スタッドレスタイヤの寿命、値段は?夏でも使えるのかまで解説!
スタッドレスタイヤは雪国では必須
以前はスパイクタイヤが「神」と言われるほど制御率が高く安全で絶対的人気を博していましたが、必要以上に路面のアスファルトを削り健康面への影響を考えて法律で禁止されたました。
それに代わる冬用タイヤとして今では雪国の運転の必需品であるスタッドレスタイヤ。
毎年雪国ではその面倒な脱着がガソリンスタンドや自宅の車庫などあちこちで行われます。
運転者としては、もう少しこの脱着方法が簡単だといいなと毎年・毎回思うのと価格が(もちろん安全性を低下させることなく)もっと安ければありがたいと思います。
スタッドレスタイヤの値段は
タイヤのインチ数・扁平率などにもよりますが、12〜13インチで6,000円位から20インチだと軽く5〜6万位まで幅広くあります。
夏用タイヤと別々にタイヤホイールを組んでいる人はいいのですが、ほとんどの方はタイヤホイールも同時に組み替えることになりますのでこれが結構時間と労力そして(ガソリンスタンドやタイヤショップでタイヤ交換する場合は)組み換え料などが手数料として上乗せされます。
雪国ではワイパーと共にタイヤも夏用・冬用と用意しなければならず、経費的にも大変です。
スタッドレスタイヤの寿命はどれくらい?
一般的に3年が交換の目安と言われていますが、個々の走り方だったりタイヤの保管状況で寿命は変わります。
保管方法が良ければ5年・10年も可能という人もいますが、命を預けて冬道を走るという安全面から考えますとオススメはできません。
タイヤは年々確実に摩耗し雪道での制動距離は延びます。
たとえタイヤの溝が肉眼で見て「まだ大丈夫」と思う状態であっても3年位で新品に履き替えた方が賢明です。
「今年あと1年頑張って履き通す」とタイヤ交換しなかった人が、雪道でスリップ事故を起こしてしまった、ということがよくあります。
スタッドレスタイヤは夏でも使える?
使えます。冬用に使えなくなったタイヤを翌年の夏タイヤとしてよく再利用しています。
これはタイヤショップでもオススメです。
ただし古いスタッドレスタイヤはその性質上雨の日は滑りやすくなるようなので、高速道路を走る際は注意が必要です。
材質のゴムが大変柔らかいのでそのためだと思われますが、ハイドロプレーン現象が起きやすくなるのも事実のようです。
が、普通に通勤やレジャーの為に使用する分には影響は全くありません。
ただし、夏用タイヤに再利用する場合もやはり長期使用ではなく1〜2年が限度でしょう。
関連記事:>>スタッドレスタイヤは査定に反映される?上手に売る方法とは
スタッドレスタイヤはレンタルできるの?
最近は専門のタイヤショップでレンタルするところが増えてきています。
事実、雪国の人のように毎日の生活に密着した運転で無い限り(例えば、関東圏の人など)冬季、スキーに何度か出掛けるような人などはスタッドレスタイヤのレンタルも一案だと思います。
決して安くないスタッドレスタイヤ、せっかく購入しても使用する時間より保管する時間の方が長いのは考え物です。
それよりは自分の車に合った新品で安全なタイヤを準備した方が賢い使用方法です。何より保管に気を使うこともありませんし。