【必読!】パッシングの意味と注意点まとめ
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パッシングとは
パッシングとは、自動車のヘッドライトを瞬間的にハイビーム(上向き)で数回点灯させることをいいます。
パッシングには、以下のようにたくさんの意味があります。
1:対向車に道を譲る、「どうぞ」という意味
2:感謝の意思
3:道を譲りたくない、先に行くぞ、という意味
4:こちらのヘッドライトが眩しいという警告
5:強引な運転に対する抗議
6:こちらのヘッドライトの消し忘れ、点け忘れを教えてくれている
7:異変(ネズミ捕りなど)や緊急事態(バスジャック)であることを車外に知らせる
それぞれの場合によって意味合いが変わってきますのでどれに該当するのかパッと判断できるといいですね。
対向車からパッシングされる場面としては、ハイビームになっていることや横断歩道で停まってほしいことが多いです。
こちらの動画は取り締まりを教えてくれているパッシングです。
パッシングのやり方
パッシングとは、車のヘッドライトを一瞬だけハイビームでつけることを言います。
通常の場合、一回だけではなく、何回か繰り返して行います。
車は基本的に方向指示器を出すレバーを手前に引くとハイビームになり、手を離すと自動で元に戻るようになるため、方向指示器レバーを何度か手前に引けば手軽にパッシングを行うことができます。パッシングにはその状況によって何らかの意味が込められています。
パッシングの回数が少ない場合より多い場合の方が、パッシングに込められた意味が強いように受け止められます。
関東と関西ではパッシングの意味が違う
車同士のマナーには、ドライバー同士で自然発生的な生まれ方をしたものも多く、パッシングもその一つです。つまり、地域や使う人によってもパッシングの意味が異なってくる場合があります。
例えば、関東では対向車が右折待ちをしている最中にパッシングを行うと「お先にどうぞ」となり、対向車に右折を促す意味を持っています。それに対して関西では、同じ状況でパッシングをした場合「先に行かせてもらうね」という意味となり、関東と関西で全く逆の意味を表してしまうことになります。
もちろんドライバーによっても違いますし、パッシングしてもらったからといって前進してしまうと危険な場合もあるでしょう。
後続車からのパッシングの意味
後続車からパッシングされた場合、基本的には道を譲った方が無難です。後ろからのパッシングは、フロントミラーに反射して非常に眩しく感じることもあり、非常に危険です。
それでもパッシングを行うということはつまり、自分の運転が危険だとか、走行速度が遅いだとか、どうしても伝えたいことがあるからということに他なりません。
こちらの動画のように単なる煽りや嫌がらせという場合もありますが、どちらにせよそのまま走行していても危険なだけで良いことはありません。
自分に明らかに落ち度がないと思える場合でも、後続車からパッシングされたら道を譲るのが賢明でしょう。