シルフィの値引き相場レポート!評価、ウイークポイントまで解説!
最終更新日 2023/8/30
名車ブルーバードの流れをくむ1.8リッタークラスの日産セダンのシルフィ。
中国・アジアを中心に120か国で販売されています。
そんなシルフィの購入を考えている方が一番気になっているのが“どのくらい値引きが可能なのか“だと思います。
そこで今回は
- ・値引きの相場・限界
- ・値引き交渉のコツ
- ・実際の購入者の口コミ
特にこの辺りの情報を包み隠さずご紹介します!
どうしてこんな普通は手に入らないようなリアルな情報を書けるかというとそれには理由があって…
実は管理人の友達が日産の営業マンをしているのです。
なので現場のリアルな情報が入ってきます。
【営業マンが困る、値引き交渉のやり方】まで伝授しますので是非お読みください。
目次
値引きの相場、限界は?【2023年9月最新】
シルフィの値引き相場はズバリ
車両本体 26万円
オプション値引き 25%
が合格目標になります。
すでに生産は終了していて新たにオーダーはできません。在庫車の販売のみ継続中です。
人気車ではないために値引きもやや緩めとなっています。
「新型カローラと競合させて上手くいった」
「日産店、プリンス店、サティオ店で競わせて値引きがUPした」
などの口コミが上がってきています。
ちなみにこの目標金額は、月間自家用車、情報誌グーネット、ベストカー、オートックワン、価格.com、みんカラ、管理人独自の聞き取りなどから値引き額の上位30%の平均で出しています。 もちろんグレードやオプションによっても差が出ますし、値引きが目標に届かない場合もありますので、その時は他のサービスを付けてもらうなどで頑張りましょう。
ライバル車と競合させる
もうシルフィに決めてしまっている場合でも、値引きのためには他のクルマと迷っていることにするのは鉄板です。
カテゴリや性能が全然違うクルマを出してしまっては効果も薄いので、シルフィに近いクルマを出しましょう。
具体的に言いますと、インプレッサ、プレミオ/アリオンの名前を出すとライバル車として値引きに効果的です。
これらのライバル車の見積もりをあらかじめ取っておけば、営業マンにもより本気度が伝わります。
シルフィ同士を競合させる
ライバル車による競合でうまくいかなかったときは、経営資本の異なる日産同士で競わせる方法も有力です。
○○日産の○○の部分が違えば実際は別会社ですので同じシルフィでも違った値引きが出てきます。
基本的には隣県まで足を伸ばせば間違いありません。
隣県まで越境できない方は、日産の新車を扱っているサブディーラー(中古車販売店、整備工場など)も同士競合させることができますので、近くにあればぜひ行ってみましょう。
オプション値引き
オプションからの値引きも車両本体からの値引きと同じで大切です。
シルフィの場合はオプションからも値引きがやや狙いやすくなっていますのでおおむね25~30%程度を目標に交渉するようにしましょう。
また、契約直前だけに通用するやり方ですが、「このオプションをサービスで付けてくれたら契約するよ」と言えば、ちょっとしたオプションなら付けてもらえることもあります。
具体的には
・寒冷地仕様
・親水鏡面ドアミラー
・シート半カバー
・プラスチックバイザー
・ウィンドウ撥水12か月
・フロアカーペット
などがねらい目です。
もちろんサービスしてもらうものなので、あまり贅沢は言わずに簡単に付けられるものを狙うのがポイントです。
また、ハンコ、印鑑証明を用意しておくなどして本気度をアピールしましょう。
予算は伝えるべきか?
値引き交渉をするときに、“こちらの予算を伝えない”というやり方もありますが、営業マンもその道のプロです。
黙っていてもおおよその予算は見抜かれます。
ですのでオススメのやり方としては、これは営業マンにはもしかしたら嫌われてしまうかもしれないのですが、最初に少なめの予算を伝えて値引きを引き出しましょう。
「予算は○○万円なので、これ以上は出せないです。この予算内でオプションなどもサービスしてくれたら即決するよ」
などと勝負を賭ける方法もあります。
ちょっとやり過ぎかな?と思うくらい無理めの予算を伝えてしまっても意外となんとかなることも多いです。
値引きのコツ
値引きは粘り強く交渉することが大事です。
シルフィの場合、最初は12万円程度の値引き額を提示されることが多く、それ以上を求めないと、できる値引きもしてくれないので結果的に損をすることになります。
ギリギリまで粘って交渉するようにしましょう。
思うように値引きが引き出せなかった場合でも、
- ・総支払金額からの端数切捨て
- ・ボディーコーティング・メンテナンスパックのサービス
- ・登録手数料のサービス・半額
- ・納車時ガソリン満タン
- ・ローンを組むなら金利の引き下げ
などは特に契約直前が一番ワガママを聞いてくれるタイミングですからお願いするのを忘れないようにしましょう。
下取り車は値引きに有利なのか?
“下取り車があったほうが値引きが大きくなる”
と思いがちですが、これは大いなる錯覚です。
ディーラーは、値引きと下取りの上乗せを合算して、多く値引きしたように見せかける
のが常套手段です。
「下取り車は無し」で商談を進めて、愛車の最大買取価格はネットの一括査定で把握しておきましょう。
セール・決算狙い
シルフィは、期末セールや在庫一掃的なセールを狙うことで値引きを狙うのも良いかもしれません。
決算期も相場以上の値引きが期待できます。
■中間の決算期(8月下旬~9月末)
■年度末の決算期(1月~3月)
タイミングを見計らって値引き交渉してみてもいいかもしれません。
ディーラーで下取りすると安く買いたたかれることが多い!
新しく車を買うときにはその販売店で今の愛車を下取りに出すことが一般的です。購入と売却をワンセットで行えるので手間もかからずにお得な気もしますが・・・
理由は簡単。競合がいないからです。
なのでこの下取りで損をしている人がめちゃくちゃ多いんです。
しかし営業マンに言われるがままでは損をしてしまうことも…
下取り額を大幅にアップさせる方法

同じ車でもどこに売るかで査定額は変わります。
下取りに出すときに損をすることなく、むしろ下取り額アップに成功した人に話を聞くとある共通点がありました!
答えは簡単です。複数の車買取店を競合させて愛車の買い取り相場を知っておく。
そうすればその査定額をディーラーにバシッと言うだけであっさり下取り額がアップします。
これはうまくはまったパターンですが、もしダメでもその時は買取店で売ればいいだけの話なのであなたに損は全くありません。
しかし一軒一軒買取店を回るのは手間も時間もかかりすぎます。
そんなときに便利なのが一括査定サイト。複数の買取業者に出張査定してもらえるサービスです。
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納期は標準的
1~2か月と標準的な納期です。
3ナンバーの5人乗りセダン
シルフィは3ナンバーの5人乗りセダンで、2012年から現在のモデルが販売されています。
前輪駆動車のみの設定で、131馬力の1.8リッターエンジンを搭載しており変速機は副変速機付きのエクストロニックCVTです。
燃費はJC08モードで15.6km/lを達成しています。
全長4615mm、全幅1760mm、全高1495mmというサイズですが現在の日産車の中では最も小さいセダン型乗用車となっています。
装備の違いでグレードが幾つかありますが、専用グリルなどでスポーティなデザインを持つSツーリングというグレードも設定されました。
乗り心地と走行性能、エンジン性能の評価が高い
シルフィに対して評価サイトでは、エクステリアと乗り心地が同得点で最も高く、走行性能とエンジン性能がそれに次いでいるというところです。
シルフィは先代モデルが5ナンバーだったところを安全性やスタイルの向上を目指して3ナンバー化をしたという経緯があり、エクステリアの高評価は狙いが見事に当たったといえるでしょう。
また、セダンとして乗り心地と走行性能、エンジン性能の評価が高いというのはセダンに必要な要素は十分に持っているともいえます。
燃費の評価は最も低かったのですが、ライバル車やハイブリッド車の傾向からして仕方がないところかもしれません。
ベストグレードはX
最廉価のSよりも約16万円高いモデルで、インテリジェントキー、プッシュスターター、オートエアコン、オートライト、ドアミラーの自動格納機能、本革ステアリングなどが付きます。
これらの機能はどれも実用性のあるものばかりですのでお買い得感があります。
コスパで選ぶならSグレード
シルフィで一番低価格なグレードはSグレードで、シルフィシリーズ自体はハイブリッドシステムなどがなく減税や燃費の差が無いため、トータル面でも一番安いグレードとなっています。
断熱ガラスなどの装備もあり低価格ですがある程度装備は充実しているともいえます。
シルフィにはエマージェンシーブレーキなどの予防安全装備の設定はありませんが、低価格グレードでもバックビューモニターやコーナーセンサーのオプションは設定されています。
制御安全装備の横滑り防止機構は装備されていますが、このSグレードはマニュアルエアコンで、サイドエアバッグとカーテンエアバッグが装備されないので注意が必要です。
リセールを考えて選ぶならG、Gルグラン、Sツーリング
シルフィシリーズでリセールを考えた場合は高額で装備の充実している最高価格グレードのG、Gルグランか、専用バンパーなどスポーティな外観を持ったSツーリングがおすすめとなります。
GとGルグランは運転席・助手席SRSサイドエアバッグシステムとSRSカーテンエアバッグシステムが標準装備されている点が強みです。
さらにGルグランはインテリアに本革が採用されており、アルミホイールも装備されており、必要なオプションはカーナビ程度でしょう。
Sツーリングは運転席・助手席SRSサイドエアバッグシステムとSRSカーテンエアバッグシステムが装備できないところが欠点ですが、キセノンヘッドライトの装備や専用の外観とアルミホイールの装備がポイントと言えます。
40から55歳のミドルエイジ向け
子育てを終了したボストファミリー層で40から55歳のミドルエイジをターゲットにしていて、デザインが保守的になっています。
古き良き日本をイメージしたデザインなので、若者よりも中高年に向けて作られています。自動車と言えばこれだと思わせる作りになっていて、乗り心地が良く運転がしやすいです。
値段から燃費を考えると多少良くないが、通勤やプライベートで近場を買い物に行くくらいであれば問題なくできます。自動車らしさを重視する人には、街中を気持ちよく走る事ができるのでオススメです。
安全装備は?
ビークルダイナミクスコントロールは、ドライバーの運転操作を感知して車速等を検知してブレーキ圧とエンジン出力を制御してくれます。
アンチロックブレーキシステムと電子制御制動力配分システムとブレーキアシストで、万が一の危険を察知してABSを効果的に作動させるブレーキアシストを採用しています。
万が一の事故を避けられない時に、被害を最小限にするためにボディを高強度にしています。
事故が起こって衝突したときにはすると、エアバッグが衝突の軽減をしてくれます。
セキュリティーが付いているので、盗難防止の面でも安心です。
収納スペースは?
ランゲージルームは9インチのゴルフバッグが4個で、スーツケースなら特Aサイズが2個収納できる広さです。
旅行等の遠出をする時でも、楽に出かけられます。リアシートを畳む事が出来ないので、奥行きが変えられないです。
2段式グローブボックスには、夜間に便利な照明が付いています。
アームレスト付センターコンソールボックスは、アームレス兼用のリッドを開ける事で小物入れになります。
リヤアームレストスルーには、小物を置けるスペースになっています。運転席と助手席のシートの後ろには、シートバックポケットになっていて雑誌等が入ります。
クラスを超えた広々空間
後部座席は足を組んで座ってもゆとりがあり、肩回りもワイドなパッケージングでシルフィはクラスを超えた広々とした空間です。
ただしリクライニングにはならないので、足を伸ばして座る事はできません。
助手席はストラップを引くだけで、手動で回転するので、乗り降りする時に外に出るので足の不自由な人でも便利です。
運転席は前後にシートが動いて、運転しやすい位置に移動が可能です。
走行性能・エンジン性能は?
あらゆる走行を想定していて、ボディに振動を制御しているので室内に居ても静かに乗れます。
高速走行時に安心感を高めるために、フロントスポイラーの大型化にしたりタイヤディフレクターを配置する事でアンダーフロアの空気の流れを最適化しています。
新世代エクストロニックCVTのエンジンを採用しているので、小型で軽量化で高効率になっています。
低速から高速まで、伸びやかで気持ちの良い運転ができるようになっています。
力強くスムーズな走りを愉しめるように、新開発のMRA8DEエンジンを採用しています。
優れているところは
大柄なものが多くなっている日産のセダンとしては大きくなりすぎず、上品なデザインでまとまっているところです。
インテリアが複数の色やコーディネイトから選べるのも良いところで、後席のセンターヘッドレストが標準で装備されているところも安全面で優れています。
特に後席の中央をのぞいたニールームは広めに取られており足が組めるスペースが用意されているのも良い点です。
9インチのゴルフバッグなら4個搭載可能なトランクなど、中型のセダンとしては十分な機能を持っているといえます。
ここがウイークポイント!
シルフィは登場からかなり時間が経過しているため、現在の日産車のデザインのルールであるVモーショングリルなどが採用されておらず、最新の車と比べるとやや古く見えてしまう部分は物足りないかもしれません。
また、4WDがないこともやや選択肢が減っているように思います。
燃費の15.6km/lは最新の車としてはあまりいい数値とはいえず、ハイブリッド車も多数存在している現状ではかなり厳しい数値と言わざるを得ません。
予防安全装置が搭載されていないのも現在の車としてはマイナス点と言えます。
アリオン/プレミオとの比較は?
シルフィのライバル車種はトヨタのアリオン/プレミオです。同車共同じランクの車種となりますが、車体価格はシルフィが199万円からに対してアリオンは189万円からとなっています。
グレードによって大きく金額は異なりますが、価格ではシルフィの方が少し高くなっています。
カタログ燃費はどちらも15.6km/Lとなっており、全く同じです。
車体サイズはほぼ同じですが、全長が4615mmのシルフィに対してアリオンは4590mmとなるので、25mm分後席がシルフィの方が広くなっています。
また、排気量がシルフィは1800ccですが、アリオンは2000ccとアリオンの方が排気量は高くなっています。
しかし、馬力はアリオンは109psしかなく、131psのシルフィの方が加速力では勝っていると思われます。
実燃費は街乗り燃費8km/L程で、高速道路では16km/L
シルフィのカタログ燃費は15.6km/Lとなっています。カタログ上では同日産のティアナを上回っています。
街乗り燃費8km/L程で、高速道路では16km/Lほどを記録しているようです。
ティアナよりランクの下の車種になりますが、実燃費ではティアナを上回る数字を残しているます。
セダンとしても高い数値と言え、他車のセダンと比較しても高い方であると思われます。
パワーでは131pであまり高くはないですが、車重が1230kgと軽めになっていることから、走行性には問題はありません。
落ち着いた雰囲気のデザイン
シルフィの内装は高級感があるとまでは言えませんが、落ち着いた雰囲気のデザインとなっています。
セダンでは大きいサイズの高級セダンでない限り後席は狭くなっていますが、シルフィは後席も広々と座れるように設計されています。
室内空間が全体的に広くなっているので圧迫感なく運転ができるようになっています。
また、ミニバンに多く見られるフルオートエアコンの左右温度調節も備わっているので、個々に合わせた温度が保てるようになっています。
車体価格からすると全体的に値段以上のものがあると言って良いと思われます。