車の乗り換え時期はいつがいい?
目次
乗り換えを考えるのは何年サイクル?
車の乗り換えのサイクルは、通常は3年、5年、7年という車検の周期でやってきます。
徐々に車検時にかかる整備費用がかさんでくるため、3年や5年で手放した方が得との見方もできます。
その一方で、トヨタハイエース(スーパーGL)のように、10年落ちでも200万円を超える相場を維持している車種もあります。
車種によって3年、5年、7年というように値下がり具合が変わってきますので、相場情報をまめにチェックする必要があります。
重量税が13年経過後と18年経過後に値上がりする
車検時に必要な自動車重量税ですが、平成28年4月以降の車検からは、初回登録時から13年経過した車の重課がさらに引き上げられました。
ミニバンクラスとなる1.5トンから2トンまでの区分では、通常32,800円だったものが13年経過すると45,600円に、18年経過すると50,400円に値上がりします。※エコカー減税対象車除く
古い車を大切に乗っている方にとっては、大きな痛手となり、13年経過後の中古車はますます敬遠されるようになりますね。
車検のタイミングや保証期間、修理・メンテナンス費を考えておく
車を購入する際は、どこにドライブに行こうかなどに夢中になってしまいがちですが、車検タイミングやメンテナンスを考えておく必要があります。
例えば、車検が数か月後に来る場合、車検に絶対必要な法定金額だけでも軽自動車で3~4万円、小型車で4~5万円かかってしまいます。
加えて、タイヤの溝がない中古車を買ってしまうと、タイヤの交換費用だけで何万円もの出費が発生しますので、今後2年間程度の出費の目安を計画しておくことが重要です。
リセールバリューを把握しておく
車を買う際には、何年か後の買い替えを想定して、リセールバリューを把握しておく必要があります。
例えば、日本からの中古車輸出の需要が高いトヨタプレミオの場合、新車で210万円程度の車(3年落ち)が、業者間オークションでは190万円を超える相場になる場合もあり、人気車種が3年間乗ってもほとんど値が下がらない一例です。
リセールバリューには、国内の景気環境以外に為替も関係してきますので、注息深くチェックすることが大切です。
ライフスタイルの変化に合わせる
車の買い替えはライフスタイルの変化に合わせて柔軟にすることも大切です。
例えば、独身時代は2シーターのスポーツカー、結婚後は運転の苦手な奥様のためのコンパクトカー。
子供が生まれたタイミングでスライドドア付きの軽、子供が2人目・3人目になったところでミニバンというふうに変えていくことができます。
重要なのは、価格を抑えて買って、値段が付くうちに買い替えていくことです。
車は乗りつぶすまで乗ったほうがトク!
車は買い替えのたびに費用と手間がかかります。
新車で買った車も、わずか1年で何十万円も価値が落ちていくこともあり得ます。
中古車で買った場合には、売却時に査定ゼロなんてことも。どうせ売却時に損をするなら、乗りつぶすまで乗ったほうがオトクになります。
車の維持に必要な税金や保険料は、どんな車も大差ありません。
あとは車体価格を何年で償却するかだけですので、10年、15年と乗りつぶすまで乗ったほうがトクになりますね。