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バッテリー上がりの原因は何がある?なってしまった時の対策とは

バッテリー上がりとは

バッテリー上がりとは、つまり電池切れと同じ意味を言います。

自動車はガソリンを使用して動きますが、エンジンその物を始動させる為には電気の力を利用して車を始動させます。

そのため、バッテリーが上がる=機能しない場合はエンジンが稼働しないため、ガソリンも意味をなさないただの液体と化してしまいます。

自動車におけるバッテリーの役割は重要で、前述のエンジン始動の他にライトやコンピューター類、カーナビゲーションやエアコンなどガソリンで動く物以外のほとんどの機能はバッテリーによって機能しているほど重要な部品と言っても良いでしょう。

バッテリーは走行することにより充電されますが、一度上げってしまったバッテリーは性能が著しく劣化し、再度バッテリー上がりをしやすくなってしまいます。

バッテリー上がりになる原因

バッテリー上がりの原因は電解液不足やバッテリーその物の劣化が主な原因です。電解液不足とは構造上、電解液の中に極板が浸っている状態が正常です。

しかし電解液が不足し極板が露出してしまうと酸化や劣化してしまい反応をしない物になってしまいます。

またバッテリーの劣化は長年交換せず、単純にバッテリーその物の機能が弱くなることによってもバッテリー上がりとなってしまいます。

新しいバッテリーでもエンジンをかけずにオーディオやエアコンを使用した場合もエンジンからの充電がされずバッテリーが上がる原因となります。

さらに夏の過剰なエアコン使用による負担や、バッテリーの性質上寒さにも弱いため夏・冬は特に注意が必要です。

バッテリー上がりに予兆はあるの?予防策は?

バッテリー上がりの予兆は自動車を動かす際、キーを刺しセルモーターを回した時に通常とは異なる音やエンジンのかかりが悪く、だんだんと音が弱くなっていく場合はバッテリーが弱くなっています。

また、夜間走行時ライトを点灯して走行しますが左右との明るさの相違や、点滅の様に強弱を繰り返すような点灯状態も予兆です。

車内の窓の開閉が自動の場合もチェックしましょう。極端に遅くなったり、スピードが一定でない場合もバッテリーが原因の可能性があります。

バッテリー上がりの予防策としては定期的な電解液のチェックをし、不足している場合は補充しましょう。

さらに、問題は無くとも定期的な交換や、電圧測定などを自動車店に依頼し確認するのも有効です。

ジャンピングスタートのやり方


ジャンピングスタートをする場合、通常に動く自動車(以下救援車)と自車のバッテリーを繋ぐ「ブースターケーブル」が必要です。

まず救援車を選ぶ際は普通自動車の12Vバッテリーを搭載している車にしましょう。

トラックなど大型車の場合は危険です。用意が出来たら救援車と自車のエンジンフードを開けエンジンを停止させてからブースターケーブルを繋ぎます。

繋ぐ手順は1:自車のプラス2:救援車のプラス3:救援車のマイナス4:自車のマイナスといった手順でケーブルを繋いでいきます。

その後、救援車のエンジンをスタートします。

救援車のサイドブレーキをしっかりと引き、AT車はパーキングレンジにMT車はニュートラル位置になっていることを確認してから、ゆっくりとアクセルを踏み、エンジンの回転をあげていきます。

エンジンは大きくあげる必要は無く3000回転程で十分です。

その後、救援車のエンジンはかけたまま、自車のエンジンをかけましょう。かからない場合はもう暫く放置します。自車のエンジンがかかった場合は、先ほどのケーブルを繋ぐ手順と逆の順番で外します。

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JAFを呼ぶ


バッテリー上がりの場合はJAFを呼ぶのも有効です。

JAFは全国どこでも利用できるのも魅力です。JAFの場合、原則会員になることが一番ですが、非会員の場合でも救援を呼ぶことができます。

非会員の場合一般道路・高速道路か否か、さらに救援依頼時間に応じて料金が異なるので注意しましょう。

JAFを呼ぶ際は夏や冬場は同様の事案により非常に混雑しており、バッテリーが上がってしまった直ぐに救援が来ないケースもあります。

また、冬場など山間部の場合でバッテリーが上がると、ただでさえ遠距離による待機時間と寒さによる防寒不足などにより危険も多いのでJAFだけでなく、しっかりとした装備を普段から用意しておくことが重要です。

バッテリー上がり時の最後の手段。車のエンジンの押しがけとは


エンジン押しがけとは名前の通り、車を押してエンジンを始動する方法です。

しかしAT車の場合この方法は利用できないので注意しましょう。押しがけの手順をご紹介します。

1:キーをひねり、オーディオ類やライトのスイッチは消しましょう。

2:サイドブレーキを解除しギアを2速にいれます。

3:クラッチを切り、後ろから押してもらうか下り坂を利用し約10km/h程のスピードに上げます。

4:スピードがのった状態でクラッチを一気に繋ぎます。※人が押している場合は衝撃があるので注意が必要です。

5:エンジンがかかったら、クラッチを切りアクセルを踏み回転をあげます。

6:エンジンは直ぐに止めないでしばらく動かしておきます。という手順が押しがけです。

しかし、下り坂などを利用した場合など、思わぬ事故をまねくケースもあるので注意しましょう。

家庭用電源でも充電できる?

家庭用電源で車のバッテリーへ繋ぎ充電させることは非常に危険です。

車は基本12Vバッテリーで家庭用のコンセントなどの電源はAC100Vと言われるもので種類が違います。

そのため、無理矢理に繋ぎ充電を使用とした場合、ショートによる火事や感電など危険を伴うので絶対にやめましょう。

家庭用電源ではないですが、小型の自動車用充電器は手軽に購入できます。

ジャンピングスターターと呼ばれる小型充電器を利用すると、救援車を利用した充電と同様な効果が得られるので自動車に積んでおくと便利です。

またジャンプスターターはスマートフォンやカメラなどの充電にも利用できるので災害用の緊急電源としても活用できます。

まとめ

車の命といっても過言では無いバッテリー。定期点検や交換、または適切な使用を守ればそうそう使用できなくなることはありません。

しかし、近年ますます車が高性能になりバッテリーに負担をかける装備が増えていのも事実。

自宅の節電ではありませんが、車の節電も意識しないとバッテリー上がりに直結しやすくなっています。

また、最近巷では多くのハイブリッド車が走行しています。

バッテリー上がりの解決策の強い味方でもある救援車がハイブリッド車の場合、ジャンプスタートが利用できません。

構造や採用しているバッテリーの違いもありますが、今後救援車探しも大変になるかもしれません。そのためにも、万が一の場合のバッテリーケーブルやロードサービス、小型充電器などしっかりと準備しておくのもドライバーの義務です。

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