キャストの欠点に関する口コミ!オーナーならではの不満点を6つ紹介
最終更新日 2021/9/16
軽クロスオーバーSUVという独自の市場を切り開いたスズキ・ハスラーに対抗するべく、ダイハツが開発したキャスト。
ハスラーと直接対決するキャスト アクティバのほかに、クラシックテイストを取り入れたキャスト スタイル、クールかつスポーティーなキャスト スポーツと、複数のモデル展開が魅力の軽自動車です。
今回はキャストの欠点に関する口コミを6つ紹介します。オーナーが感じている不満点はいったいどんなところなのでしょうか?
目次(タップで飛べます)
キャストの欠点!オーナーが感じている不満点を紹介!
キャストは複数のモデル展開によってダイハツのラインナップの穴埋めをしつつも、スズキ・ハスラーの対抗馬として販売されています。
しかし、現実はキャスト アクティバ、キャスト スタイル、キャスト スポーツの全モデルの販売台数を合計しても、ハスラーの販売台数には遠く及ばず。
キャストがハスラーの販売台数を超えることができない理由は、これから紹介する欠点に隠されているのかもしれません。
収納スペースが少ない
まずキャストの欠点のひとつとして、収納スペースの少なさが挙げている人が多いです。
- フロントセンターアームレストコンソール(ボックス付)
- オーバーヘッドコンソール
- 助手席シートバックポケット
- 助手席大型シートアンダートレイ
- ワンプッシュ式オートオープンカップホルダー(助手席)
- インパネアッパーボックス/インパネオープントレイ
キャストの公式サイトに記載されている収納スペースは上記の6つになります。
たしかに、昨今の軽自動車としては収納スペースが少なく感じるかもしれません。
しかし、あくまで昨今の軽自動車と比較した場合で、普通車やひと昔前の軽自動車と比べると標準的だと私は思います。
公式サイトには記載していないだけで、運転席カップホルダーやセンターコンソール下部ダストボックスが用意されていますし、ドアトリムにはポケットも完備。
大きな荷物を収納できるスペースは多くありませんが、女性はバッグを持ち歩く人が多いので、それほど困ることはないかもしれません。
ラゲッジスペースの使い勝手がイマイチ
キャストのラゲッジスペースの使い勝手がイマイチだと不満に感じているオーナーも多いようです。
たしかに、昨今の軽自動車としては明らかに狭いように感じます。
キャストのリアシートにはスライド機能が採用されているため、リアシートに乗員がいない場合はラゲッジを広くして、乗員がいるときは車内空間を広くするなど、状況に応じて使い分けることが可能です。
これ自体はメリットなのですが、スライド操作はリアシート側からしかできません。例えば、ラゲッジスペースに荷物を置こうとしてテールゲートを開けると、リアシートが後ろにスライドされていたとしましょう。
このとき、荷物が置けないのでリアシートを前方にスライドさせようと思ったら、わざわざリアシートに回り込んでスライド操作をする必要があります。大きな欠点ではないですが、面倒ですよね。
さらに、キャストのリアシートは前方に格納してラゲッジスペースを広げることができます。
これは多くの車に採用されている機能ですが、キャストの場合はリアシートを倒しても狭く傾斜もできるため、非常に使い勝手が悪いです。日々の買い物に支障はありませんが、家電や家具などを運ぶときは不便極まりないです。
安全装備が物足りない
キャストには一部のグレードを覗き、ダイハツの先進安全技術「スマートアシストIII」が標準装備されています。
標準装備自体は評価できる点ですが、「スマートアシストIII」は他社の先進安全技術と比べ性能面で劣っています。
また、今や必須ともいえる安全装備のサイドエアバッグ。フロントシートの乗員を側面衝突から保護してくれる安全装備ですが、キャストにはサイドエアバッグが上級グレードのみの設定となっています。
後部座席の乗員を保護するサイドカーテンシールドエアバッグは、キャスト スポーツだけにオプション設定です。
サイドエアバッグもサイドカーテンシールドエアバッグも標準装備とまでは言いませんが、せめて全車にオプションとして設定にしてほしいところではあります。
グレードラインナップが多くてわかりづらい
キャストには大きく分けて、クロスオーバーSUVのアクティバ、ネオレトロな外観のスタイル、スポーティーな外観のスポーツがラインナップされています。
このうち、キャスト アクティバとキャスト スタイルには複数のグレードがラインナップされており、特別仕様車も含めるとその数はなんと17種類もあるのです。
良くも悪くもそれぞれが個性的なため、イマイチどれがいいのかわからないまま購入してしまったオーナーは多く、もう少し検討しておけばよかったと後悔している人もいます。
軽自動車とは言えど高い買い物には変わりないので、しっかりと熟考してグレード選びをしてください。
スポーツのグレードラインナップが1つだけ
複数のグレードが設定されているキャスト アクティバ、キャスト スタイルとは対照的に、キャスト スポーツはキャスト全体の最上級グレードとして設定されているため、1つしかありません。
標準装備がかつ豊富ターボチャージャーも搭載しているのですが、いかんせん価格が高いという欠点があります。キャスト スポーツが欲しかったけど、予算の都合で選ばなかったという人も少なくありません。
ターボモデルだけでなくNA(自然吸気)モデルの設定や、標準装備を抑えたベースグレードを設定するなど、キャスト スポーツ自体の選択肢がもう少し欲しいという声もありました。
価格設定が高い
キャストの欠点としてよく挙げられるのが、価格設定の高さです。
例えば、キャスト スタイルと直接的なライバル関係にあたるスズキ・ラパン、キャスト アクティバと直接的なライバル関係にあたるハスラーは、もっと安価な価格で販売されています。
キャスト スタイル | 1,225,800~1,706,400円(税込) |
ラパン | 1,077,840~1,492,560円(税込) |
キャスト アクティバ | 1,225,800~1,771,800円(税込) |
ハスラー | 1,100,520~1,748,520円(税込) |
キャスト スポーツ | 1,647,000~1,771,200円(税込) |
アルト ワークス | 1,509,840~1,617,840円(税込) |
上記の表を見ると、いかにキャストの価格設定が割高なのかわかるでしょう。キャスト スポーツにいたっては、より本格的なスポーツモデルであるアルト ワークスよりもはるかに高い価格設定となっています。
アルトやラパンはトールワゴンではないため、キャストの比較対象としては適切ではないのかもしれませんが、キャラクターが類似している以上、ライバル車種には該当するはずです。
ただし、スズキは全体的に価格設定が安いという特徴があります。
キャストと同じプレミアムな軽自動車であるホンダ・N-ONEの価格設定はキャストと大差ありません。
キャストの価格設定を高いと感じる人がいてもおかしくはありませんが、考え方によっては妥当な価格設定とも言えそうです。
悪く言えば器用貧乏だが、完成度は高い
キャストはそれぞれに個性がありますが、悪く言えば器用貧乏な軽自動車です。クロスオーバーSUV、ネオレトロ、スポーティーカー、ベースは1車種であるにもかかわらず3兎を追った結果、どうしても中途半端な印象を受けてしまいます。
割高感はありますが、そもそもキャストはプレミアムな軽自動車として登場しています。だからこそ外観も内装も上質かつおしゃれですし、価格が高い分標準装備が充実しています。さらに、致命的な欠点も見当たりません。
卓抜している点こそありませんが、全体的な完成度は非常に高いため、上記の欠点が許容できるならば自信を持っておすすめできる軽自動車に仕上がっています。
この記事を見てくれた人には新車購入時に絶対損をしてほしくないので、どうやって騙されずに値引き交渉すればよいのか、次の記事でチェックしてみてください。
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