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査定前に車検を通すべき?

多くの方が車の買い換えや売却を考える理由の1つが、車検が近づいているからというのがあります。日本には車検制度というものがあり、その分類ごとに2年や1年の期間が設けられています。そしてその車検ごとに重量税や自賠責を含んだ車検費用を支払うため、かなり大きな出費になるというわけです。その費用を支払わずに、別の車の資金に回したらというのが多くの日本人の考え方です。

では、仮に車検を受けてから売却したほうが高く売れたり得になったりすることがあるのでしょうか? 答えはないと言い切れるかもしれません。つまり、もしあなたの売ろうとしている車が車検が近くて、車検を受けようか迷われているのなら、車検を通さずに車を売却したほうが得ということです。

では何故そうなるのでしょうか。理由はいくつかあります。

① 車検費用より高いプラス査定になることはない

一般的に車検の残り期間が長いほど、プラス査定にはなります。車検の際、法定費用として自賠責保険料や重量税を1~2年分支払います。それの残りが4か月以上ある場合、段階的にプラス査定となります。しかし、仮に普通車で車検が2年近く残っているとしても、査定のプラスはおおむね4万5千円程度です。実際車検には、その他の費用がかかっているわけですから、車検が丸々ついてプラス査定だったとしても、車検費用の方が遥かに高くなり、損をしてしまうことになります。また車検の満了日を境に、例えば、車検を受ける前は4年目~5年目未満だったものが、受けた後は5年目以降になり、査定の価格自体も大きく下落します。

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② なぜ、車検残のプラス査定が高くないのか?

仮に車検の残りが短かったとしても、中古車買取業者は、自社の工場などで一般の方より安く車検を通すことができます。安く車検を受け、それを中古車に上乗せして売却することができるのです。つまり車検を自社で通す方が、結果的に高い売り上げにつなげることになります。よく中古屋さんの広告などで、車検2年付きをうたっているのはそのためです。また、買取業者としても、次の売り手が決まっていることは少ないです。店頭に並べるにしても、なかなか売れずに車検の期間が短くなっていくよりは、いつでも車検をつけて販売できる状態が有利なのです。そのため、プラス査定にはなりにくいと言えます。

③ 車検が切れたとしても、売却はできます

みなさんの中には、車を普段使わない余り、車検が切れたまま自宅の駐車場に車を眠らせている方がいらっしゃると思います。または車を売ろうか迷っている間に、車検が切れてしまい、車を手放すタイミングを見失ってしまったと思っている方もいらっしゃるでしょう。車検が切れていれば、当然そのままでは公道を走れません。だから一旦車検を受けるまでは、車を売却することが出来ないと思われているかもしれません。そう思うのが普通なのです。

まとめ

自動車は、いずれ車検を受けさえすれば走れるものなので、車検が切れていたとしても、そのまま売却できます。買取業者は電話1本で、自社の積載車で車を預かりに来てくれるのです。業者もプロです。何の心配もいりません。全て任せましょう。

このように、車の買取をしようとする場合、車検が近づいていたとしても、車検を受けることは損になるケースがほとんどです。ましてや車検が切れてしまった場合も、車検切れの状態のままで買取を依頼しましょう。年数によっては、大幅な損になることもあります。よくご注意を。

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