ソルテラのおすすめオプション9コを実際の購入者の声からご紹介!
最終更新日 2024/10/1
まだまだ先のように思っていた化石燃料を使用するクルマの終焉ですが、現実的な話としてタイマーは動き始めています。いまだ欧州ほどの熱を感じられない日本においても、政府は2050年カーボンニュートラルを目標に掲げ、その前段として2030年代にガソリン車の新車販売を禁止します。
以降はガソリンに代わりクリーンエネルギーを燃料とするクルマの時代になるわけですが、その先兵となるのはやはり”電気”。水素などもあるでしょうが、インフラ面も含めるとまずは電気自動車の世となるはずです。
2010年に日産リーフが登場し、世界でもっとも売れている電気自動車となりましたが、その後に続く国産BEV(バッテリーEV車)はそれほど勢いはなく、米国テスラや独BMWなど輸入車勢の独壇場。国産勢はやはりハイブリッド車を中心に推移してきましたが2021年、ようやく重い腰を上げたトヨタはスバルとの共同プロジェクトとしてBEVの新モデルを発表しました。それが「トヨタbZ4X」と「スバルソルテラ」です。
引用:https://response.jp/
両社の共同開発は先代、および現行のGR86とBRZに続く第三弾。スバルにとっては初めてのグローバルBEVとなります。
今回のクルドラではようやく販売を開始したソルテラを実際に購入しようとした際、気になるオプションについてメーカーオプションとディーラーオプションに分け、厳選したおすすめ品をご紹介していきます!
目次(タップで飛べます)
新型ソルテラのプロフィール
前段のとおりトヨタとスバルのアライアンスにより完成したソルテラですが、開発スタイルとしてはトヨタ開発陣の中へスバルチームが参画する形式。プラットフォームをはじめ兄弟車bZ4Xと多くを共有しますが、ソルテラには随所にスバルらしさを感じられます。
先進安全装備やバッテリー回りなどはトヨタが主となっているものの、X-MODEやグリップコントロールなど4WD機構はスバルの技術を投入。併せて最低地上高などもbZ4Xよりソルテラの方が高く、より悪路走破性を重視していることが窺えます。
サスペンションのセットアップや電動パワーステアリングの味付けにも違いがあり、BEVであってもスバルのカラーがしっかり出ています。
引用:https://news.mynavi.jp/
エクステリアはヘッドライトからバンパーロアまでのフロント部分、アルミホイール、リヤコンビランプを含むテールゲートの中央部がソルテラ専用デザイン。フロントマスクのヘキサゴングリルとヘッドライトのCシェイプにスバルの拘りを感じますね。
インテリアは低いインパネに12.3インチの大型ディスプレイが目を惹く広々感あるデザインで、プジョー車などで見かける小径ステアリングの上から情報を得るトップマウントメーターも新鮮。ステアリングに付く回生ブレーキの強弱をコントロールするパドルシフトはソルテラだけの装備です。
20インチホイールに本革シート、ハーマンカードン製(bZ4XはJBL製)のオーディオシステムなど、上位グレードには豪華装備も備わり、スバルラインナップ中で最高価格モデルとなるラグジュアリーさも感じさせます。
引用:https://car.watch.impress.co.jp/
先進安全装備はトヨタの最新Toyota Safety Senseなので申し分ありませんが、残念なのはスバル自慢のアイサイトX関連が搭載されなかったところですね。まぁトヨタベースのシステムに”ポン付け”できるほど単純な機構でないのは理解できます。
ソルテラのグレードと価格
ソルテラのグレード設定は以下のとおりです。基本グレードのET-SSと上位グレードのET-HSだけというシンプルな構成です。
それでもグレード展開しているのはソルテラがディーラーにより通常販売されるモデルだからで、全車がリース提供だけになるbZ4Xは1グレードしかありません。
ET-SSはFF車も選べるため、なんとか600万円を下回るプライス。各都道府県で設定される補助金を使えば思いのほか”選べるクルマ”のようにも感じられます。例えば東京都にお住まいなら国と都の補助金合計は130万円(2024年10月現在)。ET-SS(FF)なら464万円になる計算ですから、トヨタRAV4 PHVや三菱アウトランダーとほぼ同じ価格帯イメージです。
ソルテラのメーカーオプションはどうなっている?
さて、本題のオプション関連を見て行きますがまずメーカーオプション。ご承知のとおりメーカーオプションは納車された後から、アレこれ付けることができませんので、じっくりと検討する必要があります。逆に言えば、新車購入時の醍醐味でしょうか。
ソルテラの場合、クルマの特殊性もあるのか下記のとおりわずかに3アイテムだけになります。
またET-SSのFF車にはメーカーオプションを選ぶことはできません。
新世代BEVでもSUVなら付けておきたいマストなオプションセット
電気自動車であるかどうかはさておいてもスバルのクルマである以上、優れたSUVであることが第一義。ソルテラの資質については既に記載したとおりですから、あとはルックスを充実させたいところです。
「パノラマムーンルーフ」と「ルーフレール」は、そのどちらもSUVであればテッパンアイテム。ET-SSの4WDとET-HSであれば選択することができます。
光を呼び込むパノラマムーンルーフはフロントシートからリヤシートまで、高い開放感を味わうことができます。ガラス面は固定式ですが、電動のサンシェードを備えているため直射日光はしっかりガードしてくれます。
ルーフレールは、ラゲッジに入りきらない荷物を積み込むボックスやキャリアを取り付けるための必須アイテムですが、実際にそうするかどうかは別にしてSUVの長いルーフをシャープに魅せるエクステリアアイテムとも考えられそうです。
引用:https://tesdra.com/
実際になぜかソルテラの純正アクセサリーカタログにルーフボックスやルーフバケット、あるいはスキーやサーフボードなどを積むためのキャリアアタッチメントの記載がありません。
おそらくはSAA(スバル用品㈱)のTHULEシステムキャリアなどは装着可能だとは思いますが、ルーフレールはメーカーオプションのため後からは付けられませんのでよくご検討ください。
発売後ソッコーで注文停止に達した人気のソーラールーフ
ET-HSグレードだけに設定される「ソーラールーフ」は、ルーフに搭載したソーラーパネルで太陽光発電を行うことができるようになるシステム。駐車中にはバッテリーを充電し、走行中はランプ類へ給電することで電力消費を節減、航続距離の延長につながります。トヨタでは現行プリウスPHVにもソーラー充電システムはオプション設定されていますが、ソルテラのそれは性能が大幅にアップしています(価格もですが)。
諸条件により変化するでしょうが、メーカー側の目算ではソーラーパネルで生成された電気だけで年間1800kmもの走行が可能です。
引用:https://www.automesseweb.jp/
新型ソルテラではBEVの不安材料である走行距離を、大容量のリチウムイオンバッテリーや急速充電システムで十分カバーしていますが、そこへこのメーカーオプションが加わればさらに盤石。オプション価格も相当なものですが、せっかくのBEV。ここはぜひチョイスしたいところです。
が、残念ながら大方の予想どおり発売後即、ソーラールーフは生産可能な上限台数を超えてしまい、今欲しくとも既に注文が終了しています。数年経ってパネル供給に余力でも出てくれば、ソーラールーフのオプション設定が復活するかも知れませんが、昨今の新車生産の遅れを見ても当面は期待できそうにないですね。
ET-HSだけの専用装備は魅力的なラインナップ
メーカーオプションは前記の3つだけしかなく物足りませんから、本稿では上位グレードET-HSにだけ設定される魅力的な装備をいくつかご紹介しておきます。
引用:https://www.chibasubaru.com/
シリーズ中もっとも高価なET-HSはET-SS(4WD)よりも44万円高。その価格差で専用装備となるものは上記画像のとおりですが、これらの装備が欲しければメーカーオプションを選ぶようにET-HSを選択するしかありません。
静かな車内がウリのBEVでこそ愉しみたい高級オーディオシステム
Harman Kardon(ハーマンカードン)はアメリカの高級オーディオメーカーで、原音を加飾することなく忠実に再生する音造りに定評があります。メルセデスベンツやBMW、ボルボなどで広く採用されているブランドです。国産勢ではスバルと関係が深く、ソルテラ以前からレガシィなどでも同社のシステムが搭載されていました。
ソルテラ用のシステムは計11個のスピーカーで構成され、インストルメントパネルのツイーターを一体化させたミッドレンジスピーカーのほか、フロントドアに低域ミッドウーファー、リヤドアにコアキシャルスピーカー、さらにラゲッジ左側には224mmのエンクロージャーを採用したサブウーファーを配置。クルマ全席で迫力のある低音が効いたサウンドを奏でます。
引用:https://motor-fan.jp/
またハーマンカードンが誇る最先端技術として、音質向上と消費電力の低減に貢献する「GreenEdge」も採用。車載バッテリーの消費を抑えながらも、高品位かつ臨場感あるプレミアムサウンドを実現するEV向けの技術も搭載されています。
鮮やかなタンカラーの本革シートが選べるのはソルテラだけ
ET-SSのシートがブラック基調のファブリックシートであるのに対し、ET-HSには本革シートが奢られます。しかもそのカラーがブルーステッチの入った鮮やかなタンカラーになっています。スバル車はこれまでもエクシーガクロスオーバー7やフォレスターなどで、オレンジに近い明るいタンカラーのシートを用意してきましたので、この本革シートにもスバルらしさが感じられます。また、この本革シートにだけ夏でも快適なベンチレーション機能が備わるのもポイントが高いところ。
何よりソルテラはスバルラインナップの最高価格車。次点のWRX S4とレヴォーグの最上級グレードが474万円ですからそれと比較しても段違いの価格帯です。それだけに本革シートくらいあってもおかしくないモデルかも知れません。
引用:https://www.webcg.net/
兄弟車であるbZ4Xには本革シートの設定はなく、合成皮革となりそのカラーはブラックか白に近いライトグレーになっています。インテリアカラーだけで言えばライトグレーも華やかですが、色味から汚れやデニムの色移りなども気になりますし、やはりソルテラのタンカラーが一番人気となる気もします。ステッチカラーがブルーなのでディテールをくっきりとさせる効果も見逃せません。
欲を言えばせっかくの最上位モデルですから、レガシィアウトバックにあるようなナッパレザーやより高級感のあるセミアニリンレザーなどが用意されてもよかったように思います。
未来キタ!スマホアプリでソルテラを遠隔操作し駐車もらくらく
アドバンスドパークとはトヨタがヤリスをモデルチェンジした際に搭載した高度駐車支援システムのことです。これまでのスバル車には駐車支援系の装備といえば、ダイハツタントのOEM車シフォンに駐車時のステアリング操作を補助するスマートパノラマパーキングアシストしかありませんでした。アドバンスドパークはステアリングだけでなく、アクセルとブレーキ操作まで完全自動制御する方式となり、ソルテラでスバル初搭載ということになります。
アドバンスドパーク自体はソルテラ全車に備わっていますが、ET-HSにはそこへ「リモート機能」が追加されています。2021年の新型レクサスNX登場と共にお披露目されたこのリモート機能を使えば、車外から専用スマートフォンアプリを操作することで遠隔操作の駐車・出庫ができます。
慣れない場所、狭い場所での駐車をサポートし、ドアパンチで隣のクルマとぶつかってしまうリスクを低減、狭い駐車場などで乗り降りのわずらわしさから解放してくれます。見ている分には無人のクルマが勝手に車庫入れをしている、、、すごい時代になってきました。
今年発売された新型ノア・ヴォクシーにもリモート機能は搭載されましたから、今後幅広く採用モデルが増えていきそうな装備ですね。
おすすめディーラーオプションをチェック
ディーラーオプションはクルマが納車された後でも、必要なときにいつでも購入できるのでじっくりと検討することもできますが、中には商談時の値引きにオマケしてもらおうという方も多いかも知れません。
スバルではディーラーオプション、即ち純正アクセサリーの充実度は高く、エクステリアからインテリアまで実用性や機能性に富むアイテムが揃っています。しかしながらソルテラに関して言えば、純スバル車ではないこともあるのかその品揃えはそれほどでもありません。
例えばスバル車では外せないSTI(スバルテクニカインターナショナル)製のエアロパーツやボディ剛性コントロール系の用意はなく、これらはSUVなので仕方ないとしても基本的にエクステリアやインテリアにおけるドレスアップ関連のアイテムはほぼゼロです。
また、ナビゲーションやオーディオ関連についても全車が標準装備化されているためにオプションカタログには記載がありません。
もっともSTIパーツについては、鋭意開発中のようで今年1月の東京オートサロン2022の会場に「ソルテラSTI CONCEPT」が展示されていました。
引用:https://www.webcartop.jp/
カタログやHPを見る限り、ソルテラのディーラーオプションは大きく3つのカテゴリーに分かれていて、「ベースキット」「ドライブアシスト」「カーライフサポート」に分類されています。
新車セットはベースキットでお得にチョイス
このカテゴリーにはいわゆる新車セット的なベーシックアイテムが揃います。純正アクセサリーの定番は、フロアカーペットやドアバイザー辺りですがソルテラではSUVらしくカーゴソフトトレイやトノカバーなども加わります。これらを下記のとおりまとめて値引きしたものが「ベースキット」になっています。
2つのグレードにそれぞれ5パターンの組み合わせを設定し、およそ単品購入よりも1万円〜1.5万円程度お安くなります。
キットの内容が全て必要なものばかりな方は問題ありませんが、口コミ情報サイトなどでは、スバルディーラーの多くで新車購入時にはこのベースキットは基本計上されるらしく、中には「外すことはできない」的な交渉になる場面もあるとか。もちろん不要なものをムリに購入することはないので、要るものだけチョイスすればよいのですが、その場合”値引き額”が変わる例もあるそうで、結局不要と思えるものでも外して支払額が上がるなら、付けても付けなくても同額のようなことになるのでしょうか。
それ以前に今のところソルテラの車両本体からの”値引き”はナイに等しいそうなので、こうしたディーラーオプションのまとめ買いで少し安くなるのは助かるかも知れませんね。
ドライブアシスト用品からのオススメはコレ
ここではドライブレコーダーやHDMI入力端子、三角表示板含む緊急時サポートキットなどがカテゴライズされていますが、上記ベースキットのようなセット販売分はありません。
引用:https://www.sankei.com/
オススメ一つめは「プラスサポート用アクセスキー」。まずプラスサポートとは急アクセル時の加速抑制でドライバーを補助するモードのこと、たまにニュース等でアクセルとブレーキの踏み間違えでコンビニに突っ込んでいる事故など見ますよね。アレを回避するための機能です。急アクセル時は障害物の有無にかかわらず、踏みすぎや踏み間違いを検知するとクルマの加速を抑制し、警報ブザーとインジケーター表示でドライバーに注意を喚起してくれます。
この機能を起動させるためのアイテムがプラスサポート用アクセスキーです。購入すればドアを解錠したと同時に自動でプラスサポートに入るので、面倒な設定動作が不要となります。年配の方に限らず、ついやってしまううっかりミスは誰にでもあるもの、選んでおいて損のないオプションです。
無骨なハンドルロックをスタイリッシュに仕上げた逸品
もう一つのオススメは「SAAステアリングロック」です。
引用:https://www.hiroshimasubaru.co.jp/
見た通りクルマの盗難防止に役立つアイテムでソルテラ用のそれは、他所ではあまり見かけない本革にオレンジのステッチが入ったスタイリッシュな仕上げが特徴。毎日乗降するような方でも、面倒にならずワンタッチで着脱できる付属キーも備わります。
こうしたロック系アイテムはカー用品店などでも扱っていますが、機能優先でわりと無骨なデザインのものが多く、このソルテラ用はさすが純正品指定と呼べるクオリティです。
何度か言っていますが、今のところソルテラはスバルの中では最高級車とも取れますし、人気のSUVだけに盗難は心配。このステアリングロックなら夜間駐車時はもちろん、レジャーや買い物等で長時間クルマを離れる際も安心です。
カーライフサポート用品でお役立ち度高めはコレ
最後のカテゴリーにはチャイルドシートやタイヤチェーン、ボディカバーに灰皿などその他諸々のカーライフを支える定番アイテムが14点ほどラインナップされています。
その中でもBEVらしく目を惹くのは「充電ケーブル」でしょうか。
EVをマイカーとする場合、自宅(戸建住宅)での充電が基本となることがほとんどでしょうから、ソルテラには普通充電器用の車載充電ケーブルが付属しています。この付属ケーブルの長さは7.5mになっているため、自宅ガレージのレイアウトの関係で長さが不足することがないよう、ディーラーオプションでは15mの充電ケーブルを用意しています。
最初から充電設備込みでガレージを設計していたお宅ならまだしも、大半が後付けで設備を設置しなければならないパターンが多いでしょう。そうしたときにやむを得ないレイアウトとなっても、15mあれば大方カバーできる長さだと思われます。
ボディカバー派にもBEVのソルテラ専用品アリ!
屋根のないガレージで駐車して置く方でボディカバーを掛ける習慣のある方には、「純正ボディカバー」もオススメです。
カバーを掛けたままでもしっかりと充電しておけるよう、ソルテラ左右の充電口位置に合わせた開口部付きになっています。
さすが純正品ですね。
引用:https://www.goodspress.jp/
以上、スバルソルテラのおすすめオプションのご紹介でした。
この記事を読んでくれた人には新車購入時に絶対損をしてほしくないので、どうすれば一番お得な値引き交渉ができるか、次の記事でぜひチェックしてみてください。
>>ソルテラの値引き相場レポート!
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