カーエアコンが効かなくなる原因は?ガスは業者で換えた方がいいの?
目次
カーエアコンの仕組み
そもそも車に搭載されているエアコンの仕組みは皆さんご存知ですか?
車のエアコンには液体が気化した時に熱を奪う原理で冷たい空気を発生させています。
身近な例で言えば、
・汗をかいて、放っておくと寒くなる
・注射の時などにアルコールで体を拭かれると冷たく感じる
など、液体が気化して熱を放出する原理は皆さんも身をもって経験していることと思います。
簡単に言えば、今説明したアルコールの役割を、クーラーガスが行うというイメージをしていただけるとわかりやすいと思います。
もちろん、クーラーガスだけではなく、コンプレッサーなど各種部品を合わせてエアコンが形成されています。
カーエアコンも10年など長く使っていると効きが悪くなってきます。
そんなときは大抵エアコンガスの漏れが原因です。
エアコンガスはなぜ漏れる?
ガス、気体を密閉するというのはなかなか困難なのもです。
もちろん車のエアコンガスも例外ではなく、少なからず漏れています。
その個所として、コンプレッサー本体の可動部分の継ぎ目から徐々に漏れるということが多いです。
もちろん、パッキンなどで極力漏れないようにはしていますが、100%というのは無理ですし、パッキンの劣化により漏れる量が多くなるということも考えられます。
また、エアコンを使いすぎると減るという解釈は間違っていて、エアコンを使ってもガスが減ることはありませんので安心してくださいね!
ガス補充は自分でできるのか?費用は?
なかなかいないとは思いますが、自分でエアコンガスを充填したいという方は、まず充填するためのエアコンガスを購入する必要があります。
価格として数百円程度で購入可能です。
直接、ガス缶を接続するわけにもいきませんので、充填するための用具としてチャージングホース・ガスチャージホースと呼ばれる専用の用具が必要になります。
この用具もアマゾンで普通に購入することが出来ます。
価格として2500円ほどです。合わせ、およそ3000円ほどでエアコンガスを充填する用具が揃いますので、それほど大きな出費でもなさそうです。
エアコンガスの補充方法
それでは、充填する手順ですが
- チャージングホースとエアコンガス缶を接続
- ねじがついている方をガス缶側に接続し、もう片方は、エンジンルーム内のエアコン配管に接続(エンジンルーム内に「L」「H」の表示がある二つのキャップがあればそれ)
- 今回は「L」低圧の方にチャージングホースを接続
- ガス缶側のねじを緩めながら流量を調節し、適切な量を充填
※充填時はエンジンを始動させ、エアコンを最大風量・最低温度に設定しながら行ってください。
充填する量は車の取り扱い説明書をしっかり読んでから行ってくださいね!
ガス補充参考動画はコチラ
ガスの補充は危なくないのか?
ガス=爆発・発火というイメージがると思いますが、エアコンガスに用いられるHFC-134aは170℃以上にならないと発火しませんので、普通に扱う分には大丈夫です。
また、充填する量も、入れ過ぎてもリミッターがついている為、多くなった分が放出されるようになっているはずです。
ガスを大量にれるほどエアコンが効くという訳でもないので注意してください。
やはり、説明書で量を確認することが大切です。
最初の方に爆発の危険性はないとは言いましたが、ガスを扱うことには変わりないので火気は厳禁です!
いないとは思いますが、くわえタバコをしながらの作業などは危険ですから絶対にやめてくださいね!
ガス補充を業者にお願いした場合の料金・工賃
エアコンが効かなくなり、ほとんどの人はカーディーラーやオートバックスなどの車用品店に行くと思いますが、その際の料金が気になりますよね!
車種にもよりますが、おおむね作業時間の目安としては20分~となっていますので、それほど時間はかかりません。
そして、気になる料金ですが相場は4000円~5000円ほどです。
これくらいの時間と金額を見ておけば大丈夫だと思います。
もちろんカーディーラーなどに行けばエアコンガスもありますので、まっすぐディーラーへ行ってくださいね!