マツダ2(デミオ)の値引き相場レポート!1219件の実データから合格ラインを算出!
インテリアも上質で、硬派な走りや仕様が人気のデミオ。
G-ペダリングコントロールが採用されて以降はその走りがさらに洗練されました。
そんなデミオの購入を考えている方が一番気になっているのが“どのくらい値引きが可能なのか“だと思います。
そこで今回は
- ・デミオの値引きの相場・限界
- ・商談・交渉のコツ
- ・実際の購入者の口コミ
特にこの辺りの情報を包み隠さずご紹介します!
どうしてこんな普通はわからないようなリアルな情報を書けるかというとそれには理由があって…
なので現場のリアルな情報が入ってきます。
【営業マンが困る、値引き交渉のやり方】まで伝授しますので是非お読みください。
目次
- 1 値引きの相場・限界は?【2021年1月最新】
- 2 ライバル車種と競合させる
- 3 デミオ同士を競合させる
- 4 値引きが大きくなる時期
- 5 ディーゼル車がやや長めの納期
- 6 ディーラーで下取りすると安く買いたたかれることが多い!
- 7 下取り額を大幅にアップさせる方法
- 8 2021年1月の大幅マイナーチェンジの主な内容
- 9 2017年11月のマイナーチェンジ (一部改良)の主な内容
- 10 セールスポイントはエクステリア
- 11 評判、評価は?
- 12 ベストグレードはXDツーリング
- 13 乗りつぶすならディーゼル
- 14 リセールを考えて選ぶ場合のカラー、グレード、オプション?
- 15 ボディカラーの人気NO.1はソウルレッドクリスタルメタリック
- 16 買って満足したポイント
- 17 買って後悔したポイント
- 18 安全装備はコンパクトカー屈指
- 19 ライバル視している日産ノートと競わせる
- 20 ディーゼル車は実燃費も良く経済的
- 21 ダサい?デザインや内装は?
値引きの相場・限界は?【2021年1月最新】
デミオの値引き相場はズバリ
車両本体 13万円
オプション値引き 20%
が、ガソリン車、ディーゼル車ともに合格目標になります。
値引き難易度:やや厳しい
ここ3か月は12~13万値引きで推移しています。
向こう3か月もマイナーチェンジなどが控えていないので、ほぼ変わらずで推移するでしょう。
デミオは安売りしたくないというマツダの方針があるのでやや厳しいです。ハイブリッドがありませんのでそこを突いて値引きを広げるのも手です。
ワンポイント
6月になりコロナによる外出自粛も一段落して販売店も営業再開&値引きも出やすくなっています。
交渉に時間をかけなくてもすんなり値引きが出ることもあります。
なので消費税の税率アップ分以上の値引きを引き出す腹づもりでいきましょう。
"カーナビ無料装着"や"期間限定の低金利ローン"などのキャンペーンは誰でも付けてもらえるものなので、満足せずに本体値引きを狙うのが鉄則です!

デミオの未使用車(新古車)、中古車もオトクに買える
デミオは人気もあり、販売台数も多いですから登録しただけで全然走っていない未使用車も市場にたくさん出ています。
新車に比べて数十万円から安いこと、納期も短くて済むメリットも大きいです。
新車商談では未使用車も同時に検討しながら進めるのがベターです。
また、未使用車だけでなく、走行距離が短い中古車も視野に入れて探してみるのも賢い選択です。
ライバル車種と競合させる
ライバル車種との競合で値引きを引き出すのにはフィット、アクア、スイフトなどが効果的です。
これらの名前を出すことにより競争意識を煽り、値引きを引き出しましょう。
“どちらにするか本気で悩んでいる”と思わせられれば、気を変えるためにさらなる値引きを引き出せる場合もあります。
「値引きとサービスが充実していたのでデミオに決めました!」
福島県 40代 男性
購入したグレード:13S Touring L Package
値引き額:13万円
サービス:スタッドレスタイヤ交換無料、ディーラーオプション ナビ
感想:デミオがイメージしていた大きさとちょうどマッチしていました。
アクアとも迷ったのですが、実際に商談をして、デミオの方が条件や、特典も良く
・下取り入庫キャンペーンで査定額に5万円上乗せ
・ディーラーオプション ナビ無料プレゼント
という特典が、ありました。
通常の値引きは、ほぼ同じだったのですが、特典分を考えるとデミオの方が、断然お得になってきます。これでも既に十分な条件かとも思いましたが、最終的に「もう1つなにかサービスしてください!」とお願いしてみると、営業マンさんが
「では今年のスタッドレスタイヤ交換を、無料で実施させていただきます」
とありがたい申し出までしてくれて感激しました。
アクアももちろん良い車だと思いましたが、今回はデミオの方が、値引きも、サービスも上回っていたのでデミオに決めて良かったと思います!
デミオ同士を競合させる
ライバル車種の名前を出しても値引きが思わしくなかった場合、デミオ同士を競合させることも効果的です。
デミオはマツダ店で扱われていて、マツダ○○の○○部分が少しでも違うところが別会社で別資本ですので、その複数店舗を回り、「他店ではここまで値引きしてくれたよ」ということを伝えれば値引きが大きくなることが期待できます。
経営の違いはメーカーではなく販売店のHPを見ると、どことどこで違っているのかわかりやすいです。
基本的には隣の県まで足を伸ばせば必ず別会社になります。
また、いくつかのマツダ店を回ることで、中には販売ノルマに未達のディーラーや営業マンに遭遇するときもあります。
そのときは鼻血が出るくらいがんばって値引いてくれますのでかなりラッキーです。
それでも値引きに満足できないときはサブディーラーを当たってみる
ライバル車との競合や別資本ディーラー回りでも満足できる値引きを得られなかったときはサブディーラーを当たるのも1つの方法です。
サブディーラーとは新車販売も手掛けている自動車整備工場、中古車販売店のことです。
表の看板に「各種自動車販売」、「各メーカー(全メーカー)新車販売」と書かれていたらそれです。
マツダ系サブディーラーは「オートザム」が付いているのがわかりやすいですが、それ以外はなかなか探しにくく、普通に検索しても出てこないことも普通です。
そんな時は中古車販売サイトで、探している自動車メーカーの車種の「走行距離0~1,000km」、「住んでいる地域で」検索してみてください。
新車が出てくれば、その店舗はサブディーラーとして新車販売もしているということです。
メリット、デメリットや正規ディーラーとの違いなどはサブディーラーでも新車はオトクに買えるのかで解説していますのでチェックしてみてください。
値引きが大きくなる時期
1年のうちでもさらに値引きが大きくなる時期があり、一般的に以下の表のようになっています。
値引きが多くなる時期 | |
---|---|
1月~3月末 (年度末決算セール) | 約5万円 |
6月~7月末 (夏のボーナス商戦) | 約3万円 |
8月中旬~9月末 (お盆明け~中間決算セール) | 約4万円 |
11月~12月末 (ボーナス&年末商戦) | 約3万円 |
この時期にデミオを買うタイミングならさらに大きい値引きが期待できます。
決算期も相場以上のビックリするような値引きもあり得ますのでタイミングを見計らって値引き交渉してみてもいいかもしれません。
オプション値引き
オプションからの値引きも本体車両からの値引きと同じなので大切なポイントです。
デミオは本体値引きもオプション値引きも渋めですが、そこは粘って交渉を行い、実質的な高額値引きに繋げましょう。
デミオの場合はやや低めの15~20%程度を目標に交渉しましょう。
また、契約直前だけに通用するやり方ですが、「このオプションをサービスで付けてくれたら契約するよ」と言えば、ちょっとしたオプションなら付けてもらえることもあります。
具体的には
・MAZDASPEEDステッカー、エンブレム
・アクリルバイザー
・フロアマット
・フットレスト
・ラゲッジルームマット
・カーゴボックス
・保安用品セット
などがねらい目です。
もちろんサービスしてもらうものなので、あまり贅沢は言わずに簡単に付けられるものを狙うのがポイントです。
また、ハンコを用意しておくなどして本気度をアピールしましょう。
予算は伝えるべきか?
値引き交渉をするときに、“こちらの予算を伝えない”というやり方もありますが、営業マンもその道のプロです。
黙っていてもおおよその予算は見抜かれます。
ですのでオススメのやり方としては、
これは営業マンにはもしかしたら嫌われてしまうかもしれないのですが…、
最初に少なめの予算を伝えて値引きを引き出しましょう。
「予算は○○万円なので、これ以上は出せない。でもこの予算内でオプションなどもサービスしてくれたら即決してもいい」
などと勝負を賭ける方法もあります。
ちょっとやり過ぎかな?と思うくらい無理めの予算を伝えてしまっても意外となんとかなることも多いです。
ディーゼル車がやや長めの納期
1~3か月となっています。
ガソリン車の方が納車まで早く、1か月程度、ディーゼル車が2~3か月かかることが多いです。
ディーラーで下取りすると安く買いたたかれることが多い!

新しく車を買うときにはその販売店で今の愛車を下取りに出すことが一般的です。購入と売却をワンセットで行えるので手間もかからずにお得な気もしますが・・・
理由は簡単。競合がいないからです。
なのでこの下取りで損をしている人がめちゃくちゃ多いんです。
しかし営業マンに言われるがままでは損をしてしまうことも…
下取り額を大幅にアップさせる方法

同じ車でもどこに売るかで査定額は変わります。
下取りに出すときに損をすることなく、むしろ下取り額アップに成功した人に話を聞くとある共通点がありました!
答えは簡単です。複数の車買取店を競合させて愛車の買い取り相場を知っておく。
そうすればその査定額をディーラーにバシッと言うだけであっさり下取り額がアップします。
これはうまくはまったパターンですが、もしダメでもその時は買取店で売ればいいだけの話なのであなたに損は全くありません。
しかし一軒一軒買取店を回るのは手間も時間もかかりすぎます。
そんなときに便利なのが一括査定サイト。複数の買取業者に出張査定してもらえるサービスです。
・最大10社の買取店から最高査定額を選べる
・東証一部上場企業グループが運営
・電話がかかってくるのが面倒な人はメールだけで対応可能
↓ナビクル車査定の公式サイト(無料)で愛車の査定額をチェック↓

それでも・・・
2021年1月の大幅マイナーチェンジの主な内容
1.3ガソリンエンジンが廃止となり1.5ガソリンエンジンに変更
電動パーキングブレーキを採用
先進安全技術「i-ACTIVSENSE」にマツダ・レーダー・クルーズ・コントロール(MRCC)[全車速追従機能付]を装備
360度ビューモニターメーカーオプションに追加(一部のグレードを除き)。全グレードサポカー Sワイドに相当する。
スーパーUVカットガラス(フロントのみ)に加え、IRカットガラスを採用。
一部グレードにはフロントグリルガーニッシュ(グレーメタリック)、フォグランプを標準装備。
2017年11月のマイナーチェンジ (一部改良)の主な内容
- 先進安全技術「i-ACTIVSENSE」をレベルアップ
- 特別仕様車に「Noble Crimson ノーブル・クリムゾン」を追加
- ボディカラーに「ソウルレッドクリスタルメタリック」の採用(ソウルレッドプレミアムメタリックよりも彩度を約2割、深みを約5割増す)
- 先進安全技術「i-ACTIVSENSE」に被害を軽減する自動ブレーキ「スマート・シティ・ブレーキ・サポート[前進時](SCBS F)」を改良してアドバンストSCBS(スマート・シティ・ブレーキ・サポート)に(歩行者などへの衝突回避のサポートが80km/hまで伸びた)
- 車線逸脱警報システム(LDWS)、ハイビーム・コントロール・システム(HBC)、スマート・シティ・ブレーキ・サポート[後退時]、(SCBS R)リアパーキングセンサー(センター/コーナー)標準装備
- 交通標識認識システム(TSR)を追加。(13C、15MB、13S、XD、13S/XD回転シート以外)
セールスポイントはエクステリア
デミオの独特の外装ですが、カッコ良さのあるフロントと落ち着きのあるリアは多くの世代で人気があります。
また、ハイブリッド機能を採用していないマツダにはディーゼルエンジンがあります。
これはハイブリッド車に迫る機能があり、燃費では30とやや物足りなさを感じますが、総合的な走りに関しては満足する人が多いです。
車体価格がやや高めなのは気になってしまいますが、値引き幅もある程度ありますので、トータルではライバル車ともあまり変わらないので他社とのコンパクトカー争いにも遅れを取っていません。
評判、評価は?
デミオは燃費は30km/lですので、他社のライバル車には劣りますが、それ以上に支持を集めている理由があります。
まずはフロントマスク。デミオのフロントマスクは初代と比べて大きく変わっています。
マツダ独特の顔立ちでカッコ良さを醸し出しています。
また、エンジン性能が長けていて走行性が高いのも人気を集める要因です。
インテリアでもコンパクトカーながら高級感があると評判です。
車体価格は少し高めですが、値段以上の満足感を得られます。
ベストグレードはXDツーリング
ディーゼル車はガソリン車よりも30万円ほど高いですが、それを補って余りある動力性能があります。
ツーリングとLパッケージの差はシートやインパネの加飾で価格差も6万円ほど、メーターも変わりマニュアルエアコンになるなど装備も上がります。
乗りつぶすならディーゼル
マツダの顔を持つコンパクトカーとして人気の高いデミオですが、コストパフォーマンスを考えた場合、どの様なエンジングレードが良いのか調べて見ます。
車のグレードとして3種類の選択が有りますが、最安値のグレードで180万円から200万円、中間のグレードで195万円から215万円、ハイグレードでは200万円から220万円となります。最安値価格と最高値の差はおおよそ40万円の開きがある事になります。
燃料費のコストで言えばディーゼルエンジンが良いと言う事になりますが、デミオの場合ガソリンエンジンでも24.6km/Lの低燃費を実現していますので、そこにはほとんど差が無いと考える方が良いです。
乗りつぶす予定の方や、頻繁に長距離を走る方にはディーゼルエンジンの方がコストパフォーマンスが良くなります。
リセールを考えて選ぶ場合のカラー、グレード、オプション?
将来的に車を手放す際の価格は少しでも高い方が良いと思いますが、デミオを購入する場合にも、同じ事が言えます。
それは人気のある色であったり、オプション装備が充実していたりです。
また、メーカーオプションでメーカーカーナビ、バックモニター等が有りますので、多少購入時の価格が上がってしまいますが、是非とも付けておきたいです。
更にエアロパーツやアルミホイールは見た目にもカッコよさをより引き立ててくれますので、こちらも検討される方が望ましいと考えます。
グレードに関しては特別仕様車のXD Tailored BrownやXD Noble Crimsonにしておけばリセールには強いでしょう。
ボディカラーの人気NO.1はソウルレッドクリスタルメタリック
ボディカラーの人気はマツダの象徴でもあるソウルレッドがダントツです。
特別塗装色のため、メーカー希望小売価格54,000円かかりますが、それでもこの色を選ぶ方が多いです。
人気から上位3つは
- ソウルレッドクリスタルメタリック
- ソニックシルバーメタリック
- スノーフレイクホワイトパールマイカ
となっています。
買って満足したポイント
「買って良かった」
どのグレードでも歩行者対応自動ブレーキとサイド&カーテンエアバッグ、斜め後ろの車両検知が付いているので安全面では深く考える必要がないのがGOOD!
お買い得感がある車。
買って後悔したポイント
「買って失敗かも」
このサイズの車の中でも後席と荷室が狭く感じますね。
後席背もたれが一体可倒式だしカップホルダーが1つなのも不便。
グレードを上げて15Sツーリングにしておけばよかった。
安全装備はコンパクトカー屈指
全車 | ||
システム名称 | i-ACTIVSENSE | |
システムの構成 | ミリ波レーダー+カメラ | |
自動ブレーキ | 対車両(昼夜) | 標準装備(自車4~80km/h) |
対歩行者(昼) | 標準装備(自車10~80km/h) | |
対自転車 | 設定なし | |
踏み間違い加速抑制装置 | 標準装備(前進、後退) | |
車線逸脱警報 | 標準装備(自車45km/h以上) | |
ブラインドスポットモニター | 標準装備 | |
オートマチックハイビーム | 標準装備 | |
レーダークルーズコントロール | オプション | |
サイド&カーテンシールドエアバッグ | 標準装備 |
マツダ車のコンセプトは、”楽しく走行するには安全性があってこそ”です。
マツダは先進安全装備を差別化せずに搭載しているので、最も小さいデミオでも自動ブレーキとサイド&カーテンエアバッグ、このクラスでは珍しい斜め後ろの車両検知まで全グレードに装備されています。
事故を防ぐのではなく、その前に危険を未然に防ぐという事でアダプティブLFDヘッドライトも装備されています。
また、ブラインドスポットモニタリングも搭載され車線逸脱警報システムの他、ドライバーアテンションアラート、スマートブレーキサポート、AT誤発進抑制制御など数多くの安全装備が搭載されています。
一部オプションのになっているのもありますが、危険を未然に防ぐという事で、他社を上回る機能を有しています。
収納スペースは?
ボディが小さいので荷室もそれなりのサイズです。
グローブボックスは広いので使い勝手も良いですが、全体的には他車と比べると、物足りなさを感じてしまうかもしれません。
ETCは、運転席のサンバイザー裏という変わった場所についています。うまくスペースを利用していて、この発想はとても面白いと思います。
居住性・快適性は?
デミオの室内長は1805mm、室内幅が1445mm、室内高が1210mmとなっています。
ソリオなどのハイトワゴンタイプの車種に比べると背が低くなるので狭く感じてしまいますが、デミオは他社のコンパクトカーと比較すると、飛び抜けて広い数字とは言えませんが全体でバランスが取れており、総合的には広い方です。
特別仕様車にはステアリングヒーター、Lパッケージには本革シート&前席シートヒーターが装備と充実しています。
シートなどの質感も非常に良いので居心地が良く、ずっと乗っていたくなる内装デザインとなっています。
フロントではゆったりと寛げるスペースはあるので、快適性にも不満は全く感じません。
走行性能・エンジン性能は?
デミオの馬力は92ps、最大トルクでは12.3kgf・mとなっています。
車体重量が1020kgとなっているので、92馬力があれば走行性には難がなく快適な走行が実現されています。
エンジンも水冷直列4気筒DOHC16バルブとなっているので、標準ではありますがこのサイズの車であれば十分な性能を発揮できます。
排気量も1300ccとなっているので、力不足はなく大人4人が乗っても十分な加速ができます。
ディーゼル車ではもっとパワーが上がるので、ハンドリングの正確性やキレが良くなり、より満足感を得られることは間違いないです。
優れているところは
デミオは、マツダが生み出す新鮮なデザインを、体現している自動車のひとつです。
見た目が良く、ヨーロッパの街の通りを走り抜けるような、小粋な雰囲気を持っています。
インテリアはゆったりとして、落ち着いた大人の居場所としての風格があります。
忠実なバトラーのように、乗っている人をグレードアップさせる魔法を使える不思議な車がデミオです。
ウイークポイントは
デミオのウイークポイントはもともと、道路が凸凹しているところでリアサスの想定以上の揺すられ感があるので、路面が悪いところや首都高でもきつく感じます。
それ以外にもマツダ流の「魂動」デザインを採用したことでキャビンスペース、特に後席と荷室が極狭になってしまっています。
フロントガラス、サイドガラスも近く、Aピラーもすぐそこにあるように感じて圧迫感がすごいです。
スポーツカーじゃないのでもう少し運転席周りを広く取ってほしかったのが本音です。
逆に、サイズが4mオーバーとやや大きすぎることも気になります。
そのため、例えばカーフェリーに乗せた場合は船賃がかなり高額になってしまいます。
スタイル重視型の反面、積載スペースや後席の居住性が若干削られているのも物足りない面と言えます。
フロントデザインのバリエーションも一種類しかないのも物足りなく、廃止されてしまったベリーサの代わりになるようなかわいらしさ方向にデザインをしたモデルがあってもいいかもしれません。
ライバル視している日産ノートと競わせる
デミオのライバル車種といえばたくさんありますが、中でもノートが一番手にあがるでしょう。
売上を見てもほぼ同じぐらいで推移していますし、これはマツダの社員から聞いた話しですが、日産は特にマークしているみたいなのです。
どういうことかと言いますと、去年私が車を色々探しているときに話しですが、マツダでデミオを試乗したあとに「結構狭いな」と言いました。
すると営業の方が他にも試乗はされましたかと聞いてきたので、ノート試乗したらすごく広かったと言ったんです。
実際車内の長さでいうとノートのほうが約20cm長いんです。
見積りもらった後日に試乗に訪れていたので、自然と試乗の後は金額の話しになりました。
するとこちらは何も言ってないのに、営業マンがこの見積り金額からこれだけ引かせて頂きます。と言い出したのです。
びっくりした私は色々聞いてみると、日産にはお客さんを取られたくない、その中でもノートは競合車なので早く決断してもらいたい。と言ってきたのです。
このことからもわかるように、相当気合入れてお客さんを取られないようにしてますしノート、もっといえば日産を非常にライバル視しています。
ディーゼル車は実燃費も良く経済的
ディーゼル車の実燃費
- ・高速道路中心の燃費:24~28km/L
- ・郊外・幹線道路の燃費:19~23km/L
- ・渋滞のある市街地の燃費:17~20km/L
ガソリン車の実燃費
- ・高速道路中心の燃費:20~23km/L
- ・郊外・幹線道路の燃費:16~19km/L
- ・渋滞のある市街地の燃費:14~17km/L
デミオの燃費はディーゼル6MTの最も優れたモデルで30.0km/lと優れた数値を出しています。
実燃費に関してはガソリンモデルで16~19km/l、ディーゼルエンジンモデルで19~23km/lとなっています。
デミオディーゼルのオートマチックの場合は26.4km/lですが、二酸化炭素排出量ベースではディーゼルはガソリンの同数値と比べて二割多くなるそうで、24.6km/lの燃費を誇るデミオガソリン車と比べた場合、燃料コスト面では明らかにディーゼルですが、環境問題の点では排ガスも含めて考えるとややガソリンに分があるという複雑な状態でもあります。
15MBというモデルはプレミアムガソリン仕様で116馬力1.5リッターエンジンで19.2km/lで、他メーカーなら近い馬力でもう少し燃費がいいものがありそうですが、燃費で選ぶタイプのグレードではないとも言えます。
ダサい?デザインや内装は?
モデルチェンジしてダサくなる車も結構多いですが、デミオはモデルチェンジする度にかっこ良くなっていると思います。
毎回、期待通りの進化を見せてくれてマツダのデザインセンスの良さには感心しました。
外観はヨーロッパの匂いを感じることができ、同じクラスの海外の車と比較しても全く劣ることなく、価格の割に安っぽさを感じることがないのには驚くばかりです。
インテリアも国産の同じカテゴリーの車と比較すると一歩先を進んでいると言っても過言ではないと思います。