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後悔しないために確認しておきたいトヨタノアの不満点4つ

最終更新日 2021/12/24

今や日本の自動車マーケットのメインストリームを張っているのが、ミニバンであることは間違いないでしょう。

軽からLLクラスまで百花繚乱といった状況ですが、その中でもMクラスと言われるセグメントは、価格・機能・サイズといった部分で日本の道路事情に最もマッチしており、各社力のこもったクルマを用意しています。

ノアはトヨタのMクラスミニバンで、兄弟車(ヴォクシー・エスクァイア)を含めれば、日本で最も売れているミニバンと言えるでしょう。

ここではそんなノアを実際に購入しようと思った時に気になる、オーナーさん達だからこそ感じている不満点を、口コミ等からピックアップし検証していきます。

ノアのプロフィール

ノアの前身は、まだキャブオーバー型が主流であったころの「タウンエース」時代に遡り、1996年に三代目タウンエースが発売された際、そのワゴン版として「ノア」のペットネームが初めて冠され「タウエースノア」として登場しました。

タウンエースノアは2001年にモデルチェンジしたときに、FF化され新設計プラットフォームとなり、この機に車名も「トヨタノア」となりました。

初代ノアは大人気モデルとなったため、2007年に発売の二代目キープコンセプトなモデルでした。

そして現在販売されているのが三代目モデルで、2014年に登場、時代の要請に合わせハイブリッドモデルも追加されました。

ノアはヴォクシー、エスクァイアを含めた三兄弟の中では、一番中庸な性格のモデルで他の2車に比べて、“あえての無難”な路線を踏襲していたようでしたが、2017年マイナーチェンジを機に、フェイスマスクを一新。けっこう押し出し感のあるルックスへ変わっています。

それが奏功してか、兄弟中最もイケメンとされるヴォクシーには届いていませんが、マイチェン後は売行きも上昇中のようです。

ノアの不満点を徹底チェック

不満点① 思っていたより燃費がよくない!

これはガソリン車に限定した意見が大勢を占めているようですが、およそリッター辺り8~10km位のスコアで、オーナーさん達は”今ひとつ”といった評価を下しているようです。

ノアのようなミニバンは、やはり車重もありますから燃費を期待しても。。。は一昔前の発想でしょうか。

今や燃費環境性能を抜きにしてクルマを語れない時代であり「ミニバンだから」は通りません。

現行のノアではバルブマチック付エンジンCVTの改良、加えてアイドリングストップ機能を新設定し、ガソリン車のカタログ値でJC08モード16.0km/Lとなっています。

二代目ノアは14 km/L(10.15モード)でしたから、向上しているのには違いありませんが、現実問題、カタログ値を出せるとは思わないまでも、せめて七掛け位はいかないかと考えるのは人情ですよね。

燃費が気になるなら、ハイブリッド車があるよ!となるのですが、例えば4WDが欲しい、8人乗りが欲しい、となればガソリン車しか選択できません

またこれはよく言われることですが、カタログ燃費から試算して価格差(ノアの場合約35万円。当然ハイブリッドが高い)を燃料費で取り返すには、年間1万キロ以上は走る人でないと中々モトは取れません。

言うまでもなく燃費は、ドライバーさん次第で大きく変わるものですから、一概にクルマの性能だけのせいにはできません。

そのフォローとして、ノアにもエコドライブモードスイッチが標準装備されています。

引用:https://www3.nissan.co.jp

スイッチが入るとアクセルに対する駆動力を穏やかにして、暖房・冷房の効き具合を抑えるので、燃費向上に貢献します。

多人数乗車の機会が多くなるクルマでしょうし、穏やかで優しい運転を心掛ければ、ご家族からの株燃費を同時に上げていけますよ!オトーさん。

不満点② 静粛性はイマイチ!

次の不満点は静粛性ですが、中でも興味深いのは「天井に当たる雨音がうるさい」という、何ともピンポイントなご意見がけっこう目立つことです。

これは実際のユーザーさんでなければ、中々わからない実態ですね。

最もこうした音や異音は、主観的な部分もあるので、人それぞれのところもあるかも知れません。

そもそも構造的にミニバンのルーフ面積は広大になり、雨の当たる箇所も広がりますから、その手の音では確かに不利でしょう。

また天井、ルーフが薄いから、、という口コミも散見されましたが、実際にノアの屋根の厚みを検証しているわけではないようです。

それでもルーフの薄さを感じさせる実例として報告が挙がっていることに、純正オプションルーフキャリアボックス設定がないことを指摘しているものがありました。

調べてみると確かにノア(含む兄弟車)には、ルーフの上に何か載せる系のオプションがありませんでした。

ライバル車のセレナステップワゴンにはしっかりと設定がありましたので、これはノアのルーフ脆弱説が裏付けられたのでしょうか!?

中には300万もするクルマにしてこの音は、、という嘆き節もありますが、10年前ならいざ知らず昨今では軽自動車でも200万に軽く届くモデルが増えているご時世です。

実際ひとクラス上の同じトヨタのアルファードヴェルファイアには、あまり雨音を気にするような口コミは見当たりませんから、300万までのMクラスミニバンでは妥協すべきラインかも知れないですね。

不満点③ 安全性セーフティセンスが下位!

トヨタのクルマにおける先進安全性装備は、レクサス系のものを除くと上級の「Toyota Safety Sense P」、下位の「Toyota Safety Sense C」となりますが、2017年には第二世代へ移行して「Toyota Safety Sense」に統一されています。

最も第二世代へは順次移行しているところで、ノア三兄弟については従来の”C”に近い構成となっています。

こればかりは2014年と登場年度が早いわけですから、致し方ないところですが最新装備を備えたライバルに対しては、不満点の募る部分となります。

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先進安全性装備は日進月歩で、例えば自動ブレーキなどは年々認識機能が高まり、当初は前方のクルマだけであったものが、歩行者検知となり、さらに現在は判別が難しい夜間の歩行者や自転車まで検知できるようになりました。

数ある安全運転支援装備の中でも、ノアユーザーさん垂涎なのがアダプティブクルーズコントロール(ACC)のようです。(*トヨタ車ではレーダークルーズコントロール)

ACCは、ミリ波レーダーを使用して先行車の加速・減速に合わせ、一定の車間距離を保ちながらの追従走行する機能ですが、主に高速で威力を発揮し、一度体験するともう手放せない装備と言われています。

ノアで家族サービスのため遠出したお父さんが、大渋滞の高速を帰宅する際、横でグーグーと眠りこむ奥様に苛立つ回数も減るかもしれませんね。

まぁ次期型に搭載されるのを期待しましょう。

不満点④ クルマは顔がいのち!

さて、最後はフロントマスクに関して、地味とか他兄弟に比べ魅力が薄いといった口コミが見受けられますが、これは基本前期型モデルを指していることが殆どです。

冒頭にも書いたとおりノアは2017年マイナーチェンジでフロントマスクの雰囲気を相当に変えてきました。

ご承知のとおりノア三兄弟は、顔や内装で上手く個性を演出しているわけですが、実際のところ売行きではヴォクシー断トツで多く、ノア、エスクァイアと続きます。

販売店数の違いもありますが、ヴォクシーが売れている理由は、やはり若々しいクールなルックスに依るところが大でしょう。

もともと三兄弟の棲み分けとして、ヴォクシーはスポーティ感、エスクァイアは高級感、ノアはファミリー感というところを強調していましたが、トヨタもノアには今一歩のブレイクスルーを願ったようです。

エクステリアの好みは個々人の感性により評価は変わりますが、マイチェン後の売行きが伸びた実績から判断して、ノアのイメージチェンジは成功したようです。

筆者の主観で言えば、ヴォクシーのクールさとエスクァイアの煌びやかなところを上手く折衷できたような造形で、これならノアの指名買いもアリかもと感じています。

トヨタのフェイス変え戦略としては、上級のアルファード/ヴェルファイアも同様の手法ですが、この二車の場合、ヴォクシーに当たるヴェルファイアよりもアルファードの方が売れていますので、今回ノアがアルファードのように化けるのではと期待されます。

あ、でもアルファードポジションはやはりエスクァイアかな・・・?

ノアの魅力度は大きく向上

ミニバンは90年代にブームとなり、何かガラケーを想起させるほど日本独自で進化し、普及してきたジャンルですが、Mクラス群はそれを代表するセグメントでしょう。

実質トヨタ日産ホンダの三社がしのぎを削っていますが、台数ではトヨタが大きくリードしており、その中で最も基本となるベーシックなノアは、王道でありド真ん中のクルマとしてしっかりと市場の主役と言えます。

マイチェンで地味と言われたルックスにも、ばっちり手の入ったノアの魅力は、モデル末期に向かっても衰えることはないでしょう。

以上、トヨタノアの不満点をいくつか検証してみました。

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