSING」の機能を充実させ、全タイプ標準装備化
・エクステリアデザインの進化
・インテリアに快適装備を採用
・ボディーカラーに新採用色
コバルトブルー・パール
プラチナホワイト・パール
※写真はコバルトブルー・パール
全高を150mmアップさせ、ボックス系ミニバンに匹敵する車内空間を確保。
2列目プレミアムクレードルシートにゆったりとした大型ヘッドレストが採用され、さらにリラックスできる空間になりました。
フロントのバンパー、グリルのデザインが変更され、押しの強いフロントマスクに仕上っています。
また、LEDフォグライトを標準装備し、全タイプのエクステリアデザインを統一しています。
内装色が黒だけに
今回のマイナーチェンジで内装色からベージュが無くなってしまい、黒だけになりました。
室内の雰囲気を明るくしたい方にとっては大ダメージですね。。
最悪シートカバーで明るくできるとはいえ色の選択肢は残しておいて欲しかったですね。
クラストップの燃費性能
オデッセイハイブリッドの特徴はオデッセイとしては初の2.0リッターエンジンを搭載しており、エンジンは主に発電用に使われ、モーターによる走行がメインとなっています。
このメカニズムによってクラストップレベルの26.0km/lという低燃費を実現しています。
一方、メカニズム的な面でまだ難しいのか、現時点ではガソリン車にある4WDモデルは存在していません。
オデッセイの共通装備として予防安全装備のHonda SENSINGが装備できるのも特徴的です。
評判、評価は?
今回のオデッセイハイブリッドでは、今までのホンダの高級ミニバンのイメージを覆す実力があります。
燃費ではトヨタやアルファードを上回る24程となっていて、車体の大きさや車重からするとかなり優れている車だということがわかります。
車体価格もアルファードは下が400からですが、オデッセイハイブリッドは高くても400万円代と他社の高級ミニバンと比べると一目瞭然で安くなっています。
乗り心地に関しても、2列目シートでは大きなミニバンでは振動が増えて1列目シートよりも劣ってしまいますが、オデッセイは低重心で安定性を常備されているので3列全ての乗り心地が快適な仕様となっています。
フルモデルチェンジしたこともあり、エクステリアは大きく変わっていますが、内面も良い意味で大きく変化しています。
買って満足したポイント
「買って良かった」
3列目シートまで快適な広さがあって満足しています。
車体の大きさや重さの割には走りの良さも味わえるところが良いところ。
インテリアが上質かつモダンにできていて落ち着きますね。
ハイブリッドシステムも先鋭的で乗っていて気持ち良いです。
買って後悔したポイント
「買って失敗かも」
買ってみたらごく普通のミニバンだし燃費も悪い。
電動パーキングのスイッチが右側にあって使うづらい
コスパで選ぶならHYBRID・Advancedパッケージ
オデッセイハイブリッドをコスパで選ぶのであればHYBRID系グレードがおすすめです。
スタイルはアブソルートがスモークメッキグリルなのに対し、このグレードはシルバーメッキとなっていて、エンブレムが若干異なりますが外観の違いはかなり小さいです。
Honda SENSINGは装備されないのですが、標準装備されているHYBRID・Advancedパッケージよりはわずかに低価格になります。
一方、純正カーナビを装着したいのであればHYBRID・Advancedパッケージの方がHYBRIDにHonda SENSINGとナビを付けた価格よりも安いです。
これらのグレードは色はプレミアムヴィーナスブラック・パールが選べないので注意が必要です。
リセールを考えて選ぶならHYBRID・Advancedパッケージ、またはHYBRID ABSOLUTE・Honda SENSING Advanced
※写真はHYBRID ABSOLUTE・EX Honda SENSING
リセールを考えて選ぶなら予防安全装備やカーナビが標準装備で全体的に装備が充実しているHYBRID・Advancedパッケージ、またはHYBRID ABSOLUTE・Honda SENSING Advancedがおすすめのグレードとなります。
ABSOLUTEの方が人気グレードという面でリセールに優位ですが、両者の価格差は3万円程度なので好みで選んで構わない程度でしょう。
ABSOLUTEには専用サスペンション、17インチアルミホイール、部分合皮のコンビシートなどが加わるのでお買い得感もUP。
リセールの良さそうなオプションととしては、リアエンターテインメントシステムや本革シート&インテリアが設定されていますが、基本装備自体がこれら二車は十分に優れているので無理に装備することもないでしょう。
ボディカラーの人気NO.1はプラチナホワイト・パール
ボディカラーの人気順は
- プラチナホワイト・パール
- クリスタルブラックパール
- プレミアムビーナスブラック・パール
となっています。
とくにホワイトパールは人気があり、43,200円高ですが全体のおよそ半数を占めています。
乗り心地はやや硬め。気になるのはロードノイズ
乗り心地の購入者からの口コミをご紹介します。
安全装備は?
オデッセイHVの安全装備は2017年11月のマイナーチェンジでHonda SENSINGが全タイプに標準装備化されています。
Honda SENSINGは、衝突軽減ブレーキ、歩行者事故低減ステアリング、アダプティブクルーズコントロール、車線維持支援システム、路外逸脱抑制機能、誤発進抑制機能、先行者発進お知らせ機能、標識認識機能からなっています。
ハイブリッドモデルでは、ACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)に渋滞追従機能が追加されています。
その他に運転支援システムのブラインドスポットインフォメーション、マルチビューカメラシステム、スマートパーキングアシストシステムもオプションですがあるのでこちらも優れた性能となるので、装備することをオススメします。
収納スペースは?
オデッセイHVには非常に大きなセンターコンソールが付いています。
センターコンソールはトヨタヴェルファイアにも付いていますが、オデッセイはシャッター式のコンソールボックスとなっています。
これは非常に珍しい設計となっており、現状ではオデッセイしか採用されていないデザインの物となります。
シャッター式の蓋の部分には小さいものであれば鞄も置くことができるほど丈夫に作られているので非常に使い勝手の良いものとなっています。
その他にも多彩な収納スペースが装備されており、どれも使い勝手の良いものとなっています。
居住性・快適性は?
オデッセイの室内幅は1625mmとなっています。横幅があるので、3列目シートであっても隣の席に座っている人とも窮屈な思いをすることなくドライブができます。
室内デザインも質感が非常に良い設計となっているのでワクワクさせてくれる内装となっています。
室内長も2935mmあるので足元もゆったりスペースとなっており、快適性ではミニバンの中でもトップであると言っても過言ではないと思います。
オプション設定にはなりますが、2列目シートのプレードルシートは特に最高評価となっているので是非搭載することをオススメします。
高級ミニバンとして居住性、快適性で高い水準を保っています。
走行性能・エンジン性能は?
オデッセイHVの排気量は2000ccとなっています。エンジンタイプは水冷直列4気筒DOHC16バルブ+モーターとパワフルなものとなっています。
馬力は145psと特段高い訳ではないですが、最大トルクは17.8kg・mと高い数字となっています。
これだけのパワーがあれば大人が6人乗っても加速に支障をきたす事は全くないので、走行性能も非常に高いと言えます。
車体価格は高級ミニバンとしてやや高めの設定となってはいますが、ホンダのステップワゴンにオプションを少し付けたくらいの金額なので、とてもお買い得な車種です。
3リッター車並みの加速が可能な高級ミニバン
オデッセイハイブリッドの優れているところは、標準モデルと比べて倍近い26.0km/lという燃費でありながら3リッター車並みの加速が可能なことや、静かに走れるモーターのみの走行ができるEVモードが使えることがあります。
また、オデッセイと共通して大型でオットマン付のプレミアムクレードルシートと呼ばれるセカンドシートを装備していることやリクライニング機構を備えた三列目シートを備えているところなど、高級ミニバンとしての居住性を持っています。
ハンドリングにやや難が
オデッセイハイブリッドはあまり欠点がないように思えます。
しかし、実際に運転してみるとハンドリングにやや難があります。
少し硬めの設計となっている為、以前にハンドルの軽い車に乗っていた方は重く感じてしまう可能性があります。
重たさでストレスを感じてしまう方には心地よい運転は見込めない可能性はありますが、走行性は全く問題なく加速のパワーも十分です。
ハンドリングは長く乗っていれば慣れてくるものなので、購入後に損をしてしまったと思う方は少ないと思われます。
エスティマハイブリッドとの比較
オデッセイ HVハイブリッドは前輪駆動車のみのハイブリッドで26.0km/lという優れた燃費の車ですが、ハイブリッドを搭載した大型クラスのミニバンでもっとも近いサイズなのはトヨタのエスティマハイブリッドでしょう。
ただしエスティマハイブリッドは四輪駆動のハイブリッドであることもあり、燃費が18.0km/lと数値的には劣っています。
オデッセイの燃費は群を抜いており、燃費数値だけで7人乗りの車として対抗させると居住性重視ではないトヨタのプリウスαやホンダのジェイドハイブリッドなども競合関係に入りかねないです。
実燃費は?
- 高速道路の燃費:16~23km/L
- 郊外・幹線道路の燃費:14~17km/L
- 渋滞のある市街地の燃費:11~14km/L
ガソリン車の実燃費
- 高速道路の燃費:13~17km/L
- 郊外・幹線道路の燃費:9~12km/L
- 渋滞のある市街地の燃費:8~11km/L
オデッセイハイブリッドの平均の実燃費が19.0Km/Lで街乗りが14.0Km/L程です。
トヨタのアルファードが18程なのでライバル車を突き放す高燃費と言えます。
一般的には車体が大きくなればその分燃費も比例して悪くなってしまいますが、オデッセイは以前までのハイブリッドシステムと違うやり方で製作されており、より高燃費に繋げました。
また、ハイブリッド車の車体価格はコンパクトカーでない限り高く設定されている事が多いですが、オデッセイは高くても400万円代なので、通常からすれば高いと思うかもしれませんが、高性能に加え高級ミニバンとなっているのでこの価格は他社には真似できない価格となっています。
これからミニバンランキングで更に上位に上がってくることは間違いないでしょう。
ダサい?デザインや内装は?
オデッセイハイブリッドはオデッセイアブソルートをベースにしており迫力のある方向で格好いいです。
グリルが小さくスマートな方向性のオデッセイの標準モデルの顔のハイブリッドはないのですが、不要という判断だったのかもしれません。
オデッセイ自体が販売から二年程度たってからのハイブリッド追加でしたが、スタイルに変更がなかったということでスタイルは継続できる魅力があったといえるでしょう。