クルドラ

後悔しないために確認しておきたいスズキスペーシアギアの不満点4つ+α

諸説あると思いますが、筆者の記憶ではSUVが広く認知されてきたのは80年代頃。もちろん当時はパジェロなど”クロカン”(クロスカントリー車)と呼ばれる本格四駆が基本でしたが、その後ジャンルの発展と共に乗用車ベースクロスオーバーが台頭し、総じてスポーツ・ユーティリティー・ビークルSUVとして括られる格好となりました。

そうした背景もあってSUVは非常に間口の広いジャンルとして確立されていますが、まさか軽自動車にまで飛び火してくるとは、当時は思いもよらなかったですね。

引用:http://www.chiaki.co.jp/

本稿の主役となるスペーシアギアは、スズキスーパーハイトワゴンスペーシア」の派生モデルになります。そのスペーシアは、全国軽自動車協会連合会による2020年上半期販売台数N-BOXに続く第2位を獲得。スペーシア自体はデビュー後3年が経過しているにも関わらず、2019年フルモデルチェンジしたばかりのタントを抑えての売れ行きです。

もうお気付きでしょうが、スペーシアの実績には2018年に追加された「ギア」の台数が含まれており、販売の現場ではスペーシアギア受注がブランド全体の実績を引き上げている状況です。

引用:https://www.car-and-driver.jp/

今回のクルドラでは、スペーシアギアユーザーを中心とした様々な口コミ情報を徹底チェック。好調ギアウィークポイントはあるのか?見え隠れするマイナスポイントを洗い出し検証していきますので、ぜひ新車購入時の参考にしてください!

スペーシアギアのプロフィール

スズキスペーシアギアは、前述のとおりスペーシアSUV的な文法で仕立てた派生モデルなため、果たしてSUVと言えるのか?的なもあるようです。


特にスズキは伝統の軽クロカンであるジムニー軽クロスオーバーに切り込んだハスラーと、人気実力を兼ね備える気合いの入ったモデルを擁するメーカーだけに、スペーシアギアは”流行りを追っただけ”と映る方がいるかも知れません。

実際、クルマとしてのディメンションノーマルスペーシアと変わりなく、いわゆるディパーチャーアングル最低地上高といったSUV的数字に拘りは伺えません。スズキとしては、そこはジムニーハスラー守備範囲と割り切り、スペーシアギアについてはスーパーハイトワゴン美点である室内空間をよりアウトドア志向へシフトさせています。

引用:https://autoc-one.jp/

例えばシート表皮撥水加工ラゲッジフロア後席シートバック防汚仕様等々。純正アクセサリーバックドアネットカータープも用意されていて、旅先にそれなりの設備のあるオートキャンプ場を選べば、十分週末アウトドア相棒になるでしょう。

険しい悪路にこそ挑めませんが、車内スペースの狭いハスラーよりもスーパーハイトワゴンギアは、きっと”家族ウケ”も良いに違いありません。

引用:http://style.suzuki/

外観SUVアイテムを随所に散りばめ、多くの車種がひしめく軽ワゴンの中で強い個性を放つ点も魅力です。

スペーシアギアの不満点を確認

2018年末デビューしたスペーシアギアは早くも1年半が過ぎ、2020年8月には年次改良も実施され、夜間の歩行者を検知するデュアルカメラブレーキサポートSRSカーテンエアバッグ標準装備化に加え、全車速追従機能付アダプティブクルーズコントロールも新たに採用しました。

実は口コミの中には、これらスズキセーフティサポート充実望む声がけっこうありましたが、今回の一部改良により実現しました。現ユーザーさん達は少し複雑でしょうか?

従って口コミにあったご意見の中からは、それらを除いたものをピックアップしてご紹介していきましょう。

スーパーハイト系軽自動車の悩みは共通

スペーシアギアSUVらしいエクステリアを纏(まと)っていても、スペーシアベーススーパーハイト系ワゴンなのは間違いなく、そのジャンル特有課題は変わりません。

ちなみに現在の軽自動車ジャンル区分すると以下のようになります。

スーパーハイト系とは車高1700mmを超えるモデル群を指し、今や軽自動車販売中心と言っても過言ではありませんが、高い車高によるメリットはもちろんあれど、デメリットも存在します。スペーシアギアにも以下の通り口コミが上がっていました。

「ハイトワゴンだけあってカーブコーナーでのロール感はそれなりにある。特性を理解して乗る必要があるし、タイヤ選びなどである程度解消できないか検討中」

唯一強風に弱いのが難点だが、これは背の高い軽自動車の宿命か。特に高速道路走行中は横風大型トレーラー等通過時に発生する気流により簡単に流される

「足回りノーマルと同じなので、悪路は当然ふらつく。アウトドアライクなのは外見だけだから。わかっていても車体の重量大きさに対して、足回りは物足りない。街中の低速走行では特に問題ないが、高速走行時には簡単にに煽られてしまう

引用:https://carview.yahoo.co.jp/

改めて感じるのは風に弱いこと。ステアリングが取られやすく、手に汗を握るドライブになる。ギアに合うフロントスポイラーがほんとに欲しいが、デザイン的に厳しそうで多分販売されないだろう。ふらつき予防のセンサーは、相変わらず過敏に反応してうるさい」

「フロントガラス直立に近く前方に離れているので、信号待ちの時、先頭で停止線に止まると信号が見えなくなってしまうことが多い。このだけの悩みではないかも知れないけど

いずれもスーパーハイト系あるあるの代表的な意見です。他にもが高すぎて洗車がしにくい、とかね。

最新支援デバイスも過信は禁物!

引用:https://lotopia.net/

筆者もレンタカーで現行N-BOXをドライブして高速を走りましたが、も強く少々ヒヨっていましたので、追い越し車線はほとんど使いませんでした。半面、一般道ではそこまで気を使った記憶もないですけど。ただ最後の口コミの「信号見えないあるある」は体験済み。

スーパーハイト系軽に限らずですが、クルマで「」の付く動作NGなのが当たり前、ましてや背高軽自動車は、ローリング・ピッチング・ヨーイングといったクルマの挙動変化が大きく出るもの。軽自動車を含めた最近のクルマは、横滑り防止機能トラクションコントロールなど走行支援機能が実装されていて、最適なトラクションや無駄なタイヤの空転を抑えてくれるようになりました。

それでも物理の法則を超えての挙動まではカバーできませんから常にステアリングペダル操作は慎重に行きたいものです。

引用:https://k-smile.jp/

わかっちゃいるけど、それにしても・・・

不満点口コミで目に付いたのは、車両本体価格の話し。これはクルマの性能機能とは別次元のことだと承知していても、実際に購入を決断する重要なポイントであるのは間違いありません。特に軽自動車の魅力税金等の安さもありますが、車体価格も登録車に比べればリーズナブルであることを期待してしまいます。

ただそれも昔の話となったのでしょうか、スペーシアギア価格については以下の通り口コミが上がっています。

欲しいオプションを全て付けた結果250万円を超えた。値引き230万円台にしてもらったが、でこの価格はやはり少々高い」

唯一の不満価格が高いこと。確かに昔と比べると””と呼ぶのが申し訳ないくらいの装備完成度。但し、人によりニーズも違うので、何でもかんでも標準装備されるのは選択の自由を奪われたような気もする

「ターボ付きとはいえ、ヘッドアップディスプレイ目当てで純正ナビ等一通り付けると、どうしても200万円オーバーなので安くは無い

ことさら上質感を求めてはいないが、インパネシルバー加飾など返って安っぽさを出している。またウィンドスイッチ周辺樹脂パネルに成型時のバリが残っていた。200万円以上出してバリはないんじゃないかと思う

10年前のモデルと価格を比べると

確かに最近のクルマは高くなったという話はよく聞かれます。安全運転支援装備が充実していることは理解しやすいですが、実態はどうなのでしょうか。

10年前現在とで価格を比較してみると、例えば近似のグレードを選択した普通スペーシア(2020年)とスペーシア前身パレット(2010年)で比べると価格上昇率約7%です。スペーシアマイルドハイブリッドであることも考えれば、思ったほど価格上昇はないようにも感じますが、これが先進装備スズキセーフティサポート付スペーシアと比べると、一気に14%の値上げとなります。

やはり先進装備分の価格上昇しているようです。加えて軽自動車はもともと原価率が高く、台当たりの利幅も小さい価格設定がされているため、装備が上乗せとなる分はストレートに価格に反映されます。

価格設定に選択肢がほしい!

とは言え口コミにもある通り、スペーシアギアグレード展開ターボある・なししか設定がなく、メーカーオプション全方位モニター用カメラパッケージの一つだけと、ある程度”全部盛り”を買って下さいと言われているような感じです。

引用:https://motor-fan.jp/

加えてMOP全方位モニターを使うためには、ディーラーオプション純正ナビを買わなければならないという囲い込みの徹底ぶり。もう少しユーザー側の選択肢を増やして、必要のないものへの出費が抑えられるような展開もお願いしたいところですね。

ちなみに別ページとなってしまいますが、スペーシアギアオプション紹介記事アップしていますので、そちらもぜひご参考に!

⇒スペーシアギアのオプションを徹底調査!おすすめアイテムとナビはどれ?

ギアの燃費はそれほどでも?

軽自動車に求められる経済性は多岐に渡りますが、中でも「燃費」は外すことはできないでしょう。そもそもエンジン小さい車重軽いと来れば燃費期待しない手はありません。

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引用:https://carview.yahoo.co.jp/

スペーシアギアカタログにはターボNA20km/ℓ近い数字が記載されていますが、果たしてユーザーさん達評価はどうでしょうか。

意外とダメ16km/ℓくらい。前車のエスクードツーリングでは15km/ℓ行ったので、ほとんど変わらない」

「ハイブリッド名前に飛びついて購入を勧めたが、実際の燃費は通勤メインで10km/ℓ位と期待外れ。運転してみるとモーターアシストは動き始めがメインで、加速中のアシストには条件が付くためほとんど動作せず。以前乗っていたムーブは一回給油すると1カ月以上走ったが、今は月二回のペース

「スズキハイブリッドの特性なのかモーターアシストが加わる時にタイムラグがあり、ふわふわ感がある。ターボなのでパドルシフトが付いているが、使用するとアイドリングストップが効かないため燃費が落ちる

基本的に街中でしか走らないというもあるが、暑い時期エアコンをつけるとリッター13km台にまで落ちる。エコ・スコアと言う採点機能があり、毎回95点前後を記録しているのに燃費は良くならない

引用:https://nboxforlife.com/

EV走行できないマイルドハイブリッド

ハイブリッドも今や”普通”となった時代ですが、おさらいしておくと機構としては2種類あり、ストロング方式マイルド方式に分けられます。前者はプリウスフィットに採用されている比較的大きな電池モーターで、エンジン停止した状態でも蓄積した電気走行できるタイプ。対してスズキで採用しているのは後者のマイルドハイブリッドです。

こちらは小型の電池モーターアシストします。始動モーターで走り出し、加速時などにもモーターエンジンアシストしてくれ、減速時には回生バッテリーへの充電も行なっています。

引用:https://car-me.jp/

構造がシンプルなため、低コスト導入できる点もマイルドハイブリッドの魅力ですが、EV走行ができるわけではないので、通常のハイブリッド車ほどの低燃費は期待できません。

マイルドハイブリッドの採用は拡大傾向

それでも未だ軽自動車ハイブリッドを冠するモデルは少ないため、ハイブリッドと聞けばそもそも燃費の良い軽自動車が「さらに・・・」と期待してしまうのも人情ですよね。

過度な期待はできませんが、メルセデスベンツアウディなど輸入車でもマイルドハイブリッド採用のモデルは増えてきており、ハイブリッドの新潮流となる可能性が出てきました。国産車ではスズキ一日の長はあり、今後の進化はさらに期待できると思います。

引用:https://suzuki-arenasugito.hosoi-car.co.jp/

インテリア関連での不満点多し!

スペーシアギアエクステリアは写真の通り極めて個性的で、好き嫌いはハッキリしそうなため、ユーザーとなった方々にしてみれば”ベタぼれ”状態でしょう。

それに対してインテリアに関しては、わりと口コミ苦言が目立ちました。もちろん基本軽自動車に対して”高級感”だの”豪華さ”だのを求めているような内容ではありません。

いくつかピックアップすると以下のような内容です。

「内装黒系でまとめているが、ハードプラ素材を多用しなければならないでは適当なのかどうか。実際プラスチッキー箇所は、がつきやすくだとよく目立つ。特にスズキはこのあたりが弱い気がする

引用:https://kuruma-news.jp/

「運転席側ドリンクホルダー位置は遠く使い勝手が悪い。また助手席側ドリンクホルダー使用時はけっこう飛び出しているのでジャマ運転席・助手席ホルダーの構造がならよかった

「助手席側エアコン吹き出し口に、社外品ドリンクホルダーを取り付けるとグローブボックスのフタに干渉して開けられなくなる

「運転席周りの収納箇所が多い割には、収納できる量はあまり多くはない。これだけの収納がありますアピールだけで、実用性が乏しいのは残念」

「マイナス点としては、助手席前ツールボックス風物入れは少々改善の余地あり。もう少し開口部が大きく開くようにして欲しい。またツールボックス風デザイン自体は良いのだが、手前に向かい傾斜がついているため、ポンとモノを載せておくことができない

引用:https://pre.car-mo.jp/

使い慣れたケンウッド社製のナビ純正アクセサリーで用意があるのに、同社ナビだとメーカーオプション全方位カメラを付けられず、同様にセットオプション化されているヘッドアップディスプレイも諦めなくてはならない。せめて純正品は全て対応にして欲しい

織り込み済みの使い勝手⁇

少しググりますと、運転席カップホルダー位置についてはノーマルスペーシアを含めて不満は多いのがわかります。可笑しいのはカタログ等運転席側カップホルダー紹介していないところ。いかにたくさんの収納があるかをアピールすべきところですが、そこはメーカーもわかっているのか、それともフロントドアポケットペットボトルホルダーカバーしているから良しとしているのか。

引用:https://www.webcg.net/

インパネアッパー部物入れは、ツールボックス風デザインイカすので、多少容量が減っても、上にモノを載せられなくてもあえて角度を付けて”魅せる”ようにしているのでしょうね。

純正ナビならどれでも対応して欲しい

スペーシアギアは今どき珍しいくらい純正ナビラインナップが揃えられているのに、肝心の全方位モニター対応ナビパナソニックパイオニア製限定されるのはなぜでしょう。

口コミにはケンウッド製のことがありましたが、純正ナビの中でもっとも高価クラリオン製9インチ大画面ナビ全方位モニター対応でないのは疑問です。

引用:https://response.jp/

細かいご指摘アレこれ

まとまったではないものの、ユーザーの母数が多いスペーシアギアには、気になる少数意見も聞かれます。クルマの個体差もあると思いますが、以下の通り気になったものをいつくかご紹介しておきます。

え?これが無いの??

「納車されて気が付いたが、標準装備の時計が無い!速度メーター横にマルチインフォメーションディスプレイがあり、燃費採点エコスコアとかアイドリングストップの時間とか要らないものを表示するぐらいなら時計を表示しろ!と言いたい。ライバル車を見ても時計が無いのはこのだけ。ナビもしくはオーディオ時計表示の用意があるとはいえ、こんなものくらい見やすい位置標準とすべき

引用:https://twitter.com/noppinopi

スペーシアギア時計もないですが、タコメーターもないとボヤ口コミが意外とありました。実際にはこれら二つともにメーカーオプション全方位モニター用カメラパッケージセットされるヘッドアップディスプレイ(HUD)でカバーされているようですね。

このHUD口コミでは、見やすく機能的だとけっこう評価が高いです。メーカー的にはこちらを付ければ、全て解決!ということなのでしょうけど、セットオプション要るもの要らないものが出てくるので悩ましいですね。

気になる異音に悩むユーザーは多い?

「フロントガラスから風の音がピューピューと鳴り、ディーラーで何度も診てもらうがなかなか直らず。フロントガラスの付け直し、左右の三角窓の交換までしてもらったが、それでも完治せず。他にも新車なのにドアノブの建て付けが悪く、ガタピシ音が出て直してもらった

「ドアミラーの所からの風切り音がうるさい。65~70km/h辺りから風の具合によってヒュルヒュルと鳴る。鳴っている時にミラー畳むと鳴らなくなることと、ミラーの下の方にを突っ込むと止むことから、ミラー周り原因があるのかとは思うが現状放置中」

たまたまでしょうか「風切り音」について2件の口コミがありました。発生場所が違うようなので要因は異なるのでしょうけど、「スペーシア風切り音」で検索するとスペーシアカスタムなどでも似たような症状を訴えている方が多いのが分かります。メーカーディーラー個別対応しているようですが、Aピラー周りパッキン交換で収まるケースが多いようです。現在放置されている方も、積極的にディーラーへ働きかけるのが得策です。

色の好みは人それぞれですが

引用:https://www.kurumaerabi.com/

「ボディカラー別でもいいので、アルミホイールの定番シルバーは入れてほしい。全車真っ黒ホイールは、好みの分かれるところではないか

「2トーンボディカラー推しのようなカラー設定だが、個人的にはどれも微妙なため、消去法でブラックパール購入した。鉄チン風アルミホイールのデザインは良いのだが、ボディカラー同色系になり全身黒ずくめとなってしまった

まあ掲題の通り好みはそれぞれですから何とも。筆者の個人的な感想なら、スペーシアギア黒いアルミホイールは、センターキャップのコーディネートも併せとても良いと感じますけどね。

引用:https://twitter.com/aono_6_go/

以上、スズキスペーシアギア不満点をいくつか検証してみました。

この記事を見てくれた人には新車購入時に絶対損をしてほしくないので、どうやって騙されずに値引き交渉すればよいのか、次の記事でチェックしてみてください。

>>スペーシアギアの値引き相場レポート

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