カローラツーリングの値引き相場レポート!【どこよりも詳しいグレード別・2024年12月最新】実販売データから限界、合格ラインを算出!
最終更新日 2024/11/29
SUVとコンパクトカーばかりが売れている国内乗用車市場において、ひとり気を吐くトヨタカローラシリーズ。2019年に登場した現行型は、世界統一されたプラットフォームの上に成り立った正に新世代カローラと言えます。
その中でもワゴンボディを持つカローラツーリングは、今や販売面での中心モデルです。そんなカロツーの購入を考えている方が一番気になっているのが”どのくらい値引きが可能なのか“でしょう。
この記事を読めばわかること
- カロツーの値引き交渉の効率的なやり方
- グレード毎の適正な値引き額
- オプション値引きとオマケしてもらう方法
- ライバル車競合はインプレッサスポーツとマツダ3が効果的
- カロツー同士を競合させるコツ
特にこの辺りの情報を包み隠さずご紹介します!
どうしてこんな普通はわからないような情報が手に入るかというとそれには理由があって…
このページは《最新値引き情報》はもちろん《営業マンが困る値引き交渉のやり方》さらにはカローラツーリングのおすすめポイントまでガッツリと伝授しますので最後まで是非お読みください!
目次(タップで飛べます)
値引きの相場・限界は?【2024年12月最新】
カローラツーリングの値引き相場はズバリ
交渉のレベル | 車両本体値引き | オプション値引き |
特に交渉なし | 12~13万円 | 5%OFF |
ライバル車を出して競合 | 19万円 | 15%OFF |
限界突破のウルトラC | 23万円 | 20%OFF |
値引き難易度:やや緩め リセール価値:C+
法規制に対応するために一部改良されましたが、値引きにはほぼ影響なし。
発売から2年が経ち、値引きのガードはボチボチ下がってきています。特に都市部で緩む傾向が出ていますが、地方だとまだガードも堅め。地方在住で足を延ばせる方は、都市部で商談したほうが成功確率は上がります。
本来、大衆車代表のようなカローラなので「乗れれば何でもイイ」的なスタンスの顧客も多く、”値引き“が魅力で購入されてきた経緯はあります。現行型は3ナンバー化されよりパーソナライズされたのと、業務用車的なニーズには5ナンバーの先代カローラフィールダーも併売していて、多少条件は異なるかも知れませんが十分攻め込めるモデルです。
グレード別の値引き相場
エンジン タイプ | グレード | 車両本体価格 (税込み) | 値引き相場 (装備品含まず) |
---|---|---|---|
ガソリン | G-X 1.8L | 201万3,000円〜 | 22万円 |
S 1.8L | 221万6,500円〜 | 23万円 | |
W×B 1.8L | 236万5,500円〜 | 24万円 | |
ハイブリッド | HYBRID G-X | 248万0,500円〜 | 24万円 |
HYBRID S | 265万1,000円〜 | 28万円 | |
HYBRID WxB | 279万9,500円〜 | 30万円 |
ライバル車種と競合させるのが値引きの基本!
もうカローラツーリングに決めてしまっている場合でも、値引きのためには他のクルマと迷っていることにするのは鉄板です。トヨタの営業マンが値引き勝負したくなるライバル車はスバルインプレッサスポーツ、マツダ3、ホンダシャトルなど。
ステーションワゴンは数が少ないため、輸入車以外だと直接ライバルはわずか。但し、現行カローラツーリングはショートワゴン的なモデルなので、インプレッサやマツダ3のような5ドアハッチバックでも競合相手になります。ガチのステーションワゴンマツダ6やスバルレヴォーグは車格も価格帯もひとクラス上なため、それらを引き合いに出しても効果薄です。
ライバル車の見積もりをあらかじめ取っておけば、営業マンにもより本気度が伝わります。ぜひ下記ライバル車のクルドラ値引きレポートも一読を!
「嫁はシャトル、私がカローラツーリングで揺れていました!」
山梨県 40代 男性
購入したグレード:S
値引き額:20万円
サービス:下取り額アップ
感想:現在マイカーのカローラフィールダーも2回目の車検となり、乗り換えを検討。一応、フィールダーもまだ新車で売っているので旧型とは言えませんが、メインはカローラツーリングに変わっているため乗り換えの第一候補車にしています。ミニバンやSUVは家族二人には持て余しそうで、ワゴンしか考えられないのだけど、意外とこのクラスのワゴンって少ないんですよね。
とは言え競合させないと値引きも期待できないので、貴重な5ナンバーワゴンであるホンダシャトルをぶつけていくことに。スバルレヴォーグも見に行きましたが、新型に変わったばかりで価格も一気に高くなっていて早々に白旗です(笑)。
シャトルは”あて馬”のつもりでしたが、試乗してみると意外にイイクルマで昔CR-Xの中古に乗っていたときの気分が蘇ってきます。何より嫁さんがハイトワゴンっぽいのにしっかり5ナンバーサイズに収まる感じが気に入り、「見晴らしいいし、運転しやすい」とエラくお気に入りに。
そうなると財布のひもを握られている身では、カロツーがグラついてきます。私としてはシャトルも悪くはないですが、やはり新しいカロツーのシャープなデザインが気に入っています。しかし見積もってみても、そもそも本体価格が安いシャトルが値引きも良かったことで形成的にはヒジョーに不利!!
ここは馴染のセールスさんに頑張ってもらうしかないっ、ということで「財務大臣(妻)がシャトルに決めると言っている。私個人としてはカローラツーリング乗りたいんだけど…」とお約束の情に訴えかける作戦で攻めます。
セールス氏は「本体価格自体で20万円も開きがあるので、合わせるのはムリがあります…」と切り出し、エッ!早くも降参か?と思ったところ「但し、下取り車をご希望の額に合わせ上乗せして引き取ります!」との提案が!
実は買取店での査定額が10万円近く良かったため、下取りは”なし“でお願いしていたのです。そこでせっかくの提案だし「買取店額+10万円」をお願いしてみました。ダメもとの提案でしたが「カローラtoカローラなので損得抜きにイキます!」とのリアクションで嬉しい決着に。
総額では結局シャトルよりは少し高くなりましたが、先進安全装備などで上回る新しいカロツーならお釣りがくるくらいの価値はあります。シャトル推しだった妻はカローラ店さんからもらった特典のディナークルーズチケットで、あっさり宗旨替えし問題無しでした(笑)
カローラツーリング同士を競合させて大幅値引きも
ライバル車による競合でうまくいかなかったときは、カローラツーリング同士を競合させる方法も有力です。
特にカローラツーリングは先の購入者報告にもあったように、先代モデルまでカローラ店専売だったこともあり、「カローラなら他店に負けるものか」という気合いの営業マンもいるようです。ですから各トヨタ店からの見積書を取って置き、最後にカローラ店に乗り込むような展開がもっとも効果的でしょう。
いくつかの店舗を回ることで、中には販売ノルマに未達のディーラーや営業マンに遭遇するときもあります。そのときは鼻血が出るくらいがんばって値引いてくれますからラッキーですよ。
「トヨタ販売店を小まめに回ることで”幸運”をゲット!?」
千葉県 50代 男性
購入したグレード:HYBRID S
値引き額:25万円
サービス:オプション品20%OFF
感想:長年乗ってきたセレナが車検を迎え、子供たちを乗せる用事も減ってしまったことからミニバンをやめてワゴンを物色。ちょうど新しくなっていたカローラツーリングにターゲットを絞りました。というか他のメーカーだとワゴンの品揃えがあまりなく、サイズと価格のバランスではカローラツーリングしか選べない感じも(笑)
カローラに的を絞っても、今はどこのトヨタ店でも買えるシステムになっているので、近所にあるところだけでも3店舗から見積りを取れます。A店B店C店と回るのは老体にはチトきつかったですが、全店から見積りを入手。ちょうど特別仕様車が発売となったタイミングだったので、そのグレードに絞って交渉しました。ベースのG-Xグレードから3万円ちょっとで装備アップになるお買い得モデルだったせいか、はっきり言って値引き額はどこもほとんど同じ15万円止まり。オプションから2割引きというのも大体一緒でした。
これなら家から一番近いとこで買っとくかな、と考え始めたときC店からお電話が。営業さんによると「ボディカラーが青ではダメでしょうか?」という質問から始まり、内容は先行オーダーしていたクルマにキャンセルが入り、今月登録のためにカローラツーリングを検討している人へ片っぱしから相談を持ち掛けているとのこと。ボディカラーの希望は白でしたが、その青のカローラツーリングのグレードは一つ上のS。それを追い金なしでOKとの条件提示なので、差額約10万円が値引き上乗せ!?となる計算です。
歴代クルマの色は白と決めてきていたので、悩ましさはありましたがSグレードだと内外装の見栄えがかなりアップします。他の希望者さんが出ても困るので度胸一発”即決“しました!
C店は家から一番距離はあるもののこうした状況が今、他店で偶然起こるなど考えにくいし、老骨にムチ打って複数店舗を回っておいてよかったです。実車を見てみると青いボディカラーも新鮮で、ん十年振りにクルマ熱が再燃しそうでわくわくしています。
オプション値引きはマスト
オプションからの値引きも車両本体値引きと同様、大切なポイント。トヨタ車は純正アクセサリーの品揃えも豊富ですし、GRやモデリスタなどのカスタマイズパーツもあります。けっこう選択する方なら、オプション値引きの額も相当なものになるのでは?
カローラツーリングの場合は選択用品価格の概ね20%以上を目標に交渉するようにしましょう。
また、契約直前のダメ押しに「最後にこのオプションをサービスしてくれたら契約するよ」と言えば、ちょっとしたオプションなら付けてもらえることもあります。
具体的には
・ドアハンドルプロテクター
・ラゲージソフトトレイ
・スマートキーケース
・スマートフォントレイ
・サイドBOXゴミ箱(運転席用)
・デラックスナンバーフレームセット
などがねらい目です。
もちろんサービスなので、あまり贅沢は言わずに“取付け工賃が安い”ものを狙うのがポイント。ハンコを用意しておくなどして本気度をアピールしましょう。
どのオプションを付けるかまだ決めかねている方はこちらの記事を見てから決断してくださいね。
カローラツーリングの先進運転支援装備
緊急自動ブレーキ | クルマ・人 |
誤発進抑制 | 前進・後退 |
追従クルーズコントロール | 全車速 |
ステアリング支援 | 車線維持 |
細かいサービスのオマケをお願いする
思うように値引きが引き出せなかった場合でも、契約直前が一番ワガママを聞いてくれるタイミングですから、- ・総支払金額からの端数切捨て
- ・ボディーコーティング・メンテナンスパック
- ・登録手数料のサービス・半額
- ・納車時ガソリン満タン
- ・ローンを組むなら金利の引き下げ
予算は伝えるべきか?
値引き交渉をするときに“こちらの予算を伝えない”というやり方もありますが、営業マンもその道のプロです。黙っていてもおおよその予算は見抜かれます。
ですのでオススメのやり方としては、これは営業マンにはもしかしたら嫌われてしまうかもしれないのですが、最初に少なめの予算を伝えて値引きを引き出しましょう。
「予算は○○万円なので、これ以上は1円も出せません。オプション品込みでこの予算内に収まるなら即決するよ」
などと勝負を賭ける方法もあります。ちょっとやり過ぎかな?と思うくらい無理めの予算を伝えてしまっても意外となんとかなることも多いです。
納期は1~6か月
新型感染症による物流インフラの乱れと半導体不足などで、新車生産はどこのメーカーでも遅れがち。発売から2年が経過しているカローラツーリングも同様で、工場は出来る範囲でフル操業していると思われますが、現在1~6か月の納期となっています。通常グレードは1~2か月ですが、特別仕様車が半年程度かかります。
ディーラー情報によれば、今後はオプション選択でもかなりの差が出てくるもよう。具体的にはナビ系やADAS(先進安全装備)系のメーカーオプションを選択すると半年以上の”待ち“が発生する可能性も。
下取り車の車検がある場合は十分に余裕を見た商談スタートを心掛ける必要があります。
ディーラーで下取りすると安く買いたたかれることが多い!
新しく車を買うときにはその販売店で今の愛車を下取りに出すことが一般的です。購入と売却をワンセットで行えるので手間もかからずにお得な気もしますが・・・
理由は簡単。競合がいないからです。
なのでこの下取りで損をしている人がめちゃくちゃ多いんです。
しかし営業マンに言われるがままでは損をしてしまうことも…
下取り額を大幅にアップさせる方法
同じ車でもどこに売るかで査定額は変わります。
下取りに出すときに損をすることなく、むしろ下取り額アップに成功した人に話を聞くとある共通点がありました!
答えは簡単です。複数の車買取店を競合させて愛車の買い取り相場を知っておく。
そうすればその査定額をディーラーにバシッと言うだけであっさり下取り額がアップします。
これはうまくはまったパターンですが、もしダメでもその時は買取店で売ればいいだけの話なのであなたに損は全くありません。
しかし一軒一軒買取店を回るのは手間も時間もかかりすぎます。
そんなときに便利なのが一括査定サイト。複数の買取業者に出張査定してもらえるサービスです。
・最大10社の買取店から最高査定額を選べる
・東証一部上場企業グループが運営
・電話がかかってくるのが面倒な人はメールだけで対応可能
↓ナビクル車査定の公式サイト(無料)で愛車の査定額をチェック↓
※査定額だけ確認してすぐに売らなくてもOKですよ!
それでも・・・
カローラツーリングの魅力はココだ!
引用:https://car-me.jp/
カローラは2021年に誕生から55周年を迎え、グローバルでの販売実績は何と5000万台を突破。この記録はギネスブックにも記載され、世界で一番売れているクルマであることを物語ります。トヨタのHPによると1966年から現在まで、全世界で約34秒に1台売れてきたことになるそうです。
そんな日本が誇るビッグネーム「カローラ」は長い車歴の中でセダン、ハッチバック、クーペ、ミニバン、SUVと様々な車型を披露してきましたが、現在のウレ線はワゴンこと「カローラツーリング」でしょう。
ワゴンの名称はフィールダーからツーリングへ
もともとカローラのワゴンは1982年の4代目モデルからスタートしました。以降、カローラの中核として各歴代モデルに必ず設定されてきましたが、知名度を高めたのは「カロゴン」という愛称で呼ばれた97年の7代目モデルあたり。2000年の9代目からワゴンは「フィールダー」と名称が変わり販売されてきましたが、現行型となる2019年発売の12代目から「ツーリング」とペットネームも変更を受けます。
この12代目は大きな転換期となったモデルで、新世代トヨタを示す新アーキテクチャー”TNGA”思想が導入され、プラットフォームも世界共通のGA-C型を採用。これによりカローラもついに3ナンバー化されました。当初はこれに否定的な意見も聞かれましたが、プラットフォームの刷新によりクルマとしての性能は飛躍的に進化。それを証明するかのようにSUVの他は軽とコンパクトカーしか売れない国内市場においても、2021年の乗用車販売実績はヤリス、ルーミーに続く第3位を確保しています。
3ナンバーながら”日本専用ボディ”というこだわり
先のとおり12代目カローラツーリングはプリウスやC-HRと同じGA-Cプラットフォームを使用することで、これまで以上にワイド&ローな造形が可能となり、お馴染みのキーンルックを先鋭化することで実用的ながらも若々しいデザインが特徴です。
引用:https://with-cars.com/
エクステリアは車幅の関係で3ナンバーとはなりましたが、海外カローラをそのまま持ち込んでいるわけではなく、きちんと国内市場向けに専用ボディを用意。全高は海外仕様と変わりませんが全長で155mm、全幅で45mm、ホイールベースも60mmほどコンパクトに仕上げています。クルマのデザインとしては寸法的にかなりの数字が詰められたわけですが、パッと見の印象はそれほど海外仕様と差がないところにトヨタの拘りが伺えます。
全体のフォルムはショートワゴンといった風情で、先代のフィールダーより荷室等は若干小さくなっていますが、その分、スポーティで軽快な走りを連想させるエクステリアです。
ディスプレイオーディオを標準化したインテリア
インテリアもTNGA思想に基づき大胆に刷新がおこなわれ、デザインコンセプトは「センシャス・ミニマリズム(五感に訴える凝縮感)」。インパネのソフトパッド部はゆったりとしたシンプルな造形ながら、機能部品は密に凝縮させてコントラストを効かせているのがハイライトです。
引用:https://minkara.carview.co.jp/
TNGA効果で室内幅を広げられたため、コンソールの幅を拡張してクラス感もアップさせています。また、今では定番化しましたが、インパネで目を惹くディスプレイオーディオを国内トヨタ車へ初装備したのは12代目カローラです。一方、先代フィールダーでは実用性重視のために助手席側インパネへアッパーボックスが設置されていましたが、現行型ではスッキリとしたデザインを優先して採用を見送っています。
当然ながら先進安全装備のToyota Safety Senseは全車標準ですが、2021年の一部改良時にウイルスや菌の抑制に効果がある微粒子イオンを放出する「ナノイーX」や、ペダルの踏み間違いによる急加速を抑制するプラスサポート機能を新たにオプション品として採用しています。
12代目カローラはつながるクルマに進化
12代目がデビューしたときに大きなトピックの一つとなったのがT-Connectサービスが搭載されたことです。トヨタはカローラをスタートとしてコネクテッドサービスの普及に舵を切りました。
引用:https://toyokeizai.net/
カローラ以降の新車のほとんどでDCM(車載通信機)とディスプレイオーディオを標準化し、T-Connectを利用して「オペレーターサービス」や「SOSコール」などが利用できる環境を構築。他にもスマホのアプリと連携して愛車の状況確認ができる機能や、ドアロックの遠隔操作など”人とクルマの関係“を変えていく様々な取り組みがカローラから始まっています。
3タイプのパワーユニットで幅広いニーズに対応
カローラツーリングのパワーユニットは1.8ℓのガソリンとハイブリッド、1.2ℓの直噴ターボの3タイプ。先代からボディサイズが拡大したことで、従来の1.5ℓがメインの構成から1.8ℓに置き換わった感じです。1.8ℓガソリンは先代のトップグレードに用意されていたユニットのキャリーオーバーで、実用性と低コストに優れます。1.8ℓハイブリッドはプリウスに匹敵する低燃費が自慢で、今回モーターのみで走行できる領域を広げるEVドライブモードを搭載したのがトピックです。
引用:https://www.webcg.net/
1.2ℓターボは6速MT車だけの設定で、スポーツ性をアピール。6速MTは発進時にエンジン回転を高めてエンストを防止する発進アシストなどを備えた”iMT”になっています。
当然ながら3ナンバー化されたとはいえ、3種類のパワーユニットはすべてレギュラーガソリン仕様となり経済性を担保します。
カローラツーリングのおすすめグレードは?
カローラツーリングのグレードは上からW×B(ダブル・バイ・ビー)、S、G-Xの3タイプ。これらに1.8ℓガソリンエンジンとハイブリッドのパワーユニットが選べますが、1.2ℓターボにはW×Bグレードしかありません。価格については以下のとおりです。
上記表のとおりカローラツーリングの場合、4WDはハイブリッドにだけ設定されます。
エントリーモデルとなるG-Xグレードでもスタートプライスは200万円超えなので、装備はまずまず充実しています。先進安全装備Toyota Safety Senseは標準ですし、オートエアコン、7インチディスプレイオーディオ、3灯式LEDヘッドライト、USB端子なども。黒一色の内装や15インチの鉄ホイール+カバーはボトム感ありですが、普段使いには十分なグレードでしょう。
一つ上のSグレードになると内装のブラッシュアップが顕著で、本革ステアリング&シフトノブに各部のシルバー塗装加飾。上級ファブリックシート、電動パーキングブレーキにピアノブラック仕上げのスイッチ類やオーナメントなども備わります。電動パーキングブレーキになることで、ACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)がブレーキ制御式から全車速追従式となるのも大きな変化です。
反面、外観では16インチアルミホイールくらいしか違いが感じられないのは寂しいところ。
引用:https://www.goo-net.com/
トップグレードのW×Bになるとその外観がドレスアップ。アルミは大径の17インチになり、目元は3灯式LEDから小型軽量、省電力、高輝度な先進のヘッドライトBi-Beam LEDへと変わります。フロント・ロアグリルにはメッキ+グロスブラック塗装が施される他、グリル内にはLEDフォグランプも装備。全車標準のリヤスポイラーもW×Bならダークメタリック塗装されたものになります。もちろんインテリアだってシートはスポーティデザインになり、素材も合成皮革とレザテックによるコンビシートへグレードアップ。オプションですが、ホワイトカラーのコンビシートも選択可能です。
価格以上のコスパに優れるW×Bグレードがオススメ!
ざっと3グレードの特徴をお伝えしましたが、おすすめグレードとしてはカローラツーリングをパーソナルな使用環境前提で考えたときには、やはり中間のS以上になります。G-Xも悪くはありませんが、カローラのエントリーグレードで200万円超えるのなら、もう少し出してでもミドルグレード以上を狙いたくなります。
引用:http://blog.livedoor.jp/
SにするかW×Bにするかについては、絶対額は当然W×Bが上ですが装備面を詰めていくと、W×Bの価格差に対するコスパの良さがわかります。素の状態で乗るならともかく仮にSにメーカーオプションをいくつか付けていくなら、W×Bとの差額はわりと簡単に取り返せる計算です。リセールを考えてもW×Bがオススメ!
試算してみた内訳など詳しくは、ぜひこちらの記事もチェックしてくださいね。
参考⇒カローラツーリングのおすすめグレードを比較して検証!ベストバイモデルはどれ!?
ツーリングならリセールバリューも悪くない
2019年の9月から発売となった現行カローラツーリングですから、まだ初車検を迎えていない時期であり中古車市場での相場情報はやや少なめ。
少ない流通量の中を見てみると相対的には悪くない実績です。1~2年落ちモデルだと70%以上のリセールバリューで、特に新型だからなのか上位グレードのハイブリッド車は高めに推移。W×Bのハイブリッドでは90%近い指数も見られます。このあたりはカローラセダンに比べると、ツーリング(ワゴン)の優位性が明確に出ているところです。
ちなみに先代フィールダー(厳密には併売中なので現役ですが)の5年落ちあたりだと、40%前後なので平均的な値下がり率に落ち着いてきます。現行ツーリングも5年過ぎる頃には似たような傾向になることは予想できます。
ライバル比較:ホンダシャトルは希少な5ナンバーワゴン
カローラツーリングのセグメントである「国産ステーションワゴン」は今や縮小ジャンル。ライバルを見回してもホンダシャトル、スバルレヴォーグ、マツダ6あたりしか堂々と「ワゴン」を名乗っている車種はないのが現状。しかもマツダ6はもとより、昨年新型になったレヴォーグもカローラツーリングと比べればひとクラス上の印象があります。
そこで消去法的ですが、本稿でライバルとしてピックアップしたのはシャトルです。
引用:https://e-nenpi.com/
シャトルの前身は2011年に登場したフィットシャトル。2015年にモデルチェンジしたタイミングで「フィット」の冠が外れ単独車名で「シャトル」となりました。
言うまでもなくベースは3代目フィットで、センタータンクレイアウトなどのプラットフォームはもちろんドアやフェンダーも共通パーツですが、ボディ後半部を大きく伸ばしてワゴンらしい荷室空間を確保。フロントマスクやリアセクション、運転席周りの造形はシャトル独自のデザインで差別化され、ワンランクグレードアップしたモデルに位置付けられました。
2019年に行われたマイナーチェンジでは前後バンパーや灯火類などエクステリアの変更に加え、インテリアも本革シートやピアノブラック仕上げの加飾が施され上質感向上に寄与します。
パワーユニットの構成はカローラツーリングと同じでガソリン車とハイブリッド車の2本立て。但しシャトルはどちらも排気量が1.5ℓになります。
引用:https://car-moby.jp/
シャトルが優れる点はやはり貴重な5ナンバーワゴンであること。3ナンバーになってもカローラの使い勝手がそれほど悪いことはありませんが、一回り小さいことで最小回転半径や車両重量などには有利。逆にコンパクトな車体なのに背はカローラより高いため室内空間に余裕があって、ワゴンのキモであるラゲッジ容量もシャトルが勝っています。もちろん車両本体価格もボトムグレード同士から、トップグレード同士まで総じてシャトルが安価です。
一方ではデビュー年次の違いから、より新しいカローラツーリングの方がメカニズム面ではパワーユニットもADAS系も一段上の性能を備えているのは間違いなく、現行の価格差であればむしろカローラの方が”お得”と取れなくもありません。
引用:https://car.motor-fan.jp/
カローラツーリングがCセグワゴン最後の砦か
本当の勝負はシャトルの次期型が登場してからか?という流れになるところですが実はこのシャトル、ホンダによると2022年中にラインナップから消滅することがアナウンスされています。ホンダはEV戦略などへ舵を切る先鞭として、国内ラインナップの大規模整理を進めており、既にインサイトやオデッセイなども製造中止となりました。
具体的な日時はまだわかりませんが、またまた貴重な国産ワゴン(特にCセグメント)が一つ減ってしまうことに…。
それだけに国産ワゴン市場におけるカローラツーリングの存在感がより高まってくるということですね。
以上、カローラツーリングの値引き相場レポートをお届けしました。
引用:https://www.gqjapan.jp/