ディーゼルエンジンはガソリンエンジンとどう違うの?臭くないの?
ディーゼルエンジンとガソリンエンジンの違い
ディーゼルエンジンは軽油、ガソリンエンジンはガソリンを燃料としています。
2つのエンジンは、基本構造にほとんど違いはありません。
ガソリンエンジンには点火系という機構が付いていて、点火プラグで火花を飛ばして着火します。
ディーゼルエンジンは圧縮することで高温となった空気に燃料を霧状にして噴射することで自然着火させます。
ディーゼルエンジンはヨーロッパでは主流
自動車業界の地球温暖化対策でCO2削減のためにディーゼルエンジンが推奨されています。
軽油は精製時のCO2排出量がガソリンの約半分と環境に優しいことで知られています。
実際にヨーロッパでは新車販売の半数以上がディーゼル車と、ガソリン車よりも多くなっています。
日本では3%にも満たない寂しい状況です。
主なディーゼルエンジン搭載車
マツダ デミオ
マツダ CX-3
マツダ CX-5
マツダ CX-8
マツダ アクセラ
マツダ アテンザ
トヨタ ランドクルーザープラド
三菱 デリカD:5
エコ
日本ではガソリン依存度が高いので余った軽油を輸出しているほどですが、今後ディーゼルとガソリンエンジンがバランス良く普及すればもっと軽油を無駄なく使えるようになります。
ディーゼルエンジンは臭いのか?
「ディーゼルエンジン臭」という言葉があるようにかつては「汚い・臭い・うるさい」という弱点があったディーゼルエンジンですが、現在では世界最高水準といわれる国内の排ガス規制をクリアしたクリーンディーゼルと呼ばれるクルマが登場しています。
しかし未だににおいが気になるという声があるのも事実。
原因は酢酸で、クリーンディーゼル車では、酢酸を分解させる仕組みが備わっているのですが、それでも触媒が温まるまでの短い間にちょっとこの匂いがすることもあります。
全く気にならない人も居ますし、初期に強く感じても、1000km超えたら全く感じなくなったという方もいます。
また、大人は大丈夫でも、お子さんはこのにおいがニガテという場合もありますので、購入する場合は総合的に考えてからにしましょう。
もちろん健康被害が出るようなものではありませんのでご安心ください。