会員制の自動車競り市場、オートオークションとは?
オートオークションとは?
オートオークションとは、自動車の販売や買い取りを行っている業者が、商いの為に自動車の売買を行う「会員制」の自動車の競りの事です。
この会員制は、各都道府県の警察公安委員会が認可した古物市場である為、この「古物許可証」を持つ自動車関係の業者である事が参加の最低限の条件となります。
現在のオートオークションは販売店等が店頭に置いている車を競り市場に持ち込む必要も無く、インターネットを活用した画像でオークションが行われる様になっています。
実際にオークションに出展される車は、オークションの車両検査員が店舗に出向き、出店する車の修復履歴の有無や車の状態を検査し、その検査結果をデーター化し、参加者はその画像データーを元に競りを行う事になります。
オートオークションは個人でも参加できるのか?
オートオークションへの個人参加は理論上は可能です。
ただし、中古車を扱う業者と同等の許可を得る必要が有りますので、ハードルが非常に高く、実現は大変難しいと考えた方が良いです。
オークションに参加する為には、オークション会社からたくさんの厳しい参加条件をクリアーする事が求められます。
参加条件は3つあり、
- 古物商の認可を取る
- オークション会員からの招待状
- 参加希望時点で実店舗で中古車を扱う事業を行っている事
が条件です。古物商認可証は取得後1年以上である事が必要であり、また、個人としては車を販売する店舗や事業所を構える事は難しい条件になります。
仮にこれらの条件が全てクリアー出来た後に最終的な書類審査(おおよそ3週間)を経て、無事パス出来れが会員の資格を取得できると言う物です。
オートオークションの代行業者とは
現在の中古車売買の環境は、中古車屋さんがオートオークション等で競り落とした車を私達が購入するスタイルが主流です。
このオートオークションに参加する事で、より多くの車の中から、希望の車を選ぶ事ができますので、オートオークションは魅力があると考えます。
しかし、個人での参加はできませんので、「オートオークション代行業」と言う物が有ります。これは個人でオートオークションに参加する代わりに、代行業者に依頼する物で、手数料は掛かりますが多くの選択肢から車を選びたい方にはオススメの方法です。
代行手数料はいくら?
オートオークション代行業者を利用する最大のメリットは金銭的なメリットで、希望する車をできるだけ安く手に入れたり、お手持ちの車を少しでも高く売りたい方には良い方法です。
手数料は業者により異なりますが、購入時の手数料は購入額の数パーセント、売却時にはオークションへの出品代行手数料、オークション出品料、車の陸送量等が発生しますので、依頼される業者への事前確認を必ず行う様にします。
オートオークションにでる中古車には評価点が付いている
オートオークションに車を出す場合には、その車に評価点が付けられる事を知っておく必要が有ります。
手放す車は全て状態が異なります。
そのためオークションに出す前にオークションの車両検査員が実車の状態を検査し評価を行う事になっています。
評価としては、車両の総合評価、キズ・へこみ等の評価、外装全体の評価、内装の評価に分かれています。
総合評価は全11段階評価になっていますが、キズやへこみの評価は車へのキズやへこみが付き易いバンパー周りから始まり、ドアや車体周りに付き易い線状の擦り傷の程度、塗装や錆の発生状況、部品交換の有無等非常に細かなチェック基準が有ります。
更に、外装(5段階評価)や内装(5段階評価)の評価も事細かに評価区分が決まられています。
一般的に私達素人では判り難い箇所に迄検査の目が入りますので、車を購入される際にはこの評価点を参考にする必要が有ります。